与那覇勇気vs南出仁戦現地観戦。与那覇選手の圧力と南出選手のフットワーク。なかなか間合いに入れず得意のフルスイングががが。でもいい試合でしたね【2022.10.20感想】

与那覇勇気vs南出仁戦現地観戦。与那覇選手の圧力と南出選手のフットワーク。なかなか間合いに入れず得意のフルスイングががが。でもいい試合でしたね【2022.10.20感想】

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2022年10月20日に東京・後楽園ホールで行われたDANGAN252を現地観戦してきました。

 

 
お目当てはセミファイナルのバンタム級8回戦、与那覇勇気vs南出仁戦です。

 
以前、与那覇選手の試合を真正ジムの興行で(YouTube)観戦して「お、いい選手だな」と思ったことがあり、今回東京で試合をすると聞いて「それは行かなきゃダメだろ」となった次第です。
 
 
なお結果は3-0(77-75、74-78、73-79)で南出選手の勝利。 メインイベントで日本王座防衛に成功した堤聖也選手への挑戦権を獲得しています。


与那覇選手が負けてしまったことは残念ですが、撮った写真を載せつつ感想を言っていくことにします。
 

両選手の入場。与那覇選手は以前試合を観て「お、これはいいな」と思った選手です

まずは青コーナーから南出選手が入場です。

 
続いて赤コーナーから与那覇選手。

全身アニマル柄のド派手な衣装でございます。
 
 
僕が与那覇選手の試合を観たのはコレ↓と

コレ↓だったと思うのですが、

腕を下げた構えでガツガツ前進、大股で相手の逃げ道をふさぎ、間合いに入ったところで左右の強打をぶん回すスタイル。
ワイルドで見栄えのする試合っぷりに「おお、この選手はいいな!!」となった記憶があります。
 
しかも対戦相手はどちらもサウスポー。今回もサウスポーの南出仁選手が相手とのことで、僕の期待はさらに高まりました()
 
 
一方の南出選手ですが、こちらは2019年開催「山中慎介presents GOD’S LEFTバンタム級トーナメント」での試合を観ています。

6勝のうち5勝がKOの戦績通り“自分から前に出るサウスポー”だなぁと思ったことを覚えています。
 

試合の展望は「よくわからない」。与那覇選手が自分の間合いに入れるかどうかが見どころかな?

試合の展望としては、はっきり言ってよくわからない
 
過去の試合を観る限り与那覇選手はサウスポーは苦手ではなさそう(むしろ得意?)。
 
広いスタンス+腕を下げた構えでズンズン距離を詰め、相手を正面に捉えて逃げ場を塞ぐ。
で、ある程度距離が詰まったところでいきなりの右をブンッ!!
相手が怯んだ瞬間を狙ってボディ、顔面にダイナミックなパンチを打ち込んでいく。
 
ディフェンス面は見切りが中心で低いダッキングが特徴。


 
フィニッシュの1発をどうぶち込むか? を逆算して試合に臨んでいる印象です。
 
 
ただ、腕を下げて身体の正面を晒す分、ガードの真ん中を打たれやすそうではある。
 
それに対して南出選手のパンチは比較的軌道がまっすぐに見えます。特に前手の右リードは最短距離を突き刺すイメージで、与那覇選手にとっては相当邪魔になりそう。
 
なので、見どころとしては与那覇選手があの右をかいくぐって中に入れるかどうか。
うまく懐に入ればどこかで必殺の右が顎を打ち抜く可能性が高い。 逆に右リードをさばけず被弾が増えるようなら雲行きが怪しくなる。
 
どちらが有利かはマジでわからない。
でも、僕は与那覇選手を応援しまっせ。
 
だいたいこんな感じでございます。
 
藤田炎村vs湯場海樹戦現地観戦。100%試合がおもしろい藤田選手。こりゃあ人気出るわ。リングネームが炎村(ほむら)はカッコよすぎる
 

南出選手がうまかった。ここまでアウトボクシングに徹した試合なんか過去にあったの?

