2022年 明治安田生命J1リーグ 優勝争い&残留争いの予測
今季のJ1も終盤戦に突入し、白熱した戦いが繰り広げられている。
昨季は川崎の独走に終わった優勝争いでは、上位3チームが勝ち点差1で並び、目が離せない大混戦状態となっている。一方、残留争いも、17位神戸と13位京都はわずか勝ち点4の差に留まっており、1歩踏み外せば自動降格圏内かという目が離せない状況が続いている。
この記事では、今季のJ1の優勝争いと残留争いについての予測を紹介(9/3の試合終了時点でのデータのもと)。
優勝争い
一時は横浜FMが頭1つ抜けたかと思われた優勝争いだが、ここにきて広島が勝ち点50で首位に立ち、勝ち点1差で川崎と横浜FMが追うという三つ巴の構図となっている。
また、4位の鹿島、5位の柏、6位のC大阪(2試合未消化)あたりもまだ優勝の可能性がある位置に付けており、上位チームが少しでも躓こうものなら大外からの逆転優勝ということも考えられる。
しかし、現実的に考えると、優勝の可能性が高いのは川崎と横浜FMの2チームということになるだろう。
その理由は消化試合数にある。
新型コロナウィルスや台風などの影響もあり、川崎は2試合未消化、横浜FMは3試合未消化となっており、広島と比較した場合、この点は大きなアドバンテージとなる。しかし、何が起こるか分からないのがサッカーの醍醐味である。
実際、公式戦7連勝と絶好調の広島に対し、今季は無敵かと思われた横浜FMは現在公式戦5戦勝ちなしと失速気味であり、ディフェンディングチャンピオンの川崎は14位の湘南にシーズンダブルをくらうという結果となった。
どのチームが最後に笑うのか、今後の戦いも要チェックである。Jリーグのオッズやスポーツブックボーナスについては、ラッキーニッキーボーナスコードレビューをチェック。
残留争い
残留争いも必見だ。
現在は磐田が18位、神戸が17位、G大阪がJ2とのプレーオフ圏内の16位に沈んでいるが、このまま終わるとは到底考えられない。
昨季3位の神戸は、イニエスタや大迫、武藤らを筆頭にJリーグトップレベルの豪華スカッドを誇り、歯車さえ噛み合い始めれば連勝を飾る可能性も十分にある。
また、G大阪は夏の移籍市場で海外から食野亮太郎と鈴木武蔵、鹿島からファン・アラーノ、東京Vから山本理仁を獲得する大型補強を敢行しており、チーム力の底上げに成功している。
降格の有力候補とされながら一気に11位まで浮上した清水の後を追ったとしても不思議はない。
少し上の福岡や湘南、札幌や京都なども油断できない緊迫した状況にある。
そんな中、現在最下位に沈み、補強も捗らず、降格の最有力候補とされているのが磐田だ。
今季3年ぶりにJ1の舞台に帰還したものの、5勝8分14敗、直近3試合で9失点と苦しんでいる。
だが、昨季のJ2で14試合負けなしという驚異的な記録を残したチームでもあり、J1において3度の優勝を誇る名門としてのプライドもあるだろう。
2008年の千葉(11分で4ゴールを決め逆転)や2010年の神戸(ラスト7試合負けなし)など、窮地に追い込まれたチームが「奇跡」とも呼ばれる底力を見せ残留を決めた例がJ1にはいくつも存在する。
ここからV字回復なるかが見物だ。