アニメ「BLEACH 千年血戦篇」がおもんない。これはアニメがダメなの? それとも千年血戦篇自体がイケてないの? ずーっと辛気臭いんだけど笑
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2022年10月にスタートしたアニメ「BLEACH 千年血戦篇」。同年12月に全13話でいったん終了したものの、2023年7月に第2クール「-訣別譚-」として14話から再開している。
そして8月26日に21話目がO.A.され、護廷十三隊と滅却師(クインシー)の対決はさらに激化……。
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」がおもんない。視聴が苦痛な部類の作品だよね
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」。
2004年10月からスタートした本作のアニメは2012年3月までに全366話、劇場版5作品が作られた。
そこから約10年後の2022年10月に「千年血戦篇」のアニメがスタートしている。
僕もBLEACHは好きな作品で、再アニメ化の一報を聞いた際はめちゃくちゃテンションが上がった。
前作の中途半端な終わり方、緩やかな打ち切り感にモヤモヤが残っていた分、ここにきての「千年血戦篇」スタートには「え? マジで?」となった次第である。
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そして2023年8月現在、放映中のアニメを観ている(主に配信で)わけだが……。
おもんない。
困ったことにちっともおもしろくない。
ここまでで20話(地上波では21話)。
楽しんでいる人には申し訳ないが、はっきり言って観るのがしんどい。「BLEACH」の冠がなければとっくに脱落しているほど。
山場がくることを期待して何とか食らいついているが、この忍耐がどこまで続くか。
割と冗談抜きで視聴が苦痛な作品である。
原作の「千年血戦篇」の記憶がほぼない。アニメが初見と言っても過言ではないレベル
実を言うと僕は「千年血戦篇」の原作をちゃんと読んだことがない。
いや、正確には読んだことはあるのだが、なぜかほとんど記憶がない。
それ以前の(今作のピークだと僕が思っている)「破面篇」までは覚えているのだが。
何となくの記憶としては、
・山本源流斎、肩からちょん切れる
・グリムジョー謎の復活
・毒ヶ峰リルカ相変わらずツンデレ
くらいか。
山本源流斎がラスボスの替え玉相手にイキり倒す+自分語りをしまくった挙句、力を使い果たした段階で本物に一刀両断されるシーンはなかなかのインパクト。アニメ版でも卍解のカッコよさを含めてよく再現されていたと思う。
「破面篇」で黒崎一護と死闘を繰り広げたグリムジョー・ジャガージャックの再登場は完全に大人の事情だと思っている。人気低下に歯止めをかけるためにかつての敵キャラを抱き込むのは王道の手法である。
ただ、実際の活躍シーンはまったく印象がない笑
滅却師の誰かと鬼ごっこをしていたのはうっすら覚えているが、それ以外に何かあったっけ?
毒ヶ峰リルカについては、グリムジョーが登場するシーンでエレベーターみたいなヤツを操縦していた記憶が……。
そこで一護にお礼を言われてデレてたとか、そんな感じ。
要するに「千年血戦篇」に関する僕の知識はほぼ皆無。アニメが初見と言っても過言ではないレベルである。
てか、グリムジョー役の諏訪部順一さんは卑怯ですよね笑
「黒子のバスケ」の青峰大輝といい「呪術廻戦」の両面宿儺といい、ちょい悪なワイルド系イケメンとの相性のよさが尋常じゃない。
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全体的に辛気臭いのがね。気取った演出が悪影響を及ばしている気が…
アニメ「BLEACH 千年血戦篇」をおもしろくないと感じる理由としては、まず何より暗い。
画面のトーンはもちろん、全体的な雰囲気が。
内容的にはかつて死神に滅ぼされた滅却師が復讐戦を仕掛ける、死神と因縁のあるユーハバッハが滅却師の生き残りである石田雨竜を引き抜き、「生と死が入り混じる混沌の世界」の復活を目論む流れ。
身内のツケを払わされる的な、ドラゴンボールで言うところの「セル編」のノリである。
それに伴い、新キャラの登場や過去編からの再登板キャラも多くかなりゴチャついている。
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ただ、それだけであそこまで辛気臭くなるか? というと……。
やはりエンディングに放り込まれるウザいポエムや可読性ゼロのアイキャッチ、中盤でようやく表示されるタイトルロゴ、その他。
やたらと気取った演出が悪影響を及ぼしている気がする。
ウザい。どう見てもウザい。
これを毎回やられるのは結構うんざりする。
もともとオサレ寄りの作品ではあったが、ここまでイキったヤツだったっけ?
