ビッグフライ オオタニサン!! 野球観戦の情熱が減退する中、大谷翔平のホームランでワクワクするだけの簡単なお仕事【2018.9.7】

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ヒットイメージ
2018年9月5日(日本時間6日)、MLBロサンゼルス・エンゼルスに所属する大谷翔平がMRI検査を受け、右肘の内側側副じん帯に新たな損傷が見つかり、球団からトミー・ジョン手術を勧められたことがわかった。


今年6月に右肘じん帯の損傷で故障者リスト入りした大谷は、自身の血小板を注入する「PRP注射」で回復に努め手術を回避。
7月に打者として復帰、9月2日にはアストロズ戦で投手としての復帰を果たしていた。
 
ところが試合後のMRIで新たな損傷が発覚。


トミー・ジョン手術を受ければ少なくとも2019年シーズンは登板できない。その反面、打者としては6~8か月後の復帰が可能で、来シーズン後半には間に合う。
 
エンゼルスのエプラーGMは本人と相談して今後の方針を決めるが、「引き続き二刀流選手として見ている」とコメントしたとのこと。


 

野球観戦のテンションが上がらない。松坂大輔、大谷翔平の離脱に加え、今年のセリーグがあまりに酷くて……

先日も申し上げたように、僕は今シーズンの野球観戦にあまり情熱がない。
理由は大谷翔平と松坂大輔が故障離脱したから
 
大げさでも何でもなく今シーズンはこの2人以外を真剣に観ておらず、両者が立て続けに離脱したことで一気にテンションが下がってしまった。
 
「ハイレベル過ぎてFA選手の契約にも影響してるよ。MLBオールスター2018がとんでもなかった件」
 
松坂大輔は復帰を果たしたものの、明らかに故障前よりも状態は悪い。
恐らく今も完治はしていないのだと思うが、騙し騙し投げている感が尋常じゃない。
 
「守りたいこの笑顔w 松坂大輔が甲子園で復活の6勝目。ここにきて今季一番のピッチング。興奮し過ぎて健康損ねるレベル」
 
160kmオーバーのストレートと豪快なバッティングでMLBを席巻していた大谷翔平も、同時期に右肘じん帯の損傷が見つかりDL入り。
いったん手術を回避して投手復帰を果たすが、またしても別箇所に損傷が見つかったとのこと。
 
そして、球団からはトミー・ジョン手術を提案され、来季以降の動向も不透明な状況である。
 
「平成最後の夏が終わる。批判もあるけどクソほど感動したよ。大阪桐蔭が金足農業を敗り史上初2度目の春夏連覇」
 
また、それ以上に今シーズンのNPBがあまりに低レベルというのもある。
僕は基本、セリーグしか観ていない(パリーグは今年は西武くらい?)のだが、今シーズンのセリーグは本当に酷い。
 
「史上まれに見る酷い日本シリーズ。ソフトバンクがクソ采配の広島を下して2年連続日本一。クソの最上級」
 
何が酷いって、各チームの采配が。
 
・広島
投手運用が人災レベルで酷い。生え抜き、助っ人問わず中心選手を片っ端から潰していくスタイル
 
・ヤクルト
投手、野手運用両方アカン。投手は有望な若手を積極的に潰し、野手起用は勝負勘のなさがエグい
 
・巨人
打順の組み方おかしいぞ。やたらと完投信仰があるけど、それも完全におかしいからな
 
・阪神
投手運用はいいけど、野手の方が微妙。送りバントめっちゃ好きだよね
 
・DeNA
どうしてこうなった。その戦力で序盤からスパートかけりゃ、そりゃあ息切れするでしょ
 
・中日
投手運用が絶望的。無茶な起用によって7月で疲弊→失速のパティーンを今年も……
 
6球団の中で、正常と呼べるチームが1つもない
 
「巨人高橋由伸監督辞任←同情の声多数。阪神金本監督続投←批判多数。そんなにおかしいかね? 仕方ないと思うんだが」
 
冗談抜きで。
ガチで。
 
「歴史的土曜日。神戸製鋼ダン・カーターがデビュー。サントリーのマット・ギタウとマッチアップ。日本ラグビーとんでもねえわ」
 

広島の投手運用はちょっと酷い。このゲーム差でフランスアの月間最多登板とか意味ある?