試合の感想ですが、いや~、残念でした。
南出選手はめちゃくちゃうまかったですね。
 
右リードとフットワークを駆使して与那覇選手の圧力をいなしつつ、要所で左ストレートをヒット。徐々に攻め手を奪っていく。
僕は近場での打ち合いがもう少し発生すると思っていたので、南出選手がここまではっきりとアウトボクシングに徹したのはちょっと意外でした。
 
というより過去の試合でこれだけ足を使ったことがあったんすかね?
少なくとも上述の荒木哲戦ではまったくそんな様子はなかったので。
 
与那覇選手もあそこまで追いかけ(させられ)る展開は想定していなかったかもしれません。
 
 
自称イケメンの与那覇選手ですが、実物もイケメンでした笑

 
 
これまで同様、この試合でも広いスタンスでグイグイ前に出ますが、左右に動き続ける南出選手をなかなか捉えられません。
 
自分の間合いに入れないまま遠い位置から(苦し紛れに)出した右を距離で外され、


 
打ち終わりに右リードを被弾。


 
与那覇選手が体重の乗ったパンチを打つにはもう一歩近づく必要があるのだと思いますが、そのつど右回りで正面を外されるためにどうにもうまくいかない。
 
 
要所で外側から左ストレートを被弾し、

 
反撃姿勢に入ったときには目の前にいない。

 
 
試合後の両者を比べれば一目瞭然です。
右リードと左ストレートを芯でもらい続けて両眼を腫らした与那覇選手に対し、

 
南出選手はバッティングで切れた以外に目立った傷はなく。

 
お互いボディが効いて動きが止まるシーンもありましたが、全体を通して観れば南出選手の完勝と言っていいのではないでしょうか。
 
町田シバヒロでの屋外ボクシング・プレ興行がなかなかおもしろかった件。課題も多いと思うけど、あの開放的な雰囲気は好き。いずれ公式戦をやりたいってさ
 

採点はどれもあり得ると思ったよ。勝負どころの6Rで両者の余力に差があったかな

ちなみに採点は3-0ながらも77-75、78-74、79-73とそれぞれ2P差と6P差をつけたジャッジがいたわけですが、これはどちらもあり得ると思っています。
僕は与那覇選手のラウンドは2つか3つかな? という印象でしたが、そうすると最初の2者(77-75、78-74)と同じ結果になる。
 
「全体を通して観れば南出選手の完勝」と申し上げたものの、ラウンドごとにそこまでの差はない。2P差~6P差のぶれは許容範囲と言ってよさそうです。
 
 
なお、勝負の分かれ目は6Rだったかなぁと。
 
5R中盤。
与那覇選手のボディ、顔面へのパンチで南出選手の足が止まり、試合の流れが変わりかけます。
それまで劣勢を強いられていた与那覇選手ですが、あそこは一気にひっくり返すチャンスだったのではないでしょうか(映像を観直していないので何とも言えない)。
 
そして迎えた6R目。
ここが勝負だぞオイ。
がんばれば攻め落とせるんじゃねえか?
などと思いながら観ていると……。
 
与那覇選手のペースがいまいち上がってきません。
懸命にエンジンを吹かしてはいるのですが、パンチに力が乗らず足取りもやや力感に欠けます。
 
逆に南出選手はあっという間によみがえりました。
あのラウンドが勝負と判断したか、与那覇選手よりも余力が残っていたかは不明ですが、いったん落ちた足の動きを無理やり戻したのは文句なしに素晴らしい。
 
ああいう二番底を発揮できるかどうかがギリギリの試合を勝ち切る上で重要な要素なのかもしれません。
 
阿部麗也vs前田稔輝、松村虎太朗vs廣瀬悠斗戦現地観戦。試合はよかったけど、イベントも長いしアングラ過ぎてウンザリした
 

与那覇選手もフルスイングが何度も顔面をかすめたけど…。痛い敗戦だったけど、また次戦にも期待

与那覇選手も持ち味のフルスイングが何度もかすめたんですけどね……。
 
ズンズン歩きながらスイッチしてブンッ!!
歩幅が合おうが合うまいが関係なく腕を振る。
 
あまりのナチュラルさに「この人は両利きなのか?」と思うくらい。

 
ところが今回はなかなか間合いに入れず、スーパーマンパンチのような形で前のめりになったところにカウンターをもらいまくりました。
アレは本来もう少し体重が乗ったパンチなのだと思いますが、それをさせなかった南出選手が改めてお見事でした。
 
 
 
しかし、与那覇選手にとっては厳しい敗戦になりましたね……。
2019年10月に現役復帰→2020年12月から2年近くかけて挑戦者決定戦までたどり着いたのに。
 
これをもう一度最初からやれというのはなかなか……。
 
 
つーわけで、次戦もクッソ期待しております()
できればすぐに東京で(無茶言うな)。
 
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