リナレスvsヘイニー感想。ヘイニーは若さが出たけど経験を積めたんじゃない? 野口将志選手がヘイニーを気にいるのはちょっとわかるw【結果・感想】

リナレスvsヘイニー感想。ヘイニーは若さが出たけど経験を積めたんじゃない? 野口将志選手がヘイニーを気にいるのはちょっとわかるw【結果・感想】

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2021年5月29日(日本時間30日)、米・ネバダ州ラスベガスで行われたWBC世界ライト級タイトルマッチ。同級王者デビン・ヘイニーとランキング4位ホルヘ・リナレスが対戦した一戦は3-0(116-112、116-112、115-113)の判定でヘイニーが勝利。3度目の防衛に成功するとともに戦績を26戦全勝15KOとした試合である。
 
 
序盤からL字+後傾気味の構えで対峙するヘイニーに対し、挑戦者リナレスはガードを上げて踏み込みのタイミングを測る。
だが、長いリーチから打ち出すヘイニーの左リードに阻まれなかなか自分の間合いを作ることができない。時おりカウンターを側頭部にヒットするものの、序盤4Rまでは遠間で釘付けにされる一方的な展開を強いられる。
 
ところがリナレスのダメージが深いと見たか、6Rに入るとヘイニーは自ら距離を詰めて打ち合いを挑んでいく。鋭い左リードから右ストレート、大きなダッキングとダイナミックなアクションとともにリナレスを攻め立てる。
 
対するリナレスも持ち前のハンドスピードを活かした連打で対抗。打ち終わりを狙ってのカウンターでたびたびヘイニーの顔面を揺らす。
 
 
後半以降はうまくペースをつかんだリナレスに対し、明らかな疲れを見せるヘイニー。ラスト2Rをクリンチ中心で逃げ切りを図り、ブーイングまみれの中で試合終了のゴング。苦戦を強いられながらもヘイニーが3度目の防衛に成功した。
 
亀田和毅vs三宅寛典の放送事故級の謎試合。クソ微妙なモズリーJr.がクイグリーと大接戦、アントワンがサンティアゴ相手にラッセルしてた
 

リナレスvsヘイニー、すげえおもしろい試合だった。実はドネアvsウーバーリよりも(小声)

ホルヘ・リナレスvsデビン・ヘイニー。
 
両陣営の対戦合意報道が出た直後から「ヘイニーは強敵だけどリナレスの勝利は決定事項」と喚き散らしたこの一戦。同時に2021年末の村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキン戦のアンダーカードでリナレスの防衛戦を組むべきだと主張し続けてきた経緯がある。
 
村田諒太vsゴロフキン年末合意? 中谷潤人vsアコスタ入札、清水聡vs森武蔵戦感想。今の日本って海外の選手にとっては旨味がないからな
 
結果は残念ながらリナレスの敗戦となったわけだが、はっきり言っておもしろかった
この日はノニト・ドネアvsノルディ・ウーバーリのWBC世界バンタム級タイトルマッチがWOWOWで中継されていたが、正直こちらの試合の方がおもしろかったくらい(小声)。
 
インパクトや爽快感は断然ドネアvsウーバーリ戦だが、僕自身はこのリナレスvsヘイニー戦をより楽しんだ次第である。
 
うん。
リナレスもがんばったけどね。
序盤を山ほど持っていかれたのが痛かったよね。
 
本人は再戦を希望しているとのことだが、果たしてヘイニーが再戦にメリットを感じるかどうか。残念ながら次回は別の相手が選ばれるような気がする。
 

長いリーチから打ち出すヘイニーの左リードをかいくぐれず。リナレスは少しダッシュ力が落ちたよな

まず以前考えた試合の展望を見直してみたところ、
 
ホルヘ・リナレスvsデビン・ヘイニーくるか? またいつもの「対戦に合意」、しかも口頭だって。リナレス勝利は決定事項だけど、ヘイニーは強敵だわな
 
・ヘイニーはリーチが長く左ジャブが鋭い
・1発のパンチがめちゃくちゃ伸びる上に奥足重心でスタンスも広め
・下半身のバネを活かしたバックギア、左右への動きも得意
 
・リナレスが有効打を当てるにはヘイニーの左リードをかいくぐる必要がある
・早い段階で近い間合いに入り、得意の連打を機能させれば勝機が生まれる
・ヘイニーのジャブへの耐久力とダッシュ力を両立できれば
・ただ、ここ数戦のリナレスは足腰に陰りが見えるのが気になる
 
ほほう、なるほど。
「リナレスが勝つのは決定事項」「なぜなら僕がそう決めたから」などと喚き散らした割にそこそこちゃんと見てるじゃねえかコイツ()
 
 
実際、この試合のリナレスは得意な距離に入るのに相当苦労していた。
打ち終わりのカウンターで突破口を開こうとしてはいたが、ヘイニーの左リードに阻まれてなかなか近づくことができず。貴重な体力とポイントをごっそり失ってしまった。
 
