来たぜトラメイン・ウイリアムズw レイセ・アリームとの挑戦者決定戦。フルトンへの挑戦権をかけて会場を凍りつかせろ【予想・展望】

来たぜトラメイン・ウイリアムズw レイセ・アリームとの挑戦者決定戦。フルトンへの挑戦権をかけて会場を凍りつかせろ【予想・展望】

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2020年後半のスケジュールがSHOW TIME+PBCより大々的に発表され、多くのファンを色めき立たせている。


その中でも僕が気になったのが、先日も申し上げたようにクリス・コルバートvsハイメ・アルボレダのWBA世界S・フェザー級暫定王座戦。周辺階級にド派手な若手が揃う中、ただ1人地味強路線をひた走るクリス・コルバートの初防衛戦にアホみたいにそそられているw
 
クリス・コルバートvsハイメ・アルボレダとかいう地味な一戦を地味に予想する。地味すぎて話題になってないけど僕は地味に好き()
 
そしてもう一つ。
2020年8月1日(日本時間2日)に米・コネチカット州で行われるS・バンタム級10回戦、トラメイン・ウイリアムズvsレイセ・アリームの一戦に僕のテンションは絶賛爆上がり中である。
 
ちなみに同イベントではステファン・フルトンvsアンジェロ・レオのWBO世界S・バンタム級王座決定戦も組まれており、恐らくこの試合の勝者への指名挑戦権を争うのだろうと。


って、何で王座決定戦? と思ったが、ああ、そうか。
エマヌエル・ナバレッテが階級アップに伴い王座を返上したんだっけね。
で、アーノルド・ケガイとの挑戦者決定戦に勝利したフルトンがそのまま決定戦に進むわけか。
 
なお、ステファン・フルトンと激突するアンジェロ・レオは現在19戦全勝9KOのオーソドックス。メイウェザープロモーション所属の選手で、2019年12月にセサール・フアレスを11RTKOで下してこの試合にコマを進めたとのこと。


とまあ、こんな感じであれこれ経緯を追わなくては理解できないほど地味なラインナップなのだが、とにかく僕はこのトラメイン・ウイリアムズvsレイセ・アリーム戦をクソほど楽しみにしている。
 
急転直下のアンジェロ・レオvsトラメイン・ウイリアムズw アンジェロ・レオ思てたんとちゃう。ウィリアムズ結構苦労する?
 

期待のトラメイン・ウイリアムズ。2017年のアクティブさにはワクワクしたけど、今どんな状態なの?

まずトラメイン・ウイリアムズについてだが、僕がこの選手を知ったのは2017年。ゲイリー・ラッセルJr.やジョニー・ゴンサレスとも対戦経験のあるクリストファー・マーティンを壮絶な2RTKOで下した試合を観て「おお、すげえw」と思ったのが最初である。
 
スピーディな動きと見切り、カウンターが持ち味の身体能力抜群のサウスポーという典型的な“待ち”のタイプで、元S・バンタム級王者のギジェルモ・リゴンドーにも少し似ている。
だが、リゴンドーほど勝負に徹するスタイルではなく、チャンスがあれば自ら前に出て腕を振る積極性も兼ね備える。
 
2017年は計4試合をこなしつつフェザー級王者ゲイリー・ラッセルJr.への挑戦を示唆するなど、アクティブな動きに(僕の中での)期待感は大いに高まっていた。
 
ラッセルさんがニャンバヤルに安定の判定勝利。でもニャンバヤルはいい選手だったな。那須川天心はラッセルを目指そうぜ
 
ところが2018年に入ると突然動きが鈍くなり、いくら情報を探してもちっとも見つからず。結局3月のホセ・アルフレド・ゴンサレス戦のみで終わるという事態に。
 
翌2019年は再び4試合をこなしたものの、注目度の低さからかほとんど僕の耳に入ってくることはなく。
7月にテキサス州でのホセ・カルロス・ラミレスvsモーリス・フッカー戦のアンダーカード、ジェニフェル・ビセンテ戦でのダイジェストくらいしか確認できていない。

