上沢直之ソフトバンク入りってそこまでボロカス言われる? ソフトバンクの4年10億が破格だとも思わんけど。日ハムはどの程度本気だったの? 筒香を引き合いに出してクサすのも謎

上沢直之ソフトバンク入りってそこまでボロカス言われる? ソフトバンクの4年10億が破格だとも思わんけど。日ハムはどの程度本気だったの? 筒香を引き合いに出してクサすのも謎

プロ野球2024年オフが盛り上がっている。
 
楽天を退団した田中将大を巨人が獲得するとの報道が出たり、ヤクルトの村上宗隆が来シーズンオフのメジャー移籍を表明したり。
 
村上宗隆が2025年オフのメジャー挑戦。スタッツを見ながら活躍度を想像する。僕の唱える「右投げ左打ち限界説」を覆してくれ。筒香嘉智の上位互換だけにはなるな笑
 
また先日、巨人の菅野智之がボルティモア・オリオールズと1年契約で合意したとの発表もあった。
 
その他、ソフトバンク甲斐拓也の巨人移籍や楽天茂木栄五郎のヤクルト移籍。
例年に比べてストーブリーグが活発である。
 
中でも話題になっているのが元レッドソックス上沢直之のソフトバンク入り
 
2023年オフに日ハムからポスティング制度を利用して渡米したものの、メジャー登板はわずか2試合。3Aでも防御率7点台と結果を残せず11月の時点では日本復帰に傾いている旨のコメントを出していた。


そして日本復帰なら古巣に戻るべきという声が多い中、まさかのソフトバンク入団が発表されている。


これに関しては各所で批判的な意見が挙がっているが、今回は僕が思ったことを適当に言っていく。
 

当初から厳しいと思ってたけど3Aで防御率7点台は…。環境そのものが合わなかったんだろうな

まず上沢直之はMLBでは厳しいのでは? 当初からと言われていた。
僕もそれと同意見で、オープン戦のピッチングを観て「ちょっとキツいな」と思った次第である。
 
山本由伸、今永昇太、上沢直之のオープン戦を観た感想。山本、今永は通用する。上沢は厳しいかも? よくも悪くもNPB基準
 
同じ年に渡米した山本由伸、今永昇太と比べて明らかに球の強さが足りていない。
変化球もドロンとしていてこれといった決め球も見当たらない。
 
浮き上がる系のまっすぐにカッター、スプリット、スライダーと球種は多彩。カーブで緩急をつけることもできる。
トレンドに沿った投球パターンの持ち主だが、残念ながら根本的なスペックがMLB基準に達していない印象を受けた。
 
これは何勝できるか? 防御率は? 以前の問題。
メジャーの舞台に立てるか? マイナー生活が続くか? の話になりそう。
 
工夫次第である程度アジャストできたのかもしれないが、帰国を選んだこと自体は悪くない。MLBは上沢にとって不相応な舞台だったというのが僕の結論である。
 
 
ただ、3Aでの防御率が7点台というのは……。
いくら何でもそこまで打たれる投手ではないはず。
9月に肘を故障して途中離脱したことを含めて環境そのものが合わなかったと想像する。
 
ボールなのかマウンドなのか、食事や移動等の環境なのか。
何とも言えないが、いろいろな要因が重なって心が折れたのだろうと。
 

ポスティング制度は穴が大きすぎるよね。1、2年渡米すれば完全フリーになれちゃうのは…

そして「ポスティングで渡米した選手は古巣に戻るべき」問題について。
 
2023年の有原航平、今回の上沢直之と日ハムからポスティングで渡米した選手が短期間でNPBに復帰、しかもソフトバンク入りしたことで「有原式FA」「上沢式FA」などと言われている。
 
1、2年アメリカで燻るだけで大型契約をゲットできるのは制度として穴がデカすぎる。
仁義や恩義等の話はともかくポスティングを認めた球団にあまりにメリットがない。人的補償や金銭のリスクもなく完全フリーにさせちゃうのはどうなのよ。
 
この辺は僕も同意見である。
 
横浜DeNAベイスターズ26年ぶり日本一。ソフトバンクは有原航平の3回降板で詰んだ。好調な打線、相手にダメージを与えた東克樹。DeNAは勝つべくして勝った
 

ソフトバンクの4年10億円が破格だとは思わない。その前に日ハムはどの程度本気だったの?

