武尊vsスーパーレック。負傷離脱したロッタンの代役+フライ級タイトルマッチだって。手足が長くてキックが強いスーパーレックをパンチ勝負に巻き込めるかが見どころ?【予想・展望】
2024年1月28日に東京・有明アリーナで開催される「ONE 165」。
フライ級キックボクシングタイトルマッチで王者スーパーレック・キャットムーカオに元K-1王者武尊が挑戦する。
当初は武尊vsロッタン・ジットムアンノンのワンマッチが予定されていたが、ロッタンが負傷で離脱。代役としてスーパーレックの出場が決まり、なおかつタイトルマッチとして行われる。
武尊vsスーパーレック戦現地観戦。いい試合だったけど内容は完敗かな。K-1以外のリングで1勝2敗、トップ選手に2敗は結構重い気がする
両者は1月11に都内での会見に出席、武尊は「日本で最後の試合になるかもしれない」「必ずどちらかが倒れる試合になる」とコメントするなどタイトルマッチに全力を注ぐことを強調している。
【ONE】武尊「5Rあるので必ずどっちかか倒れる試合になる」とKO予告、「ここで格闘家人生が終わったとしても」必ず勝つと覚悟を語るhttps://t.co/67nmsmHWEI#ONE #武尊 #スーパーレック #格闘技
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) January 11, 2024
また記事によると、当日はロッタンも会場で観戦予定とのことである。
ロッタン負傷離脱は残念だった。ONEの対応はまあまあよかったかな
武尊vsスーパーレック。
ロッタン・ジットムアンノンの負傷により急遽決まった一戦である。
僕も武尊vsロッタン戦はかなり楽しみにしており、クソニワカの分際で展望を考えたりもしてみた。
武尊vsロッタン・ジットムアンノン全然わからんな。OFGのムエタイルールばかりのロッタンと初の水抜きなし+ブランクもある武尊。地元の武尊が有利?
なので、ロッタン負傷の噂には「誤報であってくれ」と願い、運営から中止が発表された際は「う~わ…最悪」となっている。
ただ、そこからの動きは早く代役にスーパーレックの名前が浮上→わずか数日で今回の会見である。
一連の対応はまあまあよかったのではないか(ONEのくせに生意気なんだよ笑)。
激闘必至の武尊vsロッタン戦がなくなったのは残念だが、こればっかりは仕方ない。マジで仕方ない。
ルールはロッタン戦と同じでいいの? スーパーレックはケージファイトで戴冠、防衛してるけど
というわけで、例によって試合の展望を考えてみる(ちっともわからないけど)。
まずルールだが、ロッタン戦と同じ
・リング
・グローブ着用
・5R
・キャッチあり
のキックボクシングルールでいいのだろうか。
スーパーレックの戦績を見るとタイトルを獲得したダニエル・プエルタス(ピュータス)戦、防衛を果たしたダニエル・ウィリアムス戦とどちらもケージファイト。
同じタイトルマッチでも相手によってルールが変わるのは妙な話である。
まあ、今回は完全に“主人公=武尊”の興行なので仕方ないのかもしれないが。
デカい+手足が長いスーパーレック。キックだけでなく右ストレートがめちゃくちゃまっすぐ
実を言うと僕はスーパーレックの試合をほとんど観たことがなく、正式発表を受けて大急ぎで動画を漁ってみた。
印象としては、
・デカい
・手足が長い
・距離が遠い
・蹴りが鋭い
・右ストレートがまっすぐ
・モーションが大きい
・基本はカウンター使い
会見で武尊と並んだ際はそうでもないか? と思ったが、公開練習で動く映像を観て「ああ、デケえわ」と。
また実際の試合では長い手足を活かした空間支配が目を引いた。
前蹴りで相手を遠ざけ、強烈なミドルで削る。
相手が強引に入ってくれば上体反らしからのカウンター、近場ではボディに膝を突き刺し離れ際にハイキックを叩き込む。
中でも印象的だったのが右ストレートがめちゃくちゃ“まっすぐ”なこと。
中間距離ではワンツーが主体で、左を軽く出した直後の右が最短距離を通って相手の顔面を捉える。
前蹴りやミドルのように相手を突き放す感じではなく、コンパクトにガードの間を通過する軌道である。
小林雅人も言うようにこの選手はキックだけではない。シャープな右も武器なのだろうと。
