ホルヘ・リナレスvsデビン・ヘイニーくるか? またいつもの「対戦に合意」、しかも口頭だって。リナレス勝利は決定事項だけど、ヘイニーは強敵だわな

ホルヘ・リナレスvsデビン・ヘイニーくるか? またいつもの「対戦に合意」、しかも口頭だって。リナレス勝利は決定事項だけど、ヘイニーは強敵だわな

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元3階級制覇王者ホルヘ・リナレスと現WBC世界ライト級正規王者デビン・ヘイニーが対戦に合意したとのこと。
 
下記の記事によると、リナレスのプロモーターを務めるGBPのエリック・ゴメス氏が「原則として対戦に合意している。口頭で合意している」とコメントしたとある。
 
「リナレス、WBC世界ライト級王者ヘイニーと対戦合意 米専門サイトが報道」
 
日程は現地時間2021年5月15日が予定されており、正式決定すればDAZNでの配信になると思われる。
 
 
なおリナレスは2020年8月に元S・フェザー級王者ハビエル・フォルトゥナとの対戦が決定していたが、渡米直前のPCR検査で陽性反応が出たため中止に。
ヘイニーとの試合が実現すれば、2020年2月以来1年3ヶ月ぶりのリング復帰となる。
 
リナレスvsヘイニー感想。ヘイニーは若さが出たけど経験を積めたんじゃない? 野口将志選手がヘイニーを気にいるのはちょっとわかるw
 

リナレスvsヘイニーは熱いわ。リナレスにとってはラストチャンスかな? ヘイニーは2戦連続でベテラン元王者との対戦

めちゃくちゃ熱い試合が決定間近らしい。
ホルヘ・リナレスvsデビン・ヘイニー。
 
2018年5月のワシル・ロマチェンコ戦では10RTKOで敗れたものの、6Rにはロマチェンコからキャリア初のダウンを奪うなど実力の高さを発揮したリナレス。
 
今回の試合で勝利すれば約2年8ヶ月ぶりの王座復帰となるが、同時に年齢的にもラストチャンスとも言える一戦である。
 
リナレスがロマチェンコにKO陥落。あ〜惜しい。もう少しだったけどな。これがスピード&パワーの偉大さですよ
 
対する王者デビン・ヘイニーは戦績25戦全勝15KOのオーソドックス。
L字の構えと鋭い左リード、高いディフェンス能力を兼ね備えたアウトボクサーで、一部からは“メイウェザー二世”とも言われる選手である。
 
だが、同時期にライト級で活躍するテオフィモ・ロペスやライアン・ガルシア、ジャーボンティ・デービスに比べて存在が地味なこともあり、やや話題性に欠ける部分もある。
 
前戦では元王者のユリオルキス・ガンボアを大差判定勝利で退けたものの、大ベテランを相手に消化不良の試合を披露してしまった。
 
仮にリナレスとのタイトルマッチが決まれば、2戦連続でベテラン元王者との対戦になる。
 

全力でリナレスを応援する。この試合に勝てば年末にトリプル世界戦いけるでしょ

いや、すげえな。
 
リナレスに関しては前回のフォルトゥナ戦の中止を残念に思っていたが、次に出てきた名前はまさかのデビン・ヘイニー。しかもタイトルマッチとのことで、vsフォルトゥナよりもはるかにテンションが上がる。
 
ホルヘ・リナレスvsハビエル・フォルトゥナ合意? おもしろいね。リナレスにとってはラストチャンスかな。いけると思うけど
 
一方のヘイニーにとっても、元3階級制覇王者との対戦は悪くない。
前回のガンボア戦でのクッソ微妙な判定勝利を覆す意味でも、文句なしのパフォーマンスを見せて注目を集めたいところ。
 
GBPのエリック・ゴメス氏によれば、今のところは「口頭で対戦に合意」しただけらしいが、とりあえずはお得意のモンキービジネスの発動は控えていただければと思う。
 
 
なお、この試合が正式に決定すれば僕はもちろんリナレスを応援する。
 
そして、勝つのは間違いなくリナレスだと思っている。
 
なぜなら僕がそう決めたから
 
 
リナレスの戴冠後は、そのタイトルに吉野修一郎vs三代大訓の勝者が挑戦するのがベスト。
年末に村田諒太、中谷正義との抱き合わせで帝拳ジムのトリプル世界戦として開催すればいい(適当)。


え?
中谷正義vsミゲール・ベルチェルト戦のタイトルをどうするかって?
 
そんなもん、WBCをちょろっと小突けばタイトルを新設してくれるでしょ。
スーパー王者とかフランチャイズ王者とか、すでに大喜利みたいになってるんだから。細かいことを気にすんなよってことで()
 
とは言いつつ、テオフィモ・ロペスは階級をアップするならさっさとせいやという話ではある。
ベルトをごっそり抱えたままトップランクを離脱するとか、面倒くさいことこの上ない。
 

ヘイニーは強敵だよな。L字と左リード、バックギア。安定感抜群のアウトボクサー

そんな感じでリナレスvsヘイニー戦の噂にワクワクが止まらないわけだが、正直デビン・ヘイニーはなかなかの強敵だと思っている(勝つのはリナレスだけど)。
 
身長は173cmとリナレスと変わらないが、リーチはリナレスの175cmに対してヘイニーは180cm。
 
広めのスタンス+斜に構えた状態から打ち込む左がめちゃくちゃ伸びる上に、奥足重心の構えながらも射程の外側から相手の顔面をバシバシ揺らすことが可能。
 
中間距離での連打を得意とするリナレスとしては、有効なパンチを当てるためにはまずはこの左リードをかいくぐる必要がある。
 
しかも、この選手はバックギアも素晴らしい。
同じL字でもエイドリアン・ブローナーは左リードが通用しない場合はロープ際でガードを固めて亀になってしまうが、その点ヘイニーはちょっと違う。奥足のバネを活かして前後左右に動き、相手との間に常に一定のスペースを確保することができる。
 
