急転直下のアンジェロ・レオvsトラメイン・ウイリアムズw アンジェロ・レオ思てたんとちゃう。ウイリアムズ結構苦労する?【予想・展望】

急転直下のアンジェロ・レオvsトラメイン・ウイリアムズw アンジェロ・レオ思てたんとちゃう。ウイリアムズ結構苦労する?【予想・展望】

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2020年8月1日(日本時間2日)に米・コネチカット州で予定されていたステファン・フルトンvsアンジェロ・レオのWBO世界S・バンタム級王座決定戦だが、ステファン・フルトンが新型コロナウイルス陽性によりキャンセルになったとのこと。
 
それに伴い、セミファイナルに出場を予定していたトラメイン・ウイリアムズが代役としてアンジェロ・レオと王座決定戦を行うことが発表されている。
 
アンジェロ・レオがトラメイン・ウイリアムズを攻略して勝利。アンジェロ・レオは田中恒成っぽかったな。いい試合でした
 
トラメイン・ウイリアムズは本来、同興行でレイセ・アリームとの挑戦者決定戦に出場予定だった選手。だが、フルトンの欠場により急遽繰り上げでチャンスが回ってきた格好である。
 
セミファイナルに同等のカードを用意したおかげでメインのクオリティを落とさず挙行できるという意味でも、今回は主催者側の準備が奏功したと言える。
 

フルトンがコロナ陽性…。トラメイン・ウイリアムズのタイトルマッチはいいけど、そういうことじゃねえんだよな

8月1日(日本時間2日)に予定されていたWBO世界S・バンタム級王座決定戦だが、ランキング1位ステファン・フルトンがコロナ陽性によりキャンセル。代役としてトラメイン・ウイリアムズがランキング2位アンジェロ・レオと対戦することに。
 
 
先日も申し上げたように僕は以前からトラメイン・ウイリアムズを気に入っていて、今回の挑戦者決定戦はかなり楽しみにしていた。
 
来たぜトラメイン・ウイリアムズw レイセ・アリームとの挑戦者決定戦。フルトンへの挑戦権をかけて会場を凍りつかせろ
 
相手のレイセ・アリームもなかなか強そうな選手で、これはかなりいい試合になるのではないか。
 
ステファン・フルトンvsアンジェロ・レオの王座決定戦はフルトンが勝ちそうな気がするが、いずれ実現する(はずの)ステファン・フルトンvsトラメイン・ウイリアムズ戦に向けてどんなパフォーマンスを見せるかにも興味がある。
 
などと思っていたのだが、直前でフルトンのコロナ陽性が判明してまさかのアンジェロ・レオvsトラメイン・ウイリアムズ戦という流れに。
(僕の中では)もっとも可能性が低いと思っていた組み合わせが急転直下で決まったことにちょっと驚いている。
 
 
というか、そういうことじゃないんですよね。
トラメイン・ウイリアムズのことは好きだが、こんなタイトルマッチの決まり方はまったく望んでいない。
 
ステファン・フルトンやレイセ・アリームもトラメイン・ウイリアムズと同様、明らかに地味強な不人気タイプ。この機会を逃すと次のチャンスはなかなか回ってこないと思われるので、両者ともにショックは大きいのではないか。
 
もちろんこういう事態が起こりうることは重々承知しているが、それでも気の毒で仕方ない。
フルトンなんて、アーノルド・ケガイとのめちゃくちゃしんどいサバイバルマッチをクリアしてここにたどり着いてますからね。せっかくエマヌエル・ナバレッテの王座返上に伴う大チャンスだったのに。
 
なので、とりあえずはフルトンが無事に回復することを願っている。
 
僕のアーノルド・ケガイががが。フルトンのジャブで止められ大差判定負け。ブロック前提の選手がこれをやられるとキツいな
 
なお、レイセ・アリームは急遽マーカス・ベイツとのWBA世界S・バンタム級挑戦者決定戦が組まれたとのことで、こちらはひとまずよかった。
 
マーカス・ベイツもまたフルトンやレイセ・アリームと同様、身体能力系の黒人ボクサーなのは笑ったけどww
しかも2018年にレイセ・アリームvsマーカス・ベイツ戦やってるし。
 

アンジェロ・レオ結構いいんじゃないか? 勝手に安パイだと思ってたけど

まあ、あーだこーだと言っていても仕方ないので、試合の展望を考えてみるわけだが。
 
アンジェロ・レオの過去の試合を初めて真剣に観てみたところ、結構いい選手に思える。
それこそ僕の()トラメイン・ウイリアムズが苦戦させられそうな気も……。
 
つい先日までは
「まあまあいいと思うけど、そこまでではない」
「セサール・フアレスと似たような感じじゃないの?」
「ステファン・フルトンの足には追いつけないでしょ」
などと思っていたが、「いや、待てよ」と。これは割といいんじゃないか? と思い始めている。
 
