ジンベエ復活! ジンベエ復活! 1日中読みふけってONE PIECE976話までの流れを把握した。胸熱展開だけどややこし過ぎて【感想】

ジンベエ復活! ジンベエ復活! 1日中読みふけってONE PIECE976話までの流れを把握した。胸熱展開だけどややこし過ぎて【感想】
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2020年4月6日発売の週刊少年ジャンプ19号に掲載された「ONE PIECE(ワンピース)」第976話、「お控えなすって!!!」を読んだ。
 
 
錦えもん率いる元光月家の侍一行に麦わらの一味、トラファルガー・ロー率いるハートの海賊団、ユースタス・キッド率いるキッド海賊団で結成された連合軍。
百獣海賊団との海上での一騎打ちがスタートし、両軍は壮絶な戦いを繰り広げる。その最中、居眠り狂死郎こと傳ジローが合流し、連合軍の士気は一気に高まる。だが直後のワノ国産の長距離砲により一転、ピンチを迎えてしまう。
 
麦わらの一味も対処に苦労する中、海の中から突如として一人の男が登場する。
 
「どちらさんも、お控えなすって!!!」
 
男の名は“海峡のジンベエ”。
万国(トットランド)でのビッグ・マム海賊団との戦いでしんがりを買って出て以降、消息が不明だったジンベエだが、勝負どころでついに麦わらの一味に合流。
 
「ウソだろ」
「“麦わらの一味”に入るのか!!?」
驚愕するローやキッドを尻目に、ルフィたちはジンベエの登場に大喜びするのであった。
 
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最近のONE PIECEをほとんど読んでないのでストーリーについていけず。ジンベエの帰還はテンションが上がったけど

 
週刊少年ジャンプで連載中の大人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」。
カイドウ率いる百獣海賊団とワノ国を収める将軍オロチ一派を討ち取るため、鬼ヶ島へと向かう麦わらの一味と侍たち。
突如として合流した居眠り狂死郎が“赤鞘九人男”の1人、傳ジローだったことが判明し、彼らの指揮はますます高まる。
 
そして、ビッグ・マムの追撃を食い止めるために万国に残った“海峡のジンベエ”もついに帰還を果たす。この胸熱展開に多くの読者が盛り上がっているとのこと。
 
 
ただ、僕はここ最近のONE PIECEをほとんど読んでおらず。
ドレスローザ編からケーキホールアイランド編までがかなりタルかったせいもあり、ONE PIECEへの情熱が著しく低下していた。
 
確か最後に読んだのが、ルフィが百獣のカイドウに素振り1発で吹っ飛ばされた回。
バカでかいドラゴンになったり人型に戻ったり。何とも忙しいやっちゃなぁと思いつつ、そこから先は何週かに1度のペースで飛び飛びで読む感じ。
おかげで今週の胸熱展開も、ジンベエの帰還以外はいまいち状況がわからない。
 
なぜ居眠り狂死郎が味方に?
ユースタス・キッドとも同盟を結んだの?
カン十郎が裏切ってるってどういうこと!?
そもそも彼らは今、何をやろうとしてるの?

ビッグ・マムにやられたとばかり思っていた“海峡のジンベエ”再登場にはテンション爆上がりだが、それ以外は何のこっちゃわかれへん。
ファン同士の盛り上がりにまったくついていけず、取り残された感が尋常じゃない。
 
この疎外感が微妙に悔しく、大急ぎでコミックスを買い漁って読んだおかげでどうにか追いついた次第である。

1日中読みふけってワノ国編の流れを把握。すげえややこしいけどww

 
上記の通り最新巻を含むコミックス4巻分とジャンプの直近2話を読み、ワノ国編のだいたいの流れは把握した。
 
傳ジローが居眠り狂死郎と名乗るようになったいきさつ。
錦えもんや雷ぞうとネコマムシ、イヌアラシの関係。
そこに至るまでの光月家一派の苦難の日々。
 
ところどころ細かい部分は把握しきれていないものの、概ね理解できた気はする。
 
そして、クソほどややこしいww
 
ジンベエ帰還という胸熱展開の中でこんなことを言うのもアレだが、話の流れが複雑過ぎて超しんどい。時系列と場所を追うだけで精一杯で、率直に申し上げてすべてを理解するのは困難。
 
というより、恐らく週刊で読んでいるだけでは展開についていくのは不可能なのではないか。各所で敵味方が入り乱れている上に「○○が裏切った」「○○が寝返った」等のどんでん返しもある。そもそも先週の月曜のことなど次の週になれば忘れているし、一度読んだだけでは細かい状況説明も頭に入ってこない。
 
腰を据えてコミックスで読んだおかげでギリギリ何とかなっているが、いろいろ小細工を弄し過ぎてゴチャつきまくっている感が凄まじい。
 

 
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登場キャラ多過ぎ問題。敵味方入り乱れて時系列もごちゃごちゃ。一度読んだだけでは把握しきれない

 
そもそも登場キャラが多過ぎるんだよな。
・麦わらの一味
ルフィ
ゾロ
サンジ
ナミ
ウソップ
チョッパー
ロビン
フランキー
 
・ハートの海賊団
ロー
ベポ
ジャンバール
帽子かぶったヤツ1
帽子かぶったヤツ2
帽子かぶったヤツその他
 
・キッド海賊団
キッド
キラー
その他
 
・光月家一派
錦えもん
雷ぞう
カン十郎
お菊
イヌアラシ
ネコマムシ
河松
アシュラ童子
傳ジロー
しのぶ
光月モモの助
光月日和
光月おでん
光月トキ
 
・その他
ワンダ
キャロット
お鶴
牛鬼丸
トコ
お玉
康イエ
ヒョウ五郎
 
などなど。
 
味方だけでもかなりの大人数で、それぞれが“20年越しの作戦”達成のために各々行動しやがる。
加えて康イエは途中退場、傳ジローは居眠り狂死郎、光月日和は花魁小紫と名乗って身を隠し、カン十郎は実はスパイでしたと。
 