武尊も動き出しのタイミングでアレをもらうとちょっと危ないかもしれない。
勝負は後半じゃない? レオナ・ペタスみたいに打ち合いに応じてくれれば武尊有利だと思うけど…
また小林の言う「勝負は後半」もその通りだと思う。
武尊の圧力がスーパーレックにどこまで通用するか、中に入って打ち合いに巻き込めるかが一番の見どころと言えるのではないか。
レオナ・ペタスのように打ち合いに応じてくれれば武尊有利だが、恐らくそうはならない。いかに早く自分の距離を作るかが重要になる。
武尊vsレオナ・ペタス感想。武尊の主人公属性がすべての予想をひっくり返す。K-1のすごさと未成熟さが絶妙なバランスで噛み合った
下記は2021年4月のスーパーレックvsイリアス・エナッシ戦。スーパーレックが判定負けを喫した試合である。
要するにスーパーレック攻略にはカウンターなのだろうと。
手足が長く遠い距離で勝負できるタイプが打ち終わりのカウンター狙いに徹する。
遠間でひらひらと誤魔化しつつ、スーパーレックに「先に手を出させてカウンターを被せる→連打につなぐ」流れ。
リングより広いケージファイトだったのも勝因の一つだと想像する。
今回の試合にはまったく参考にならないが。
2023年1月のダニエル・プエルタスが参考になりそう。前蹴りとローが重要になる?
逆に参考になりそうなのは2023年1月のスーパーレックvsダニエル・プエルタス(ピュータス)戦。
前蹴りやミドルを我慢しながら距離を詰め、強引に打ち合いに巻き込む。
ロー(カーフ)や前蹴り、ジャブを駆使しつつとにかく近距離の勝負に持ち込む作戦。
スーパーレックは1発1発のモーションが大きく連打が続く方ではない。
早めにスペースを潰してカウンターのタイミングを奪うことでプエルタスは勝機を見出した。
窮屈そうにケージを背負うスーパーレックの姿が印象的な試合である。
K-1で武尊にKOされたプエルタスの健闘に一部のファンが「武尊の強さが証明された!!」と喜んでいたが、正直階級やルールが違い過ぎてまったくピンとこない。
むしろ注目すべきはスーパーレックを研究して肉薄したプエルタスのがんばりだろうと。
そもそも彼らは階級やルールの違いに一番敏感な人たちだったと記憶しているのだが。
そして、今回の武尊もプエルタスと似た作戦を選択すると予想する。
上述の通り武尊が試合を有利に運ぶにはいかに早く中に入るか、パンチの距離での打ち合いに巻き込めるかが重要。
そのためには前蹴りとローがキモになりそう。
距離の支配を持ち味とするスーパーレックだが、プエルタス戦を観る限りまっすぐ伸びる攻撃(前蹴りやジャブ、右ストレート)に対する反応はあまりよくない(と思う)。
しかも武尊は意外と蹴りがうまい選手である。
そう考えると、案外あっさりと距離の違いを克服しそうな気もする。
またプエルタスは近場で膝をもらうシーンが目に付いたが、武尊の回転力があれば先にパンチを当てられるのではないか。
小林雅人曰く武尊の圧力は世界一。加えて今回はケージより狭いリングファイトである。
諸々を加味すると、武尊が圧倒するパティーンもあるかもしれない。
と言いつつ、前回のベイリー・サグデン戦は出来がよくなかった印象なんですよね。
この試合のように動き出しに顔面にパンチをもらう+蹴りにカウンターを合わせられるようだと相当苦労する。
それでも3Rあたりに動きをほぼ見切る→最終的にしっかり仕留めたのはさすがだが。
勝敗予想は武尊の4RKO。経験値や勝負強さに期待する
勝敗予想はどうしますかね……。
青木真也や吉成名高が言うように武尊にとってスーパーレックは得意なタイプではない(と思う)。
一方、小林雅人の「後半勝負」「ミドル対策がキモ」の意見もなるほどである。
格闘技ファンは今度から「那須川天心と武尊の試合あったじゃん」と言える。THE MATCHにより天心と武尊はジャンルを超えたスターに。でもフジテレビの判断は正しかったよ
じゃあ、とりあえず武尊の4RKOにしておきますか。
武尊の経験値、ここぞの勝負強さに期待して。
武尊寄りのルールなのも大きいしね。
なおスーパーレックが体重超過した場合はすべての予想がパーになります笑
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