ケル・ブルックvsディエゴ・チャベス予想!! ケル・ブルックの強さが世界に証明される試合になるぞ!!【10月24日】
ケル・ブルックvsディエゴ・チャベス。この試合でケル・ブルックの評価は一気に上昇するぞ!!
2015年10月24日、英国のシェフィールドでIBF世界ウェルターチャンピオンのケル・ブルックと同級4位のディエゴ・チャベスのタイトルマッチが行われる。
2014年にショーン・ポーターを倒すなど、母国イギリスでは絶大な人気を誇る無敗のケル・ブルック。接近戦の得意な元WBA世界ウェルター級暫定チャンピオンを相手にどのような試合を見せるか。
この試合は注目!! ケル・ブルックの強さを改めて目の当たりにする試合になる
これはいいカード。本当に楽しみだ。
ブランドン・リオスと正面衝突で押し負けず、スピードのあるティモシー・ブラッドリーと引き分けたディエゴ・チャベス。無敗王者のケル・ブルックにとって久しぶりの強敵である。そして、間違いなくケル・ブルックの強さが改めて世界に証明される試合になる。ケル・ブルックにとっては、激戦区のウェルター級でスーパースターの仲間入りを果たせるかの分岐点になる試合といっても過言ではないのではないだろうか。
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ケル・ブルックに対抗するには、身体負けしないことと、ある程度のスピードを持っていることが最低条件になる。
前回の相手のフランキー・ギャバンはそのいずれもケル・ブルックに劣っていた。特に身体の強さに関しては圧倒的な差があり、開始直後からケル・ブルックのプレッシャーに圧されまくっていた。あれでは勝負にならない。ボクシング以前に個体差があり過ぎた。
「ケル・ブルックはウェルター級で最強に最も近いボクサーだという事実に異議はないはずだが?」
今回のディエゴ・チャベスはパワー、スピード。そのいずれもがケル・ブルックに対抗しうる最低限の基準を満たしている。
この試合でケル・ブルックがチャベスを圧倒するような結果になれば、ケル・ブルックの株が急上昇することは間違いない。仮に派手なノックアウトで勝利するようなら、さらなるビッグファイトも視界に入ってくるのではないだろうか。
メイウェザー戦とは言わないまでも、キース・サーマンとの統一戦やブランドン・リオス戦の再浮上、クリス・アルジェリ戦、もしくはたち消えになったデボン・アレキサンダー戦など、一気にスターへの道が開けるのではないだろうか。または、逆に強すぎて相手がいなくなるか。
できれば英国ではなくアメリカでやって欲しい試合だが、ケル・ブルックの国内人気とチャベスがアルゼンチン出身ということを考えれば致し方ないだろう。
断言しよう。ケル・ブルックは現時点のウェルター級最強であると
前にも申し上げたが、僕の中でのケル・ブルックの評価は非常に高い。メイウェザーを除けばウェルター級でNo.1の実力の持ち主ではないかと思っている。恐らくマニー・パッキャオではケル・ブルックに勝てない。パッキャオの激しい出入り、鋭い飛び込みからの左をケル・ブルックはさばききる。パッキャオのスピードを封じ、強い体幹で攻撃を跳ね返す。そして厳しいプレッシャーでパッキャオをロープに追い込み、終止優位に試合を進めるのではないかと思う。
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アミール・カーンはアメリカではケル・ブルックとは比べ物にならないほど知名度も人気もあるボクサーだが、いざ試合をすればケル・ブルックが何もさせずにカーンを完封する。
それほど僕はこのケル・ブルックというボクサーの実力を買っているのだ。パワー、正確さ。そして随所に見せるナジーム・ハメドの系譜。野生と科学をこれだけ高次元で融合させたボクサーは、今のところ激戦区のウェルター級界隈にも見当たらない。
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勝敗予想は試合後半のケル・ブルックのKO勝利
10月24日のケル・ブルックvsディエゴ・チャベス戦。恐らくサンタクルスvsマレス戦のように恥をかくだけだと思うが、めげずに試合の展開を予想してみようと思う。
序盤はディエゴ・チャベスが頭を下げてのワン・ツーで勢いよく懐に飛び込んでの打ち合いを挑む。だが、ケル・ブルックを押し込むことはできない。
チャベスのワン・ツー、そして頭。チャベスが至近距離でラフな打ち合いを挑み、ケル・ブルックがこれに応戦する。両者の頭がぶつかる場面もあり、ケル・ブルックがイライラするシーンも見られる。やや荒れ模様の展開の序盤。それでもケル・ブルックは後退することなく、逆にチャベスを押し返す。
頭を下げて何度も突進を繰り返すチャベスだが、どうしてもケル・ブルックを下がらせることはできない。
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プレッシャーをかけても押し込むことができないと悟ったチャベス。ここで作戦を変更、距離をとって中間距離で対峙する。
そこにケル・ブルックのいきなりの右。これがよく伸びる。対するチャベス。ケル・ブルックの長い踏み込みからの右に対して、打ち終わりのカウンターを狙う。
チャベスのカウンターをバランスよくかわすケル・ブルック。
しかし何度目かの攻防で、チャベスのシャープな左がケル・ブルックの顔面を捉える!!