特に、広島の投手運用には毎回驚かされるばかりである。
 
岡田、薮田の先発2人は昨シーズンから比べて2、3kmの球速低下。
今村、ジャクソン、中崎、一岡らリリーフ陣は揃って不調。
新たに出てきた高橋昂也、アドゥワ誠も、順調に彼らの後を追うように……。
 
「スポーツイベント「どれだけ人を誘いたいか」ランキング。現地観戦レビュー「イベントミシュラン」の続き」
 
極めつけは育成契約→支配下登録を勝ち取ったドミニカ出身のヘロニモ・フランスア。
 
2位以下を大きく引き離すぶっちぎりの首位にもかかわらず、8月の月間登板数セリーグ新記録を樹立するというまさかの狂気を発動してしまった。


有能野球ファンの方によると、フランスアは平均球速がMAX時から10km低下しているとのこと。


僕も7月末にフランスアが157kmを出した試合を観てめちゃくちゃ驚いたのだが、8月末の試合で138kmのストレートを打たれる姿に違う意味で驚かされた次第である。
 
それに対する緒方監督のコメントが下記。


もはやホラーと呼んでもさしつかえないレベル。
 
リリーフピッチャーの起用に点差が関係ないわけはないし、どう考えても今は「頑張りどころ」ではない。
 
適当にやっていれば、今シーズンの広島は勝手に優勝する。
フランスアとザキの「頑張りどころ」はCSや日本シリーズであって、今であるはずがない。
 
これも有能野球ファンの方がおっしゃっていたが、しっかり運用すれば5、6年は余裕で黄金時代を築けるくらいの巨大戦力が広島にはあった。それをわずか2年半で食い潰し、投手陣を片っ端からポンコツ化させていく無能っぷりには殺意を覚えるほどだとか。
 
「松坂大輔4241日ぶりの日本での勝利! ひゃっは~、たまらねえぜww ストレートの威力が戻った松坂が筒香と真っ向勝負」
 
そして、これだけしょーもない広島がぶっちぎりで優勝してしまうセリーグ。
選手個々のレベルは確実に上がっているのに、それを脳筋管理者たちが積極的に潰していく地獄。
 
そこそこ長いこと野球を観ているが、ここまで鑑賞に値しないシーズンはちょっと記憶にない。
 
「2018年プロ野球FA、移籍市場がちょっとおもしろいw シーズンはグダグダだったけど。虎の恋人はいまだ現れず」
 

「ビッグフライ オオタニサン!! in2018」(2018年9月7日現在)。大谷のホームランで癒されようず

というわけで、ここから先は今シーズンの僕の唯一の清涼剤。
「大谷翔平のホームラン」を順番に並べていくことにする。
 
名づけて「ビッグフライ オオタニサン!! in2018」(2018年9月7日現在)。
 
1本目(4/3vsインディアンス)


2本目(4/4vsインディアンス)


3本目(4/6vsアスレチックス)


4本目(4/27vsヤンキース)


5本目(5/10vsツインズ)


6本目(5/17vsレイズ)


7本目(7/8vsドジャース)


8本目(7/23vsホワイトソックス)


9本目(7/25vsホワイトソックス)


10本目(8/3vsインディアンス)


11本目(8/3vsインディアンス)


12本目(8/7vsタイガース)


13本目(8/18vsレンジャーズ)


14本目(8/25vsアストロズ)


15本目(8/27vsロッキーズ)


16本目(9/4vsレンジャーズ)


17本目(9/5vsレンジャーズ)


18本目(9/5vsレンジャーズ)


 

