「はじめの一歩」1481話感想。間柴了vsマーカス・ロザリオ戦の誰も喜ばない決着。ネタ作品として読んでいる僕はあまり驚かなかったけどw 間柴にはとにかく無事生還してほしい
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週刊少年マガジン2月12号に掲載されたボクシング漫画「はじめの一歩」1481話。
2024年3月からスタートした間柴了vsマーカス・ロザリオ戦が決着、王者マーカス・ロザリオの防衛が決まったわけだが。
ところが結末は人気キャラが勝利目前で事切れる憂鬱なもの。
1年近く続いた(ロザリオの初登場はもっと前)試合&直近1か月半での休載連発もあってSNSや掲示板等では読者の不満が噴出している。
僕の印象ではこの荒れ方は主人公幕之内一歩が引退した(2017~2018年)ときに近い。
「はじめの一歩」が連載終了待ったなしなわけだが、そろそろ俺の意見を言ってみようか。あしたのジョーを踏襲するには手遅れ
散々引っ張った挙句にこの仕打ちはあんまりじゃないのOK?
初期に登場したヒールキャラが徐々に更生→重い生い立ちを乗り越えてようやくハッピーに!! という状況で。
少年漫画、格闘漫画、ヒーロー漫画における3大要素「友情」「努力」「勝利」の中でもっとも大事な「勝利」を取り上げてどうする笑
いくら何でも救いがなさすぎではないでしょうか?
というわけで今回は漫画「はじめの一歩」1481話について。
これまでも今作にはたびたび触れてきたが、それも踏まえてあれこれ言っていく。
今回の結末にそこまで驚きはない。ページ減と休載続きで心の準備もできた笑
まず僕は今回の結末にそこまで驚いていない。
理由は「森川ジョージならやるかも?」と思っていたから笑
胸糞展開には違いないが、これまでの流れを考えればなくはない。
間柴が“ゴキン”という音とともに頭から落下したり、過去の思い出が走馬灯のように駆け巡ったり。
圧倒的優位な展開ながらもちょいちょい発生する負けフラグに疑いはどんどん募っていった笑
また休載が続いたおかげで心の準備ができたのもある笑
「はじめの一歩」が細切れすぎてちっとも乗れない。毎回盛り上がりそうなところで休載、ページ減の繰り返し。これはもはや作者の計算なのか? とすら…
恐らく多くの方が間柴の負けもあると予想していたと思うが、実際に目の当たりにすると「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」となるのも理解できる。
だが、僕レベルの森川ジョージウォッチャーになるとあらゆる結末を想定した上で最新話を迎えることが可能。
はじめの一歩の間柴了は「この試合で引退」は確定で、
・勝って万歳
・勝って障害残る
・勝って死
・負けたけど五体満足
・負けて障害残る
・負けて死森川ジョージのTwitterウォッチャーとしてあらゆるパターンを想定してたから今回の結末に驚きはないw
あとは間柴が無事に生還することを祈る。
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) January 29, 2025
少なくとも今回の結末は想定の範囲内、下位には違いないが決して最悪ではない。
というより本当に重要なのは次回以降だと思っている。
間柴が五体満足で生還するかどうかで最終的な判断を下させていただく()
一見無駄に思える時間を有効活用する。
これが“デキる社会人”の適切なソリューションである笑
この荒れ方にはちょっと驚いた。高い熱量ではじめの一歩を読んでいる人がこんなに多いとは
逆にちょっと驚いたのが今回の荒れ方である。
作者や担当者のSNSに直接暴言を浴びせるバカがゴキブリ以下であることは置いといて。
正直、僕は今の「はじめの一歩」を高い熱量で読んでいる人がここまで多いとは思っていなかった。
中には作品を読まずに罵声を飛ばしているバカもいると思うが、大半はそうではないはず。
僕などはすでに「はじめの一歩はそういうもん」だと思っている。その上で諸々をひっくるめて楽しんでいるので。
予告なしの休載やページ減を繰り返しながら“プロの在り方”を語ったり、「作者体調不良による休載」と発表された週にSNSで読者? とレスバしたり。
SPY×FAMILYの長めの休載と作者のTwitterが止まっていることに体調を心配する声が挙がっていますが、一応お伝えすると今週のはじめの一歩も休載です。
理由は作者の体調不良とのこと。
そして当の本人は先週から今週にかけて絶賛レスバ中です。
いや、せめてそこは取り繕えよ笑
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) February 29, 2024
作者のツッコミどころ満載のムーブも普通に受け入れている笑
「週刊連載のペースに追いつけず、休みがちで本当に申し訳なかったです。休載や減ページの度に不甲斐ない気持ちでいっぱいでした」
落ち着け大丈夫だ。
その雑誌に「はじめの一歩」ってボクシング漫画があってだな。
1か月半でパンチ1発だぞ。
作者は休載の週にSNSでパンピーとレスバしてんねんぞ。 https://t.co/isHzurC8Cp— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) January 15, 2025
