サニー・エドワーズ負けとるやないけ! ガラル・ヤファイが6RTKO勝利。って、ヤファイの弟じゃねえか! ボーッと眺めてたらエドワーズがフルボッコにされた…【結果・感想】
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2024年11月30日(日本時間12月1日)に英・ウェスト・ミッドランズ州バーミンガムで行われたWBC世界フライ級暫定王座決定戦。同級3位サニー・エドワーズと4位ガラル・ヤファイが対戦し、6R1分10秒TKOでヤファイが勝利。暫定ながらも王座戴冠に成功している。
先日「最近海外のボクシングを追えていない」と申し上げたのだが、今回もその流れ。
サニー・エドワーズvsガラル・ヤファイという興味深い試合の存在を知り、後追いで視聴した次第である。
なお僕の琴線に触れまくったジャロン・エニスvsバージル・オルティスJr.戦はさっそく立ち消えになったとか。
ジャロン・エニスvsバージル・オルティスJr.はやヴぁい。絶対にやれ。ビボルvsベテルビエフVol.2と同興行だから大丈夫かな? 中東のオイルマネー万歳ですね
報道をによるとエニス陣営がウェルター級での対戦を要求し、それをオルティス側が拒否したらしい。
「Jaron Ennis and Vergil Ortiz react to fight falling through」
「階級アップ即大一番のエニスはリスクが高いのでは?」と申し上げたが、結局そこがネックになったわけか。
「札束ビンタのリヤドシーズンなら大丈夫だろ」とほざいた直後にポシャって「何ぞこれw」となっているわけだが、これも「The ボクシング」ということで。
おいおい、エドワーズ負けたよ…。相手はあのヤファイの弟かい!!
まず今回はエドワーズが負けたことにビックリした。
結果を知らない状態でボーっと眺めていたところ、開始直後から「あれ? エドワーズヤバくねえか?」と。
そのうちペースを掴むのか? と思いつつ、それが起きる気配はまったくなく。
で、そのまま一方的に打たれまくってレフェリーに止められるという。
この選手はジェシー・ロドリゲスとの統一戦がおもしろかったことを覚えている。
ジェシー・ロドリゲスvsサニー・エドワーズおもしろかった。ロマチェンコvsラッセルJr.を思い出した。自分の得意分野で完敗したエドワーズはプライドがズタボロじゃない?
また寺地拳四朗の階級アップに伴い、対戦を希望する旨のコメントを出したのもGood。
この試合は当然サラッとクリアするはずと思っていたのだが……。
というか、ヤファイってまだ現役だったんですね。
と思ったら弟かい!!
しかもサウスポーのファイタータイプ。
すべてにおいて兄貴と違うじゃねえか!!
戦績も8戦全勝6KO(今回で9戦全勝7KO)とフライ級としてはKO率が高い。
エドワーズにとっては絶対に関わってはダメな相手だった(と思う)。
エドワーズは一番やられたくないことをやられた。開始直後からヤファイの圧力でタジタジに
感想としては、サニー・エドワーズは一番やられたくないことをやられたなぁと。
この人は前後左右に動きながら左ジャブ、フックでポイントを取るのが持ち味。上述の通りジェシー・ロドリゲスとの駆け引き、差し合い勝負はめちゃくちゃ見応えがあった。
だが今回はやりたいことをほとんどさせてもらえず。
開始直後から圧力でタジタジにされて足を使う場面を作れない。
攻撃はガードで弾かれ、打ち終わりに距離を詰められ右リードで顔面を揺らされる。
1Rの中盤あたりで足をバタバタさせながらクリンチにいく姿はちょっと意外だった。
また得意の? 左フックもうまくさばかれていた印象。
ジェシー・ロドリゲス戦ではあの左フックと角度を変えたジャブでロドリゲスの顔を何度も揺らしたが、今回はむしろ中に入られるきっかけになっていた。
もともと器用な選手だとは思うが、あの頻繁なスイッチに関しては苦し紛れにしか見えなかった。
この辺もヤファイ陣営に相当研究されていたと想像する。
