ジャーボンティ・デービスvsラモント・ローチ。序盤から集中力を欠いたデービス。覚悟を持ってリングに上がったローチ。まあ調査はするべきですよね【結果・感想】

ジャーボンティ・デービスvsラモント・ローチ。序盤から集中力を欠いたデービス。覚悟を持ってリングに上がったローチ。まあ調査はするべきですよね【結果・感想】

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2025年3月1日(日本時間2日)に米・ニューヨーク州で行われたWBA世界ライト級タイトルマッチ。同級王者ジャーボンティ・デービスとWBA世界S・フェザー級王者ラモント・ローチが対戦し、デービスが判定1-0(115-111、114-114、114-114)でドロー防衛を果たした試合である。
 
 
30戦全勝28KOのジャーボンティ・デービスが1階級下の挑戦者ラモント・ローチを迎えうった今回。
大方の予想に反してデービスが大苦戦、ギリギリのドローで何とか6度目の防衛に成功したわけだが。
 
しかも9Rには自ら膝をついて試合を止めてしまう一幕も。
ところがなぜかダウンは取られず試合が続行されるという。
あれがダウンであればローチがポイントで逆転していたこともあり、試合後は各所で物議を醸している。
 
下記によるとNYコミッションが調査に乗り出すとのこと。


 
ベナビデスvsモレルのデビッド対決はベナビデスの勝利。階級アップによってベナビデスの器用さが際立った。この俺様ファイトがどこまで通用するか
 

ラモント・ローチがうまかった。デービスに得意のカウンターを打つタイミングを与えない

まずこの試合はラモント・ローチがうまかったと思う。
 
ジャーボンティ・デービスは基本的にカウンターが得意な“待ち”のスタイル。
手数が多い方ではなく、どちらかと言えば先に手を出させて強打を合わせるパターンが多い。
 
なので、今回のローチはカウンター対策として極力自分から手を出さないことを意識していた。
 
ガードを上げてじりじり距離を詰める。
近づきすぎないように注意しつつ攻撃は単発、もしくは2発まで。
デービスのジャブ、ワンツーを腕で受け、手を出す際は打ち終わりの復元を速く。
 
ジャーボンティ・デービスがマーティンを8RKO。マーティン2R途中までがんばったけど右の器用さが足りなかったかな。デービスを攻略できそうなのはアイツ?
 
対するデービスは左右に動いたり右で誘ったりといろいろ試していたが、自分から攻めてこないローチをなかなか崩せずにいた。
 
・階級下の王者
・25勝のうちKOは10
・身長170cm
スペックだけで判断するならラモント・ローチは決してやりにくい相手ではない。むしろ安パイだと思っていた分、ここまでの苦戦は意外だった。
 
てか、ローチのKO率を考えればもっとガツガツ行ってよかった気もしますけどね。
外側からではわからない危険を感じていたのかもしれない。
 

相当な覚悟でリングに上がったローチはよかった

逆にラモント・ローチは相当覚悟が決まっていた印象。
多少の被弾は織り込み済み、1発1発に力を込めてパンチを打ち込む。
後半の打ち合いでは一歩も引かないどころか打ち勝っていたほど。
 
カウンターを封じる作戦だけではない、KO率90%超えのデービスに勝つために自分がやれることをすべて出して勝負していた(と思う)。
 

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デービスの出来もよくなかったよね。マリオ・バリオス戦のどっしりしたファイトは見る影もなく…

申し上げたように今回はローチ陣営の作戦、本人の覚悟が光った試合。
 
同時にデービスの出来もよくなかった
デービスは“待ち”が基本のカウンター使いではあるが、それでもあそこまで崩せないのはどうなのよ? と。
 
自分から攻めないローチ陣営の作戦は機能していたし、被弾覚悟の熱さ、気合いも感じた。
ただ、そういうものを根こそぎぶっ壊してきたのがこれまでのデービスだったわけで。
 
2021年6月のマリオ・バリオス戦などはバリオスの強打をガードで受けながら前進→圧力をかけ続けて11RにKOしてみせた。
 
正直、ローチのプレッシャーがバリオス以上だとは思えないし、その相手にあれだけ正面に立つのを嫌がるのは……。
 
ジャーボンティ・デービスは寝起きに人を殴ったその足で朝マックするヤツ。マリオ・バリオスをパワフルに粉砕。小型のカネロじゃんコイツ
 

最初から集中力を欠いていた。試合前から歯車が狂ってたんでしょうね

それ以前に今回のデービスは最初から集中力を欠いていた
ローブローに露骨に不満を示したり、打ち合いの最中にレフェリーの方を向いたり。
もともと気が散りやすい選手ではあるが、それにしても。
 
4~6Rあたりでようやくエンジンがかかる→7、8Rで得意の打ち合いに巻き込むものの、ローチの予想外の反撃にあって再び失速。
あそこで強打をぶち当てて終わらせるのが本来のパターンだったはずが、逆に流れを持っていかれるという。
 
試合前の会見での引退宣言が報道されていたが、才能の枯渇とまでいかなくても歯車が狂ったことは間違いなさそうである。
 
ジャーボンティ・デービスvsライアン・ガルシア。序盤物量勝負を仕掛けたガルシアはよかった。でもデービスの嗅覚、精度が高すぎる
 

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9Rのあれはダウンですね。デービスはモチベーションがダダ下がりなんでしょうえ

そして問題の9R。
あれがダウンであればラモント・ローチが逆転で勝っていたわけだが、うん、確かにダウンですね
 
デービスによるとあそこは「グリースが目に入った」とのこと。
 
なるほど。
グリースが目に染みて続行が難しくなったからいったん膝をついたと。
それなら仕方ないっすね。
 
んなわけあるか!!笑
 
 
上記記事によるとNYコミッションがこの試合を調査するとのこと。
うん、それはぜひともやってくれ笑
 
モチベーションが上がらなかったのも序盤集中しきれなかったのもグリースが目に入ったのもすべて本人の責任。
試合に向けて山ほど準備を重ね、アップセットを起こすために覚悟を持ってリングに上がったラモント・ローチがおかしな判定で王座戴冠を逃すなどあってはならない笑
 
キーショーン・デービスvsデニス・ベリンチク。キーショーンがKO勝利、最初から最後まで圧倒してましたね。那須川天心のvsモロニーの理想みたいな試合だった
 
まあ、アレだ。
ジャーボンティ・デービスvsジェイク・ポールみたいな話が出るくらいなのでデービスのモチベーションはダダ下がりなんでしょうね。
現実的にそんな試合(エキシビション?)が成り立つかはともかく。
 
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