拳四朗vsカニサレス、那須川天心vsロブレス、ユーリ阿久井vsダラキアン。カニサレスのアップセット、ロブレスのぶん回し、ユーリ阿久井の右に期待【展望・予想】

拳四朗vsカニサレス、那須川天心vsロブレス、ユーリ阿久井vsダラキアン。カニサレスのアップセット、ロブレスのぶん回し、ユーリ阿久井の右に期待【展望・予想】

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2024年1月23日にエディオンアリーナ大阪で開催される「Prime Video Presents Live Boxing 6」。
WBC/WBA世界L・フライ級王者寺地拳四朗の防衛戦、キックボクシングから転向した那須川天心の3戦目、前日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟の世界初挑戦等、多くの注目試合が行われる。
 
なお、那須川天心はセミファイナルに登場するとのこと。
天心の扱い(試合順、ポスター)については毎回不満の声が聞かれるが、今回はそこまでではない気がする。
 
3戦目でだいぶ慣れてきたのか、そもそもの注目度が低いのか。
何とも言えないところである。
 
あと、天心と拳四朗の組み合わせが定番になりつつあるのも嫌いじゃない笑
 
 
ちなみに僕は今回は現地観戦の予定はない。
天心のボクシングの試合は過去2回とも現地に足を運んだが、今回は見合わせることに。
 
アンダーカードの与那覇勇気vs辰吉寿以輝戦も楽しみなのだが、スケジュール的にも場所的にも関西まで出向くのは難しい。
 
 
そんな感じで、微妙にテンションが上がってこない(笑)「Prime Video Presents Live Boxing 6」の展望を考えてみることにする。
 
2023年僕のベストバウトTOP5。今年も同じことをやってみる。いつも通り“僕のベストバウト”なので異論は認めない。あの試合を入れないのはさすがに違うとオモタ
 

アルテム・ダラキアンvsユーリ阿久井政悟(WBA世界フライ級タイトルマッチ)

まずはアルテム・ダラキアンとユーリ阿久井政悟によるWBA世界フライ級タイトルマッチ。
王者ダラキアンは2018年2月に同タイトルを戴冠、今回が7度目の防衛戦となる。
 
 
なお僕はユーリ阿久井という選手をほとんど知らず、大急ぎで試合を漁ってみた。
 
ガードを固めてじっくり前進、得意な距離に入ったところで攻撃開始。
一見ぶん回し系の大味なタイプだが、1発1発の精度はかなり高い。特に右は最短距離をコンパクトに走る印象で、本人のコメントからも右に自信を持っているのが伝わってくる。
桑原拓をKOしたカウンターはとんでもないタイミングだった。
 
また、インファイトでも窮屈そうな仕草は見られない。
思った以上に幅の広い選手なのではないか。
 
無骨っぽい見た目と妙な当て勘、身体の強さ、などなど。
何となく三浦隆司っぽさがある。
 
 
 
この試合でユーリ阿久井が勝つにはやはりKOなのだと思う。
 
ダラキアンは上体の柔軟性とフットワーク、遠間からのヒットでポイントを稼ぐアウトボクサー。
パンチが軽いわけではなく、中に入ろうにもカウンターをもらったら危ないという怖さがある(気がする)。
 
そして何より面倒なのがクリンチのうまさ。
相手が強引に出てくると腕を絡めて動きを止め、そのままレフェリーのブレークを待つ。
で、再び中間距離に戻って遠間からコツコツヒットを重ねる。
この繰り返しがダラキアンの基本的な戦術である。
 
ユーリ阿久井の過去の試合を観てもこれだけクリンチを多用するタイプは見当たらない。
ここをどうするかが一番の見どころになりそうである。
 
 
(恐らく)今が全盛期のユーリ阿久井に対して年齢的に下降線に入りそうなダラキアン。
ダラキアン有利だとは思うが、ユーリ阿久井にはどうにかがんばってほしい。
 
勝敗予想はダラキアンの判定勝利だけど。
 
でも、ユーリ阿久井も健闘しそうな気はするよね。
と予防線を張っておく笑
 
ユーリ阿久井政悟がダラキアンを圧倒して初戴冠。準備、勝負どころの見極めに驚いた。こういうのを“チームの勝利”って呼ぶんじゃないの?
 

那須川天心vsルイス・ロブレス(121ポンド8回戦)

続いては那須川天心の3戦目。対戦相手のルイス・ロブレスはWBA世界バンタム級13位とのこと。将来的に天心がどの階級でいくかを見極める試合でもあると想像する。
 
 
ルイス・ロブレスの試合をちょろっと眺めてみたが、なかなかいいと思う。
 
適度にリーチが長く身体も強そう。
ガードを上げてにじり寄る系なのは天心のスタイルを考えるとなるほどだが、今回のロブレスは近場で振り回すことができる。
 
前回のルイス・グスマンは近場でのいやらしさ? みたいなものが皆無だったが、その部分でロブレスは一段上の印象。
 
那須川天心vsルイス・グスマン。天心の2戦目を現地観戦してきた。才能は完全に和製ウィテカー。次は“崩し”と“配分”かな。メリハリが重要?
 
