山本由伸、佐々木朗希、田中将大、菅野智之2025年展望。菅野にはがんばってもらいたい。日本のエースはすげえんだってことをメリケンどもに思い知らせろw

2025年3月現在、日米ともに開幕に向けてオープン戦が行われているわけだが。
例によって僕が今シーズン注目している選手についてあれこれ言っていく。
具体的には、
・山本由伸(ドジャース)
・佐々木朗希(ドジャース)
・田中将大(巨人)
・菅野智之(オリオールズ)
の4人。
4人中3人(佐々木、田中、菅野)が新天地で開幕を迎える中、オープン戦のピッチングを観た感想や成績予想をざっくりと。
なお今回はピッチャーのみだが、近々打者についてもやりたいと思っている。
もちろん思っているだけでやらずに終わる可能性もある笑
僕がMLBを観なくなった理由。単純につまらないよね。熱量がなさすぎて。イチロー「データ偏重によって頭を使わなくてもできる野球になってる」
山本由伸
まずはドジャースで2年目を迎える山本由伸。
下記の通り3月11日のダイヤモンドバックス戦で5回1失点7奪三振の好投を見せている。
このピッチャーに関してはメジャー移籍前から「苦労するかも」と言い続け、適応が進んだシーズン後半も「山本由伸はこんなもんじゃない」と連呼してきた。
山本由伸復帰登板感想。まだまだこんなもんじゃないから。打者を絶望させるのが本来の山本由伸だから。大谷翔平、今永翔太、ダラス・カイケル
実際、初年度の成績(7勝2敗 防御率3.00)は日本時代の無双っぷりを考えると全然物足りない。
途中離脱はもちろん、防御率が1.80近く悪化しているというのは……。
はっきり言って日本一のピッチャーがこんな成績ではお話にならない。
ダラダラやってねえでさっさとMLBの打者を絶望させやがれ。
我ながら何様だよという暴言を吐きまくったわけだが笑
オープン戦のピッチングを観る限り今年はかなりいい(と思う)。
昨シーズン序盤は過度にカーブに依存したり、投げる球がなくなってカッターを連投→それを狙われる等の悪循環が見られた。
だが今年のオープン戦ではそこが改善されてハイレベルな球種をまんべんなく投げ分けている。
一番の要因はやはりスプリット(フォーク)の精度が上がったこと。
昨シーズン最後までしっくりこなかったスプリットのキレが戻り、打者の手元で加速するような軌道で空振りを取れている。
この感じを継続できれば相当やれるのではないか。
怪我なくローテーションを守れれば15勝以上、防御率2点台前半も可能と予想する。
理想は18勝4敗、防御率1.95くらい。
日本一のピッチャーのジツリキをメリケンどもに見せつけてもらいたい笑
佐々木朗希
続いて今シーズンからドジャースに移籍し大谷翔平、山本由伸のチームメートになった佐々木朗希について。
佐々木朗希に関してはこのタイミングでのMLB移籍に反対する声も多く聞かれた。
一番の理由は日本で規定投球回数に達したことがない、シーズン通して稼働したことがないから。
中6日が基本、142試合の日本ですら完走できていないのに中4日、162試合のメジャーでやれるわけがない。
確かにその通りなのだが、個人的に佐々木朗希はさっさと移籍するべきだと思っていた。
理由は日本ではこれ以上の成長が見込めない(と思う)から。
もともと佐々木朗希のポテンシャルは大谷翔平やダルビッシュ有と同格。
才能をフルに発揮できればサイヤング賞も可能だと思っている。
やや調子を落とした2024年シーズンもスペックの高さで打者を圧倒していた。
ただ、そこからもう一段上にいくには日本では難しい。才能だけでねじ伏せることが可能なNPBではなくレベルアップが必要な舞台にさっさと進んだ方がいい。
WBCの先発3本柱は山本由伸、佐々木郎希とあと1人は? 大谷翔平とダルビッシュどっちよ。ダルビッシュがいまいち過ぎて…
そして、オープン戦を観てその通りだと思った次第である。
日本時代の佐々木朗希はまっすぐとフォークが中心で、その次がスライダー。
このスライダーの精度がいまいちだったのが印象に残っている。