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覚悟を決めて打ち合いに応じるエドワーズ。この判断はよかったと思ったら…
2R残り1分あたり。
ここでエドワーズが覚悟を決めたように打ち合いに応じる。
この相手に足を使うのは不可能、追いかけ回されてズルズルいくより体力のあるうちに勝負するべきと判断したのだろうと。
実際、あそこで打ち合いに切り替えたのはよかったと思う。
ヤファイの左ストレートに左アッパーをねじ込む、右リードに右フックを合わせる等、同時打ちのタイミングでカウンターを被せていく。
開始直後に比べて明らかにヒットが増えたし、2R終了間際には凄まじいタイミングで左カウンターがヤファイの顔面を捉えている。
まだ序盤ということで流れが変わる可能性は十分残っている気がした。
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ところが3Rに入ると今度はヤファイがペースアップ。
先ほどのラウンドで若干盛り返されたからか、開始のゴングとともに一気に攻め立てる。
エドワーズも2R同様、ギリギリのタイミングでカウンターを返すが、ヤファイはお構いなしで前進を続ける。
両者の馬力、フィジカルにはかなりの差があり、正面衝突ではエドワーズに勝ち目はない。
近場の打ち合いでそのつど打ち負け、しんどそうな表情を浮かべて後退。ロープ際で亀になるシーンが目立ち始める。
それでもヤファイがひと休みした瞬間を狙ってフルスイングを返す、サイドに動いてロープからの脱出を図るが、今度は進行方向からのフックで先回りされてしまう。
やっぱりパワーレスなんすかね…。いいタイミング、角度でヒットしても相手がケロッとしてる
以前からパワーレスと言われていたエドワーズだが、今回の試合を観るとマジでその通りなのだと思う。
いいタイミング、角度でパンチが入っているのにヤファイはケロッとして前に出続ける。もちろん気合いで耐えているのもあると思うが、それを踏まえてもあまりにダメージが薄い。
ジェシー・ロドリゲスとの統一戦でもそう。
明確に効かされたシーンが皆無だったロドリゲスに対してエドワーズはラウンドが進むごとにどんどん疲弊していく。
力を入れて腕を振っても相手は止まらない。
かと言って、足を使ってもあっさり追いつかれる。
にっちもさっちもいかない中、徐々にロープで亀になる時間が長くなる。
エドワーズもどうにか手を出すがヒットはほぼなし、逆にヤファイの攻撃は次々に顔面を捉える。
5Rの後半あたりでは「もう止めた方がいいんじゃない?」と思ったほど。
6Rのストップはもう仕方がない。
ロープに釘付け状態のエドワーズを左右に角度を変えながら滅多打ちにするヤファイ。
危険な匂いがし始めたところでようやくレフェリーが試合を止めてくれた。
申し上げた通りエドワーズとしては一番やられたくないことをやられた試合だった。
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将来的なジェシー・ロドリゲスvsガラル・ヤファイ実現? 拳四朗vsヤファイをAmazon中継ってのもいいよね
「’Absolutely legendary!’ – Eddie Hearn profiles next moves for Galal Yafai after Sunny Edwards」
なるほど。
エディ・ハーンは将来的にジェシー・ロドリゲスvsガラル・ヤファイ戦を実現したいと。
現在ロドリゲスはS・フライ級王者だが、これはヤファイの階級アップを待つということだろうか。
当のロドリゲスは統一戦orロマゴン戦が実現しない場合はバンタム級に進出すると言っていた覚えがあるが。
まあ、個人的にロドリゲスはS・フライ級に留まった方がいいと思っているし、ヤファイとロドリゲスはどちらもマッチルーム所属。対戦のハードルは低そうである。
もしくは寺地拳四朗との統一戦もおもしろそう。
タイミングさえ合えばガラル・ヤファイがPrime Boxingに登場!! もある? かも?
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