見切りのよさでヒラヒラ回避するのが天心の持ち味だが、動きが鈍る後半にスコーンともらう可能性もあるのではないか。
 
もしかしたら天心がダウンするシーンが観られる? かも?
 
 
 
対する天心だが、やり方は過去2戦と同じでいい(と思う)。
やたらとKOを求められる&本人もそれを意識したコメントが目立つが、あまり狙いすぎるとちょっと危ない。
 
これまで通り基本はカウンター狙い、無理せず“当てては離れて”を繰り返しつつチャンスを待つのが一番ベターな気がする。
 
まあ、僕の意見と近いのが金平桂一郎パイセンなのがアレですが笑

 

相手がサウスポーなので苦戦するかもしれないが、チャレンジする


ロブレス陣営からやたらとサウスポーに関するコメントが聞かれることを考えると、ガチでサウスポーが苦手なのかもしれませんね。
 
・ガードを上げてにじり寄る
・サウスポーが苦手
・近場でフルスイングしてくる
3戦目としては本当に“ちょうどいい”相手に思える。


勝敗予想は那須川天心の判定勝利で。
ここは無難にいかせていただきます笑
 
 
そういえば「天心が日本ランカーに勝てば認める」っていうアレは結局無効になったんですかね?
いつの間にかKOできるか、世界王者になれるかの話題しか出なくなってるけど。
 
デビュー戦で日本2位の与那覇勇気に圧勝したのはスルーなわけね?
 
那須川天心vs与那覇勇気現地観戦。天心すごかった。Amazonの中継は絶対に必要だよね。試合順は「打順」なんだよ
 
もともと「日本ランカーは甘くない」「実際にやってみればわかる」「デビュー戦ではっきりする」って言ってた人たちはしれっとゴールポストを移動したと理解すればいい?
 

寺地拳四朗vsカルロス・カニサレス(WBC/WBA世界L・フライ級タイトルマッチ)

ラストはメインイベントの寺地拳四朗vsカルロス・カニサレス戦。
 
なお、拳四朗は目標に掲げる4団体統一が難しそうなら階級アップを考えているとのこと。
この試合後にIBF王者エイドリアン・クリエル、WBO王者ジョナサン・ゴンサレスの動向を見て判断するのだろうと。
 
と同時に対戦相手がカルロス・カニサレスと聞いて「ああ、また普通の防衛戦か」と思わせるあたり、拳四朗の強さが極まっている感じがする。
井上尚弥に次ぐ国内PFP2位と言われるのも納得である。
 
てか、カルロス・カニサレスってまだ30歳なんですね。
以前から名前を聞いていたせいでもっとベテランなのかと思ってた。
 
 
 
試合についてだが、カニサレスには割と期待していいかもしれない。
前回のヘッキー・ブドラーは正直厳しいと思ったが、カニサレスならワンチャンある? かも?
 
前のめり過ぎる拳四朗。粘りと誤魔化しのカニサレス。長谷川穂積っぽさがさらに増した気が…。京口戦が一番バランスがよかった
 
矢吹正道に敗れて以降、拳四朗が自ら倒しにいく方向にシフトしたのは周知の事実だが、その分被弾も増加している。
それこそアンソニー・オラスクアガ戦では「あれ? やばいんじゃねえか?」というほど追い込まれた。
 
要するに「打たれても打ち返す」「やられたら倍返しする」タイプなら勝機を見出せるのではないか。
僕はカルロス・カニサレスも“そっち側”だと思っていて、近場の打ち合いで何かが起こせるとしたらこの人だと予想する。
 
しかもカニサレスはオラスクアガや矢吹よりもパンチがシャープで連打が利く。
その分1発の威力は落ちるが、先に会心の一撃を当てる可能性はこちらの方が高そう。
 
自分から喧嘩ができるタイプというか、今の拳四朗に勝つにはそういう一か八かの勝負ができるヤツが最適だと思う。この階級にはカウンターのスペシャリストもいないしね。
 
たとえば拳四朗のペースが落ちる5、6Rあたりまでスタミナを残していれば。
 
寺地拳四朗vsアンソニー・オラスクアガ。MVPはオラスクアガで決まり!! 驚異の粘りで拳四朗の心を折りかける。フライ級なら京口よりも強いかもしれんな
 
まあでも、拳四朗の右が当たりそうだけど。
あの意味不明なタイミングの右でカニサレスの動きが止まる→拳四朗がラッシュを浴びせてジ・エンドみたいな。
 
 
というわけで、勝敗予想は拳四朗の6RKOでいきたい。
カニサレスのアップセットに期待しつつ。
 
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