ルイス・ネリvsアーロン・アラメダ結構接戦になると思うねんな。てか、またサウスポーw 右リードの差し合いと接近戦でのボディ合戦?【予想・展望】

ルイス・ネリvsアーロン・アラメダ結構接戦になると思うねんな。てか、またサウスポーw 右リードの差し合いと接近戦でのボディ合戦?【予想・展望】

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WBC世界S・バンタム級1位にランクインしたルイス・ネリと同級10位のアーロン・アラメダとのノンタイトル戦が浮上しているらしい。
 
この試合は2020年3月に一度セットされたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で興行自体が中止となり宙に浮いていたもの。
また、現地時間7月18日に米・ネバダ州ラスベガスのPBC興行で仕切り直しで予定されていたようだが、再び延期になったとの話も。
 
WOWOWエキサイトマッチの放送予定にもルイス・ネリの最新試合が組み込まれているが、どうやら今のところは流動的な状況っぽい。
 
2018年3月の山中慎介とのタイトルマッチ以降、日本のボクシングファンから嫌われまくっているルイス・ネリだが、何だかんだで動向は気になる。個人的にこのアーロン・アラメダとの無敗対決はぜひとも実現してもらいたいと思っている。
 
みんな大好きルイス・ネリがアラメダに勝利して二階級制覇。でもパワフルさと回転力が目減りしたかな。次戦はローマン? フィゲロア?
 

ルイス・ネリのS・バンタム級初戦くるか? 突然1位にランキングされる流れは田中恒成と同じパティーンだな

エマヌエル・ロドリゲスとの元王者対決を体重超過によりフイにし、バンタム級に居場所を失ったルイス・ネリ。
WBC会長を激怒させてS・バンタム級進出を決め、ようやく今回初戦を迎える? わけだが。
 
まだ正式決定ではないのかBoxrecにも記載がないので何とも言えないが、ルイス・ネリの試合は普通に楽しみなのですんなり決まることを願っている。
 
なお、S・バンタム級で1試合もしていないのに1位にランクインしたのにはなかなか笑わせてもらった。
流れとしては、今年1月にWBO世界フライ級王座を返上した田中恒成がいきなりS・フライ級王者井岡一翔の指名挑戦者になったのと似たような感じか。
 
井岡一翔vs田中恒成合意!? やっぱりやっちゃうのか…。予想は田中だけど応援は井岡。経緯があんまり好きじゃないから
 
でも挑戦者決定戦を挟む分、ルイス・ネリの方がまだマシ?
いや、もともと王者だった田中が優遇されるのは当たり前?
 
そもそもボクシングのランキングに整合性を求めること自体が不毛という噂もありますが。
 
 
どちらにしろ、このルイス・ネリvsアーロン・アラメダ戦は問題なく正式決定してほしい組み合わせである。
 

アーロン・アラメダ結構いい選手じゃない? 今回はルイス・ネリも意外と苦戦させられる気が…

そして仮にこの試合が正式決定した場合、案外ルイス・ネリの苦戦が観られるのではないかと思っている。
 
アーロン・アラメダの過去の試合を眺めてみたのだが、ぼちぼちいい選手なのではないか。
 
離れた位置での右リードはよく伸びるし、至近距離での打ち合いでは右ボディがめちゃくちゃスムーズに出る。
特別スピードがあるわけでもなくパワフルな感じもしないが、全体的に動きが滑らかで多彩。位置取りも丁寧でなかなか負けにくい印象である。
 
下記の記事でも「特筆すべきスペックの高さはないが、とにかく巧い」的な言われ方をしているが、確かにそんな感じ。サウスポー相手にあれだけ精度の高い右リードとボディを出せるというのは結構高評価に思える。


その上、身長168cm、リーチ170cmとそれなりにサイズもある。
パッと見で身体も分厚く、身長168cm、リーチ169cmのルイス・ネリと比べても一回り大きい。
 