またモモの助、錦えもん、雷ぞう、カン十郎、お菊の5人は光月おでんの無念を晴らすために過去からやってきたとのこと。彼らの帰りを待ち続けた光月日和、イヌアラシ、ネコマムシ、河松、アシュラ童子、傳ジロー、しのぶと20年ぶりに合流を果たすわけだが、デザインが異形のキャラばかりでどちらが年を食っているのかがパッと見ではわかれへん。
 
錦えもんの奥さんのお鶴などは最たるもので、とてもじゃないが錦えもんより20歳年上には見えない。
 
ただでさえ時系列がごちゃごちゃしているのに、過去からやってきたキャラが一目で区別できないのはめちゃくちゃキツい。
 
その上お菊は本当は男だったって?
いや〜、もうしんどいっすわ。
 
つか、そもそもデカ過ぎねえかアイツww
身長3.5mくらいあるんじゃねえの?
 
ルフィはルフィで武装色の覇気を進化させた寸勁みたいなヤツを特訓してるしね。
 
設定に凝るのは大いに結構だが、週刊連載ということをもう少し考慮していただけるとありがたい。

 
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光月おでんの回想シーンは読み応え十分。やっぱりこれ系のキャラは鉄板だよな

 
とはいえ、第960〜973話までの光月おでんの回想シーンはかなり読み応えがあった。
 
ワノ国の将軍後継ぎとして生まれながら自由奔放な荒くれ者で、自然と人を惹きつけるカリスマ性の持ち主。白ひげ海賊団で海賊のキャリアをスタートするが、のちの海賊王ゴールド・ロジャーの船に引き抜かれる。
 
ロジャーとともに最果ての地“ラフテル”に到達してワノ国へ戻ったものの、自分が生まれ育った故郷はかつての姿ではなくなっていた。
 
百獣のカイドウの後ろ盾を得て将軍に上り詰めたオロチを討ち取るため、仲間とともに立ち上がるおでん。
だが……。
 
うん。ここは熱かった。
マジで熱かったですね。
 
光月おでんは恐らく白ひげとロジャー、両方の船に乗った唯一のクルーだろうし、空島や魚人島など、麦わらの一味が通ったルートをトレースしてくれたのもよかった。
 
フランキーが光月おでんと顔見知りなのにはちょっと驚いたが、そもそも師匠のトムさんはロジャーの船を造った船大工。大事な旅の前にウォーターセブンに立ち寄ったのも当然と言えば当然か。
 
そして、光月おでんのような“やるときゃやるタイプの男気・自己犠牲マン”の鉄板っぷりはガチだなと。
 
仲間に真意を伝えず自分だけが損な役回りを引き受ける。辛そうな顔は一切見せず、あっけらかんと理不尽を受け入れる。だが仲間や家族を傷つけられた際の怒りは凄まじく、倍返しの精神で突き進んでいく。
 
これ系のキャラは登場した瞬間から哀しい最期が見えてしまうのだが、光月おでんもご多分にもれずその結末を辿る。
 
手のつけられない荒くれ者だが仁義に厚い男。
徐々に取り巻きが増えて成り上がるが、頂点の一歩手前でかつての仲間に足元をすくわれる。
怒りのままに決戦を挑むものの、大事な局面で家族を人質に取られて敗北。公衆の面前で壮絶な最期を遂げる。
 
正直、この流れはONE PIECEに限らず多くの作品で幾度となく目にしているが、困ったことにそのつど胸打たれてしまう。究極の王道パターンというか、映画「ロッキー」に通ずるというか。

 
Big-O(オオスミタケシ)逝く。DEV LARGEがゴールド・ロジャーならBig-Oは白ひげだろうな。で、MUROが冥王レイリーか
 

「隆盛を極める→急転直下→ラストバトルで敗北」の流れ。
 
どんなストーリーだろうが、登場キャラと設定をテンプレートに当てはめるだけで一定以上の感動を生み出すことができる。ある意味卑怯でもあり、最強のワンパターンでもある。

マンガだけで1日が終わるのも悪くない。特にネガティブなニュースが多い時期は

 
あとはまあ、マンガを1日読んで終わるというのもたまには悪くない。
 
新型コロナウイルス感染拡大によって最近は家にいる時間が多くなっているのだが、インターネットを開けば感染者数の増加に伴うネガティブな話題ばかり。暗いニュースを目にするたびに気分が落ちてしまう。
 
「この国は終わり」
「無責任で無能な政治家」
「この後におよんで街には人が〜」
 
東京都知事の会見を聞きたいだけなのに、もれなく余計なノイズがついてくるせいでいちいちイライラしなくてはならなくない。
 
いや、ちげえんだよ。
君らがどうにかして国を終わらせたいのはわかったけど、とりあえず今は黙れよ。
 
小池都知事のことが好きか嫌いかは知らんが、横でガタガタ言われると必要な情報まで遮断されちゃうんだよ。君のフィルターを通したバイアスのかかった情報ではなく、こっちは一次資料が欲しいんだよ。
 
そんな感じで世の中のギスギスした空気に心底うんざりしているのだが、今回1日マンガに入り浸ったおかげでネガティブな情報に触れずに済んだ。
その分世間からは取り残されてしまうが、そんなことは大した問題ではない。
 
ONE PIECEに対して長々とケチをつけてきたが、それを含めて楽しかった。
 
当然ながら緊急事態宣言はまだまだ続く。精神の均衡を保つためにも、情報の海から一度離れてみるのもアリなのでは?  と思った次第である。
 

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