“本物”のはじめの一歩ファンなら間柴がロザリオをダウンさせるところまで予想できたはず。だって井上尚弥vsルイス・ネリだし。休載にイラつくようではまだ甘い
まあ、さすがに2024年末~2025年1月にかけての休載+ページ減+合併号の合わせ技には「てめえ、いいかげんにしろよ笑」となったがw
はじめの一歩近況
12/4:間柴が妹と一歩を認める
12/11:休載
12/18:合併号
12/25:休載(作者インフル)
1/1:合併号
1/8:間柴がアッパー1発
1/15:休載
1/22休載マーカス・ロザリオの来日遅れ+計量失敗を描くことでボクサーの体重超過を暗に批判してたけど、連載トバしまくりの漫画家にだけは言わ文字数
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) January 8, 2025
要は僕の中でのはじめの一歩は「作者の矛盾だらけの行動、言動込みで観測するもの」。
ストーリーや人気キャラ云々はすでに最優先事項ではなくなっている。
そんな感じでここまでの荒れ方、高い熱量を持った読者の多さに驚いた次第である。
「あれ? おもしろいぞ?」となった時期も…。リカルドvsウォーリー戦も“入り”だけはよかった
それでも「あれ? おもしろいぞ?」という時期もあったわけで。
鷹村守vsブライアン・ホークや幕之内一歩vs千堂武士といったピーク時ではなく近年の話。
具体的には間柴了の挑戦者決定戦、千堂武士vsアルフレド・ゴンザレスあたりは熱かったし、リカルド・マルチネスvsウォーリーも“入り”はよかった。
このときはちょうどボクシングの井上尚弥が圧倒的な勝利を重ねていた時期。作者も井上の快進撃に刺激を受けていたと想像する。
2年ほど離脱していた僕もあの盛り上がりでイチ読者に戻ったことをお伝えする。
漫画「はじめの一歩」の盛り上がりがヤヴァイ。ウォーリーvsリカルドの終わらせ方次第で千堂武士vsリカルドが最高潮に達する可能性も? これで一歩が復帰しなかったら…
だがリカルドvsウォーリー戦は凄まじい速さでパワーダウン→得意のページ減とともに尻すぼみで終了した。
最近はじめの一歩のやる気がま〜た減退しておる。
この3週間で合計1話分くらいのボリュームしかないし、ずーっと「無駄を削ぎ落とし 絞り込み 高める」ばっかり言ってる笑
確かにサッカー日本代表も井上尚弥もすごかったけど、本職がプライベートに侵食され過ぎだよ森川ジョージww
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) December 14, 2022
それ以降はまったく盛り上がらない、一瞬「これは!!」と思ったところで休載を挟むせいで乗れない状態が続いている。
本業そっちのけで権利の主張、業界の健全化を訴える作者。そりゃこれだけ茶番を見せられればね…
そして当の作者は漫画家の権利や業界の健全化に一生懸命。たびたび“プロの矜持”を語ったりと、有名媒体の看板作家として若手や業界を守るガーディアン的な役割を買って出ている。
本業そっちのけで!!
そりゃあなた。
これだけ冗談みたいな茶番を見せられれば諦めもつきますよ笑
今のはじめの一歩と真剣に向き合っても意味はない。
むしろ作者の身体を張ったギャグだと思えば全然楽しめる。
「はじめの一歩」の盛り上がらなさが異常。マーカス・ロザリオはルイス・ネリがモデルだと思うけど、個人の憎悪を盛り込みすぎでワロエナイ。せめて笑いを交えてだな…
もしかしたら週刊連載への作者なりのアンチテーゼなのかもしれないですね。
週刊連載を長期間続けることは普通の人間にはまず不可能。
自分みたいに肩の力を抜いてやりたい放題やるくらいでいいんだよと。
すべてが緻密な計算のもと行われていると考えると……。
今後への期待? 特にないっすね。とりあえず間柴了の無事を祈るよ
長々申し上げてきたように僕は“漫画作品としての”はじめの一歩にはほとんど期待していない。
作者のムーブをひっくるめたネタだと割り切っている。
その中で数少ない希望を言うなら、やはり間柴了には無事でいてほしい。
恐らくこの試合で間柴は引退する。
一歩が現役復帰を真剣に考えるきっかけにもなるのではないか。
だがそれと引き換えに間柴が死亡したり、重い障害が残ったりというのは絶対にやめてもらいたい。
作者が「あしたのジョー」に大きな影響を受けているのは有名な話だが、だからといって人気キャラの退場までインスパイアされる必要はない。
望んでもいないオマージュ(間柴vs木村達也)のせいでただでさえお腹いっぱいなのに。
はじめの一歩ベストバウトランキング7選。やる意味ないと思ったけど、やっちゃいます。終末感漂うボクシングマンガの名作記念碑
あまり考えたくはないが、もし作者が堤聖也vs穴口一輝戦を意識していたとしたら。
というより、ほんのわずかでもあの試合を思わせる描写があった場合は……。
僕は今後、はじめの一歩をネタ作品としても読めなくなるかもしれない。
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