スライダーを投げない山本由伸。捉えられ始めた今永昇太。おい、がんばれよ山本由伸。舐められっぱなしじゃダメだろw 今永はそろそろ注意かな? 【2024.4.22感想】

スライダーを投げない山本由伸。捉えられ始めた今永昇太。おい、がんばれよ山本由伸。舐められっぱなしじゃダメだろw 今永はそろそろ注意かな? 【2024.4.22感想】

開幕して約1ヶ月が経とうとしているMLB2024シーズン。
前回に引き続き僕が注目している2人、ドジャースの山本由伸とカブスの今永昇太の登板試合を振り返っていく。
 
・山本由伸:6回7安打9奪三振失点4自責点3、勝ち負けつかず
・今永昇太:6回5安打5奪三振失点3自責点2、3勝目
 
メッツ戦に先発した山本由伸はホームラン1本を含む7安打を浴び4失点。だが、メジャーデビュー以来最多の奪三振9、初のQSを記録している。
 
一方、カブスの今永昇太はマーリンズ戦に先発しメジャー初失点、初自責点を喫するも安定感は変わらず。6回を投げて5安打無四球で無傷の3連勝を飾っている。
 
 
期待値が大きい山本由伸は思わぬ苦戦を強いられ、逆に今永昇太の株は爆上がりの状態が続く。
 
ようやく実力の片鱗を見せた山本由伸、無双中の今永昇太にはチームも気を使う。過去の日本人投手が軒並み肘をイワしたからねw
 

山本由伸

3月21日のメジャーデビュー以来苦戦が続く山本由伸だが、この日も出来がいいとは言えず。
カーブとスプリットを軸に組み立てるものの2、3回に2点ずつ失う苦しい展開に。
 
前回も申し上げたが、基本的にカーブは多投していい球ではない。
位置づけは見せ球、あくまで緩急を意識させるためのボール。軸にすべきはまっすぐやスプリット(フォーク)である。
 
山本由伸お前はこんなもんじゃねえだろ。5回の投球を常時できてようやくスタートライン? 今永昇太は無双中。でも少し陰りが見えた?
 
ただ、そのスプリットが前回登板からいい変化をするようになっている。
 
三振を多く取れたのも高めのまっすぐと低めのスプリットのコンビネーションが機能したから。
この辺は1か月前と比べて慣れてきたように感じる。
 
3、4回に調子を落としてポンポン打たれたものの、一定のクオリティは維持できたのではないか。
 

全然物足りない。日本一のピッチャーがこのままでいいわけがない

だが、足りない。
全然物足りない。
 
前回、前々回と同じことを申し上げるが、お前はこんなもんじゃねえだろと。
 
日本一のピッチャーがこのままでいいわけがない。
 
 
開幕前から「山本由伸は苦戦するかも」「日本時代の無双状態にはならなそう」と喚き散らしたが、今では完全に応援側に回ったことをお伝えする笑
 

スライダーを投げないのはなぜ? この日もスライダーがあればもう少し楽に打ち取れた気が…

何より疑問なのが、やたらと球種を限定していること。
 
この日も3回まではまっすぐ、スプリット、カーブの3球種のみ。4回途中からようやくカッターを使い始めて落ち着いたが、アレにはどんな意味があるのか。
 
何度も言うように山本由伸は総合力で勝負するピッチャー。
すべての球種がまんべんなくハイレベル、その組み合わせで勝負するタイプである。
 
ところが開幕以降まっすぐ、スプリット、カーブばかりでスライダーや2シームはほとんど投げない。
左側に変化する球(カッター、スライダー)があれば反対方向に沈むスプリットがさらに生きると思うのだが。
 
4回からカッターを使い出して落ち着いたと申し上げたが、それこそスライダーが加わればもっと楽に打ち取れたはず。
 
下記によると山本由伸は日本時代に比べてまっすぐの回転数が落ちているとのことだが、それも投球のバリエーションでカバーできる(と思う)。


本人の意向なのかキャッチャーのリードなのかは不明だが、出し惜しみして乗り切れる舞台でないだけにめちゃくちゃもどかしい笑
OP戦ではもう少しいろいろと試していたと思うのだが。
 
山本由伸MLBデビュー戦で1回5失点、負け投手に。メジャーの洗礼以前に調子が悪すぎた。カッターしか頼る球がない→それを狙われてドカン
 

Advertisement

 

今永昇太

一方のカブス今永昇太はこの日もナイスピッチング。
メジャー初被弾、初失点を許したものの6回3失点(自責点2)は上々である。
 
と言いつつ、芯で捉えられるシーンが増えたことも確か。
前回登板からまっすぐを打ち返される(いい当たりをされる)ケースが目に付き「そろそろ失点するかな?」「次の登板あたりに山場がくるかな?」と思っていたところである。
 
パッと見の印象でもまっすぐの威力、伸びが若干落ちた気がする。
6回5安打なら山場と呼ぶほどのものではないが、ここから徐々に綻びが出てくるかもしれない。
 
本人もそれを自覚しているのか、これまでほとんど投げなかったカーブを織り交ぜていた。
まっすぐとスライダー(スイーパー)、チェンジアップの組み合わせだけではどこかで頭打ちになると感じているのだろうと。
 
山本由伸、今永昇太ともに初勝利。山本は本調子ではない、今永は思った以上にやりそう。野手は右投げ左打ちに限界がきているような…
 

Advertisement

 

尖った特徴を持ったタイプはそれが強みになる。千賀滉大のフォーク、今永昇太のまっすぐ

なお今永を観ていると、尖った特徴のあるタイプはそれがハマれば大きな強みになることがわかる。
 
正直、OP戦前はあのまっすぐがここまで通用するとは思わず。
菊池雄星と似たような成績になるのでは? と漠然と予想していたのだが……。
 
山本由伸、今永昇太、上沢直之。2024年にMLBに移籍予定のピッチャーの成績を予想してみる。番外編として山﨑康晃も
 
ところが総合力タイプの山本由伸のモタつきを目の当たりにして「あれ? 実は今永の方がいけるんじゃねえか?」と。
 
千賀滉大(メッツ)のフォークもそうだが飛び抜けた武器があるというのは本当に強い。
 
山本由伸もスプリット(フォーク)を得意球とするが、千賀ほどの落差はない。浮き上がる系のまっすぐも今永に比べれば平凡な部類。
 
レベルが一段上がったことによる相対的な目減りに加えて“できることの幅が広い”分、適応にも時間がかかるというのは大いにありそう。
 
 
もちろん今永もこのままスイスイいくとは思えないし、まっすぐの勢いが落ちた際にどうなるかもわからない。打者側の研究が徐々に進んでいるのも感じる。
 
ただ、今のところ当初の予想を大きく超えていることは確か。
行けるところまで突っ走ってもらいたい笑
 

Advertisement

 
大谷翔平背番号17 野球 Tシャツ ジャージ ユニフォーム 野球ユニフ半袖
 
侍ジャパン 番號18 山本 由伸 野球応援 フェイスタオル
 
今永昇太のピッチングバイブル
 

 
【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!