ジョシュア、ワイルダー揃い踏み+フューリーvsウシクもリスケ。唐突なヘビー級出血大サービスにびっくり。でもすまん、僕には“フランシス・ガヌー杯”に見えてしまうのが…

ジョシュア、ワイルダー揃い踏み+フューリーvsウシクもリスケ。唐突なヘビー級出血大サービスにびっくり。でもすまん、僕には“フランシス・ガヌー杯”に見えてしまうのが…

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ヘビー級の元王者アンソニー・ジョシュアとデオンティ・ワイルダーが2023年12月23日に同じ興行に出場することが発表された。
 
ジョシュアはオット・ワリン、ワイルダーはジョセフ・パーカー、ともに強豪との対戦となる。


他方、2024年2月には同級4団体統一戦、タイソン・フューリーとオレクサンドル・ウシクの頂上決戦が決定している。


この試合は当初ジョシュア、ワイルダーと同じ2023年12月開催が決定していたが、フューリーがフランシス・ガヌー戦で激しく消耗したため延期となった経緯がある。
 
なお開催地はどちらもサウジアラビア。近年、サウジアラビアではヘビー級のビッグマッチが多く行われている。
 
デビッド・ベナビデスは“自分は絶対に正しい”と思ってる人間だよね。デメトリアス・アンドラーデを6RTKOで初防衛に成功。これはカネロも危ないかもしれん
 

突然どうしたヘビー級。決裂こそがお前らの持ち味だろw

・アンソニー・ジョシュアvsオット・ワリン
・デオンティ・ワイルダーvsジョセフ・パーカー
・タイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク
 
上述の通り2023年末から2024年初旬にかけてヘビー級の3巨頭(と呼んでいいのかは不明)が同時期にリングに上がる。
 
長きに渡って「対戦の噂が流れる→決裂」が常態化しているヘビー級。
僕はすでにコイツらには何の期待もしていないのだが、そんな中での唐突な出血大サービスには少々戸惑っている笑
 
しかもフューリーの体調が万全ならジョシュア、ワイルダー、フューリーが同日にリングに上がる可能性すらあったとか。
 
 
おいおいどうしたボクシング。
 
な〜にを“ちゃんと”しちゃってんだよ。
ちゃんとしろよ笑
 
決裂こそがお前らの持ち味だろ。
ここにきて“らしさ”を失ってどうする。
 
シャクール・スティーブンソンvsロス・サントス前代未聞の手数の少なさ。でも僕はおもしろかったw 突進力のある連打型のサウスポーに可能性を感じたよ
 

5年半遅い。ジョシュアとワイルダーは無敗でこそ価値があった。いまだに1歩も進んでねえじゃねえか笑

と言いつつ、率直な感想としては5年半遅い
 
以前から何度も喚き散らしているようにアンソニー・ジョシュアとデオンティ・ワイルダーは無敗で対戦してこそ価値があった。
 
ワイルダー、ジョシュア、フューリー、クリチコ。2010年代後半ヘビー級名勝負振り返り。コイツらの直接対決はさぞかし盛り上がったんだろうなぁ()
 
見た目がよく笑顔も爽やか、王子様タイプなアンソニー・ジョシュアと、縦ノリの兄貴肌、荒削りな剛腕が持ち味のデオンティ・ワイルダー。
 
ファイトスタイルもキャラも正反対の両者が全盛期に無敗のままぶつかる。
こんなロマンに溢れたタイミングが2017〜2018年に間違いなくあったのに。
 
ジョシュアがウラジミール・クリチコにKO勝利した直後、もしくはジョセフ・パーカーとの無敗対決を制したあと。
ちょうどワイルダーがバーメィン・スティバーンとの再戦を1RKOでクリアしたタイミングでもある。
 
 
実際、ジョシュアvsパーカー戦の会場にワイルダーが来てたんですよね。


で、何?
それから5年半後の2023年12月にワイルダーvsパーカー?
 
嘘だろw
1歩も進んでねえじゃねえかw
 
対戦相手をシャッフルしただけで、いまだに準決勝やってるんすか。
それなら普通にジョシュアvsワイルダーを組めばいいじゃねえかと。
 
僕の中では出血大サービスの驚きよりも「またそれかよ」の方が上回っている。
 
 
てか、そもそもワイルダーはアンディ・ルイスと対戦するんじゃなかったんかい。
 
今年初めに両者に挑戦者決定戦の指令が出るとか言ってなかったか?
あの話などこいったんだよ笑
 
 
 
うん、絵面は確かに豪華だよ。

そこは認める。
 

オット・ワリンもジョセフ・パーカーも強敵ですよ。案外コケるパターンも?

そして、果たして興行主の思惑通りに両者が勝ち進むかどうか。
 
少し前にジョシュア、ワイルダー両者が勝てば2024年の激突が期待される旨の記事を読んだが、そんなにうまくいくもんかね? と。
 
オット・ワリンもジョセフ・パーカーも普通に強敵だし、特にワリンは2019年9月にタイソン・フューリーを大苦戦させている。
前戦でムラト・ガシエフに手こずったものの、何だかんだでポイントアウトする粘り強さを持ち合わせる。
 
いや、どうなんすかね……。
アンディ・ルイスに負ける前のジョシュアなら普通に勝てたと思うけど。
 
アンソニー・ジョシュアvsジャーメイン・フランクリン戦が割とおもしろかった。劣化版クリチコって、クリチコのつまらなさを舐めんなよw 粗野な素顔をさらけ出すのは悪くない
 