 
トラメイン・ウイリアムズに期待していた身としては今回の挑戦者決定戦はめちゃくちゃ嬉しいのだが、その反面、最近のコンディションがわからないのが何とももどかしい。
 
結果だけを見れば相変わらず超絶塩判定カウンターマシーンとしてがんばっているようだが、相手のレベルが一段上がるこの試合で果たしてどうなるか。
 

そこそこ強そうなレイセ・アリーム。ステファン・フルトンともちょっと似てるかな

対するレイセ・アリームだが、こちらはもうまったく知らなかった選手。
 
戦績を見ると、前戦でダニエル・ローマンやアーノルド・ケガイとも対戦経験のあるアダム・ロペスに4RTKO勝利を挙げている。かなりの実力者であることは間違いなさそうである。
 
僕のアーノルド・ケガイががが。フルトンのジャブで止められ大差判定負け。ブロック前提の選手がこれをやられるとキツいな
 
過去の試合をいくつか漁ってみたところ、全体的には身体能力の高いアウトボクサーというイメージ。
 
よく動く足でリングをぴょんぴょん跳ね回り、スルスルと近づいて軽い連打を浴びせてサッと離れる。
相手が出てくればその分大きく距離をとり、遠い位置でカウンターを狙う。
 
リゴンドーやトラメイン・ウイリアムズのように最小限のアクションでポイントを拾うのではなく、どちらかと言えばオーバーな動きで相手を翻弄するスタイル。
 
そこそこのスピードとそこそこの見切りを活かしたスプリング野郎というか、すべてのスペックがそこそこ高い。パッと見の印象では、同イベントでのタイトルマッチに出場するステファン・フルトンと近い(気がする)。
 

勝敗予想はトラメイン・ウイリアムズの判定勝利。お得意の塩展開に持ち込めれば…。でも、vsフルトンも同じような試合になりそうなw

今回の勝敗予想だが、希望を込めてトラメイン・ウイリアムズの判定勝利でいきたい。
 
試合展開としてはレイセ・アリームが前に出てウィリアムズがカウンターを狙う流れになると思うが、申し上げたようにウィリアムズの現在のコンディションがどの程度なのかがわからないので何とも言えない。
 
全盛期(2010~2013年前後?)のリゴンドーのようにカウンターがそのままバリアになるほどの脅威を与えることができればウィリアムズ有利。
だがアリームにあっさり中に入られるようだと、出入りについていけずに不利な展開を強いられる可能性も……。
 
2012年6月のギジェルモ・リゴンドーvsテオン・ケネディ戦でのリゴンドーのように、フェイントのみで相手をロープに詰める流れを作れれば最高なのだが。
上記のダイジェストを観る限り、トラメイン・ウイリアムズにそこまでの圧力はないように思える。
 
 
また、スピードを失わずに1発1発のパンチを強く打てるのもレイセ・アリームの特徴っぽい。
前戦でもアダム・ロペスのパンチに脅威がないとわかった途端、一気に両腕を強振するスタイルに移行している。
 
左リードで崩してボディで弱らせて~というタイプではないが、遠い位置から鋭く踏み込んで放つ連打にはそれなりに迫力がある。とにかく気持ちの強い選手なのだろうと。
 
vsサウスポーでも同じことができるか、フルスイングの合間にカウンターをもらう危険はないか。
ウィリアムズのコンディションを含めて不確定要素の多い試合だが、逆にそれが楽しみだったりもする。
 
 
会場を凍りつかせるようなクソ試合を演出できればトラメイン・ウイリアムズ勝利。
思いのほか盛り上がる試合になった場合はレイセ・アリームが有利。
 
でも、トラメイン・ウイリアムズ推しの僕は当然ウィリアムズの判定勝利を予想させていただきます。
 
オスカル・バルデスvsジェイソン・ベレス感想。これって仮想ベルチェルトか? ベルチェルトに勝つにはこれしかないって試合だったな
 
ただアレか。
僕はステファン・フルトンvsアンジェロ・レオ戦は接戦の末にフルトンが勝つと思っているのだが、そうなるとトラメイン・ウイリアムズvsステファン・フルトンという判定上等のクソ試合が実現することになる。
 
つまり、今回に続いて2戦連続で睡魔との壮絶な戦いを強いられるわけかww
 
 
まあ、この辺の階級で地味強な黒人選手が突き抜けるのって相当難しいんだろうな。
 
ゲイリー・ラッセルJr.を筆頭に試合を組むこと自体に苦労しているのを見ると、ジャーボンティ・デービスやデビン・ヘイニー、シャクール・スティーブンソンが大急ぎで階級アップするのもわかる気がする。
 
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