ジャーボンティ・デービスvsローランド・ロメロはおもしろそう。デービスは中量級のカネロになれるよ。ロメロとは噛み合うんじゃないの?【予想・展望】

ジャーボンティ・デービスvsローランド・ロメロはおもしろそう。デービスは中量級のカネロになれるよ。ロメロとは噛み合うんじゃないの?【予想・展望】

「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 
2021年12月5日(日本時間6日)、米・カリフォルニア州ロサンゼルスで行われるWBA世界ライト級タイトルマッチ。同級レギュラー王者ジャーボンティ・デービスとランキング1位ローランド・ロメロの一戦である。
 
 
今年6月にマリオ・バリオスを11RTKOで下し、3階級同時制覇を果たしたジャーボンティ・デービス。ここまで25戦全勝24KOの戦績に加え、毎試合見せる衝撃的なKO勝利によってすでにPFPトップ10にランキング入りしてもおかしくないとも言われている。
 
対するローランド・ロメロは元WBA同級暫定王者。
WBAの打ち出した暫定王座撤廃方針により王座をはく奪+ランキング1位に格下げされた選手である。
だが、こちらも現在14戦全勝12KOと順調なキャリアを送っており、前戦ではWBSSトーナメントにも出場したアンソニー・イギットを7RTKOで下して改めて剛腕ぶりを発揮している。
 
 
なお下記の記事によると、現在S・ライト級とライト級を同時保持するデービスは今後はライト級を主戦場とする可能性が高いとのこと。


 
ジョナサン・ゴンサレス初戴冠。ソト陥落は普通にあり得た結果か。矢吹正道がマッチルームと契約。拳四朗側から興行権も買い取る太っ腹
 

ジャーボンティ・デービスvsローランド・ロメロはおもしろそう。デービスはライト級でいくのか?

なかなかおもしろそうな試合が実現? するらしい。
WBA世界ライト級タイトルマッチ、ジャーボンティ・デービスvsローランド・ロメロ戦。
 
正式発表はまだのようだが、WBAの方針によって暫定王座をはく奪されたロメロの処遇としてはオーソドックスなものと言える。
 
一方のレギュラー王者ジャーボンティ・デービスは今後は適正に近いライト級を主戦場にするとのこと。
前回のマリオ・バリオス戦でのパフォーマンスは文句なしに素晴らしかったが、やはり純粋なS・ライト級との体格差は感じたのでこの選択は悪くない。
 
 
というか、やっぱり暫定王座は必要ですよね。
現状S・ライト級はジョシュ・テイラー、ライト級はテオフィモ・ロペスが4団体のベルトを抱え込んだまま動きを見せずにいる(テオフィモは再三の防衛戦延期)。
 
WBAが暫定王座廃止? いや、暫定王座はいるだろw ここまでビジネスが肥大化すれば王座乱立も仕方ない? L・フライ級の上位ランカーに注目してみた
 
ランキング上位選手のキャリアを停滞させないために暫定王座を設置することはまったく悪くないと思うのだが、今はその役割をレギュラー王座が担っている。
むしろスーパー王座を撤廃してレギュラー王座と暫定王座を残す方がよっぽど健全な気もするのだが……。
 
「WBAスーパーライト級スーパー王座戦」とか言われても何のこっちゃわかれへんのですよ笑
 

勝敗予想はジャーボンティ・デービスの8RKO。デービスは中量級のカネロになれる。すでにPFPファイターだと思ってます

さっそく勝敗予想をしておくが、今回はデービスの8RKOでいきたい。
まだ正式発表はされていないようだが、一応問題なく開催されるだろうということで。
 
 
最初に「おもしろそうな試合」と申し上げたものの、勝敗自体はデービス勝利を激推ししている。
 
理由はデービスの方がずっと強そうだから。
字面からして頭が悪そうなのだが、そうとしか思えないのだから仕方ない笑
 
 
僕自身、これまでジャーボンティ・デービスにあまり興味はなかったのだが、前回のマリオ・バリオス戦を観て一気に考えが変わった。
 
ジャーボンティ・デービスは寝起きに人を殴ったその足で朝マックするヤツ。マリオ・バリオスをパワフルに粉砕。小型のカネロじゃんコイツ
 
一回り大きなマリオ・バリオスにグイグイプレッシャーをかけて追い詰め、コーナー付近でズドン。
体格差による苦戦という声も多く聞こえたが、正直僕にはデービスの圧勝にしか見えなかったことをお伝えしておく。
 
中でもラウンドを重ねるごとに怯えの色が濃くなっていくバリオスの姿は印象的だった。
 
うん、やべえわ。
コイツはやべえ。
 
 
表題の通りなのだが、ジャーボンティ・デービスは中量級のカネロになれるヤツだと思う。
 
やや低いガードと上体反らし、そこからカウンターをチラつかせてガツガツプレッシャーをかけ、相手の逃げ場を奪う。
で、苦し紛れに出てきたところにロケット砲のような左をぶち込む。
 
どんな態勢からでも威力のあるパンチを打てる体幹、下から伸び上がるように打ち込む1発で身長差をあっさり乗り越えるデービス。
 
ヘビー級のデオンティ・ワイルダーが打ち下ろし気味の右を得意としている(ように見える)のに対し、カネロやデービスは下半身にため込んだパワーと捻りを爆発させて拳に伝えているイメージ(語彙力)。
 