大谷が得意なのは外高めと内角。「日本時代はインコースを攻められてなかった」なんてことはないんだよね


こうして観直すと、大谷は右投手の外側やや高めをセンター方向に打ち返すのを得意としていることがわかる。
 
93~4マイル(約150~151km)前後で外側高めに投げ込むと、あっという間に「ビッグフライ オオタニサン!!」されてしまう。


また、大谷がめちゃくちゃカモにしているのが実はインコース
 
4月にヤンキースのセベリーノから打ったホームランなどは典型的で、97マイル(約156km)のストレートを苦もなく腕をたたんでライトスタンドにぶち込んでいる。


打たれたセベリーノは登板後、「もう大谷にインコースは投げない」とコメントしていた記憶がある。
 
「スーパーエースの無双こそが一戦必勝のトーナメントを勝ち上がる最善手。金足農業・吉田輝星投手は最後まで腕を振る」
 
変化球も少しトロくなると、一気に「ビッグフライ オオタニサン!!」


投げミスした途端に「ビッグフライ オオタニサン!!」


あ、あ、そんなところに投げたら……。
やっぱり「ビッグフライ オオタニサン!!」


MLB移籍前年、日本の解説者が、
「大谷は日本ではインコースを攻められていない」
「ピッチャーとして怪我をさせてしまうとまずいから」
「でも、MLBではそんなことを気にせずどんどん身体の近くにくる」
「恐らくその部分で苦労するだろう」
と盛んに言っていたが、まったく違ったなと。
 
日本時代も大谷はインコースを攻められていたし、そこを普通に打ってもいる。
 
下記ページを見れば、大谷を攻略するには外勝負というのは一目瞭然である。
「大谷翔平2016年度コース別(ゾーン別)打率・成績」
 
むしろ「インコースは投げない」という気遣いがあったなど、生活をかけて真剣勝負しているプロ野球選手に対して失礼過ぎる。
 
「大谷6回1/3、11奪三振103球で勝敗つかず。なるほどカーブを便利使いか。スライダーの高速化よりも手っ取り早い」
 

また始まった「どちらかに絞れ」論争。もう聞き飽きたよ毎回毎回。二刀流のメリットもたっぷり見せたでしょ

なお、大谷翔平の肘に新たなじん帯損傷が見つかったのを受け、アメリカでも「打者に絞るべき」という議論が巻き起こっているという。


これ、以前から繰り返し述べているが、しょーもないことこの上ない
 
大谷のポテンシャルがMLBでもトップレベルなのは、今シーズンだけでも十分証明された。
 
「田中恒成vs木村翔戦の全国生中継がなかったことが問題だけど、CBCテレビが地元のスターを囲い込んだわけではない?」
 
それも投手としては100マイル(160km)オーバーのサイヤング賞レベル、打者としては打率.320 40本 100打点を期待できるという規格外っぷり。
 
「どちらかに絞るべき」「どちらを選べばいい?」ではなく、「選べないから両方やるんだよヴォケ」。
 
しかも、投手と打者をこなす分、片方がポシャってももう片方が残るという利点。じん帯損傷が判明した翌日に17、18号を放ったことで、そのメリットがクソほど発揮された。
 
「2018年MLB開幕。躍動する大谷翔平。「動く球を覚えるべき」でも「メジャー仕様にモデルチェンジしたから勝てた」んでもない」
 
実際、手術を受けても打者としてなら来シーズンの復帰が可能とのこと。
常に2つの選択肢があることで、極力長期離脱を避けられる。すばらしいことこの上ない。
 
つまり、我々パンピーにできることはただ一つ。
黙ってオオタニサンの選択を見守るのみであるww
 
「ヤクルトはなぜ弱くなったのか。2015年の優勝時と2017年では何が違ったのか。意外と球場にも原因があるかもよ?」
 
もうさ、毎年二刀流に別れを告げるときが来てるよな。


ルーキーイヤーの2013年には「プロ野球で二刀流などできるわけない」
10勝、10本塁打を達成した2014年には「どちらかに絞ればもっとすごい」
打者成績が低迷した2015年には「投手一本に絞るべき」
投打で飛躍した2016年には「メジャー移籍に向けてどちらかに絞るべき」
前年の疲労の影響で故障した2017年には「やっぱり二刀流は無理がある」
 
毎年毎年聞き飽きたよww
ボジョレーヌーボーかよと。
 
 

 


 

 
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