RENAvsシン・ユリ、井上直樹vs佐藤将光、久保優太vs高橋遼伍再視聴。金原正徳と矢地祐介の感想動画を受けて振り返ってみる【RIZIN LANDMARK 9】

RENAvsシン・ユリ、井上直樹vs佐藤将光、久保優太vs高橋遼伍再視聴。金原正徳と矢地祐介の感想動画を受けて振り返ってみる【RIZIN LANDMARK 9】

2024年3月23日の「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」。
第3試合で木村・“フィリップ”・ミノルにKO勝ちしたブアカーオ・バンチャメークに熱狂しまくったのは下記の通り。
 
ブアカーオが木村ミノルを粉砕。性格の悪さ、いじめっ子ファイトが強さの秘訣。エキシビジョンを2連続でぶっ壊すヤツの性格がいいわけないだろw
 

 
今回はそれ以外の感想を言っていく。
 
具体的には
・RENAvsシン・ユリ(第9試合)
・井上直樹vs佐藤将光(第10試合)
・久保優太vs高橋遼伍(第4試合)
 
公式YouTubeで無料公開された3試合についてである。
 
 
なお僕は格闘家のYouTubeチャンネルをほとんど観なくなったのだが、その中で辛うじて視聴を続けているのが金原正徳と矢地祐介のチャンネル。
 
この2人が「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」の感想動画をアップしていたので、それを受けて上記3試合を再視聴した次第である。

 

 
やっちまったベイノアvs井上雄策。最高すぎたキム・スーチョル。ノジモフ、コレスニック、神龍誠クッソ強い。日環対抗戦もおもしろかった
 

○RENAvsシン・ユリ×(判定3-0)

 

 
まず最初はこれ。
膝の怪我から約1年ぶりの復帰戦を迎えたRENAと2021年9月以来約2年半ぶりの実戦復帰となったシン・ユリの対戦。
 
 
結果は3-0の判定でRENAが勝利したわけだが……。
 
実は結構際どかったんじゃないですかね?
 
内容的には3Rを通して両者がスタンドで打ち合う流れ。
シン・ユリが何度かテイクダウンで上になったものの、優勢と言えるほど圧倒はできず。
 
一方、RENA有利と言われていた打撃でもそこまで大きな差はなかった(と思う)。
 
実際RENAは1Rに目の横を切ったし、リーチの違いを突破できずに被弾する場面も目に付いた。
シン・ユリの「ところどころ記憶がない」というコメントもその通りなのだと思うが、同時に「勝ったと思った」のもわかる気がする。
 
 
恐らく今回はRENAに勝たせるための組み合わせ。
 
シン・ユリのスタイルは明らかにストライカー寄り。
両者が近場で打ち合う際にテイクダウンにいけそうなタイミングは何度もあったが、その局面でもシン・ユリは打撃のみで勝負する。RENAとしてもやりやすかったと想像する。
 
試合後に「打撃にこだわった」「昔の自分を取り戻した」旨のコメントがあったが、どちらかと言えば相手がよかったというか。
 
要はグラップリングができる相手にガッツリ入られる→そのままコントロールされるパターンは以前と変わっていない(気がする)。
得意の打撃のキレが若干落ちていることを考えると、伊澤星花とは相性が悪すぎるのではないか。
 
金原正徳が全局面でクレベル・コイケを圧倒。アカン、感動が止まらん。でも石渡パイセンと川口春奈の彼氏の予想を聞いて「勝つかも」とオモタ笑
 
まあでも、RENAは勝ってよかったですよね。
ケージでの連敗を止めたのはもちろん、RIZINの功労者が戻ってきたのは大きい。
 
そして負けたシン・ユリにもまた来日してもらいたい。
今回は割と爪痕を残す試合だったと思うので。
 

○井上直樹vs佐藤将光×(判定3-0)

 

 
RENAvsシン・ユリ戦同様、3Rを通してほぼスタンドでの攻防が続いたこの試合。
ただ中身はまったく別物で、こちらは“何でもできる”同士の激しいペース争いという印象である。
 
足が速く打撃も得意、グランドでも強さを発揮する井上直樹だが、懸念材料はスタミナのなさ。
扇久保博正戦、ファン・アーチュレッタ戦と序盤を優勢に進めながらもあっという間に失速→2、3Rで逆転を許した。
 
ベストバウトは井上直樹vsアーチュレッタ。一番刺さったのはブアカーオ。朝倉海はアーチュレッタに勝ち筋ありますかね?
 
