トロくなったアンセルモ・モレノに体重超過の堤駿斗。堤を批判する関係者さん多数。え? でも君ら、相手によって態度変えるじゃんw【結果・感想】

トロくなったアンセルモ・モレノに体重超過の堤駿斗。堤を批判する関係者さん多数。え? でも君ら、相手によって態度変えるじゃんw【結果・感想】

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2024年4月17日に東京・後楽園ホールで行われたフェザー級10回戦。堤駿斗vsアンセルモ・モレノの一戦は3R2分45秒KOで堤が勝利、戦績を5戦5勝2KOとした試合である。
 
 
前回のルイス・ベンチャーラ戦でプロ初のKO勝利を挙げた堤駿斗。
今回は山中慎介と2度対戦した元バンタム級王者のアンセルモ・モレノを迎えたわけだが。
 
堤駿斗vsベンチャーラ、比嘉大吾vsナワポン。力強さが増した堤、バンタム級でのコツを掴んだ比嘉どっちもよかった。比嘉は世界戦のチャンスありますかね?
 
ところが前日計量で1.6kgオーバーというまさかの事態に。2度目の計量でも50gしか落とせず、当日計量で61.12kg以内だった場合のみ試合が行われることで両陣営が合意、開催にこぎつけている。
 
 
またJBCは後日、計量失敗の堤駿斗を6ヶ月のライセンス停止処分、志成ジムの二宮雄介マネジャーを戒告処分としたとのこと。


 
西田凌佑がエマヌエル・ロドリゲスに勝つにはジャブの差し合いで上回ることが必須? 自分から“行かない”作戦で僅差判定を…
 

数日前まで現地観戦を迷っていた。結果的にやめてよかったw

堤駿斗vsアンセルモ・モレノ。
 
実を言うと僕は数日前までこの試合を現地観戦するか迷っていた。
理由は山中慎介と2度対戦したアンセルモ・モレノが再来日すること、堤駿斗の前戦がいい内容だったこと。
 
特にアンセルモ・モレノを生で観られるのは魅力的。
もともとバンタム級の選手+38歳という年齢を加味するとどうかな? とは思うが、もしかしたらこれが最後になるかもしれない。
 
 
そんな感じで迷いに迷った末にやめることに(どないやねん)。
 
・楽園ホールが大嫌い
・平日開催
・最近、興行の長時間化が止まらない
 
諸々の要因により見送ることに決めた次第である。
 
で、結果的には正解だった。
 
 
堤の計量失敗によって興味を失ったためにリアルタイム視聴もせず。
先ほど追いかけ再生を終えたところである。
 
アルツール・ベテルビエフvsディミトリー・ビボル。金の力は偉大やでw コバレフ、グヴォジク、ベテルビエフ、ビボルのL・ヘビー級4強時代のラストファイト
 

モレノがトロくなった。意味不明なバランスと柔軟性が持ち味だったけど

試合についてだが、とりあえず今回はモレノを中心に眺めていた。
堤駿斗への興味が薄れたのもあるが、何より現地観戦を悩んだ一番の理由がこの選手だったので。
 
 
感想としては、トロくなったなぁと。
 
やや前傾姿勢+後ろ足を突っ張った構えは同じだが、左右への動きが遅い。
パンチに対する反応も鈍く堤のリードでポンポン顔を跳ね上げられる。
 
全体的にもっさりしていて身体が重そうな印象。
 
何よりロープ際やコーナーから絶妙なバランスで脱出する動きがなくなっていたのが……。
以前は上体を斜めに倒した態勢からニュルニュルっと復元→コケそうでコケないステップとともに距離をリセットしていたのが、この日は明らかに柔軟性が足りていない。
 
2016年9月の山中慎介Vol.2の時点ですでに下降線に入っていたものの、そこからさらに厳しくなった感じである。
 

もう少しやれそうでもあるよね。トップ戦線では厳しいけど、その少し下なら

その反面、もう少しやれそうな気もした。
 
アンセルモ・モレノは“亡霊”のニックネームが示すようにディフェンスが持ち味の選手。
 
上述の通り全盛期はコケそうでコケない意味不明なバランス感覚で攻撃をいなし続けた。
40歳手前でも現役を続けられるのもこのディフェンスがあるから、“打たれていない”からだと想像する。
 
