ポール・バトラーによる井上尚弥の倒し方。イングランドの戦う貴公子が座間のヤンキー狩りに名乗りを上げるww バンタム級4団体統一戦決まるか?

ポール・バトラーによる井上尚弥の倒し方。イングランドの戦う貴公子が座間のヤンキー狩りに名乗りを上げるww バンタム級4団体統一戦決まるか?

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バンタム級3団体統一王者井上尚弥とWBO同級王者ポール・バトラーの4団体統一戦が決定間近とのこと。


都内でWOWOWエキサイトマッチの収録に臨んだ井上が「バトラーとの統一戦が決まりかけているとの情報がある」「バトラーの映像を見始めている」とコメント。2022年12月開催をめどに準備を進める意向を示している。
 
だが、当初来日に前向きな姿勢を見せていたバトラーが一転して英国開催を要求するなど、依然として不透明な状況は続く。


なお井上本人は「日本でも米国でも英国でもどこでもいい」と場所にはこだわらない姿勢を見せている。
 
井上尚弥がポール・バトラーをKOして4団体統一。“持たざる凡人”が超人攻略を目指した。これをもっと高次元でできればと思わせるバトラーの動き
 

井上尚弥vsポール・バトラー戦決定間近? 僕は今回も断然バトラー応援!! でも勝てそうな気配がががが

井上尚弥とポール・バトラーによるバンタム級4団体統一戦。
上記によるとバトラー陣営との交渉は順調、決定も近そうとのことで、日本人初の4団体統一王者誕生に大きな期待がかかる。
 
 
一応言っておくと、僕はポール・バトラーを全力で応援する
常々「井上尚弥の苦戦が観たい」と喚き続け、井上の試合が決まるたびに「どうすれば井上に勝てるか」ばかり考えてきたわけだが、もちろん今回もそのスタンスでいかせていただく。
 
ところが試合の展望は井上絶対有利の意見ばかり。
前回のノニト・ドネアVol.2はドネアの調子のよさから「井上危ないんじゃねえか?」という声もちらほら見られたのだが……。
 
それどころか、
「バトラーごときが」
「井上の相手になるわけがない」
「やる意味がない」
「さっさと終わらせてほしい」
といった強めの言葉まで聞こえてくる始末。
 
個人的にポール・バトラーのことはいい選手だと思っていて、前回のジョナス・スルタン戦での勝ちっぷりも目を見張るものがあった。
そもそも2度のバンタム級王座戴冠を果たした選手が弱いわけがない。
 
そこまで見下すっていったい何様なのよ?
 
 
よしわかった。
こうなったら僕がバトラーの勝ち筋を見出してやんよ。
名付けて「ポール・バトラーによる井上尚弥の倒し方」
 
お前ら、あんまり舐めた口聞いてっと痛い目見るぞ、あ?
 
と思ってポール・バトラーの過去の試合を漁ってみたところ……。
 
アカンww
勝てそうな気配がまったくあれへん笑


両者の戦力差、理想と現実の落差に激しく絶望している笑
 
井上尚弥S・バンタム級進出? 弟拓真がWBOAP王座返上。階級アップ後のパフォーマンスを勝手に想像、妄想する。同時期のノニト・ドネアがどうだったかを振り返ってみた
 

バトラーの選択肢はアウトボクシング一択。ジョナス・スルタン戦と同じことを井上相手にできるか。できるの?

井上尚弥vsポール・バトラー戦が実現すると仮定して、上述の通り舐められっぱなしのバトラーをフォローするネタを探してみたところ、困ったことにまったく見当たらない。正直、これは無理ゲーなんじゃねえか? というほどに。
 
 
とりあえずバトラーが勝つとすれば(やれるかどうかは別として)アウトボクシング一択。井上も言っているように足を使っての(逃げ切り判定)勝利しかないと思う。
 
2017年9月のスチュワート・ホール戦以降のバトラーの戦績は10勝1敗2KO。格下相手に2つのKO勝利を挙げているものの、それ以外は勝つときも負けるときも判定までもつれ込んでいる。
 
ファイトスタイルもまさにそんな感じで、基本的には中間距離でコツコツ当てていくタイプの選手である。
ある程度スペースのある位置で相手と対峙し、サイドへ動きながら芯を外す&ジャブで距離をキープ。微妙に角度を変えつつ相手の初弾にカウンターをかぶせる。
 
ガードを高く上げたまま足を動かし、ジャブからコンビネーションにつなぐ流れ。
堅実さと勤勉さを高次元で両立し、いかに相手の正面に立たないか、自分のパンチだけが当たるポジションに居続けられるかがキモになる。
 
 
一方でフィジカル面はバンタム級としては心もとなく、強引にこられるとあっという間に糞詰まりを起こす。1発の威力も脅威とは言い難い。
2021年6月のウィリバルド・ガルシア戦ではガルシアの圧力、前に出る馬力にタジタジになるシーンが散見された。
 
逆に前回のジョナス・スルタン戦ではジャブが少なく単発気味のスルタンを中間距離に釘付けにし得意な間合いを最後まで保ち続けた。
下記の通りあの試合はポール・バトラーのベストバウトだったと思っている。
 
僕の知る限りポール・バトラーのベストバウトじゃないっすか? ジョナス・スルタンをアウトボクシングでさばききって退散判定、暫定王座獲得
 
ジャブとフットワークで相手を中間距離に押しとどめることができれば優位に立てるが、間合いを潰されると脆さが顔を出す。バランスのとれた好選手だが、1発の怖さややりにくさは感じないというのが僕の中でのポール・バトラーの印象である。
 
