与那覇勇気vs辻永遠、尾川堅一vsアラン・アルベルカ。与那覇勇気お疲れさまです。「俺は甘くないよ」には心底痺れた。尾川堅一は早くチャンスがくるといいね【結果・感想】

与那覇勇気vs辻永遠、尾川堅一vsアラン・アルベルカ。与那覇勇気お疲れさまです。「俺は甘くないよ」には心底痺れた。尾川堅一は早くチャンスがくるといいね【結果・感想】

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ここ最近食指が動く試合がない&地味に忙しいせいでボクシングの話題を追えていない。
 
先日「延期になっていたL・ヘビー級タイトルマッチ、アルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル戦はどうなったんだ?」などとほざいていたらまさかの今週末という笑
いつも以上に情弱っぷりに拍車がかかっている。
 
カネロが日本で試合をするだと!? 井上尚弥と抱き合わせで? カネロなんて日本では誰も知らんでしょ。多くの人が幸せになる結末が想像しにくいんですが…
 
その中で興味をひかれた試合を後追い視聴したので、今回はその感想を。
 
具体的には
・与那覇勇気vs辻永遠
・尾川堅一vsアラン・アルベルカ
の2試合。
 
どちらもタイトルが絡む試合ではないが、気になる選手が出場したので。
 

○尾川堅一vsアラン・アルベルカ×(4R1分4秒KO)

まずはこの試合。
元S・フェザー級王者尾川堅一がフィリピン同級7位アラン・アルベルカを4RKOに下した一戦。
尾川堅一は前回のマービン・エスクエルド戦から約1年1ヶ月ぶりのリングとなったわけだが。
 
マービン・エクスエルドって5Rトーナメントで優勝したマービンか! 尾川堅一とここまでやれるのはさすが。やっぱり短いラウンドの選手だよな
 
開始のゴング直後、1発目の右で尾川がいきなりダウンを奪う。
 
この踏み込みスピード、右の伸び、当て勘は相変わらず。
アジンガ・フジレやテヴィン・ファーマーといったクネクネしたサウスポーをダウンさせてきた右だが、今回もさっそく炸裂している笑
 
またこの選手はよくも悪くもファイトスタイルが変わらない。
小刻みに動きながら空いたところにスパスパ打ち込む。
出入りのスピードと度胸のよさを兼ね備えたボクシングというか。
 
時おり被弾を許しつつもとにかく忙しない笑
 
 
またすでに30代後半だが、これといって劣化は見られない。
数年前と比べれば落ちている部分もあるのかもしれないが、少なくともフィリピンの国内ランカーに負けるようなことはない。
 
もちろんダウンを奪った直後の詰めの甘さもいつも通り。
今回は初回と3、4Rの計3度ダウンを奪ったが、ラッシュを浴びせてレフェリーストップを呼び込むようなシーンはなく。
 
王座戴冠を果たしたフジレ戦もファーマー戦(禁止薬物陽性により剥奪)もそう。ダウンを奪いながらも詰めきれずに判定までもつれている。
1発に依存しがち&チャンスで決めきれない部分がこの選手の「惜しい」ところだったりする。
 
尾川堅一vsアジンガ・フジレ。2021年ベストバウト(僕の中で)出たか? 全盛期の動き、3度のダウンを奪っての判定勝利にクッソ感動しました
 

尾川堅一は早くチャンスがくるといいね。あとは時間との戦いになりそう

なお対戦相手のアラン・アルベルカは“そこそこ”いい選手だったと思う。
戦績を見るとキャリアのほとんどがフィリピン国内&格上と思われる相手にはことごとく負けている。
 
特別強いわけではないが弱くもない。
コンディションを落とさず試合を重ねたい尾川にとってはマジでお手頃な相手だったのだろうと。

昨年9月に東洋太平洋ライト級15位だったマービン・エスクエルド(フィリピン)に3-0の10回判定勝ち。再起2戦目を白星で飾った。その後は強豪との対戦オファーを待ったが試合は実現せず、帝拳ジムの本田明彦会長(77)に直訴して試合を組んでもらった。


