カネロが9月に帰ってくる。エドガー・ベルランガはめちゃくちゃ僕好み。“ザ・プエルトリコ出身のプロスペクト”の戦績を見て確信したよね。前評判に反して楽しみ【予想・展望】

カネロが9月に帰ってくる。エドガー・ベルランガはめちゃくちゃ僕好み。“ザ・プエルトリコ出身のプロスペクト”の戦績を見て確信したよね。前評判に反して楽しみ【予想・展望】

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2024年9月14日(日本時間15日)に米・ネバダ州で行われるWBA/WBC/WBO世界S・ミドル級3団体タイトルマッチ。同級統一王者サウル・“カネロ”・アルバレスがWBA1位エドガー・ベルランガと対戦する。
 
またIBFはカネロが指名挑戦権を持つウィリアム・スクールとの指名試合を行う意思がないと判断、王座をはく奪したとのこと。


なおカネロがこの試合に勝った場合、以前から噂されていたS・ライト級、ウェルター級で4団体統一を果たしたテレンス・クロフォードとのビッグマッチに進むのでは? と言われている。
 
カネロvsエドガー・ベルランガ。カネロは至近距離での差し合い、左の多彩さは健在だけど、全力で動ける時間が短くなったか? ベルランガはガチガチだったね
 

カネロの相手にそこまでこだわりはない。すでにボーナスステージに入ってると思うんだよね

カネロの相手がWBA1位のエドガー・ベルランガに正式決定したわけだが。
 
期待されていたデビッド・ベナビデスではなかったことに不満の声も多いが、正直僕はそこまでこだわりがない。
 
今のカネロはボーナスステージに入った印象。明らかに自分の裁量で(やりやすい)相手を選んでいる。
この辺は現役復帰後のフロイド・メイウェザーと少し被る。
 
前回のハイメ・ムンギア戦の際も申し上げたが、僕は対戦相手云々よりも純粋にカネロの試合が楽しみである。
 
カネロvsハイメ・ムンギアおもしろかった!! 試合巧者のベテランを勢いでねじ伏せるやり方はカネロvsゴロフキンVol.2を思い出した
 
若干下降線に入った&ボクシングで得られるものをすべて手に入れた今のカネロに鼻息荒いマッチメークは必要ない。
ボチボチの強度で現役ラストランを走り切ってください。
みたいな。
 

今年12月にカネロが日本にくるだと? 正直、割に合わないんじゃないですかね…

ちなみに「今年12月にカネロが日本で試合をするかも?」という報道があったが、あまりにアレすぎてまったくピンときていない。
 
「最強王者カネロが12月に日本で試合か、陣営が発言、大晦日RIZINの可能性も!」
 
誰と対戦するのか、どの会場でやるのか、チケットは売れるのか等、不確定要素があまりに多い。
 
 
RIZINでの金儲けマッチも結構だが、いや、意味あります?
1試合で数十億円を稼ぐカネロが「3Rのエキシビジョンで10億円!!」(メイウェザーvs那須川天心)と言われても……。
 
誰が相手をするかもそうだし、カネロとしてもわざわざ日本まできてはした金(10億円)のためにゴチャゴチャ言われるのは割に合わない気がする。
 
エキシビジョンをやるならメイウェザーやパッキャオのように引退後でもいいと思うのだが。
 
安保瑠輝也vsマニー・パッキャオ感想。「ボクシングは甘くない」風に言うなら「いくらレジェンドでもちょろっと練習したくらいで勝てるほどキックのトップ選手は甘くない」
 
