ラッセルvsバルテレミー、こりゃブチ切れるわw 「早すぎるストップは存在しない(キリッ」じゃねえんだよ笑 消耗戦の末に6RTKOでラッセルが勝利【結果・感想】

ラッセルvsバルテレミー、こりゃブチ切れるわw  「早すぎるストップは存在しない(キリッ」じゃねえんだよ笑 消耗戦の末に6RTKOでラッセルが勝利【結果・感想】

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2022年7月30日に米・ニューヨーク州で行われたS・ライト級10回戦。WBC世界同級7位ゲイリー・アントワン・ラッセルと元2階級制覇王者ランセス・バルテレミーが対戦し、6R50秒TKOでラッセルが勝利。戦績を16戦全勝16KOとした一戦である。
 
 
ここ最近ビッグマッチが少なくボクシングの観戦熱がいまいち上がってこないのだが、それとは逆に日々の暑さは異常である。
 
なるべく汗をかかないように注意して生活しても最寄駅から自宅までの徒歩10分ですべてが水泡に帰す。
帰宅するたびにドラゴンボールの悟空の胴着のようにTシャツを脱ぎ捨てる日々が続いている笑
 
世の中ではマスクをする、しないで見るに堪えない醜悪な争いが繰り広げられているが、正直スケールが小さすぎてお話にならない。
服を着ることすら無意味に思える暑さの中、顔を覆う布切れ一枚でなーにをガタガタ喧嘩しとるんだと。
僕などはできることなら全人類が素っ裸で生活していた時代に(利便性は今のまま)戻りたいとすら思っているのに。
 
まさか4月に冷房を使う、最高気温30度を涼しく感じる人生がくるとは夢にも思わなかった。
 

アントワン・ラッセルvsバルテレミー、激シブなマッチメークだけど僕は好き。メインのダニガルvsベナビデスにはいまいち食指が動かなかったけど

近年の異常気象への愚痴が長くなったが、そろそろ試合の感想を。
 
まずこの日はメインでダニー・ガルシアとホセ・ベナビデスによるS・ウェルター級12回戦が行われているのだが、僕はこちらにはあまり興味がわかず。
 
S・ウェルター級のダニー・ガルシアは明らかに適正階級をオーバーしており、ホセ・ベナビデスに関しては両足を銃で撃たれて以降はパフォーマンスが大きく落ちている。
ピークを過ぎた選手同士の対戦というか、2014年あたりに組まれていれば確実にテンションが上がったのだが……。
 
それに対してゲイリー・アントワン・ラッセルvsランセス・バルテレミー戦はまったくの逆。
15戦15KOのパーフェクトレコードを継続中のアントワン・ラッセルはこの試合に勝てばいよいよタイトルマッチ待ったなしで、一方の元2階級制覇王者ランセス・バルテレミーも全勝のラッセルを食えば再びトップ戦線に浮上できる。
 
亀田和毅vsエンカーナシオン。和毅のベストバウトじゃない? ここ最近ではダントツの試合。竹原慎二パイセンの「距離で避けるディフェンス」そのまんまだった
 
どちらもあまり人気があるとは言えない激シブな組み合わせだが、両選手ともお気に入り(特にバルテレミーが好き)な僕にとってはたまらない一戦だった笑
 

単純におもしろい試合。でも、止めるのが早すぎたよね。あそこからさらにおもしろくなりそうだったのに

全体的な感想だが、単純におもしろい試合だったのとちょっとストップが早すぎたんじゃないの? と。
 
バルテレミーが初のKO負けを喫したと聞いて「おお、マジか!!」「バルテレミーをKOするって、どれだけ強いんだよアントワン・ラッセル」と思ったのだが、実際の試合を観るとまったく印象が違う。
 
むしろ直前のラウンドまではほぼ互角の展開で、「あそこからさらにおもしろくなりそうだったのに」「そりゃあバルテレミー陣営は怒るよな」という消化不良のストップだったことを報告しておく。
 

バルテレミーの試合運びはよかった。ラッセルの踏み込みに合わせて自らも前に出て勢いを止める

今回のバルテレミーは割とうまい試合運びを見せていたと思う。
 
アントワン・ラッセルは踏み込みの鋭さとハンドスピード、前に出る馬力を兼ね備えた選手だが、動き自体は直線的で若干読まれやすい。前回のビクトル・ポストル戦でもポストルのジャブと懐の深さに苦戦を強いられているし、やりようによってはバルテレミーにも十分勝機があると思っていた。
 
