Breaking Down 6のダイジェスト視聴感想。競技として洗練させていく気はないのかも? 乱闘云々には興味ないけど「ガキの未来ガー」とかの苦言()はうるせえよって思うよね
総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める格闘技大会「Breaking Down」。“1分間最強を決める格闘技”のコンセプトでスタートし、2022年11月3日に第6回大会が開催されている。
僕は前回の「Breaking Down 5」で初めて本イベントを視聴したのだが、率直に申し上げてなかなかおもしろかった。
3分or5分×○○Rの試合に比べて1分間のスピード感とコンパクトさはかなり新鮮。元プロ選手が喧嘩自慢に負けたりといった波乱もあり、回数を重ねるうちにいわゆる“Breaking Down用の戦術”が生まれるのでは? と思った次第である。
で、今月3日に「Breaking Down 6」が開催されたわけだが……。
一応申し上げておくと、その日は外出していたこともあって(家にいてもPPVは購入しなかったと思うけど笑)リアルタイム視聴はしていない。
SNSや格闘技ニュース等で結果を知り、数日後? に“Breaking Downの公認切り抜き”なるYouTubeチャンネルでダイジェストを視聴しただけのクソニワカである。
というわけで今回はその感想を。
全編を観ていないので不正確な部分もあると思うが、特に気にしないことにする笑
K-1 vs RISE対抗戦感想。キックの深みをより感じる6試合だった。メンバーはよく知らんけど。そしてなぜ安保瑠輝也はここに名前がねえんだよ笑
今回もおもしろかったけど、Breaking Downは競技として洗練させる気はなさそうだな
まず感想としては、今回もぼちぼちおもしろかった。
と同時にBreaking Downは競技として洗練させていく気はさらさらないのかなという印象を受けた。
前回、第5回大会を観て思ったのが、
・Breaking Downは元プロに喧嘩自慢が勝てる可能性のある競技
・1分間では「ローで崩して~、ジャブで距離をとって~」などとやっている暇はない
・初動と勢いが重要
だなと。
試合時間が1分しかないので組み立てやら駆け引きなどをしている暇はなく、とにかく攻めて攻めて攻めまくることが大事。
たとえ相手が元プロだろうが関係ない。少しでも怯ませることができれば十分チャンスは生まれる。
要するに先に1発当てる&初動の勢いのまま相手を飲み込んだ側が絶対的に有利な競技だなと。
BreakingDownが単純におもしろかった件。賛否両論あるけど僕は好き。オーディション編はいらないけどねw 木下優樹菜の輩感、馴染み方が尋常じゃない
具体的には
・コンパクトなパンチ
・ハンドスピード
・接近戦
・前蹴り
を兼ね備えた選手が強いのではないか。
先制攻撃と勢いが重要なのはその通りだが、1発1発を大振りしていては当たるものも当たらない。
逆に振り回してくる相手の内側を通すコンパクトさ、それを近距離で続けられるハンドスピードがあれば相当な強みになる。
現に今大会でもボクシング元OPBF王者の何とかさんや、5回大会で衝撃的なKO勝利を挙げた飯田何たらさんが接近戦での精度の高さと勢いを両立して豪快にダウンを奪っている。
前蹴りをどう使うかに注目してたけど…。今後もPPVを購入する必要はないかな
そして、中でも僕が戦略のミソになりそうだと思ったのが前蹴り。
申し上げたようにBreaking Downではコンパクトな連打、接近戦での戦い方が重要だが、それをさせないための前蹴りも同じくらい大事になる(と思う)。
勢いに任せて向かってくる相手を前蹴りで止め、適度にスペースを確保してからカウンターを狙う。
さらに前蹴りで相手の態勢が崩れればそのタイミングで距離を詰めることも可能。連打の中にうまく前蹴りを織り交ぜればかなり優位に進められるのではないか。
それを踏まえつつ第6回大会を視聴したのだが……。
結論としては、前蹴りを駆使して距離を調整する選手はほほ皆無だった。
それどころかコンパクトな連打を意識する選手も減っていたような……。
ダイジェスト視聴なので何とも言えないところだが、競技として洗練されるどころか逆に原始的などつき合いに戻っていた気すらした。
前蹴りを実戦で使えるレベルまで持っていくにはそれなりに時間がかかるのかもしれないが、それはそれとして。単純にBreaking Down自体がそっち側に向かう気がない印象である。
競技性が高まればどうしても初期の野性味は薄れる。
雑多なごちゃまぜ感、何でもありの無法地帯、疾走感がBreaking Downのウリであり、3分or5分×○○Rの格闘技とは一線を画す部分でもある。
そこが失われるくらいならわざわざ洗練させる必要はない、感情むき出しのどつき合いのまま突き進めばええやんけと判断した? のかも?
