2023年僕のベストバウトTOP5。今年も同じことをやってみる。いつも通り“僕のベストバウト”なので異論は認めない。あの試合を入れないのはさすがに違うとオモタ

2023年僕のベストバウトTOP5。今年も同じことをやってみる。いつも通り“僕のベストバウト”なので異論は認めない。あの試合を入れないのはさすがに違うとオモタ

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2024年がスタートして20日。早くも2月が迫ってきているわけだが。
 
今回は2023年の振り返りをしていくことにする。
題して「2023年僕のベストバウトTOP5」
 
去年、一昨年も同じことをしたが、再びこれをやっていきたいと思う。
 
2021年、僕のベストバウトTOP10。コロナの影響で注目試合が中止になったり観戦熱が減退もしたけれど、私は元気です()第10〜6位まで発表
2022年僕のベストバウトTOP5。「あの試合がない」「これが入るの?」ってなるかもしれないけど“僕のベストバウト”だから許してね。1位はどう考えてもアレしかないでしょ
 
また毎回言っているようにあくまで“僕のベストバウト”なので異論はいっさい受け付けない笑
 

2023年僕のベストバウトTOP5:第5位

「アルツール・ベテルビエフvsアンソニー・ヤード」
 
ベテルビエフvsアンソニー・ヤードは僕がL・ヘビー級が好きな理由が全部詰まった試合。素で人間辞めてるヤツらが技術まで実につけちゃったw
 
上記の通りこの試合は僕がL・ヘビー級が好きな理由が山ほど詰まっていた。
 
175ポンドの試合は普段僕が観ているアジア圏中心の軽量級とは別物。
 
彼らの持つ“素”の強さ、化け物感はちょっととんでもない。
しかもその人外たちがしっかり技術を身に着けているのがたまらない笑
 
ヘビー級まで行くと素の強さが際立ちすぎてやや大味(僕にとっては)なのだが、L・ヘビー級はそこのバランスが絶妙すぎるくらい絶妙。
 
そして、この階級で長年頂点に君臨するベテルビエフはその最たる例である。
 
 
もちろん相手のアンソニー・ヤードも負けず劣らずの化け物。
L字の構えを駆使したカウンター、遠間をキープしてのアウトボクシングで中盤までポイントではリードしていた。
 
最終的にベテルビエフの馬力に押し切られたが十分健闘と言っていい。2019年10月のオレクサンデル・グヴォジクの次に肉薄した選手である。
 
そんな感じで、ベテルビエフとヤードによる“素で人間辞めてるヤツらの対決”は文句なしのランク入りを果たしている笑
 

2023年僕のベストバウトTOP5:第4位

「タイソン・フューリーvsフランシス・ガヌー」
 
フューリーがガヌーにダウンを奪われ辛勝。競技のトップがポッと出のMMA選手に大苦戦って。自分の土俵に立たせた時点で言い訳はできないんだよ
 
この試合はめちゃくちゃびっくりした。
 
フランシス・ガヌーがMMAの舞台でクソ強いのは知っていたが、さすがにボクシングで同じことができるとは思えない。
しかも相手はヘビー級史上最強(と僕が思っている)タイソン・フューリーである。
 
才能云々、準備云々以前の問題だろうと。
十中八九フューリーの圧勝で終わるだろうと。
 
でも、こういう「怪獣対決!!」みたいな試合は嫌いじゃない。
まるでゴジラvsコングみたいだよね。
 
 
ところが試合が始まると……。
まさかのガヌーがフューリーからダウンを奪うという。
 
それ以外にも、
・ヘビー級離れした機動力
・強ジャブで近寄らせない
・上からのしかかって体力を奪う
といったフューリーの持ち味をことごとく潰していく。
 
一足飛びで距離を詰めるダッシュ力、高いガードと打たれ強さ、MMA仕込みのフィジカルは恐らくフューリーが初めて経験するもの。
 
完全に“フューリーが通用していなかった”
 
 
この結果を受けてファン同士のいざこざが起きていたが、僕の答えは
「フューリーがあり得ない」
「こんな醜態を晒すなら異種格闘技戦などやるな」
である。
 
ボクシングの象徴であるヘビー級、その中でも歴代最強と言われる選手がボクシング0勝0敗のMMA選手に実質敗北した。
これは過去に例が思いつかないレベルの事故である。
 
