絶望を感じたアニメ/漫画のセリフランキング。トップ3は不動だからつまらないので、僕の独断で選ばせてもらいましたがそれが何か?
- 2020.10.07
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アニメ/漫画にはしばしば心に残る名言が生まれることがあります。
人気作品であればさらに顕著で、何年も前に放送/連載が終了しているにもかかわらずいまだに語り継がれることも。
笑いのネタにされたり、風刺的な使われ方をしたり。
鮮度を失わずに突き刺さるひと言というのは、視聴者/読者にとっても作品を語る上で欠かせないものとなっております。
で、今回のランキングは「絶望を感じたアニメ/漫画のセリフランキング」。
名言は名言でも、凶悪な敵キャラが口にする自信たっぷりのひと言は主人公チームだけでなく視聴者/読者を奈落の底に叩き落す破壊力を秘めます。
「散々苦労してようやくたどり着いたのに」
「あれだけ修業したのにまったく無意味だったの?」
「嘘だろ? まだ上があるのかよ」
ただでさえ手も足も出ない強さなのに、とどめの一言によって一縷の望みすらも絶たれるほどの絶望感を味わう。同時にその敵キャラを稀代の悪役へと昇華させるきっかけにもなり得ます。
人生で一度は使ってみたいけど使う機会がなさそうな名言ベスト5。自分の根暗な性格を自覚させられるランキング遊びw
僕の独断で選ばせていただきます。なぜならトップ3は不動過ぎてつまらないから
では、実際にランキングを発表していくわけですが、最初に申し上げておくと今回は完全に僕の独断で選ばせていただいております。
いや、独断で選ばなくてどーすんのよ? という話ではあるのですが、そもそも論としてトップ3が不動過ぎるんでね。
だってそうでしょ?
●第3位
おまえもしかしてまだ
自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?
作品名:幽☆遊☆白書
キャラクター:戸愚呂弟
●第2位
…今のはメラゾーマでは無い…
メラだ…
作品名:ダイの大冒険
キャラクター:大魔王バーン
●第1位
わたしの戦闘力は530000です
作品名:ドラゴンボールZ
キャラクター:フリーザ
もうトップ3はこれで決まりじゃないっすか。辛うじて3位と2位が入れ替わるくらいで、どこまで行ってもこの3強は動かしようがない。
わざわざランキング形式で発表しなくても最初からわかりきっていることであり、すでに多くの方が語りつくしてもいる。
なので、繰り返しになりますがここから先は僕の独断で選んだ好き勝手なランキングとなっております。
不遇な知将キャラランキング完結編。「友情・努力・勝利」の少年ジャンプでさえなければ脚光を浴びる世界線があったかもしれないアイツら
絶望を感じたアニメ/漫画のセリフランキング:第3位
お前の全てを否定してやる
作品名:るろうに剣心
キャラクター:斎藤一
元新選組三番隊組長・斎藤一が剣心との一騎打ちの前に言い放ったセリフで、不殺の流浪人としてこの10年を過ごした剣心のあまりの変わりように怒りと呆れを込めて口にしたひと言となっています。
僕が思うに、斎藤一は「るろうに剣心」に登場する敵キャラで一番最初に読者に絶望を感じさせたキャラ。
警官ながらも殺しにまったく躊躇がないだけでなく、得意技の牙突を唯一無二の最強技にまで昇華させる戦闘スタイルのインパクトも大。狼のような見た目と相まってより凶悪さが強調されます。
“喧嘩屋斬左”の異名を持つ相楽左之助に一瞬で致命傷を負わせた上で剣心の前に立ちはだかるわけですが、ここまでの流れを見ればどちらが強いのかは火を見るよりも明らかです。
不殺の誓いを立てた流浪人のままでは100%勝てない絶望に加え、剣心が“人斬り抜刀斎”に戻ってしまうのではないか? という危機感。剣心を心配する神谷薫とともに、何とも言えない緊張と後戻りできない感情が入り混じるシーンでした。
まあ「るろうに剣心」で言えば、新京都編での志々雄真の
油断?
何のことだ?