いわゆるBreaking Down用の戦術が示されることに期待していた分、これに関しては少々残念だった。
そういう意味での「ぼちぼちおもしろかった」という感想である。
なので僕は今後もPPVを購入することはなさそう、ダイジェストで十分かなぁと。
安保瑠輝也が1分3Rの謎ルールでシリル・アビディを圧倒。そうか、手ごたえを感じちゃったか…。この人の他流試合に期待してたけどソコジャナカッタ
オーディションでの乱闘騒ぎには興味がなかったけど、例の流血沙汰の直後はSNSがカオスだった
物議を醸したオーディションについてはマジで何とも言えない。というより興味がなさすぎるせいでほとんど知識がない。
前回もオーディションパートはいっさい観ていないし、今回もいちいち乱闘ネタがYahoo! のトップページに表示されるせいで嫌気がさしてYahoo! の閲覧を控えたくらいである。
ただ、そんな僕でも行き過ぎた乱闘の末に流血沙汰が起きたことは知っている。
何とかさんAの執拗な挑発を受けた何とかさんBが激高、椅子を振り上げて襲い掛かり、暴行を受けた何とかさんAが顔面から血を流す事態に。結果、何とかさんBは本戦出場がなくなり動画からは該当シーンがカットされたとか。
今後何とかさんBがBreaking Downとどう関わるのかは知らないが、とにかくこの流血沙汰が起きた直後はSNS等が荒れに荒れた。
それこそまったく興味がない僕のTwitterにも「何とかさんBが椅子を持ってダッシュする瞬間」と「顔から血を流した何とかさんA」の動画がうっとーしいくらいに流れてきていた。
と同時にさまざまな人間(現役格闘家やファン)があれこれ意見を述べていたわけだが、いや~、うっとーしかった。マジでうっとーしかった。
多くの人間がBreaking Downの在り方についてクゲンをテーする中、ヨーゴ側に回っていたのは出場者の同類や近い境遇の元半グレ系。さらに“俯瞰で物事を見る冷静な俺カッケー”なヤツら。
「嫌なら見なければいい」の言い分が通用しない、目に入れないためにはTwitterを封印するしかないほどのカオス状態だったことを覚えている。
不良が格闘技の質を下げる? 格闘技の未来がなくなる? イベントとしてのBreakingDownはすごいと思うけど、妙なプライドを持つからおかしくなる
何度も言うけど何かを語るときに「子ども」というフレーズを使うヤツを信用しないことにしている。「ガキの未来」なんてお前が心配せんでもいいから
そして特にうっとーしかったのが、「子どもへの影響」やら「格闘技の未来」等の言葉でそれっぽい理屈を並べるヤツ。
先日のTHE MATCHの際にも申し上げたが、僕は何かを語るときに「子ども」というフレーズを使う人間を信用しないことにしている。
天心武尊のTHE MATCH地上放送中止の理由? フジテレビ内部に格闘技関係者を疎ましく思っている勢力がいるんだろうな。選手側も「命を懸けて~」とかほざく割に矛先がテレビ局…
単に
・自分が不快
・誰々のことが嫌い
なだけのものを「子ども」「未来」といった言葉でコーティングする、「これが真理でござい」と言わんばかりのトーンで物申す()人間には胡散臭さしか感じない。
・半グレの素人が格闘家を気取っているのがムカつく
・元犯罪者のくせに突然注目を浴びる(恐らく収入も)のが許せない
・低レベルの格闘技もどきが賞賛されることにイライラする
・格闘家朝倉未来は好きだけど、実業家朝倉未来は受け付けない
・ビジネスモデルがあまりに下劣で下品
恐らく上記がBreaking Downに抱く嫌悪感の正体だと思うが、それは別に構わない。自分が不快に感じるもの、嫌いな人間の手掛ける事業? の成功を受け入れるのはなかなか難しいので。
ただ、それならそれでええやんけと。
「子ども」「未来」等の耳障りのいい言葉を並べてカッコつけてんなよと。
別にガキの未来なんてお前が心配せんでもいいから。
お前が思うよりもガキは分別がついてるから安心しろって。
そんなに心配なら「ああいう大人になっちゃダメだよ」とでも言っておけばいいんだよ。
自分が嫌いな“だけ”のものにあれこれ理屈をつけて順序立てようとするからおかしなことになるんだよ。
ちなみに僕は今回、Breaking Downはオーディションの場でマッチメークが行われていることを初めて知った。
オーディション参加者がひな壇に座るレギュラーメンバー? に次々突っかかっていき、朝倉未来を始めとした運営側がそれを見て対戦を決めていくとか、そんな感じ(でいいの?)。
そりゃあどんどんエスカレートして後戻りできなくもなるわな。
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