身長166cmとライト級としてはやや小柄なデービスだが、リーチは171cmとそれなりに長い。
階級アップとともにガードを高く上げたブロック&リターンのスタイルに傾倒しつつある部分もカネロと被る。
 
「本物の強者との対戦がない」「まだ試されていない」という理由? でPFPトップ10入りを果たせないようだが、とんでもない。
普通にエロール・スペンスJr.やテオフィモ・ロペスと肩を並べるくらいの位置にいると思うのだが。
 
 
まあ、もともとPFPランキングが数字遊びみたいなものなのであまり深く考える必要も感じませんが。
 
カネロvsプラント4団体統一戦キター。プラント健闘もあり得る? かも? カネロの圧力にビビらずどこまで左が機能するかかな
 

ローランド・ロメロの印象は強化版栗原慶太。異様に伸びるパンチと威力、若干ヌルいディフェンス面

一方、元暫定王者のローランド・ロメロについてだが、この選手に対する僕の勝手な印象は強化版栗原慶太
 
やや広めのスタンスで相手と対峙し、左をクイックイッと動かして距離を測りながらベタ足気味で距離を詰める。
そして、ある程度まで近づいたところで大きく踏み込み強力なワンツー。
1発1発の威力が凄まじい上に、身体を伸ばして打つパンチは手元でめちゃくちゃ伸びる。
 
決して一撃必殺タイプではないが、ガードの上からでもお構いなしに身体を揺らすパンチで相手の精神を削っていく。
前回のアンソニー・イギット戦でもガードの上からのパンチでダウンを奪っていいたが、ああいうワンテンポ遅れて相手が崩れる光景は栗原慶太の試合でも観たことがある。
 
もともと腕力が強いのだと思うが、それ以上に力を乗せる打ち方を熟知している印象である。
 
 
その反面、ディフェンス面はやや脆さが見られる。
 
あまり捨てパンチを打たないために手数自体は多くなく、目いっぱい身体を伸ばして強振する分打ち終わりの復元力もヌルい。
顔面を晒したまま相手に真っすぐ向かっていく姿などはデービスにとっては絶好のカウンターチャンスに思える。
 
 
また、スタイル的に追い足がある方でもなく、見切りと当て勘に優れたアウトボクサーには苦戦させられそうな印象。
 
と思って過去の試合を漁ってみたところ、暫定王座戴冠を果たした2020年8月のジャクソン・マリネス戦がまさにそんな感じ。それこそ2021年1月の栗原慶太vs井上拓真戦と酷似していた。
 
栗原慶太vs井上拓真感想。井上拓真がめちゃくちゃ上手かったな。はじめの一歩方式で言えば栗原がKOで勝つ流れだったけど
 

デービスとロメロは噛み合うよね。ロメロがフルスイングでデービスをビビらせられれば…

だが、今回に関してはロメロの追い足のなさはそこまで影響しないと想像する。
 
ジャーボンティ・デービスはあまり動き回るタイプではなく、むしろじっくりと足場を決めて爆発させるスタイル。
フルスイング野郎のロメロとはガッツリ噛み合う(はず)。
 
少なくともジャクソン・マリネス戦のようにヒラヒラとかわされまくった末にクッソ微妙な判定勝利という結果にはならない(はず)。
 
 
要するに、ロメロが勝機を見出すには持ち前のフルスイングでどれだけデービスをビビらせられるかだろうと。
 
前回のアンソニー・イギット戦のように早い段階で足をすくませられればロメロ有利。
逆にロメロのスイングにデービスが怯まずカウンターを合わせてくるようならデービスの勝利は固い。
 
フューリーvsワイルダー3。ポイント計算すら無粋な規格外バトル。ヘビー級だけは別枠であるべき。神々のお戯れに不純物はいらない()
 
個人的にデービスを攻略するには前後左右に動きながら連打を浴びせてカウンターのタイミングを作らせないことだと思っているが、ローランド・ロメロにはホセ・ペドラサのようなフットワークやハンドスピードはない。
 
これまで通りの正面突破しかないわけで、過去14戦と同じように力技でねじ伏せられるかどうか。
 
 
そして、残念ながらそれはちょっと難しい。僕はどこかの段階でロメロがデービスのカウンターに捕まるのではないかと思っている。
 
 
 
とは言え、この試合が楽しみなことには違いない。
 
上述の通り両者のスタイルはガッツリ噛み合うと思うし、ロメロが馬力でデービスをねじ伏せたらそれはそれでおもしろい。
逆にデービスの左がロメロの顎を捉えてロメロが豪快に沈むパティーンも素晴らしい。
 
どちらにしろKO決着必至の組み合わせは問答無用でワクワクする。
 
 
というわけで、ジャーボンティ・デービスは2020年内はシャバに留まるように。
それ以降は好きなだけ塀の中で暮らしていいから、最低限試合が終わるまでは犯罪を自重しれ()
 
「ボクシング記事一覧リンク集」へ戻る
 

Advertisement

 


 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!