カネロが日本で試合をするだと!? 井上尚弥と抱き合わせで? カネロなんて日本では誰も知らんでしょ。多くの人が幸せになる結末が想像しにくいんですが…

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今年の夏あたりから「カネロが日本で試合をするかも」という噂がちょいちょい聞こえてくる。
単なる憶測なのか信頼できる話なのかの判断がつかずあまり触れてこなかったのだが、ここ数日でそのネタが再燃している笑
 
井上尚弥と合同での興行を考えているとかで、具体的な日程や会場、相手等はまだよくわからない。
ただ本当にカネロが日本で試合をするなら東京ドーム一択かな? という気もする（本人のプライド的にも）。
 
 
カネロ自身も先日のエドガー・ベルランガ戦後の会見で「日本での試合」を口にしていたし、割と乗り気ではあるっぽい。
 
カネロvsエドガー・ベルランガ。カネロは至近距離での差し合い、左の多彩さは健在だけど、全力で動ける時間が短くなったか? ベルランガはガチガチだったね
 
少し前にトップランク社が2025年秋ごろの「井上尚弥vs中谷潤人 in 東京ドーム」を（勝手に）ぶち上げていたが、本当に実現するならそこにねじ込むのが一番しっくりくるのだが。
 
 
と言いつつ僕はカネロが日本で試合をすることにいまいち現実感がない。
 
というわけで今回はその理由について。
素人の勝手な疑問として「ホントにクリアできるの?」と思うことを適当に挙げてみる。
 

金は足りるの?

「カネロが日本にくるかも」と聞いて一番最初に浮かんだのがこれ。
 
金は足りるの?
 
カネロ本人が日本行きについて「適切な金額が支払われれば」とコメントしていた覚えがあるが、その“適切な金額”とやらを出せるもんなの? と。
 
下記によると2024年5月の井上尚弥vsルイス・ネリ戦での井上のファイトマネーが10億超え。

#井上尚弥　ネリ戦のファイトマネーは１０億円超か　日本最大規模の興行で破格の報酬｜東スポWEB https://t.co/CdyaBFTrLi

— 東スポ (@tospo_prores) May 2, 2024

また2022年9月の村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦では両者のファイトマネーが総額20億円オーバー。村田は6億を手にしたとか。
 
その一方でカネロのファイトマネー? 報酬? は50億、60億と毎回意味不明な金額が目に入ってくる。
 
「井上10億円スゲー!!」「村田ゴロフキン日本史上最高額ヒャッハー!!」してたヤツらが50億、60億の札束を絞り出せるの?
円安の続く日本で?
 
いや、6億円も10億円も十分すごいんですが。
そこは何と言ってもカネロ様なので笑
 
井上尚弥vsルイス・ネリ現地観戦感想。序盤の鬼強タイムの井上をダウンさせた意義は大きい。S・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない
 
なおカネロはもともと日本に好印象を持っており、いつか日本で試合をしたいと思っているとのこと。
 
そう考えるともしかしたら多少の減額には応じてくれるかもしれない。
だが、さすがに50億→10億は難しいのではないか。
 
 
いや、マジでどうなんでしょうね。
普段はサブスクor無料で中継しているところをPPVにすればまかなえるもんなの?
 

相手はどうするの?

「カネロが日本にくる」という噂にいまいちピンとこない2つ目の理由がこれ。
 
相手はどうするの?
 
現在カネロはS・ミドル級3団体統一王者。2024年はハイメ・ムンギア、エドガー・ベルランガを相手に防衛を果たしている。
 
カネロvsハイメ・ムンギアおもしろかった!! 試合巧者のベテランを勢いでねじ伏せるやり方はカネロvsゴロフキンVol.2を思い出した
 
だが本命と言われていたデビッド・ベナビデスを避けた感もあり、2戦ともマッチメークとしてはいまいちだったことも確か。
 
 
要は今のカネロはいわゆる「金儲けのフェーズ」に入っているのだろうと。
日本行きの噂を含めて“最強”を目指すよりも話題重視のカード、開催地を優先している感がある。
 
 
また村田諒太が引退した今、カネロに見合う日本人選手はいない。
諸々を加味すると直近の2戦同様、相手は普通のランカーになる&物足りないと言われるのではないか。
 
 
 
はっきり言ってカネロなどボクシングファン以外にはまったくの無名なわけで。
チヤホヤするにしてもせいぜい「Youは何しに日本へ?」くらいである笑
 
それこそよく知らない外国人同士のよくわからない試合に金を出す太っ腹な人がいるの?
井上尚弥vs中谷潤人戦と抱き合わせれば勝算はあるってこと?
 
Amazon、Leminoどちらが中継を担当するかは不明だけど。
 

誰をメインにするの?

そして3つ目の疑問がこれ。
 
誰をメインにするの?
 
上記2つをクリアしたとして、実際にカネロが日本で試合をするとなった場合にどの試合をメインにするのか。
選手としての“格”やファイトマネーを考えればカネロがメインに決まっているが、本当にそれでいいの? と。
 
 
申し上げたように日本でのカネロの知名度など皆無に等しい。
どれだけ「スーパースターが来日する!!」と喚き散らしても興味をひくのは困難だと思う。
 
逆に井上尚弥は一般層にも名前が浸透している有名人で、先日のルイス・ネリ戦はAmazon中継の最多視聴数を更新したとか。
 
カネロと井上の（日本での）知名度を踏まえると、メインが始まった途端に視聴数はガタ落ちする。間違いなくガタ落ちする。
 
これはキックからボクシングに転向した那須川天心のデビュー戦と同じ。Amazon側は天心をメインにしたかったらしいし、カネロが目の上のタンコブになるのは明白すぎるくらい明白である。
 
タナンチャイ・チャルンパックが嫌いじゃないのとオラスクアガvsジョナサン・ゴンサレスが楽しみ。ユーリ阿久井、拳四朗、中谷潤人、田中恒成Amazon中継
 
井上尚弥のファンは井上がメインでないことにイライラする。
視聴数はメインが始まった途端にガタ落ちする。
 
割と冗談抜きでカネロが日本で試合をしてもあまり幸せにならない気がするのだが。
 
 
ちなみにカネロが大好きな僕はめちゃくちゃ喜びます笑
相手が誰だろうが試合順がどうだろうが関係ない、問答無用でテンション爆上がりです。
 
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