ロマチェンコvsカンボソス。何も変わってなかったカンボソス。ロマチェンコとの相性最悪なまま置いてきぼりを食って11RTKO負け【結果・感想】

ロマチェンコvsカンボソス。何も変わってなかったカンボソス。ロマチェンコとの相性最悪なまま置いてきぼりを食って11RTKO負け【結果・感想】

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2024年5月12日にオーストラリアで行われたIBF世界ライト級王座決定戦。同級3位ワシル・ロマチェンコと同2位ジョージ・カンボソスの対戦は11R2分49秒TKOでロマチェンコが勝利。見事王座返り咲きを果たしている。
 
 
GWの東京ドーム興行、シンコデマヨのカネロvsハイメ・ムンギア戦と注目度の高い試合が目白押しだった先週。
 
井上尚弥vsルイス・ネリ現地観戦感想。序盤の鬼強タイムの井上をダウンさせた意義は大きい。S・バンタム級の井上を過度に神格化する必要はない
 
今週はオーストラリアで開催されたIBF王座決定戦にロマチェンコが出場、2021年6月の中谷正義戦以来、約3年ぶりのKO勝利を挙げている。
 
 
ところが例によってこの試合もリアルタイム視聴はできず、結果を知った上での見逃し配信に。
若干新鮮味には欠けるが、感想を言っていくことにする。
 

カンボソスにとってロマチェンコは相性最悪。普通にやれば相当厳しそう?

まず僕が考えた展望は下記。
 
ロマチェンコvsカンボソスは決定でいいんすよね? ロマチェンコ有利だと思うけどカンボソス応援かな。デビン・ヘイニーと対戦した同士の王座決定戦
 
カンボソスは低いガードと見切りで勝負するカウンター使い。
相手の初弾を上体反らしで避ける→反動をつけてカウンター→追撃の連打の流れを得意とする。
 
基本は“待ち”なのでジャブは少なめ、自分から試合を動かすパターンはあまり見られない。
 
・低いガード
・“待ち”のカウンター使い
・ジャブが少ない
 
正直、これはロマチェンコとの相性は最悪と言っていい。
 
あの連打には打ち終わりのカウンターを合わせにくく、なおかつ横の動きにも追いつけなそう。
相当な対策をしない限りポジショニングと連打でつるべ打ちに合うのではないか。
 
 
ただ、下記によるとカンボソス陣営は新しいトレーナーを招聘してトレーニングに励んでいるとのこと。
 
「IBFライト級タイトル空位決定戦」
 
ロマチェンコが断然有利だとは思うが、この部分に期待しておく。
 

何も変わってなかったカンボソス。もう少しやりようがなかったですかね…

そして迎えた当日。
 
な~んも変わってねえ……。
 
 
結論から言うと、カンボソスは何も変わっていなかった。
 
上記の通りカンボソスにとってロマチェンコは天敵の部類。
ガードの低さを突かれて顔面を揺らされる→カウンターを返す間もなく懐に入られボディ、顔面への被弾を許す。
で、反撃姿勢が整う前に射程からいなくなる。
 
 
ラウンドを重ねるごとにカンボソスの顔が紅潮、傷が増えていく様子も「そうなりますよね」としか言いようがない。
 
想像通りというか、想像以上に一方的な試合だった。
 
 
デビン・ヘイニーVol.2もそうだが、この選手には対策らしい対策があまり見えない。
毎回似たようなファイトに終始するため相性が悪い相手には手も足も出ずにやられてしまう。
 
ヘイニーがリマッチでもカンボソスを圧倒。ジャブとアウトボクシングだけじゃない、パンチ力とインテリジェンスも証明した試合だったな。PFP No.1がより盤石に
 
大金星を挙げた2021年11月のテオフィモ・ロペス戦は“低いガード&カウンター使い”同士だったのが幸いした。
しかもテオフィモが初回からオラつきまくって出てきたせいでカンボソスのカウンターが絶妙なタイミングで当たるという。
 