パッと見の印象だが、一瞬のダッシュ力に関してはやはり目減りしていたように思う。もちろんヘイニーのカウンターに対する警戒心もあったとは思うが、それ以上に。
 
 
マジな話、前半5Rまででリナレスがタイミングのいいワンツーを当てたシーンは2回あったかどうか。
 
ワシル・ロマチェンコ戦以降、スピードのある相手との対戦がなかったせいで表面化しなかったが、デビン・ヘイニーほどの相手だとわずかな陰りも大きく影響してしまう。
 
持ち前の超絶ハンドスピードが健在な分、より下半身の衰えが目立った印象である。
 

6Rから攻撃に転じたヘイニーだが、逆にリナレスの射程内で連打をもらってしまう展開に

と同時に、デビン・ヘイニーの若さが出た試合でもあった。
 
5Rまでは左リードを中心にディフェンシブな試合運びを見せていたヘイニーだが、6Rに入ると一転。ガードを上げて自ら距離を詰め、グイグイ打ち合いを挑んでいく。
 
5R後半に左アッパーがヒットしたことでチャンスと踏んだのだと思うが、これによって試合の流れが微妙に変わる。
 
頭を下げて至近距離で打ち合うヘイニー。
だが、そこはリナレスの得意な距離でもある。
 
びっちり身体を押し付けているうちはいいが、少しでもスペースができればリナレスの超絶連打が発動する。
 
現にこのラウンドはリナレスのワンツーが何度かヘイニーの顔面を捉えていたし、慣れない接近戦を挑んだことで体力消費も激しかったと想像する。
 
冗談でも何でもなく、思い切り連打が打てる位置でのリナレスは世界最強だと思う。
ハンドスピード、コンビネーションに関してはカネロと双璧。至近距離であの連打をL字+上体反らしのみで防ぎきれるわけがない。
 
ヘイニー自身もそれに気づいて7Rからは再び左リード中心のファイトに戻そうとしていたが、一度前のめりになった気持ちは簡単には立て直せない。
無意識でリナレスの射程内に留まり、カウンターと連打を浴びる展開に。
 
ドネアvsウーバーリ感想。ドネアのクソかっこいい主人公属性と往生際の悪さ。もうお前、サウスポー得意じゃねえかw 最高だったぞ
 

若さが出たヘイニー。でも、この苦戦によって一段レベルアップできる可能性も?

いや、しかし。
ホントに若さが出たよなデビン・ヘイニー。
 
6Rに猛反撃を受けたことで序盤の流れに戻そうとしているのはめちゃくちゃ伝わってきたが、アッパーが1発当たるとそこから倒しにいってしまうのが……。
 
歯止めが効かないというか、KOしたい気持ちが強すぎるというか。
 
 
恐らく前回のユリオルキス・ガンボア戦での微妙な判定勝利が相当悔しかったのだと思うが、それを取り返す相手としてはリナレスはまったく適さない。
 
おかげで10R終了間際のカウンターで足をガックガクに揺らされ、残り2Rをクリンチでしのぐ羽目に。ガンボア戦での汚名返上のためにカッコよくKOする予定が、ブーイングまみれの泥仕合を披露してしまうという冴えない結果に。


ただ、この経験がヘイニーを一段レベルアップさせる可能性もあるわけで。
 
上記の展望記事で
・ヘイニーは年齢の割に慎重すぎる
・まだまだゴリ押し脳筋ファイトでねじ伏せにいってもいいんじゃない?
・その過程で経験豊富なベテランに苦労させられることもある? かも?
・でも、苦戦を経て一段レベルアップできる可能性もあるんじゃ?
とも申し上げている。
 
要するに「デビン・ヘイニーのディフェンシブなファイトは若干物足りない」「老獪なベテランに苦労させられれば一皮剝けるのでは?」などと思ったわけだが、今回のリナレス戦がまさしくそれに当たるんじゃないの? という話。
 
持ち前の危機回避能力、空間把握能力に加え、精神面のムラっ気が解消されることで盤石さがさらに増すのではないかと。
 
まさかのパッキャオvsスペンスJr.か。実はメイウェザー以上にオレ様ルールのパッキャオだけど、それが許される格があるんだよ
 

野口将志選手がデビン・ヘイニーをお気に入りなのはちょっとわかるよねw 次戦以降に期待です

なおTwitterでたまたま見かけたのだが、僕が(勝手に)応援している野口将志選手がデビン・ヘイニーをお気に入りとのこと。
 
今回のリナレスvsヘイニー戦もかなりおもしろいと感じられたそうで、こっそりドネアvsウーバーリ戦以上にこの試合を楽しんだ僕も密かに共感していたりするww


てか、野口選手がヘイニーを気に入るのはちょっとわかる気がするんですよね笑
何となくだが、あの選手が目指している場所とヘイニーのファイトスタイルには共通点が多いような……。
 
終盤のクリンチ多用に対する見解もなるほどと思ったしね。
 
 
ちなみに次回の試合は相手選手の負傷で中止になってしまったらしいが、こればっかりは仕方ない。できれば2020年12月の勝利の勢いのまま次戦になだれ込みたかったけど。
 
野口将志勝利ぃぃぃ!!! 山口拓也に2-1の判定勝ちで4年3ヶ月ぶりの白星。いい笑顔しとったなぁww A-SIGN.BOXING現地観戦
 
相手選手の早い回復を祈りつつ、今後に期待でございます。
 
伝説のトレンディドラマ「東京ラブストーリー」のヒロイン、赤名リカさんもこうおっしゃられてるしね(やっかましいわw)。


 
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