だが、この日の佐藤将光は井上にそこまで力を使わせることができない。
 
 
井上の猛攻を耐え抜き息切れを誘った扇久保。
ほぼ互角(やや不利)の状態から2Rに抜け出したアーチュレッタ。
 
その両者に比べて今回は見合う時間が長い。
距離を取りながらヒットを重ねる井上を佐藤が追いかけるのだが、コンタクト自体が少ないせいで失速する気配はない。
 
結果、出入りとヒット数で上回った井上に軍配が上がるという。
 
何度か佐藤のパンチで井上の顔面が上がるシーンがあったが、あそこからもう一歩踏み込めていれば。
実力が拮抗していた&危機管理能力の高さが裏目に出た感じである。
 
 
そういえば佐藤将光のすり足はいいですよね。
体重の上下動がほとんどなくマットの上を滑るように移動する。
 
前後左右にステップを繰り返しながらしっかり溜めを作ってアクションを起こす井上直樹とは真逆。
両者の対比が興味深かった。
 

○久保優太vs高橋遼伍×(判定2-1)

 

 
最後はコレ。
佐藤将光と同じくONEを主戦場としていた高橋遼伍の初のRIZIN参戦となった試合。
 
K-1出身の久保優太にキャリアの差を見せられるかに注目が集まったわけだが。
 
結果は2-1の僅差ながらも久保優太が勝利。
逆に久保がMMAへの適応っぷりを発揮するという。
 
 
矢地祐介が高橋遼伍に対して「四つ組みに自信があるのだと思うが、攻撃が上に偏りすぎ」「もう少し下を意識させないと」と言っていたが、確かにそんな感じ。
 
高橋の攻撃は基本パンチのみでたまにカーフが入るくらい。
組みもタックルではなく上半身を捕まえにいくイメージ。久保優太の長いリーチと突き上げる膝でそのつど防がれてしまう。
 
僕は高橋遼伍の試合を観たのは今回が初めてだったのだが、実際どうなんでしょうか。
タックルがあまり得意ではないのか、もしくはキック出身の久保なら楽に組み伏せられると踏んでいたのか。
 
矢地の言うように「見積もりが甘かった」なぁと。
 
 
一方、勝利した久保優太はMMAの距離、配分を掴みつつある印象。
 
テイクダウンされないギリギリの間合いをキープしつつ、相手が入ってきたところにカウンターを返す、前に掲げた両腕で押し返す、膝を突き上げる等でひたすらグランドを拒否する。
 
効かされて腰を落とすシーンもあったが、微妙に角度を変えながら高橋遼伍にペースを握らせない。
 
何となくだが、K-1でやっていたことをMMAに持ち込むコツを見つけたのではないか。
 
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あとはアレだ。
適度に挑発を織り交ぜたのもよかったですよね。
 
パンチをもらった直後にニヤッと笑ってみせたり、人差し指を立てて「チッチッチッ」とやったり。
 
高橋遼伍の意識を顔面に集中させて下に入らせない、カッカさせることでバリエーションを失わせる意図があったと想像する。
 
K-1時代からああいう挑発を使っていたのかは不明だが、MMAに慣れたことで相手のメンタルを揺さぶる余裕も出てきたのかもしれない。
違うかもしれない。
 
 
まだまだ発展途上だとは思うが、今後に期待が持てる勝利だった。
 

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