ラッセルvsポストル感想。伊藤雅雪vs三代大訓戦みたいだった。伊藤は三代にさばき切られたけど、ラッセルはスピードと馬力でポストルをねじ伏せた
 
バルテレミーにはポストルほどのバックステップはなくジャブの鋭さも及ばないが、持ち前のヌルヌルとしたやりにくさを発揮できれば。
 
 
ラッセルの踏み込みに合わせて自らも前に出て勢いを止め、ガードの外側からフックをヒットするバルテレミー。
1Rに側頭部にフックをもらったラッセルがガクッと膝を落とすシーンが2度ほどあったが、あそこまでラッセルが効いたのは初めてだったのではないか。
 
それ以降も左右に動いてアングルを変えつつスイッチを繰り返してラッセルの突進を逃がし続ける。
時おりフックを顔面にもらうシーンもあったが、何だかんだで「さすがは僕のバルテレミー」というパフォーマンスだった笑
 

全体的にはラッセルがリードしていた。やっぱりバルテレミーはこの階級ではエンジンが小さい

ただ試合を通して観ればややラッセルがリードしていたことも確か。
 
前回も申し上げたようにこの階級のバルテレミーはライト級までの魔境っぷりが目減りしており、長身から打ち下ろすジャブの威力も半減している。もともとバックステップが効く方ではないため懐に入られると防戦一方になるシーンも目立つ。
 
今回の試合もどこかで決壊しそうな雰囲気はずっと漂っていた。
 
アントワン・ラッセルvsランセス・バルテレミーとかいうPBC丸出しの激シブマッチ。トラメイン・ウィリアムズvsパブスタン、ファーマーvsミッキー・ベイも楽しみだぞ
 
しかも初回からラッセルの高カロリーなファイトに付き合ってしまったのが……。
何発か効かせた&ラッセルの突進をうまくしのぎ続けたのは間違いないが、そのつど馬力全開での対応を強いられるせいで消耗も激しい。
4Rあたりから明らかに辛そうにしていたことを考えれば、あそこでストップされなくてもじり貧状態に陥っていた? かも?
 
てか、やっぱりバルテレミーはこの階級だとエンジンが小さいんですよね。
アップライトに構えた立ち姿がまったく大きく見えないというか。
 
フルスロットルのラッセルを抑え込むにはあの作戦がベストだったとは思うが、それを10Rやり通すフィジカルが足りない。どちらにしろ後半以降はスタミナ勝負で置いてきぼりを食う可能性が高かったのではないか。
 

よくも悪くもいつも通りのラッセル。でもあそこでいきなりの右はうまかったよね。この両者の再戦を観たい物好きが(僕以外にも)いるの?

勝利したアントワン・ラッセルだが、こちらはよくも悪くもいつも通り。
 
攻撃パターンの少なさから動きを読まれやすい部分はあるものの、持ち前のスピードとスタミナを活かしたファイトで今回もねじ伏せてしまった。
 
またスイッチを得意とするバルテレミーが相手とのことで「vsサウスポーが苦手な場合はヤバいかな?」とも思ったが、まったくそんなことはなく。
 
どれだけバルテレミーがスイッチしても動じる様子を見せずに最後まで踏み込みスピードも失われない。
この辺はさすがというか、やはり兄弟3人ともサウスポーなだけある笑
 
現状、空位のWBCとWBAで上位にランクインしているので、たとえばレジス・プログレイスとの王座決定戦などはおもしろそう(実現するかは知らん)。
 
僕のジョシュ・テイラー優勝! プログレイスを僅差判定で下す。WBSS S・ライト級おもしろかったな。運営はグダッてたけど
 
と言ってもあのストップはさすがに早すぎた(気がする)けどね。
 
これ↓を観てもバルテレミーは全然ピンピンしてるし、そりゃ陣営は怒るだろうと。


たまに「この世に早すぎるストップは存在しない(キリッ」という主張を見かけるのだが、いや、早すぎるストップはあるでしょ笑
 
 
ただ、あそこで右ショートを打ち込んだラッセルはうまかった。
それまで左構えのバルテレミーには左から入っていた印象だが、今度は同じタイミングでショートの右を“スパッ”と。
 
狙っていたのか瞬間的に思いついたかは不明だが、バルテレミーにとっては完全に不意を突かれた1発だった。
 
またバルテレミーがラッセルの突進力を持て余し始めたところでのダウンだったことを加味すると、あのストップもギリギリ指示できる……わけねえだろ笑
 
 
ほほう、なるほど。
リマッチの可能性があると。


アンケートでも70%以上がリマッチに賛成なのね。
だったらやればいいんじゃない?
 
こんなPBC丸出しの激シブな試合をもう一度観たい(僕のような)物好きがどれだけおるの? という話ではあるけど。
 
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