大相撲9月場所7日目現地観戦感想。照ノ富士休場で横綱不在だけど、僕のイチオシ豊昇龍が圧勝したぞ。あのリラックスした空気がお気に入り【2024.9.14】
2024年9月14日に東京・両国国技館で大相撲9月場所7日目を現地観戦してきました。
たまーに現地に足を運ぶ大相撲ですが、調べてみると2023年1月以来でした。今場所と同じく横綱照ノ富士休場のため横綱不在の場所だったとのことです。
大相撲一月場所7日目現地観戦感想。相変わらずのフワッとした空気感に満足した。休場の横綱照ノ富士は去年5月場所の優勝で力を使い果たしちゃったか?
下記によると照ノ富士は横綱在位19場所中11場所で休場しているとのこと。
大相撲 秋場所 横綱 照ノ富士が休場 初日から横綱不在にhttps://t.co/Xj91HKygEM #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) September 6, 2024
膝の痛みに加えて持病の糖尿病もよくないと。
2019年に引退した稀勢の里もそうですが、どの力士も横綱になるために力を使い果たすパターンが多い気がします。
稀勢の里引退。横綱としては実力不足だったんだろうな。横綱は勝ち続けるのが義務、怪我は土俵上で治すもの、痛みは精神力で乗り越えるもの
まあ、照ノ富士は横綱として出場した8場所のうち5場所で優勝しているので力を使い果たしたとまでは言えませんが。
あと、前回は元関脇逸ノ城がスキャンダルを起こしてフェードアウトした場所でもあったんですね笑
約1年8ヶ月ぶりの大相撲観戦。会場に流れるダラっとした空気がクセになる笑
約1年8ヶ月ぶりの大相撲観戦でしたが、今回も楽しめました。
以前も申し上げたように(僕の中での)大相撲観戦のよさはいい意味での緊張感のなさ。
大相撲九月場所十四日目現地観戦感想。惰性(リラックス)の極みみたいな空間。セブンイレブンのシステム障害でチケット発券ができずに狼狽した
朝の8:00から取組がスタートするそうですが、中入り前はすべて前座と言っても過言ではない。
この日僕が到着したのは15:00頃でしたが、場内は半分以上空席です。
土俵周りも座布団が目立つなど、会場全体にダラっとした空気が流れています。
大相撲は基本的に「呼び出し→立ち合いまでに数分→ハッケヨイ、のこった!!」の繰り返し。たま〜に物言いが入って中断することもありますが、一番一番の流れはほぼ同じです。
進行の単調さもあってすべての取組、力士を集中して観るなどはっきり言って不可能です。
途中で売店やトイレに立つ人も多く、中には居眠りをしている人も見かけます。
そして、その空気が悪くない。
僕も当然トイレに行くこともあれば飲み食いして土俵から目を離すこともある。
実際に席が埋まるのは中入り後、幕内の前半戦が終わった頃から。
極論、本当に集中するのは「これより三役」のみだったりします。
何というか、あの適度にリラックスした空気が妙にクセになるんですよね笑
人気力士の登場、おもしろい取組以外は適度な雑談タイムとでも呼べばいいか。
その空気を味わうための現地観戦と言っても過言ではありません(僕は)。
両国国技館は傾斜がキツい。階段の上り下りに苦労する人にハラハラしつつ…
ちなみに今回は一番安い後方の席を購入したのですが、相変わらず両国国技館は傾斜がキツい。
相撲ファンは比較的高齢の方が多く、階段の上り下りに苦労されている光景が散見されます。余計なお世話と思いながらも事故が起きないことを祈っております。
でも傾斜がキツい分、視界を遮られることも少ないんですよね。
前回はもう少し前の席だったのですが、扉付近で立ち止まる人間が多いせいでめちゃくちゃ視界を遮られる。
要は自分の席を探す人たちです。
アイツらにいちいちイライラさせられるのですが、後方の席だとそれがないのでその点はよかったですね。
土俵入りは壮観です。中入り後の取組は雰囲気が変わる
そうこうしているうちに土俵入りです。
幕内力士が土俵に勢揃いする様子は壮観ですよね。
豊昇龍キター♪───O(≧∇≦)O────♪
元横綱朝青龍の親戚で、僕のイチオシの力士でもあります笑
前日に豊昇龍が取組後の礼のやり直しを命じられたというニュースが出ていましたが、
異例の礼やり直し 豊昇龍を呼び止めた九重親方が苦言「全然合ってない」「精神的に引きずるようじゃ」/スポーツ/デイリースポーツ online https://t.co/Vrt17ZztiG #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) September 13, 2024
闘争心がモロに出てしまうのも朝青龍と被って嫌いじゃない笑
批判もあると思いますが、そのオラオラっぷりを忘れず突き進んでいただければ。
やっぱり中入り後は取組の雰囲気が変わりますよね。
おなじみの懸賞の旗。
満員御礼のノボリが出ています。
これ、前回も出ていた覚えがあるのですが、どう見ても空席があるんですよね。
それも結びの一番でも埋まらずに残っている。
チケットを購入したけど来ない人がいるのか、主催者側が盛っているのはいまだに謎です。
まあ、さすがに売れ残りがあるのに「満員御礼!!」と偽るようなマネはしないと思いますが。
デカさこそ大正義? すべての技巧をパワーが無効化する笑
腕を脇に指して動きを封じます。
押し込まれながらも頭を抑えてはたき込みを狙います。
結局パワーで押し切られちゃった。
力士の巨大化、体重の増加は盛んに言われていますが、それが如実に出た取組でした。
と思ったら今度ははたき込みが成功した。
立ち合いの瞬間に張り手がエグい角度で入っています。
もろ差しで土俵際へ。
最後に身体を捻って一緒に落下。
物言いがつきます。
ちなみにこの日は物言いと「待った」が多く(各都合3、4回?)、割と間延びしました。
でも、結びの一番はきっちり18:00前に終わるんですよね笑
この辺は長年NHKで生中継されている強みでしょうか。
照ノ富士の横綱相撲に感動した。ぐちゃぐちゃの膝でもできることをやり続けて7度目の優勝。横綱とは一握りの強者だけに許された別次元の超人
僕のイチオシ豊昇龍圧勝!! 相撲の平均時間って10秒前後なんだって
いや、やっぱカッコいいわコイツ笑
佇まい、表情が生意気そうでいいw
いかにもやんちゃ坊主な感じがめちゃくちゃ僕好みでございます。
蹲踞の姿もカッコいい(全部カッコいいじゃねえかw)。
実際の取組ですが、この日は一瞬で勝負がつきました。
相手の正代は対峙したときから豊昇龍に飲まれている印象で、立ち合いの瞬間にすでに身体が立っています。
で、そのまま何もできずに土俵を割って終了。
できれば豊昇龍の相撲をもう少し観たかったですね笑
なお相撲の平均時間はだいたい10秒前後とのこと。
要は“推し”の出番、活躍もすべて合わせても数分程度で終わってしまうわけで。
そう考えると、大相撲観戦の醍醐味はやはりあの適度にリラックスした空気だなぁと。
以上でございます。
次回の東京開催は2025年1月場所。
またぜひとも足を運びたいと思っております(5月場所はすっかり忘れていたので笑)。
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