 
もちろんフアレスがダメだと言っているわけではなく。
 
だが、フアレスはどちらかと言えばファイタータイプで機動力がある方ではない。自分の得意な距離では強さを発揮するが、射程自体は短く間合いを外された途端に手数が減る。相手を追いかける足もなく、フルトンやウイリアムズのようなタイプとは相性が悪そう。
 
そのフアレスと似ている(と思っていた)アンジェロ・レオなら、普通にやればフルトン有利に決まっている。
アンジェロ・レオにほとんど興味がなかったせいもあるが、チラッと観ただけで「アンジェロ・レオは安パイ」と判断してしまった次第である。
 
クリス・コルバートvsハイメ・アルボレダとかいう地味な一戦を地味に予想する
 

スタイルの幅が広い。さすがはメイウェザープロモーション所属の選手()

ところが、改めて観るとまったくそんなことはなく。
どうやらこの選手は接近戦もアウトボクシングも両方いけるっぽい。
 
上述のセサール・フアレス戦では間合いの一歩外をキープしながら出入りを繰り返してフアレスを翻弄し、サウスポーのアルベルト・トーレス相手には多彩な左リードとサイドへの動きで最後まで主導権を渡さず。
 
特にサウスポー相手にあれだけスムーズに左リードが出るのはなかなか手ごわい。
 
打ち終わりを狙ったカウンターの右ストレートも鋭く、近場では相手の右わき腹に左ボディを突き刺すシーンも目立つ。
相手が前に出てくればスルスルっとサイドに回り、スペースのない位置でも力強い1発が打てる。
 
なるほど、これはなかなかいいですね。
フィジカルの強さもあり、セサール・フアレスに比べてはるかにスタイルの幅が広い。
 
さすがは地味強ファイターを根気よくサポートするメイウェザープロモーション所属だけはある(違
 
ルイス・ネリvsアーロン・アラメダ結構接戦になると思うねんな。てか、またサウスポーw 右リードの差し合いと接近戦でのボディ合戦?
 

誰が相手でもウイリアムズはやることは同じ。離れた位置でカウンターを狙う。案外フラストレーションの溜まる試合も目立つ?

対するトラメイン・ウイリアムズだが、こちらは誰が相手でもやることは同じ。
 
遠い間合いでどっしり構え、相手の出足にカウンターを合わせる。
チャンスがあれば得意の左ストレートを中心にラッシュを浴びせて一気に攻め落とす。
もしくは安全な距離をキープしたままヒットを重ね、塩試合に持ち込んでの判定狙い。
 
ギジェルモ・リゴンドーに少しだけゲイリー・ラッセルJr.の風味をまぶした感じの身体能力抜群のカウンター使い。
人気が出る要素はゼロだが、とにかくスピーディでやりにくいタイプである。
 
 
だが、ここ最近の試合を観ていないためにコンディションが不明で、なおかつ今回は初めての12R。当初決まっていたレイセ・アリームとはまったくタイプの異なるアンジェロ・レオ相手にどんなパフォーマンスを見せるかは何とも言えない。
 
 
この選手も実は“YouTube最強マン”タイプではあるんですよね。
一瞬一瞬の動き、ベストの部分だけを切り取れば凄まじい選手に思えるが、全体を通して観ると「おや?」みたいな。この辺もリゴンドーと同様、フラストレーションの溜まる試合が多かったりする。
 

勝敗予想はウイリアムズの判定勝利。結構接戦になる気もするけど、希望を込めて

今回の勝敗予想だが、トラメイン・ウイリアムズの判定勝利でいこうと思う。
勝敗予想というより完全に僕の希望なのだが、何とかウイリアムズには王座を戴冠してもらいたいということで。
 
 
展開予想としてはアンジェロ・レオが前に出てトラメイン・ウイリアムズがカウンターで迎撃する流れ。
 
アンジェロ・レオの出入りとコンビネーションにウイリアムズがどう対応するか。
 
両腕を思い切り振れる位置までアンジェロ・レオが近づければアンジェロ・レオ有利。
ウイリアムズが遠い間合いでアンジェロ・レオをくぎ付けにできればウイリアムズの勝利が近づく。
 
不調の井上浩樹が負けたんじゃなくて絶好調の永田大士が王者を攻略したんだろ。覚悟を決めて試合に臨んだ永田大士に感動しました
 
一瞬のスピードや見切りのよさ、踏み込みの鋭さはトラメイン・ウイリアムズだが、身体の強さや接近戦での打ち合い、出入りなどボクシングの幅はアンジェロ・レオに分がある。
 
何となくだが、序盤は一進一退の攻防が続くが、中盤から抜け出した方がそのまま中差で勝ちそうな気がする。
どちらが先に相手の動きに慣れるか、より早く動きを見切った方が有利になるのかなぁと。
 
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