「はじめの一歩」が細切れすぎてちっとも乗れない。毎回盛り上がりそうなところで休載、ページ減の繰り返し。これはもはや作者の計算なのか? とすら…

「はじめの一歩」が細切れすぎてちっとも乗れない。毎回盛り上がりそうなところで休載、ページ減の繰り返し。これはもはや作者の計算なのか? とすら…

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週刊少年マガジンで連載中の漫画「はじめの一歩」。
以前として王者マーカス・ロザリオと挑戦者間柴了の激闘が続いているわけだが。
 
2024年10月2日に公開された第1472話ではロザリオの強烈なカウンターで間柴がダウン。深いダメージを負いながらも何とか立ち上がったところで終了している。
 
そして間柴の反撃が期待される今週は……。
 
安定の休載である笑
 
さすがは我らが森川ジョージ。「絶妙なタイミングで期待を裏切る」という意味ではマジで期待を裏切らない。
この人はやはりこうでなくてはいけない。
 

突然の休載に作者の体調を心配したら…。元気にレスばしてるじゃねえか笑

振り返ってみたところ、僕が「はじめの一歩」のあからさまな休載、ページ減に触れたのが6月26日。
 
“本物”のはじめの一歩ファンなら間柴がロザリオをダウンさせるところまで予想できたはず。だって井上尚弥vsルイス・ネリだし。休載にイラつくようではまだ甘い
 
本日が10月10日なのであれから15週経過している計算になる。
 
で、6月26日時点での話数が1461話、今が1472話なので計4回の休載があったわけか。
お盆も挟んだので本人の都合だけではないと思うが、あまりに相変わらずで安心する笑
 
ただ今週の休載に関しては予告もなく(なかったよね?)突然のこと。いつもは担当がX(旧Twitter)で休載をお知らせするのだが、それもない。
まさか表に出せないヤバい事情があるのか? もしくは体調でも崩したか? と思って作者のX(旧Twitter)を眺めてみると……。
 
元気にレスバ&せっせとスペースで喋っているというね笑
 
いつも通り漫画家の仕事環境改善のために気を張っているようだが、なるほど。あれだけ大暴れしているなら突然の休載もやむを得ない()
 
今回はそれを把握できていなかった僕の失態である笑
 

だいたい予想通りの展開。絶体絶命の間柴がここからどう逆転するか

内容についてだが、何度か言っているようにマーカス・ロザリオのモデルはルイス・ネリ。今年5月に東京ドームで井上尚弥と対戦した選手である。
 
そして下記で大雑把に試合展開を予想している。
 
マーカス・ロザリオのラフファイトを間柴了はどう受け止める? 井上尚弥vsルイス・ネリ戦の焼き増しからオリジナルの展開へw
 
両者がダウンを取り合ったところでロザリオがラフファイトに移行。再三の頭突きや足踏みに間柴のイライラが募り、ついに爆発か? というところで妹や職場の人間、かつて対戦した一歩の顔が浮かんでギリギリで思い留まる。
 
だいたい予想した通りに進んでいる。
 
 
リカルド・マルチネス戦での伊達英二の名言

ホレた女の前でカッコつけてえ

安物(ちんけ)な夢かもしれねえよ

だけどオレにとっちゃ
一番重要なコトなのさ!

にはまったく及ばないが、真っ当な勝負を選択した間柴はそれなりにカッコよかった。
 
 
 
で、ここからは完全にオリジナルの展開へ。
井上尚弥vsルイス・ネリ戦の焼き増しではなく作者の脳内の具現化である(それが普通だろ笑)。
 
「間柴が絶体絶命のピンチに陥る→本人の心情、過去の対戦相手や同僚、家族等の描写を絡めて復活するのでは?」と申し上げたが、まさに今がその状況である。
 
 
全然乗れない。
 

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全然乗れないんだよね。休載とページ減が多すぎて作品に没頭する暇がないんだよ笑

表題の通りだが、僕はこの間柴vsロザリオ戦に全然乗れていない。
 
序盤の互角の勝負から間柴が絶体絶命のピンチを迎える中盤。
ここから間柴が逆転するか、もしくはロザリオの剛拳に沈むのか?
誰がどう見ても山場なのだが、残念ながらちっとも気持ちが乗ってこない。
 
理由はめちゃくちゃはっきりしていて、休載とページ減が多すぎるから。
 
マジな話、試合の真っ最中にこれだけ頻繁に休載、ページ減を繰り返されるとちょっとしんどい。
盛り上がる展開に入ったところで休載、ここから一気に山場に突入か? というシーンでページ減によるぶつ切り。
 
単純に細切れすぎて作品に没頭する暇がないのである。
 
旬な漫画2024年5月Ver.。ここ最近僕の中で“旬”な作品を挙げていくぞ。例の作品は作者のムーブをひっくるめて(観測対象として)最高におもしろいw
 

さすがに10P前後だと…。誇張抜きで秒で読み終わるからねw

もしかしたら(コミックスの発売を待って)通しで読めばハマれるのかもしれないが、さすがに10P前後だと……。
 
週刊連載は20P前後が通例とのことだが、そのノリで読み始めると一瞬で終わってしまう。
誇張でもなく秒で終わる
1話完結のギャグ漫画でももう少しページ数があると思うのだが。
 
また休載の次の週or前の週にそれをやられるせいでさらに冷める。
ページ減のあった週の最終ページに「来週は休載です」と書かれているとガックリくるのは僕だけではないはず。
 
 
作者がそういうスタンスなのは理解しているし、最近は作者のムーブを楽しむ余裕すら出てきたが、違うんだよな笑
 
毎回いいところでちょん切られるせいで作品自体にハマれない。
これは割とデカい問題だと思うのだが。
 
それこそ間柴了の世界戦なんて失敗する方が難しいテーマなのに笑
 

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これはもはや作者の計算なのかも? 漫画家を雑に扱うとこうなるぞというアンチテーゼ

ここまでくると「これは作者の計算なのか?」という気すらしてくる。
 
上述の通り「はじめの一歩」の作者は漫画家の仕事環境改善、地位向上に熱心である。
「セクシー田中さん」の不幸な出来事があってからはさらに顕著になったし、AIと漫画家の権利問題にもめちゃくちゃ積極的。
業界内である程度の影響力を持つ自分が矢面に立つべきという義務感もあるのだと想像する。
 
「セクシー田中さん」の作者・芦原妃名子氏の件がキツい。漫画原作の映像作品を純粋に楽しめなくなる。でも、実は逆のパターンもあったり…
 
それに引き換え本業のあからさまな手抜きっぷりはどうなのよ? と。
散々漫画家のプロフェッショナルさを訴えている割に本人の仕事からはプロ意識が感じられない笑
ここの整合をどうつければいいのだろうか。
 
要するにこれは自らを実験台に「漫画家を雑に扱うとこうなるぞ」という見本を示しているのではないか。
 
俺たち漫画家は奴隷じゃない。
感情のないAIとは違う、血の通った1人の人間であると。
 
そこを理解せずに好き放題にやりすぎると“こういう”漫画家が増えて業界全体の地盤沈下が起きるぞと。
 
業界の未来を見据えたアンチテーゼというか。
そう考えないと諸々の説明がつかないのだが。
 
 
あまり適当なことを言うと怒られそうなのでやめますが(今さら?)笑
 
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