ケル・ブルックがぐらつく!
効いた! 効いた!
一気に畳み掛けるチャベス。
ガードを固めて後退するケル・ブルック。コーナーに詰められながらもガードを上げてどうにか耐える。
チャベスのラッシュ。
残り10秒。時間がない。
攻めるチャベス。ラフな左フックからの右ストレート。そして頭。だがケル・ブルックにとどめをさすことはできない。おぼつかない足取りでケル・ブルックが身体を入れ替えたところでゴング。ケル・ブルック、このラウンドを何とかしのぎきる。
ややダメージが残るケル・ブルック。直線的な動きは危険が大きいと判断したか、サイドにステップしながらアングルを変えてコンパクトなパンチを打ち込む。チャベスはこの攻撃にうまく対応できない。ブルックの鋭角的な右を被弾し続け、徐々にガードを固めて手が出せなくなる。
ダメージから回復し、ジグザグにプレッシャーをかけるケル・ブルック。チャベスは打たれながら後退する場面が増える。
恐らくボディが弱いチャベス。ケル・ブルックが上下に打ち分けるたびにベルトラインを気にするそぶりを見せる。
そこに気づいたケル・ブルック。執拗にチャベスのボディへパンチを集める。そしてチャベスのガードが下がったところで顔面に右フック。チャベス苦しい。
9R。
ブルックの攻撃を受け続けたチャベス。まぶたは無惨に腫れ上がり、目の上からの出血が顔半分を鮮血で染める。血を拭いながら懸命に前に出るチャベスだが、その足取りに力感は感じられない。
そしてラウンド中盤。
ケル・ブルックの右ストレートがチャベスの顔面を捉える!!
ガクッと腰を落とすチャベス!!
会場が盛り上がる!!
今日一番のボルテージ!!
ガードの間からチャベスを観察するケル・ブルック。ダメージの深さをしっかりと確認し、スイッチオン。猛烈なラッシュでチャベスを攻めたてる。そして再びケル・ブルックの右がチャベスの顔面を捉える!! チャベスの顔面が跳ね上がる!!
沸き立つ会場。ダウンを期待する観客。
レフェリーが2人の間に割って入り、試合を中断する。
左目が完全にふさがったチャベス。レフェリーが両手を交差してケル・ブルックのTKO勝利を宣言する。
とまあ、適当に試合展開を妄想してみたが、とにかく試合後半でのケル・ブルックのKO(TKO含む)勝利の予想でいこうと思う。
チャベスのガードの低さは前々から気になっていたところで、結果的にこれがケル・ブルックに敗れる直接の原因になるのではないかと思う。
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いや、本当に楽しみな試合だ。
ケル・ブルックが連勝街道をひた走り、スターへの階段を駆け上がるのか。それともチャベスが番狂わせを起こしてトップ戦線に躍り出るのか。
1つの試合、1つの敗戦がその選手のキャリアを大きく左右する白熱のウェルター級戦線。サバイバルを制して王様の椅子に座るのはいったい誰だ?
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