 
つまり、バトラーが井上尚弥に勝つにはジョナス・スルタン戦と同じことができるかどうか。
階級離れしたパンチ力、ハンマーのようなジャブと理不尽なカウンター、踏み込みスピードを兼ね備える井上の圧力をフットワークとジャブで捌ききれるか、プレッシャーに耐えながら12Rを走りきれるか? という話。
 
そして過去の試合を観る限り「ちょっと難しいんじゃないの?」と思った次第である。
 

バンタム級進出以降、本当の意味で井上に勝ちにきていたのはロドリゲス、ドネア、モロニーの3人

2018年5月のバンタム級進出以降、井上尚弥がこなしたのは計8試合(8勝7KO)。
 
大雑把な印象を挙げていくと、
 
・あっという間に天に召された人
ファン・カルロス・パヤノ
 
・1発目でブルった人
ジェイミー・マクドネル
マイケル・ダスマリナス
 
・倒されないことに全精力を注いだ人
アラン・ディパエン
 
・真正面から勝負して撃沈した人
エマヌエル・ロドリゲス
ノニト・ドネア(2戦目)
 
・出入りと連打で突破口を見つけようとした人
ジェイソン・モロニー
 
・真正面からの打ち合いで肉薄した人
ノニト・ドネア(1戦目)
 
だいたいこんな感じだろうか。
 
こう言っちゃなんだが、上記の中で“ガチで井上に勝ちにきていた”のはジェイソン・モロニー、エマヌエル・ロドリゲス、ノニト・ドネアの3人だと思っている。
 
ジェイソン・モロニーは持ち味の出入りを4R前後で攻略され、中間距離で互角以上の差し合いを繰り広げたエマヌエル・ロドリゲスは井上が攻撃重視に切り替えた2Rに光の速さでKOされた。
 
ノニト・ドネアは初戦こそ左フック1発で形勢を逆転したものの、再戦では井上の野獣性? に当てられド正面から打ち合いアディオス。
 
井上尚弥のリアル鷹村守化完了。さすがのドネアもこの日の井上には勝つのは難しい。悔しすぎてインタビューも聞かずに会場を出ちゃったけど
 
その一方でマクドネルとダスマリナスはファーストコンタクトで萎縮させられ撃沈、アラン・ディパエンは早い段階で露骨な攻防分離による延命にシフト。
ファン・カルロス・パヤノに関しては申し訳ないことにかける言葉がみつからない。
 

バトラーはどこまで粘れますかね…。MAXがんばってもジェイソン・モロニーくらい?

で、今回のポール・バトラー(試合が決まったとして)がどうなるか? だが……。
 
MAXがんばったとしてもジェイソン・モロニー、割と冗談抜きでジェイミー・マクドネルと同じパターンでぶっ倒される可能性もあるのではないか。
 
尚弥きゅん。井上尚弥がモロニー(マロニー)を7RKO。モロニーはいい選手だったし井上の試合で過去一番好きかもしれない
 
過去の試合を観る限り、ポール・バトラーのフットワークはジェイソン・モロニーほどではない。エマヌエル・ロドリゲスには中間距離での差し合いで完敗を喫している。
さらに井上に比べて一段も二段も落ちる(と思われる)ウィリバルド・ガルシアの圧力にタジタジにされた。
 
そう考えると、スペック的にモロニーにもロドリゲスにも劣るバトラーが“まさか”を起こせるとは思えないのが正直なところである。
 
 
いや、どうするんですかねマジで。
マクドネルやダスマリナスのようにファーストコンタクトで萎縮→ブルったまま動き回っても十中八九捕まる。
ある程度ジャブとフットワーク、カウンターが機能したとしても、恐らく井上の馬力に耐えられるのは3、4Rくらいまで。中盤あたりで決壊すると思われる。
 
どれだけ考えてもバトラーに勝ち筋が見えないというか、井上の言う「徐々に弱らせて中盤、後半のフィニッシュ」がもっとも健闘したバージョンになりそうな……。
 
 
極論、今の井上を倒すには(フェルナンド・モンティエルをKOした)2011年のドネアの胴体にモロニーの脳みそを移植するくらいしかないんじゃないの?
 
時空と現代科学の限界を同時に超える必要があるけど笑
 
井上尚弥vsポール・バトラー、井岡一翔vsジョシュア・フランコ、武居由樹vsブルーノ・タリモ、堤駿斗vsペテ・アポリナル。年末の目ぼしい試合を予想してみる
 

絶望的すぎてモヤるw こういうときに僕を癒してくれるのはやっぱりアイツ…

しかし、今回は本当に腹立たしい笑
 
何度も言うように僕は井上の苦戦が観たい人間なので、ここまで絶望的だとさすがにモヤってくる。
バトラーにはどうにかして座間のヤンキーを凹ませてもらいたいのだが……。
 
 
そして、こういうときに僕を癒してくれるのはやはりノニト・ドネアしかいない
 
そんな感じでここ最近の僕はクソほど下記をリピートしている笑

 

この世でもっとも美しく尊い(と僕が決めた)KO劇。
 
ノルディ・ウーバーリとレイマート・ガバリョには申し訳ないが、すでに2人あわせて85回はドネアにぶっ倒されている笑
 
ドネアvsガバリョ! ドネアカッコいい笑 井上に勝てる可能性があるのがドネアなんじゃなく、ドネアに勝てる可能性のあるのが井上なんだよ
 
まあでも、もしバトラーが来日するならまた現地観戦しようかな? とは思ってますけどね。
日本人初の4団体統一王者誕生の瞬間なんてこの先なかなかないでしょということで。
 
やるとしたら去年のアラン・ディパエン戦同様、12月半ばくらいですかね?
Amazon Primeで中継するなら大晦日にこだわる必要もなさそうだし。
 
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