だが、それはそれとして。
日ハム側が上沢直之獲得にどの程度本気だったかにも興味がある。
 
報道によるとソフトバンクが上沢に提示した条件は4年10億円。
日ハムの提示額は見つけられなかったのだが、ソフトバンクよりも高いということはないはず。
 
 
上沢直之は2014〜2023年までの9年間で通算70勝。2021年から3年連続で150投球回を超えている。
年齢を考えればあと2、3年はこれに近い成績を出せるとの予測が立つ。
 
「年7、8勝、150投球回、防御率3点台前半」のピッチャー(人的補償なし)が市場に出ればそれなりの高値はつく。ソフトバンクの提示した4年10億円(年2.5億円)は決して破格ではない。
 
また、2023年の上沢直之の年俸は1.7億円(推定)。
これは助っ人選手を除けばチームトップの高給取りで、国内FAを獲得した際はAランク(2024年の最高年俸は加藤貴之の3億)となる。
 
さらに2024年の日ハムはパリーグ2位と躍進を遂げた。
 
諸々を鑑みると、日ハムは年7、8勝のピッチャーと高額契約するより現メンバーの底上げ&助っ人補強に回す方が得策と判断したのではないか。
(合理主義の)日ハムフロントにとって上沢直之の優先順位はそこまで高くなかったというのが僕の中でのファイナルアンサーである。
 
プロ野球2024年新加入助っ人振り返り。がんばったジャクソン、後半失速したエスピノーザ、早々に弱点が露呈したディカーソン、秒で消えたレイノルズ
 

Advertisement

 

筒香嘉智の株が謎の爆上がり。明らかに通用しない場所で足掻くことが正しいとは思わんけど

また上沢直之のソフトバンク入りに伴い、2024年途中に横浜DeNAベイスターズに復帰した筒香嘉智の株が爆上がりしている。
 
筒香は2020年にタンパベイ・レイズに移籍→ドジャースやパイレーツ、独立リーグ等を渡り歩いて2024年に古巣DeNAに復帰、その際巨人のオファーを蹴った経緯がある。
 
最後までアメリカで足掻き、金満球団のオファーを蹴って古巣を選んだ筒香と、あっさり帰国を決めた上沢。このコントラストによって上沢への風当たりがより強くなっているわけだが、いや、ちょっと待てと。
 
 
僕はアメリカにしがみつく選択をした筒香が正しいとは思わない。
 
当時の筒香がMLBで通用しないのは明らかだった上にあそこから適応する気配もなかった。
渡米前に「速いまっすぐが打てないから厳しいのでは?」と言われ、その通り速いまっすぐが打てずに撃沈した。
 
たま〜に復調の兆しを見せても次の日には元に戻ってしまう。
鈍足で守備位置も限られる。
ユーティリティ性も低い。
 
明確な弱点、再現性のなさ、使い勝手の悪さ。
どう考えても筒香にとってMLBは不相応な舞台だった。
 
筒香嘉智(30)さん、30試合.167、HR1、長打率.219、OPS.489、三振率.281、年俸約5億←ちょっと擁護する部分が見当たらんのだが
 
そんな場所で足掻き続けて貴重な全盛期を浪費することが正解なの?
日本でならトップクラスの実力があるのだから、力が残っているうちに見切りをつけるのも一つの手だったんじゃないの?
 
他人の人生に文句をつける気はないが、早々に限界を見極めて帰国を選んだ上沢直之よりも自分のキャパを超えた場所にしがみついた筒香嘉智の方が優れているとは思えないのだが。


 

Advertisement

 

マイナー契約の上沢とチーム1、2の高給取りの筒香を比べるのもナンセンスだよね

そもそもマイナー契約で渡米した上沢直之に対して筒香嘉智は2年13億超(タンパベイ・レイズ)の大型契約だったわけで。
 
チーム1、2を争う高給取りが打率1割台、HR8ではお話にならない。
マジでお話にならない。
 
よくMLB移籍を「挑戦」と呼ぶが、筒香に関してはまったくピンときていない。
当然だが、MLB球団が求めているのは即戦力。チームトップの年俸に見合う活躍、いわゆる“完成品”である。
それが渡米前から「速いまっすぐが打てない」と言われ、そのまま速いまっすぐが打てずに終わるなど冗談でしょ? と。
 
 
2023年9月にこの記事を読んだときは真剣に「あ? 何だコイツ」ってなりましたからね。


は?
「準備は整った」って何を言ってんの?
渡米から3年経とうとしてるのにいまだに準備中って舐めてんの?
MLBはお前の練習場所じゃねえぞ、お?
 
最高峰の舞台で勝負する準備ができたから渡米したんとちゃうんか?
準備もできてないヤツがのこのこ出ていってチーム1、2の年俸をもらっとったんか。
 
 
てか「筒香かっこいい!!」とおっしゃる方はちゃんと試合を観てますかね?
 
それまでいろいろな変化球を低めに投げてたピッチャーが筒香が打席に立った途端に高めまっすぐ3球ですよ。
その球をヘロヘロの内野フライを打ち上げる姿を観れば「日本に帰ってこい」「そこはお前のいる場所じゃない」ってなりますよ。
 
 
 
あ、上沢直之のムーブはくそダサいと思ってます。
 

Advertisement

 
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
 
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
 
今永昇太のピッチングバイブル
 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