と言いつつ、本当にカネロが日本にくるならぜひとも現地観戦したいっす笑
 

エドガー・ベルランガは僕好みの選手。戦績を見て確信したよね笑

挑戦者エドガー・ベルランガだが、僕はこの選手のことをよく知らない。
 
現在の戦績は22戦全勝17KO。
年齢も27歳とまさに今が全盛期と言える。
 
正直、最初に名前を聞いた際はポッと出の印象だったが、カネロに挑むタイミングとしてはベストだったのかもしれない。
 
と思って戦績を眺めてみると……。
「Edgar Berlanga | BoxRec」
 
あ~、なるほど。
なるほどなるほど。
 
これは僕好みの選手かもしれませんね笑
 
2016年4月のデビュー戦から16戦連続1RKO。
ところがそれ以降は6戦中5戦で判定勝利。
 
2022年3月のスティーブ・ロールズ(ゴロフキンと対戦した選手)戦ではジャッジ1人が96-94をつけるなど、微妙な試合もちらほら見られる。
 

ザ・プエルトリコ出身のプロスペクト。キャリア初期のド派手なKO量産から相手のレベルが上がると途端に…

そして案の定、プエルトリコ出身という。
 
トップランクのYouTubeにKO集があったので観てみたが、

もう、想像通りでホント好きw
 
いわゆる“ザ・プエルトリコ出身のプロスペクト”というヤツ。
 
スピードがあって一つ一つのアクションが派手、顔面偏差値も高い。
スムーズなコンビネーションを活かしたイケイケのファイトで豪快なKOを量産する。
 
それこそハイライトだけを観ると「こんなヤツに誰が勝てんねん」「世界王者までまっしぐらでしょ」と思うほど。
 
 
ところがワンランク上の相手に遭遇した途端にKOが止まる。
ハンドスピードについてくる、コンビネーションのゴリ押しに対応してくる相手と対峙するとあっという間に攻め手を失う。
 
 
また(どの選手も)面長で顎が尖っているのが特徴。
あの細い顎にパンチをもらうと(どの選手も)凄まじい効かされ方をする。
 
 
下記でも取り上げたことがあるが、
 
第2のファンマを探す旅。俺たちのプエルトリコ期待の5人。彼らの散り際の美学は瞬間芸術と言っても過言ではない()
 
プエルトリコ出身の選手は
・キャリア初期はド派手なKOを量産
・相手のレベルが上がると途端にコンビネーションが通用しなくなる
・連打の合間にカウンターをねじ込まれてすっ飛ばされる
パターンのKO負けがめちゃくちゃ多い。
 
要するに今のベルランガは上記の2番目の時期。
 
スピード差、体格差で相手を圧倒できるキャリア初期はめっぽう強く見栄えもいい。
ところが対戦相手のレベルが上がったことでスピードで振り切れなくなり、モタつく試合が増えているのだろうと。
 
 
いや、たまらんっすね。
何から何まで僕好みの選手ですわ笑
 

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ベルランガが勝つには連打でカネロがとまるか? かな。持ち前のスピードが通用すれば

今回の試合でベルランガが勝つには得意の連打でカネロが止まるか? だと思っている。
 
上述の通りこの選手の持ち味はスピーディなコンビネーション。
基本は中間距離の選手で、接近戦が得意なカネロよりも射程が若干遠い。
 
恐らく連打の精度、1発の威力はカネロの方が上。
前回のハイメ・ムンギアもそうだったが、中に入られるとベルランガは厳しくなる。
 
それこそ近場でカネロとまともに打ち合える選手が周辺階級に何人いるか。
多少落ちたとはいえ、カネロの連打はまだまだ全階級トップクラスを維持していると思う。
 
 
なので、ベルランガは極力カネロの距離では勝負したくない。
同郷のフェリックス・ベルデホ同様、下がる展開を強いられると左右に動いて延命するのみになるので。
 
そのためにはとにかく連打と出入りのスピードで煽ることが重要。
スピード差で相手をビビらせ、どんどんプレッシャーをかけてロープ際でコンビネーションを発動する。
 
久しぶりのKO勝利を挙げた前回のパドレイグ・マッコーリー戦は理想に近い勝ち方だった(と思う)。

 
まあでも、こういうダウンがホントにあるんですよね。

調子よく攻めている最中にいきなりマットに転がされるパティーン。
控室のタイソン・フューリーも「何ごと!?」となっている笑
 

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下降気味のカネロがひと回り大きいベルランガを後退させられるか。勝敗予想はカネロの10RKOで

繰り返しになるが、今回の見どころはベルランガのスピードでカネロが止まるか、どこかで強烈な1発を入れることができるか。
 
対するカネロは全盛期に比べてやや下降気味。ひと回り大きいベルランガにパワー負けせず追いかける展開を作れるか。
 
カネロvsジョン・ライダー感想。ダウンで吹っ切れたライダーの健闘。カネロが下降線に入ったという意見には同意せざるを得ないな。切ないけど
 
ベルランガの出入りが機能すればアップセットの可能性が高まる。
カネロが前に出る流れが続けば下馬評通りカネロ有利。
 
勝敗予想は……。
じゃあ、カネロの10RKO勝ちにしておきますか。
 
ベルランガはめちゃくちゃ僕好みの選手だが、カネロの盤石さもまた楽しみなので。
 
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