ブアカーオが木村ミノルを粉砕。性格の悪さ、いじめっ子ファイトが強さの秘訣。エキシビジョンを2連続でぶっ壊すヤツの性格がいいわけないだろw【RIZIN LANDMARK 9感想】

ブアカーオが木村ミノルを粉砕。性格の悪さ、いじめっ子ファイトが強さの秘訣。エキシビジョンを2連続でぶっ壊すヤツの性格がいいわけないだろw【RIZIN LANDMARK 9感想】

2024年3月23日に神戸ワールド記念ホールで開催されたRIZIN LANDMARK 9。
第3試合のブアカーオ・バンチャメークvs木村・“フィリップ”・ミノル(RIZIN キックボクシングルール)は2R1分10秒KOでブアカーオが勝利。2度のドーピング陽性からの復帰戦となった木村ミノルを返り討ちにしている。
 
また試合後には2023年5月にブアカーオと引き分けた安保瑠輝也がケージに入り、再戦を要求する場面も。
これに対しブアカーオは日本語で「はい」と答えたとのこと。


 
RENAvsシン・ユリ、井上直樹vs佐藤将光、久保優太vs高橋遼伍再視聴。金原正徳と矢地祐介の感想動画を受けて振り返ってみる
 

ブアカーオのKO勝利に驚いた。K-1に参戦するなら本気で現地観戦を考えようかな

昨年5月のRIZIN42で安保瑠輝也と引き分け健在っぷりを見せたブアカーオ。
僕もこの試合を現地観戦してブアカーオの強さに度肝を抜かれたわけだが、今回の木村ミノル戦はいまいち乗れず。
 
これまでロクク・ダリや矢地祐介が木村ミノルにワンパンKOされるシーンをSNS等で山ほど目にした。
検査で陰性が出たとはいえ40オーバーのブアカーオが同じ目に合わないとは限らない。
 
勝敗よりも無事に終わるかどうかの方に気持ちが行ってしまう。
 
ドーピングは冷めるよね。「試合前に自分と向き合う」過程がスポーツの醍醐味だと思うけど、そこをすっ飛ばす行為は…。木村ミノルの謎ムーブ
 
それがまさかのKO勝利。
しかも木村ミノルがもっとも強さを発揮する時間帯をしのぎ切った上で、である。
 
前回の安保戦も驚いたが、今回はそれ以上。
本当にブアカーオがK-1に参戦するなら初の現地観戦を検討せざるを得ない笑


 

ロー、前蹴りでメンタルを削る→近場のパンチ勝負に持ち込む流れは安保戦と同じ

試合についてだが、基本的な流れは安保戦と同じ。
 
開始直後の猛攻に耐え、カウンター気味のロー、前蹴りを駆使して距離を詰める→相手にロープ(ケージ)を背負わせパンチで押しまくる。
 
その過程で被弾もするが、持ち前の頑丈さと見切りのよさ、前に出る馬力で相殺、相手を後退せざるを得ない状況に追い込む。
 
またミドルキックの威力は近場でも失われず、下から突き上げる膝はメンタルごと削っていく。
 
K-1 MAXで活躍していた2000年代に比べればスピード、キレは落ちているが、代わりに重心がどっしりとして1発1発の威力は増している(見切り、ディフェンスのよさは相変わらず)。
 
若さを全面に出したイケイケの時期とは別の強さが今のブアカーオにはある(と思う)。
 
ベストバウトは井上直樹vsアーチュレッタ。一番刺さったのはブアカーオ。朝倉海はアーチュレッタに勝ち筋ありますかね?
 

新生K-1勢の苦手分野で押しまくる。にじみ出る性格の悪さ、いじめっ子ムーブが大好きです

そして何よりお気に入りなのがこの選手の性格の悪さ
 
木村を後退させる前蹴りはもちろん、今回は最初のインローがよかった。
アレで「うっ!!」となった木村は勢いを失い、そこから前蹴り、ローを嫌がりケージを背負う流れに。
 
で、距離が近づいたところで腹に膝、頭を抱えて今度は顔面に膝を突き刺す。
これで木村の意識を下に向け、最後は力感ゼロの右ストレートを打ち抜きジ・エンド。
 
 
パンチが得意&超前半型の木村に先に攻めさせ、一休みした段階で反撃開始。
内もも、腹、顔面への膝と相手が嫌がる技を続けてメンタルごと削っていく。
 
前回の安保戦ではミドルキックをキャッチ→足払いで何度も安保をコカせてみせた。
またムエタイ出身らしくクリンチ等のもみ合いで負けることはまずない。
 
城戸康裕に至っては相手にならなすぎて気の毒になるレベル。

 
ワンキャッチからの足払い。
頭を抑えての膝。
クリンチ際の強さ。
 
新生K-1勢がもっとも苦手とする部分でゴリゴリ削る。
精神がやられている相手をオラオラで追い詰めていく。
 
ファイトスタイルに性格の悪さがにじみ出ているというか、明らかにいじめっ子のムーブ
この辺はMMAの金原正徳とも共通する。
 
やっちまったベイノアvs井上雄策。最高すぎたキム・スーチョル。ノジモフ、コレスニック、神龍誠クッソ強い。日環対抗戦もおもしろかった
 

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第一線で長くやるのに性格の悪さはかなり重要。金原正徳、ジョン・ジョーンズetc.

マジな話、第一線で長くやれる秘訣として性格の悪さはかなり重要だと思っている。
 
・ブアカーオ・バンチャメーク
・金原正徳
 
またUFCのジョン・ジョーンズも恐らくそっち側。
やや方向性は異なるが、ボクシングのバーナード・ホプキンスやONEの青木真也も確実に性格が悪い。
 
いじめっ子全開の金原正徳が山本空良を寄せ付けず。ナチュラルな性格の悪さが最高過ぎてw 試合前と試合後のコメントが逆だよ笑
 
人が嫌がることをやるのが大好き。
自分だけが一方的に攻めたい。
なるべく効率的に勝ちたい。
 
この辺の思考は年齢が上がっても強さを保ち続けるのにめちゃくちゃ優位に働く気がする。
 
頑丈さ、ディフェンスのよさは大前提で。
 

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金儲けのフェーズに入っているのにちゃんと強い。エキシビジョンを2連続でぶっ壊すヤツの性格がいいわけない

しかも今のブアカーオは金儲けのフェーズに入っているのが……。
 
マニー・パッキャオとのエキシビジョンに加えて「コナー・マクレガーに素手ムエタイ戦を要求」はあまりにアレすぎる笑


金儲け大好きな雑食のくせにちゃんと強いって、一番厄介なヤツじゃえねかww
 
 
そもそもパッキャオとのエキシビジョンなんて成立するんですかね?
 
2022年8月にMMAファイターの三浦孝太を無遠慮にKO。
同年10月に引退して約7年経つ佐藤嘉洋を壮絶KO→主催者が違約金を払う羽目に。
 
エキシビジョンを2連続でぶっ壊すようなヤツの性格がいいわけがない笑
 
 
佐藤嘉洋戦に関してはかなり批判も聞こえてくるが、申し上げたようにその性格の悪さが強さを保つ秘訣でもあるわけで。
 
とにかく僕は“今の”ブアカーオが大好きである。
 
武尊vsタン・ジン。武尊反応遅くなったか? 試合開始すぐに「これは勝ちそうだな」と思ったらダウン食らった。本人的には「下に集中しすぎた」らしいけど
 

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