安定感、ムラっ気のなさに関してはフェリックス・ベルデホなどとはレベルが違う。
 
危機察知能力に加えて空間支配能力も高く、アウトボクサーとしてのクオリティはS・フェザー級のシャクール・スティーブンソンにも匹敵するかもしれない(勝つのはリナレスだけど)。
 
ロマチェンコ「復帰戦の相手はナカタニでどうだい?」←いつまでAサイドのつもりだよお前w これは中谷正義が“相手をしてやる”試合だぞ? ナメンナヨ
 

ディフェンシブ過ぎるのもヘイニーの特徴かな。打たれるのが心底嫌いなんだろうな

だが、あまりにディフェンシブ過ぎるのもデビン・ヘイニーの特徴でもある。
 
相手との距離をキープすることに集中するあまり左ジャブの次がなかなか出ず、近場では迷わずクリンチにいくため必然的に膠着も多くなる。
 
決してパンチがないとは思わないが、慎重に慎重を期す分試合に爽快感があるとは言い難い。
 
 
恐らくだが、この選手は打たれるのが心底嫌いなのだと思う
前回のガンボア戦でも「そんなに動く必要ある?」というくらいのオーバーさでパンチを避けていたし、カウンターのタイミングで自重するシーンも散見された。
 
それこそ危機回避を重視し過ぎて攻防分離気味になっているほど。
比べるのもアレだが、シャクール・スティーブンソンのようにもう少しどっしり構えてもいい気はする。遠い間合いでカウンターをチラつかせるだけでも相手が勝手に警戒してくれると思うのだが。
 
もちろんそんな単純な話ではないだろうなというのは承知しております。
 

ゴリ押し脳筋ファイトでねじ伏せにいってもいい気がする。でも、前回のガンボアはうまかったけど

正直、この選手はもっと脳筋ファイトでゴリ押ししてもいいように思える。
 
以前にもちょろっと申し上げたように、年齢の割に慎重過ぎる感が強い。
 
“メイウェザー二世”候補などと言われてはいるが、そもそもキャリア初期のメイウェザーは普通に倒し屋だったわけで。
 
S・ミドル級のサウル・“カネロ”・アルバレスでさえ、エリスランディ・ララ戦での苦戦やメイウェザーに遊ばれた経験を経て脳筋ファイトから脱却している。
 
若さと勢い任せの脳筋ファイトで自信を深めていくやり方は全然悪くないし、その過程で経験豊富なテクニシャンに苦戦させられ一段レベルアップする流れもごく普通にあり得る。
 
 
割とガチで、前回のユリオルキス・ガンボアが“カネロにとってのエリスランディ・ララ”、“カネロにとってのメイウェザー”になる可能性すらあったんじゃないの?
 
それを何でそつなく勝っちゃってんだよww
 
尾川堅一ピンチか? ラヒモフは強敵だし尾川はボクシングが上達しちゃったんだろな。あと、金髪は似合わんよw
 
と言いつつ、あの試合のガンボアはかなりうまかったとも思っているが。
 
ヘイニーのジャブがわずかに届かない位置で対峙し、常に左右に動いて的を絞らせない。
1発目のジャブにカウンターを被せ、そのまま身体を預けにいくことで2発目以降の攻撃を封じる。
 
そのせいでヘイニーは追撃のジャブが出せず、ガンボアが動きを止めないためにワンツーの狙いも定まらない。
 
近場ではお互いが打ち合いを避けてクリンチが多発し、ヘイニーのフラストレーションも徐々に溜まっていく。
 
リーチの差、遠間でのジャブの精度の差で大差判定勝利に終わったものの、ヘイニーとしては非常に不本意な試合。
逆にガンボアにとっては比較的狙いに近い展開だった気がする(負けているのでアレですが)。
 

リナレスが勝つには自分の間合いにどれだけ早く入れるか。得意の連打が機能すれば勝機が広がる

今回の試合でリナレスが勝つには、いかに早く自分の間合いに入れるどうかだと思う。
 
申し上げたようにデビン・ヘイニーの持ち味は鋭い左リードとバックギア、サイドへのフットワーク。
リナレスが優位に試合を進めるには、これらの関門を突破して連打が機能する位置まで近づく必要がある。
 
逆に言うと、得意な間合いに入ることさえできれば一気に勝機は広がる。
リナレスのハンドスピードをL字ガードと上体反らしのみで防ぎきるのは恐らく不可能。ヘイニーとしても間合いが詰まれば必然的にガードを上げざるを得なくなる(はず)。
 
そして、連打勝負になればリナレスが有利なのは間違いない。得意の中間距離でヘイニーを防戦一方に追い込み、あわよくばダウンの一つでも奪えば最高である。
 
 
ただ、それにはヘイニーのジャブに耐える打たれ強さと一瞬で距離をゼロにするダッシュ力が必須となる。
リナレスにはガンボアのようにサイドに動く足はないので、とにかく一足飛びで追いつくしかない。
 
ところがここ数戦、その足腰に若干の陰りが見えるのが……。
僕の気のせいならいいのだが、何となく今のリナレスからは以前のような爆発力が失われているような……。
 
階級アップによって相手の耐久力が上がったせいもあるのかもしれないが。
 
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まあ、それでも勝つのはリナレスですけどね。
 
なぜなら僕が決めたから
 
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