正面衝突で当たり負けしなければ、割とリアルに可能性がある気がするのだが……。
 

階級アップ後も得意のvsサウスポーでこれまで通りのごり押しが通用するか。自分より大きな相手に当たり負けしなければ…

対するルイス・ネリだが、何度か申し上げているようにこの選手はとにかくvsサウスポーを得意とする。
 
上半身の柔軟さを活かしたクネクネディフェンスは角度的にサウスポーの左が当たりにくく、反動をつけて返す連打はめちゃくちゃ強力。さらに近い間合いでは低いガードからスムーズにボディが出るため、顔面との打ち分けが相当やっかいである。
 
2019年7月のファン・カルロス・パヤノ戦ではパワフルな前進でパヤノをコーナーに追い詰め、もみ合いの中で強烈な左ボディを突き刺してのKO勝利。
 
ルイス・ネリの馬力。パヤノ善戦もボディ1発で沈む。リバウンドありきのバンタム級なんだろな。見るからにデケえし
 
ややヘッドハンター気味のパヤノに対し、ネリは至近距離でも多彩なコンビネーションが打てる。
いい試合ではあったが、単純なパワーと攻撃のバリエーションの差でネリが上回ったのかなぁと。
 
 
また山中慎介戦やエマヌエル・ロドリゲス戦での体重超過、ファン・カルロス・パヤノ戦での一度目の計量失敗などを鑑みるに、恐らくこの馬力はリバウンドありきのものなのだと思う。
 
ウェイトオーバーすれすれのラインを狙って何とか計量をクリアし、翌日にはびっくりするくらい大きな身体でリングに上がる。
2019年3月のマックジョー・アローヨ戦はどこからどう見ても階級違いの試合だったし、上述のパヤノ戦でも常にパヤノを後退させ続けた末にKO勝利を飾っている。
 
 
これがS・バンタム級に階級を上げたことでどこまで影響が出るか。
 
アーロン・アラメダのように自分より大きな相手にもごり押しが通用するのか。逆に押し込まれて得意の回転力が発揮できない状況に陥るのか。
 
あれこれ考えているうちに勝手にテンションが上がってくるww
 

毎回“いい感じのサウスポー”を連れてくるよね。勝敗予想はルイス・ネリの判定勝利にするけど、逆の結果もあり得る

しかし、毎回思うがルイス・ネリのプロモーターは本当に毎回“いい感じのサウスポー”を調達してくる。
 
王座戴冠後の山中慎介もそうだが、サウスポー相手に鋭い右リードが出るタイプは特にvsサウスポーが得意なのだろうと。
 
山中慎介は角度的に左ストレートが当たりやすく、ネリは角度的に相手の左をよけやすい。
今回のアーロン・アラメダを含め、これだけ実績を積ませやすい選手も珍しい(気がする)。
 
ただ、仮にアーロン・アラメダに勝利してもネリが狙えそうなタイトルは現状WBCのレイ・バルガスとWBOのエマヌエル・ナバレッテの2人。どちらも長身のオーソドックスという、ネリの特性を発揮しにくいタイプである。
 
クリス・コルバートvsハイメ・アルボレダとかいう地味な一戦を地味に予想する。地味すぎて話題になってないけど僕は地味に好き()
 
そして、そもそもアーロン・アラメダに勝てるかどうかが微妙なところ。
 
恐らく離れた位置では右リードの差し合い、至近距離ではボディ合戦を含めた強打の打ち合いになると思うが、申し上げたようにどこまでネリのパワーが通用するかが勝敗を分けそうな……。
 
一応勝敗予想はルイス・ネリの判定勝利にしておくが、逆の結果もある? かも?
 
でも、階級アップによってネリのパワーが爆発すれば、ネリのKO勝利もあり得るよね。
 
などなど。
繰り返しになるが、個人的にこのマッチメークはかなり楽しみにしている。近々の正式決定に期待したい。
 
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