アンソニー・オラスクアガvs加納陸。ちょっと力の差があったかな。加納陸は下がったらアカンと思ってたけど。オラスクアガはアッパーがよかった【2024.7.20現地観戦】

アンソニー・オラスクアガvs加納陸。ちょっと力の差があったかな。加納陸は下がったらアカンと思ってたけど。オラスクアガはアッパーがよかった【2024.7.20現地観戦】

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2024年7月20日に東京・両国国技館で開催された「Prime Video Presents Live Boxing 9」。
セミファイナルの那須川天心vsジョナサン・ロドリゲス戦を目当てに現地観戦してきたわけだが。
 
那須川天心vsジョナサン・ロドリゲス感想。天心は攻守の最適バランスを見つけたか? 試合後のインタビューがクッソ嬉しそうだったw
 
全編視聴は下記↓

 
今回は第2試合のWBO世界フライ級決定戦、アンソニー・オラスクアガvs加納陸戦について。
結果は3R2分50秒KOでオラスクアガが勝利し初戴冠に成功している。
 
 
2023年4月に初めて日本のリングに上がったオラスクアガだが、そこから約1年3か月(都合3試合)での世界王座戴冠。とんでもない早さのジャパニーズドリームである。
 
寺地拳四朗vsアンソニー・オラスクアガ。MVPはオラスクアガで決まり!! 驚異の粘りで拳四朗の心を折りかける。フライ級なら京口よりも強いかもしれんな
 

両者の入場を観てオラスクアガ応援を決めた。単純にカッコいいと思ったんですよね

まずはオラスクアガが入場。

相変わらずのステキ笑顔でございますw
 
 
続いて加納陸。

こちらはゾロゾロ引き連れて出てきました。
 
入場曲が始まるとすぐ+1人で入場したオラスクアガに対して加納陣営はやたらと人数が多い上に入場曲もたっぷり流してからという。
 
この時点で僕はオラスクアガ応援を決めた次第である。
 
もちろん加納陸のことが嫌いなわけではなく単純に好みの問題。
シンプルイズベストなオラスクアガの入場をカッコいいと思ってしまった。
 
そんな感じで「オラスクアガがんばれ~」になったところで試合開始である。
 
ゲッソリで低調な中谷潤人、打たれ過ぎのオラスクアガ、メインの拳四朗は…。実は微妙な試合が多かった。マグラモ、コルテスはがんばった
 

序盤から近場で打ち合う両者。オラスクアガの正確性、思い切りのよさが加納を上回る

試合の感想だが、ちょっと力の差があったなぁと。
多くの方が言っていた(僕も思っていた)ように加納陸にとっては厳しい試合だった。
 
 
流れとしては、序盤から両者が近場で打ち合う展開。
ともに激闘型で“打たれながら打つ”タイプなのでこうなることは必然である。
 
だが正確性、思い切りのよさでオラスクアガはそのつど加納を上回る。
 
特に近場でのショートのアッパーはめちゃくちゃ有効だった。


加納が低い姿勢で入ってくるパターンを研究していたのだと思うが、下から突き上げるアッパーが何度も前進を止めていた。
 
このパンチをもらうと加納は一瞬動きが止まる。
それを見たオラスクアガがペースアップ→得意のフルスイングを浴びせる流れ。
 
2Rの時点で加納の顔面が紅潮していたのが印象的だった。
 

攻められると守り一辺倒になるオラスクアガ。でも加納陸はその状況まで持っていけず

攻撃力が持ち味のオラスクアガだが、下記で申し上げたように攻めのパターンはやや単調で強弱も足りない。
 
中谷潤人vsアストロラビオ、田中恒成vsジョナタン、加納陸vsオラスクアガ。あえてアンダードッグ(アストロラビオ、ジョナタン、加納陸)を応援する
 
さらに攻め込まれると亀になる悪癖もある。
 
なので、連打の精度で上回れば加納にもチャンスがくるのでは? と思っていた。
「加納が勝つなら下がったらダメ」
「オラスクアガは相手が守りに入った瞬間にペースアップする」
「それをさせないためにもリング中央で勝負したい」
 
だが残念ながらそこまで追い込むことはできず。
寺地拳四朗やジーメル・マグラモは一方的に攻めるラウンドを作ったが、加納はそこにたどり着く前に押し返されてしまう。
 
単純な火力はもちろん、パンチの精度にも差があったなぁと。
 


 
ルイス・アルベルト・ロペス陥落。アンジェロ・レオの左カウンターでアディオス。亀田和毅の言うロペス対策をまんま実行してたな
 

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3Rにアッパー1発で撃沈。ようやくタイミングを掴みかけたところだったけど…

それでも3Rの中盤あたりでタイミングを掴みかけていたことも確か。
 
オラスクアガの右に右を合わせたり、いきなりの左をねじ込んだり。
中でもフック気味の右がオラスクアガの側頭部を捉え始めて「お、これは」となったのだが……。


 
ラウンド後半に再びアッパーをもらってジ・エンド。
その瞬間は「あれ? 倒れた」という感じだったのだが、スローで観るととんでもないもらい方をしている。
 
タイミングを掴みかけた&まだ体力も残っていたことを考えるとこれはちょっと残念。
本人の言う「最終的には気持ちの勝負」までたどり着けなかったのは悔いが残る。
 
だが全体を通して見れば力の差は明らかで、どこかであの1発をもらっていた可能性は高そう。
「加納陸はがんばったが、地力の差が大きかった」というのが僕の中でのファイナルアンサーである。
 
中谷潤人vsビンセント・アストロラビオ。今回も中谷がやヴぁいw アストロラビオもいい動きしてたのに。今すぐ階級アップして井上尚弥戦目指すのもアリ?
 

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オラスクアガは今後も日本を主戦場にしちゃいなよ。指名挑戦者はジョナサン・ゴンサレスだと?

すげえ嬉しそう。

ホントによかったな。
 
 
レフェリーに勝ち名乗りを受けるオラスクアガ。

うん。
今後も日本を主戦場にすればいいんじゃねえか?
中谷潤人とニコイチで。
 
 
ちなみにWBOの指名挑戦者は先日L・フライ級の王座を返上→階級アップを表明したジョナサン・ゴンサレスとのこと。
 
いや、アイツやれるの?
やるやる詐欺で散々拳四朗を振り回してたけど。
 
と言いつつ、ジョナサン・ゴンサレスはオラスクアガのようなタイプを得意とする。
その一方でオラスクアガの圧力、連打は岩田翔吉やエルウィン・ソトを大きく上回る。
 
吉野修一郎vs中谷正義現地観戦。凄みを感じさせた中谷、割り切りとタフネスの吉野。めちゃくちゃ感動したけど中谷敗北のショックも大きい
 
フライ級ではやや小柄なゴンサレスがオラスクアガの前進をどうさばくかに注目である。
 
てか、普通にオラスクアガが勝ちそうですけどね。
 
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