ワイルダーvsパーカーについてはよくわからない。
パーカーはヘビー級の中ではスピードとジャブの鋭さが持ち味の選手。
踏み込みスピードや上体の動き等、ワイルダーを置いてきぼりにする可能性もあるかもしれない。
 
それでも12Rのどこかでワイルダーの右が炸裂する可能性は高いとは思うが。
 
 
 
勝敗予想はどうしますかね……。
一応、希望も込めてジョシュアは判定勝ち、ワイルダーは中盤〜後半KOにしておきますか。
 

フューリーに勝てるなら唯一ウシクかな。機動力のある小型のサウスポーという別方向での規格外

続いて2024年2月にリスケされたタイソン・フューリーvsオレクサンドル・ウシク戦について。
 
ワイルダーとの3戦を2勝1分でクリアし、ヘビー級史上最強とも言われるタイソン・フューリー。
対するオレクサンドル・ウシクはアンソニー・ジョシュアに明確な判定勝ちを収めて3団体統一、再戦でもジョシュアを退けている。
 
ウシクのド根性と巧さがアンソニー・ジョシュアを振り切る。効かされてタジタジになったジョシュアと疲労困憊の中で打ち合ったウシク。勝負どころでの覚悟の差かなぁ
 
マジな話、フューリーに勝てるとすれば唯一ウシクかなぁ? という気がする。
 
・2mオーバーの巨漢
・12R動き続けられるスタミナ
・ヘビー級離れした機動力
・大きな身体を利用したクリンチ
 
いわゆる“デカくて動けるヤツが最強”を具現化したのがフューリーという選手。中でもワイルダーとの2戦目では寒気がするほどの強さを見せつけた。
 
初戦とは打って変わってワイルダーを体格で押し潰すファイトは感動よりも絶望の方が大きかったことを覚えている。
 
ワイルダー陥落! フューリーがヘビー級史上最強でいいよな。オラが町のごんたくれは“パーフェクトな2秒”を与えられず
 
要するにこの選手を倒すには同じ土俵で向かい合ってはダメ。
 
むしろウシクのように機動力を兼ね備えたサウスポーの方がまだ可能性があるのではないか。
マトが小さく正面を外し続けるフットワークもある。フューリーとは別方向の規格外というか。
 
普通に考えればフューリーが体格差と馬力で圧殺するのかな? と思うが、案外ウシクが振り切るパティーンもある? かも?
 
 
というわけで、勝敗予想はあえての大穴狙いでウシクの判定勝利とさせていただく。
 
 
てか、個人的にこの対戦にいまいちテンションが上がらないんですよね……。
なぜならオレクサンドル・ウシクに興味がないから。
 
なのでどちらが勝っても別にいいです。
 

ヘビー級の出血大サービスも“フランシス・ガヌー杯”に見えてしまう。「フューリーが通用しなかった」のは衝撃だった

あと、これを言うと気分を害する人がいるかもしれないが、諸々のビッグマッチがフランシス・ガヌーへの挑戦権をかけた“予選”に見えてしまうのが……。
 
ジョシュアvsワリン、ワイルダーvsパーカーが一次予選、この4人で勝ち上がった1人がシードで待ち構えるフューリーvsウシクの勝者と対戦→優勝者がガヌーへの挑戦権をゲット!! みたいなイメージ。
 
 
もちろん原因はフューリーがガヌーに大苦戦(実質負け)したせいである。
 
何と言うか、先日のフューリーvsガヌー戦は“フューリーがガヌーに通用しなかった”ことに心底驚かされた。
 
フューリーがガヌーにダウンを奪われ辛勝。競技のトップがポッと出のMMA選手に大苦戦って。自分の土俵に立たせた時点で言い訳はできないんだよ
 
上述の通りフューリーの最大の持ち味はデカくて動けること。
あの巨漢で12R動き回れるスタミナに加えてのしかかるようなクリンチで相手を疲弊させる狡猾さも持ち合わせる。上体の柔軟性を活かしたクネクネディフェンスも得意。
 
だが、ガヌーはそれらをことごとく突き破ってみせた。
 
異様に長いリーチでガードを固め、右手は顎の位置から絶対に動かさない。
フューリーのジャブを受けても動じずのしかかられてもMMA仕込みのフィジカルと組力で軽々跳ね返す。
 
ジャブとフットワークで逃げ切りを図るフューリーにあっさり追いつく踏み込みスピード、終盤にもう一段ギアを上げるスタミナ、などなど。
 
「フューリーに勝つには同じ土俵で勝負してはダメ」「ウシクのような規格外が逃げ切りを狙うくらいしかなさそう」だとほざいた僕の予想をことごとく覆してしまった。
 
MMAが本職&ボクシング初戦のガヌーが、である。
 
 
なので、現状ヘビー級のトップ選手がどれだけ揃い踏みしても“フランシス・ガヌー杯”の参加選手に見えてしまう(僕には)。
 
もちろんもう一度やればフューリーが圧勝するかもしれないし、ガヌーが他の選手にコロっと負けることも考えられる。
ただ、幻想が膨らみまくった今の状況だとそうなっちゃうよねという話。
 
 
 
ちなみにあの試合でフューリーが唯一よかったのは試合後に言い訳をしなかったこと。
 
「舐めていた」「準備不足だった」等はボクシング初試合のMMA選手相手に一番言っちゃダメな言葉。舐めようが準備をサボろうが圧勝するのがヘビー級王者の役目なのは当然である。
 
そこを苦戦の理由にしなかったのは僕が唯一いいなと思った部分だったりする。
 
他は全部ダメダメだけど。
 
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