なるほど。
挑戦者決定戦やそれに準ずる試合を模索したが、うまくいかなかった感じか。
 
うん、これはマジで時間との戦いになりそう
なるべく早めにチャンスがきてほしいですね。
 
尾川堅一がジョー・コーディナの狙いすました右で撃沈。距離の遠さとタイミングに慣れる前にもらったな。フラグになるから勝敗予想をしなかったのに笑
 

×与那覇勇気vs辻永遠○(判定3-0 ※77-75、77-75、77-75)

続いてはコレ。
2024年9月21日に東京・後楽園ホールで行われた一戦(54.5kg契約8回戦)である。
この試合はだいぶ前に行われていて結果も知っていたのだが、先日ようやく映像を観た次第である。
 
敗れた与那覇勇気は2022年10月の南出仁戦を現地観戦してから注目していたのだが、残念ながら今回で引退とのこと。
 
与那覇勇気vs南出仁戦現地観戦。与那覇選手の圧力と南出選手のフットワーク。なかなか間合いに入れず得意のフルスイングががが。でもいい試合でしたね
 
イケメンな容姿とは真逆? の負けても勝っても熱い(暑苦しい)ファイトが印象的で、できればもう一度現地観戦したかったなぁと。
 
 
一方、勝利した辻永遠は存じ上げなかったのだが、試合を観る限りめちゃくちゃいい選手。
 
連打が多彩で横の動きも旺盛。
直線的でディフェンスに難がある与那覇をうまくいなしつつ的確なヒットを重ねる。
身体の強さもあり、リング中央での打ち合いではわずかずつ与那覇を上回る。
 
パンチを芯でもらう与那覇に対して辻はヒットを許しながらも微妙にダメージを逃がしている印象。
ポイントはジャッジ3人が77-75をつける接戦だったが、内容は一枚も二枚も上だった気がする。
 

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与那覇勇気、現役生活お疲れさまでした。天心戦の会見での「俺は甘くないよ」には痺れたよ

改めて与那覇勇気はお疲れさまです。
 
今回の辻永遠戦、前回の辰吉寿以輝戦を観れば日本トップクラスの実力者なのは明らかだし、一度引退してから2019年に復帰→新型コロナウィルスに振り回されながらも挑戦者決定戦(日本王座)まで上がってきたのは文句なしにすごい。
その過程をリアルタイムで追えなかったことが悔やまれるほどである。
 
すげえおもしろかった与那覇勇気vs辰吉寿以輝、モヤッとした&身体に悪そうだった栗原慶太vsサルダール。気になっていた試合の感想
 
そして何と言っても那須川天心のデビュー戦の相手を務めたことで知名度が一気に上がった。
 
会見の席で発した「俺は甘くないよ」のひと言には心底痺れたことを覚えている。


 

 
あの日の会見には寺地拳四朗、井上拓真、佐々木尽、小原佳太、阿部麗也といったメンバーが並び、正直与那覇勇気は知名度も実績も一番下だった(と思う)。
 
だが、その状況でもいっさい臆することなく那須川天心と対峙してみせた。
 
 
実際、あの会見で「お、誰だ? この男前」「与那覇勇気いいじゃん」と思った方は多いのではないか。
少なくとも存在感では天心にも負けていなかったし、華やかさという意味では誇張抜きでダントツだった。
 
与那覇勇気の会見がめちゃくちゃイケてた件。「ボクシングからの果たし状」の言葉で外敵感を強調する那須川天心への「俺は甘くないよ」には心底震えたね笑
 
会見ばかりにフォーカスされることを本人は嫌がるかもしれないが、それでも。
他の格闘技に比べて自己PRが足りない、地味と言われるボクシングだが、ちゃんとこういうヤツもおるぞというのをアピールできたと思う。
 
 
与那覇勇気ナイスファイト、本当にお疲れさまでした。
 
語彙力がゴミすぎてうまい言葉が出てこないのがもどかしい笑
 
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