逆にジャブが得意なヘイニーにはカウンターが間に合わずに遠間で釘づけにされ、機動力と連打が持ち味のロマチェンコには容易に懐に入られ連打を浴びまくった。
 
ヘイニーとの第1戦、今回のロマチェンコ戦と「もう少しやりようがなかったの?」と思わないでもない。
 

対策は練っていたし、やろうとしていることは伝わった。1Rで挫折したけど

だが、実を言うとカンボソスがやろうとしていることはまあまあ伝わってきた。
 
ロマチェンコを攻略するにはとにかく“自分から行くこと”が大事。
足を使って捌くのでは? と言われていたデビン・ヘイニーも当日は自ら距離を詰める&体格差を活かしてジャブとボディで勝負した。
 
4団体統一王者デビン・ヘイニーがロマチェンコの追い上げを振り切り僅差判定勝利。またしても不動のPFP No.1っぷりを証明したな
 
ロマチェンコは自由に動けるスペースを与えるとあっという間にリズムに乗る。
細かい連打を出しながらスルスルと距離を詰め、死角に回り込んでどんどん連打を浴びせてくる。
 
それをさせないためにはやはり“自分から行く”しかない。
ホルヘ・リナレスやテオフィモ・ロペスがやったように近場のボディで横の動きを制限するのも有効である。
 
そして、申し上げたようにカンボソスもこれをやろうとしていた。
 
左リードで距離を測りつつ先に手を出す。
従来の“待ち”ではなく、自ら試合を動かすファイト。
 
1Rで挫折したけど。
 
 
いや~、ダメでしたね。
カンボソス、ダメでした……。
 
開始直後は自分から仕掛けるそぶりを見せたが、すぐに手が出なくなる。
 
で、2R以降は従来の“待ち”に逆戻り。
案の定、置いてきぼりを食いまくってしまった。
 
 
また、これに関してはデビン・ヘイニーVol.2も同じ。
ジャブで釘づけにされた初戦を受けて再戦では自分から攻めるファイトを選択したが、ヘイニーが1戦目よりも出てきたせいでいまいち機能せず。
 
お互いのやりたいことを押し付け合った結果、(簡単に)押し切られてしまった。
 
ジャーボンティ・デービスvsフランク・マーティン。vsサウスポーの経験が少ないマーティンとエクトル・ガルシアをKOしたデービス。近場の打ち合いでどうなるか? かな
 

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後半はよかった。顔面への被弾と引き換えに捨て身? のカウンター

それでも後半(KOされるまで)はよかったと思う。
 
8Rのボディの連打でロマチェンコを失速させた上にゴング直後にイキり倒すお決まりのシーンも見られた笑
 
顔面への被弾と引き換えの捨て身? のカウンターはボチボチ機能していたのではないか。
 
カネロvsハイメ・ムンギアおもしろかった!! 試合巧者のベテランを勢いでねじ伏せるやり方はカネロvsゴロフキンVol.2を思い出した
 
「アレをもう少し早くやれれば」と言いたいところだが、恐らくそれは難しい。
 
上述の通り試合の流れはほぼロマチェンコのペース。
7、8Rの時点でカンボソスには打つ手がなく、最後の手段としての捨て身のカウンターだったと想像する。
 
その証拠に11Rにボディでダウンを奪われTKO負けを喫している。
ロマチェンコを失速させることには成功したが、リスクとリターンがまったく見合っていない。
 
自分から仕掛けるカンボソスの作戦がとん挫した時点で試合のすう勢は決まった感じである。
 

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ロマチェンコの今後? デービス、シャクールがいるけど、引退という噂もある

なお勝利したロマチェンコは今後どうするのだろうか。
 
期待されるのはもちろん他団体王者との統一戦、WBAのジャーボンティ・デービス、WBCのシャクール・スティーブンソン、どちらかとの対戦である。
 
シャクール・スティーブンソンvsロス・サントス前代未聞の手数の少なさ。でも僕はおもしろかったw 突進力のある連打型のサウスポーに可能性を感じたよ
 
ただ、今回を最後に引退という噂も聞こえてくる。
 
この辺はもう、本人次第としか言いようがない。
できれば続けてほしいが、何となくこの試合で満足してしまった感じも受ける。
 
 
というわけで、続けるならがんばって。
辞めるならお疲れさまでした。
 
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