舐めていた、調整不足だった等の言い訳は通用しない。
ボクシング初挑戦のMMA選手を自分の土俵に立たせている時点で圧勝以外許されない。
 
本人がどう思っていようとフューリーはそれだけのものを背負っていた。
 
 
「ヘビー級はこういう事故が起こり得る」「フューリーはPFPに入るような選手じゃない」という意見には賛成だが、そこを強調するのはよくない。
あまり言い過ぎると「それならガヌーだってMMAのヘビー級だろ」ですべてが覆ってしまうので。
 

2023年僕のベストバウトTOP5:第3位

「井上尚弥vsスティーブン・フルトン」
 
井上尚弥vsフルトン現地観戦。人外の超人がようやく人里に降りてきた? よくも悪くもノリと勝負勘の選手なんだろうな。“井上は強化版辰吉”説を久々に思い出した
 
僕は基本的に井上の苦戦を見たい人間だが、この試合をランク入りさせないのはさすがにあり得ない笑
 
 
階級アップ初戦、いきなり2団体統一戦、しかも相手は無敗のスティーブン・フルトン。これまで井上が対戦したことのないメイウェザータイプのアウトボクサーで、井上と対戦するために階級アップをとどまった選手である。
 
・身体の大きさ
・クリンチのうまさ
・ジャブの鋭さ
・機動力
・インファイトもできる万能型
 
諸々の要因から「もしかしたら井上も危ないんじゃねえか?」と言われるほどの相手だった。
 
 
ところが井上はそのフルトンを終始圧倒し、8Rに凄まじいタイミングの右でダウンさせた。
 
僕も井上有利だとは思っていたが、正直ここまでだとは思わなかった。
と同時に、絶好調の井上に食い下がったフルトンにも大いに感動した。
 
開始早々にジャブの差し合いで負け、得意のクリンチも後ろ重心+L字で封じられる。
フルスロットルで動き回ってギリギリクリーンヒットを回避するフルトンに対し、明らかに余裕を持って対処する井上。
その状態でもあきらめずに6、7Rに盛り返したフルトンはガチですごかったと思う。
 
僕は基本的に井上の苦戦を見たい人間だが(2回目)、この試合に文句をつける部分はまったくない。
 
1位にするほどじゃないけど
 
 
なお、あの試合で井上の人外感が若干薄れたのも確かだったりする。
先日のマーロン・タパレス戦同様、ようやくスペックに階級が追いついてきた印象。
 
タパレスの大健闘に感動が止まらん。井上尚弥攻略の糸口? 階級アップで人外の超人っぷりは薄れたよな。最強には変わりないけど
 
もちろん階級の壁などと言う気はない。
 

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2023年僕のベストバウトTOP5:第2位

「TJ・ドヘニーvsジャフェスリー・ラミド」
 
TJ・ドヘニーがジャフェスリー・ラミドを1RKO。最高かよドヘニー。驚きすぎてテンションがおかしいw 大橋プロモーションの思惑をぶっ壊したのも爽快だった
 
僕はここ最近の大橋プロモーションにあまりいい印象がない。
 
 
現在、彼らはバンタム級、S・バンタム級周辺(国内、アジア圏)で猛威を振るっている。
 
武居由樹は上位ランカーを差し置いてデビュー5戦目でOPBF王座戦。その後タイトルを保持したままキャッチウェイトのノンタイトル戦を繰り返す。
 
またTJ・ドヘニーに完膚なきまでに負けた中嶋一輝は復帰戦でいきなりOPBF王座に挑戦。しかも試合発表に合わせて武居由樹は王座を返上するという。
 
言葉は悪いが、井上人気に便乗してやりたい放題である。
 
 
その一方で井上尚弥が出場する興行のアンダーカードは後楽園ホールでもやれる試合ばかり。
 
井上バブルに乗るならむしろこちらに力を入れろという話。
狭い場所で小細工を弄するよりも堂々としてやがれ。
 
 
そして、ドヘニーvsラミド戦もその典型だと思っている。
 
2023年6月に中嶋一輝をKOしたドヘニーは文句なしにお見事だった。あの日出場した選手の中では唯一世界基準のパフォーマンスだったと思う。
 
 
ところが直後に発表されたのがTJ・ドヘニーvsジャフェスリー・ラミド戦。
ラミドは井上のスパーリングパートナーを務める選手で、将来の世界王者確実と言わる逸材である。
 