制作チームが意識高い系の嘲笑ノリなのか、あえてそっちに向かっているのかは不明だが、できればもう少し気楽なものにしていただけると……。
主人公が空気。個人的に「オラが行くまで耐えてくれ!!」はいらない
そして何よりキツいのが主人公が空気なところ。
滅却師の襲撃を知って瀞霊廷に向かう一護だが、ユーハバッハの刺客に妙な檻に閉じ込められて身動きが取れず。
その間に護廷十三隊は大敗を喫する。
しかもユーハバッハに斬魄刀を折られる+力の差を思い知らされたことで修行タイムに突入。ドラゴンボールで言うところの「みんな、オラが行くまで耐えてくれ!!」状態に。
修行が終わればある程度活躍するとは思うが、そこに至るまでがまあ長い。
前作からそうだが、いちいち精神世界での葛藤、自分との戦いが入るせいでちっともストーリーが進まない。
僕個人はああいうのはいらない人間。そんなもんはサイヤ人の血だか範馬の血だかで乗り越えちまえよと思うのだが笑
まあ「破面篇」の後半から徐々にあの辛気臭いノリは見え隠れしていたのだが。
「最後の月牙天衝」を出すまでにだいぶ引っ張られたしね。
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主役級のキャラが多すぎるんだよな。バトル系長編作品の宿命なんだろうけど
マジな話、これはアニメがダメなのか、それとも原作の「千年血戦篇」自体がイケてないのか、どちらなのか。
僕としては両方に原因があると思っているが。
そして、やはりキャラの多さはネックになっていると思う。
・阿散井恋次
・朽木白哉
・日番谷冬獅郎
・更木剣八
・京楽春水
・涅マユリ
・石田雨竜
・ユーハバッハ
・ユーグラム・ハッシュヴァルト
・バズビー
20話、21話の時点で主役を張れそうなキャラがこれだけいる。
しかも毎回それぞれのバトルをガッツリ描くせいで一護の出番はエンディングしかない笑
それこそ2022年10月スタートの第1クールは同窓会にしか見えなかったほど。
個々のキャラはいい味を出しているのに、時間の制約のためにそいつだけに構っていられない。
で、今後はグリムジョーや毒ヶ峰リルカも登場する上にネル・トゥや四楓院夜一といった女性キャラ、井上織姫と茶渡泰虎の同級生グループも活躍させなくてはならない。霊王宮の面々はアレで終わりでいいの? という思いもある。
とにかく前途多難である笑
思いつくままに新キャラを登場させ、しかるべきタイミングでポイ捨てしなかったことが響いているというか。
作者自身、各キャラへの思い入れが強いタイプなのかは不明だが、中盤でもう少しバッサリいっていれば。
とはいえONE PIECEも今ではだいぶごちゃついている。これは50巻を超えるバトル系長編作品の宿命なのかもしれない。
そう考えると、鬼滅の刃は本当にいい終わり方をしたなぁと。
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苦痛だけどとりあえず視聴は継続する。でもAmazonでの評価は高いんだよね
・ウザいポエム等のイキった演出
・過剰なオサレアピール
・全体的な辛気臭さ
・敵味方入り乱れたゴチャつき
諸々の要因で非常に微妙なアニメ「BLEACH 千年血戦篇」。
この先も継続するかは定かではないが、とりあえずは今週も視聴する所存である()
でも、アレなんですよね。
Amazon Primeでの評価は高いんですよね。
「BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-」
5点満点で4点。
映像の迫力でだいぶ得してるのか?
それとも実は「おもんない」と思ってるのは僕くらい?
いろいろと謎である。
まあ、Amazonの評価はあてにならないという噂もあるが。
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