キャリアで敗北した相手(アブネル・マレス、ファン・カルロス・パヤノ、山中慎介、フリオ・セハ)が第一線を退く中、今でも年2試合ペースを続けているのも納得である。
 
 
似た傾向の選手でパッと思いつくのがロイ・ジョーンズJr.。
あの選手も全盛期は運動神経とセンスの塊のようなファイトで他を圧倒したが、力が衰えてからは持ち前のディフェンスを土台にペース配分を覚えて50歳近くまで現役を続けた。
 
最強PFPロイ・ジョーンズのベストバウト。悶絶ボディKOのヴァージル・ヒル戦は候補の一つだと思うの。衰えてから14年も現役にしがみついた姿も人間味があっていい
 
アンセルモ・モレノも同じで、トップ戦線で勝負するのは厳しくても一段下の舞台ならまだまだ通用しそう。
3Rのダウンも立とうと思えば立てた(ように見えた)が、あえてKO負けを選ぶクレバーさも兼ね備える。


キャリア後半のロイ・ジョーンズはWBUやWBFといったマイナー? タイトル戦を戦っていたが、モレノもそんな感じで現役を続けるのもアリではないか。
 
で、チャンスがくれば地域タイトルに挑戦するとかね。
 
デビン・ヘイニーが体重超過のライアン・ガルシアに判定負け。ヘイニーの苦手意識もあったかも? 正直、ガルシアの奇行で興味をひかれたよ
 

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毎回言うけど“その後の補償を何とかしろよ”だよね。高い金を払って不完全なものを見せるのはおかしいから

ちなみに体重超過の堤駿斗に対してはそこまで文句はない。
 
チケットを購入していたら確実にボロカス言っていたが、この日は寸前でやめた上に視聴も見逃し配信。被害はないに等しい。
 
平岡アンディvs佐々木尽、栗原慶太vs中嶋一輝。数日遅れで視聴したので感想を。さすがの平岡アンディと栗原慶太の圧勝っぷり
 
またSNSやネット掲示板ではやらかした選手への罵声はもちろん、原因の究明や今後の対策等、さまざまな意見? が飛び交うのが恒例となっている。
 
これに関しては毎回同じことを言っている。
「そんなことはいいから補償を何とかせい」
 
ボクシング興行では当たり前のように体重超過による条件付きマッチや試合中止が発生する。
特に最近はそれが顕著。僕が足を運んだ興行でも3回中2回で何かしらの理由で試合中止が発生したこともある。
 
いつも言っているのだが、高い金を払って不完全なものを見せるのはどうなのよ? と。
ヘッドギア着用のヌルっちいスパーリングでお茶を濁されて納得できるわけないでしょ? と。
 
レストランで料理を注文しました。
材料の発注をミスったので中途半端なものしかできません。
でも、料金は満額です。

こんなのは絶対にあり得ないわけで。
それを平然とやってるのがボクシングだと申し上げている。
 
 
体重超過の原因、誰々の責任、対策云々の話は勝手にやってくれ。
そんなことより、当たり前のように条件付きマッチや試合中止が起きる割に何の補償もないゴミシステムを何とかしやがれ。


 

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堤駿斗を気持ちよさそうに批判する関係者さんをいくつも見かけたけど、でも君ら、相手によって態度変えるじゃんw

なお今回も堤駿斗の体重超過を気持ちよさそうに批判する業界関係者や選手っぽいアカウントをいくつも見かけた。
 
なるほどおっしゃる通り。
いちいち筋の通ったご意見でございます。
 
 
でも、アレなんだよな。
山中慎介vsルイス・ネリ戦で暴走しまくったカイチョーHONDAを誰も批判しなかったんだよな……。
 
・試合を止めたセコンドを糾弾
・禁止薬物陽性が出たネリとの再戦を組む
 
これ↑にダンマリを決め込むあいつらのヘタレっぷりが印象的過ぎて、どれだけカッコいいことを言ってもな〜んも響かねえ。
 
なるほどおっしゃる通り。
いちいち筋の通ったご意見でございます。
 
え? でも君ら、相手によって態度変えるじゃん
 
カイチョーHONDAにもその伸びやかさを発揮しろよ笑
 
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