要するにこれは明らかなドヘニー潰しというヤツ。WBO-APタイトルを取り返す+井上が4団体統一を果たした後にどれかを返上→ラミドに狙わせる算段だったと想像する。
 
 
で、結果は大方の予想を裏切るドヘニーの1RKO勝利。
 
こんなもん、テンションが上がらないわけがない


↑試合直後にこれを言ったところなぜか真のボクシングハァン()にキレられたのだが、僕はいまだにその理由がわかっていない笑
 
誰かの意見を否定しているわけでもない単なる個人の感想。
気に入らなければ見なければいいだけのものにカリカリする必要がどこにあるのか。
 
指摘自体もそこまで的外れではないと思っているのだが。


まあいいや。
 
とにかくドヘニーがんばれ。
ずーっと応援してる。
 
ラミドはまた復活しろよ。
 
重大な事故が起きた試合が年間最高試合に選出されたのはマズくないか? 誰が何を言おうが公式だけはブレちゃダメ。青木真也の言う対外的な体裁は大事よ?
 

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2023年僕のベストバウトTOP5:第1位

「デビン・ヘイニーvsワシル・ロマチェンコ」
 
4団体統一王者デビン・ヘイニーがロマチェンコの追い上げを振り切り僅差判定勝利。またしても不動のPFP No.1っぷりを証明したな
 
2年連続のランクイン、とうとう1位に輝いたのが我らがデビン・ヘイニーである笑
 
僕は以前から「デビン・ヘイニーは不動のPFP」「GOATと呼ぶにふさわしい」と喚き散らしているが、
 
“プエルトリコの至宝”と目されたフェリックス・ベルデホを激闘の末にKOした東洋で敵なしの中谷正義に手も足も出させず完勝した元P4P No.1のワシル・ロマチェンコを終盤までスピード&パワーで圧倒して判定勝ちを収めた“テイクオーバー”テオフィモ・ロペスから初回にダウンを奪いド根性で大金星を掴んだジョージ・カンボソスをアウェイの舞台で左手1本で完封し4団体統一を果たし、約4か月後の再戦でも追いすがるカンボソスを退け次戦で元P4P No.1のワシル・ロマチェンコに僅差判定勝ちした勢いで階級アップ、レジス・プログレイスをフルマークで退け2階級制覇を達成したデビン・ヘイニー。
 
何だかんだで実績もそこに近づいてきた感がある。
 
先日のレジス・プログレイス戦もお見事だったし、相手によってスタイルを変える柔軟さも身につけつつある。
 
 
そして、2023年5月にロマチェンコに勝利した試合はめちゃくちゃおもしろかった。
 
もともと僕は相性的にはロマチェンコ有利、連打型のインファイトにヘイニーが苦戦すると思っていた。
 
ところがヘイニーは自分から攻めることでロマチェンコの前進を寸断した。
終盤こそ疲労とダメージでダウン寸前まで追いつめられたものの、最後まで立ち続けてギリギリ逃げ切ったのはナイスファイトとしか言いようがない。
 
 
対するロマチェンコも体格的、年齢的な不利を感じさせないパフォーマンス。
しかも尻上がりタイプなので連打型のインファイターが苦手&後半失速するヘイニーとはモロにかち合う。
 
11Rにヘイニーの懐にぐいぐい入り、ロープ際で連打を浴びせるシーンはこの試合一番の盛り上がりだった。
 
 
 
その反面、試合後のヘイニーへの誹謗中傷は……。
 
微妙な試合だったのは確かだし、判定が物議を醸したのも仕方ない。
地元のヘイニーよりもロマチェンコの方が人気があるのも事実なのだと思う。
 
ただ、それを選手にぶつけるのは違う。絶対に違う。
あの試合のヘイニーはクソほどがんばった上に試合もちゃんとおもしろかった(僕は)。
 
ヘイニーvsロマチェンコ再視聴。言うほどロマチェンコは勝ってない、ヘイニー勝利と断言するほどでもない。理不尽な罵声を浴びせられたヘイニーが闇落ち。あ〜あ…
 
結果に納得いかないのは結構だが、不満を選手にぶつけるなどお話にならない。
僕は選手のSNSに直接暴言を吐く人間を心底軽蔑しているが、ヘイニーvsロマチェンコ戦後のアレは虫唾が走るゴミっぷりだった。
 
 
でも、やっぱり試合は最高でした。
 
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