これは「余裕」というもんだ
も捨てがたいんですけどね。
単純に僕が志々雄真よりも斎藤一を好きという理由で、今回はこちらを選出させていただきました。
ダイの大冒険は結局ポップなんだよな。かっちょいい技ランキングTOP10第2回。名言自動販売機と化したポップの活躍に震えろ
絶望を感じたアニメ/漫画のセリフランキング:第2位
すみません
作品名:デスノート
キャラクター:L(エル)
ビルの屋上で雨に濡れながらたたずむLを見つけた夜神月が「何をしてるんだ?」と聞くところからスタート。
「今日は鐘の音がうるさい」
「私の言うことはすべてデタラメ」
「生まれてから一度でも本当のことを言ったことがあるのか」
と、Lがこれまでとは打って変わって抽象的な言葉を並べます。
で、階段の踊り場で頭を拭く月にLが「ずいぶん濡れてしまいましたね」と声をかけ、月が「お前のせいだろ」と返す。
それを受けたLが「そうですね。すみません」とつぶやくように答える流れ。
アニメ第25話「沈黙」で描かれたエピソードで、漫画版にはないアニメ版オリジナルとなっています。
結局Lはこの回で月の策略に敗れて命を落としてしまうのですが、あの屋上でのやり取りはLの実質的な敗北宣言だったのか、それとも友だちである月の正体を暴かなければならない寂しさなのか。
もしくはお互いが本音で語り合える最後のチャンスが失われたことを悲しむ言葉だったのか。
受け取り方は視聴者によって様々だとは思いますが、一つはっきりしていたのは2人の関係が間違いなくここで終わるということ。
Lは月をキラではないかと疑い、月はLを殺そうと企む。
腹を探り合いをしつつも、表向きは事件解決に向けて共闘する両者。
Lのあの「すみません」からは長きにわたって繰り広げられた頭脳戦の終焉が近いことがはっきりと感じられ、何だかんだで2人のやり取りを楽しんでいた僕にとっては絶望が大きかったことを覚えています。
「寂しいですね。もうすぐお別れです」
いや、ホントそれなのよ。
ヨツバ事件のクライマックスで月の記憶が戻ったときとか、尋常じゃなく落胆しましたからね。
「ああ、これでLと月のコンビも解消か……」
絶望を感じたアニメ/漫画のセリフランキング:第1位
ふう…
おどかしやがって…!
作品名:ナッパ
キャラクター:ドラゴンボールZ
命をかけたチャオズの自爆攻撃でもビクともしないナッパを前に驚きを隠せないZ戦士たち。そんな中、片腕を失った天津飯は全力の気功砲をナッパに向けて放ちます。
ところがナッパは戦闘服が削れただけでほぼノーダメージ。
それを見た天津飯は「む…無念…」と言い残して力尽きる……。
はい、いよいよお待ちかね? の第1位はコレ。
「ドラゴンボールZ」サイヤ人襲来編におけるナッパのセリフでございます。
最初に申し上げたように、「ドラゴンボールZ」でもっとも有名な悪役キャラは間違いなくフリーザです。中でも「わたしの戦闘力は530000」の件は多くの読者に「コイツには絶対勝てん」という絶望感を与え、アニメ/漫画界に大きなインパクトを残しました。
ですが、それを踏まえた上で。
以前にも申し上げたかもしれませんが、僕の中でのNo.1絶望感キャラはやはりナッパさん以外に考えられません。
「クンッ」だけで町一つを消し飛ばし、1発のパンチで天津飯の片腕を叩き落す。
チャオズの自爆や天津飯の渾身の気功砲をまともに受けてもビクともせず、挙句の果てにはかつて地球征服を目論んだピッコロ大魔王に「勝てる自信はない」とまで言わしめてしまう。
前シリーズのライバルと手を組んで新たな強敵に挑むパターンは少年ジャンプのバトル漫画における王道ですが、その中でもサイヤ人編での敵キャラの飛躍っぷりは群を抜いていました。
あれだけ強かった天津飯があっさりと片腕を持っていかれ、そばで腕組みをしているだけの逆毛チビに「ふん…もろいやつらだ…」などと言われる。
クリリンや孫悟飯がいくら攻撃してもビクともせず、逆に怒りを買ってしまうという。
ヤムチャ→チャオズ→天津飯→クリリン(虫の息)→ピッコロ→孫悟飯(気を使い果たす)と、ナッパの前に仲間が次々と倒れていく地獄絵図。
主人公不在のチームが強敵に苦戦を強いられる展開は決して珍しいものではないと思いますが、正直ここまでの戦力差を見せつけられた上でバタバタと殺されまくったのはこの作品が初めてでした。
フリーザの「戦闘力530000」はもちろんですが、ナッパさんの強さに対する絶望感はそれをはるかに超えていた気がします。
ドラゴンボールベストバウト完結編、5位~1位発表!! 番外編もあるぞ
やっぱりアレですよね。
最初に出てきたキャラの印象は絶大ですよね。
強さ的にはベジータの方がはるかに上なのですが、ナッパ戦での「どうにもならない」感じはトラウマレベルで僕の深層心理に刻まれておりますww
「おどかしやがって…!」
じゃねえんだよww
もう少しまともなリアクションよこせや。
こっちはお前の強さに泣きそうなんだよw
わかってんのか? あ?
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