MAX165kmのストレートとカクンと落ちるフォークは間違いなく超一流。
日本では多少調子が悪くてもこの2球種のゴリ押しでどうにでもなってしまう。
ところがMLBでは160km近いストレートに打者がついてくる上に近年は落ちる球の見極めも向上している。
上記の登板でも打者に粘られて球数がかさむケースが見られる。
そこを突き抜けるためには中間球としての球種が必須。佐々木朗希の場合はスライダーがそれに当たる。
1球1球の出力を落として省エネを図るのではなく球種の配分で球数を減らす。
ストレートとフォークで空振りを狙うのではなくゴロを打たせる。
そのためにスライダーの精度が向上(キレ? 変化量? スピード?)するといいよねと申し上げている。
成績予想だが、初年度の目安としては10勝前後、防御率3点台前半くらいだろうか。
田中将大
次は楽天を退団し巨人に移籍した田中将大。
キャンプ序盤から久保康生コーチとの二人三脚でのフォーム改造が話題になっているわけだが。
オープン戦でのピッチングを観ると、「まあぼちぼちですね」という印象。
フォームは縦振りになっているし本人の言うようにコンディションも悪くないのだと思う。
ただ、球威や変化球のキレははっきり言って微妙。
まだシーズン前ではあるが、ここから劇的に改善するとは考えにくい。
得意のスライダーはなかなかいい。
スプリットもそこそこ鋭い変化をしているのである程度のめどは立つと思う。
だが、根本的に球が遅いせいで打者を打ち取るのにいちいち時間がかかる。
1人の打者に球数を食う、毎回のようにランナーを背負うためにイニングが稼げない。
これは晩年の松坂大輔とも共通するのだが、テクニックや経験だけではどうにもならない部分が多いなぁと。
とは言え、現時点の田中はあのときの松坂ほど摩耗していない。
毎登板5回前後でアップアップということもないだろうし、少なくとも2025年内の200勝達成は確実ではないか。
侍ジャパン(日本)の敗因。油断、緩い空気。飛ばないボールと左投手の横変化。NPBのガラパゴス化。 #井端辞めろ なんて冗談じゃない
成績予想は最大限力を発揮できたとして8勝前後。5~6勝で防御率3点台半ばとしておきます。
菅野智之
オリオールズの菅野智之は今シーズン僕がもっとも注目している1人。
巨人のエースとして長年日本球界を引っ張った男が満を持して海を渡る。
山本由伸を“日本一のピッチャー”と申し上げたが、本当の意味での日本一のピッチャーは菅野だと断言させていただく(何様だよ笑)。
オープン戦の登板を観たが、なかなかよかったのではないか。
日本時代同様、全球種の精度が高く制球もいい。
スライダーが抜けるシーンもあったが、ああいうのも実戦の中でアジャストしていくのだろうと。
35歳のオールドルーキーだが、この選手に関しては積み重ねた経験をそのまま活かせると予想する。
懸念材料はやはり出力の足りなさか。
山本由伸や佐々木朗希に比べてベース板を通過する際の球の強さはどうしても見劣りする。
特にまっすぐは軌道がドロンとしていて頼りなさが目についた。
恐らく菅野のスペックはMLBでは中位から下位。
去年の上沢直之ほどではないが、なるべく早く頼れる球種を見つけることが重要かもしれない。
上沢直之ソフトバンク入りってそこまでボロカス言われる? ソフトバンクの4年10億が破格だとも思わんけど。日ハムはどの程度本気だったの? 筒香を引き合いに出してクサすのも謎
2024年のダイジェスト。
このクオリティでもMLBではギリギリのスペック。
言っても仕方ないが、2017年WBCのピッチングができれば文句なしに通用したと思う。
「菅野智之2017年WBCハイライト」
2025年の成績予想は……。
希望を込めて10勝前後、防御率3点台半ばでいきますか。
いや、菅野にはマジでがんばってほしいんですよね。
日本のエースを舐めんじゃねえぞってことで笑
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
今永昇太のピッチングバイブル
