堤駿斗vsベンチャーラ、比嘉大吾vsナワポン。力強さが増した堤、バンタム級でのコツを掴んだ比嘉どっちもよかった。比嘉は世界戦のチャンスありますかね?【結果・感想】

堤駿斗vsベンチャーラ、比嘉大吾vsナワポン。力強さが増した堤、バンタム級でのコツを掴んだ比嘉どっちもよかった。比嘉は世界戦のチャンスありますかね?【結果・感想】

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2023年大晦日に東京・大田区総合体育館で行われた「SANKYO presents Lifetime Boxing Fight 18」、井岡一翔vsホスベル・ペレス戦を現地観戦したのは下記の通り。
 
井岡一翔vsホスベル・ペレス現地観戦。12度目の大晦日は具志堅の13度防衛にも匹敵する偉業。でも、井岡の出来自体はそこまでよくなかった?
 
今回はそれ以外の試合の感想を言っていくことにする。
 
具体的には、
・堤駿斗vsルイス・モンシオン・ベンチャーラ
・比嘉大吾vsナワポン・カイカンハ
の2戦である。
 

息をするように中止が発生するボクシング興行。計量をバックれた方がお得感があるのも謎

まずこの日予定されていたOPBF東洋太平洋S・フェザー級王座決定戦、木村吉光vs坂晃典戦は、木村吉光の計量失敗により中止に。
 
 
ボクシング興行における試合中止は恒例行事というか、頻発しすぎてもはや何も感じない。
 
「はいはい、また中止ね」
「もちろん観客には何のケアもないんでしょ?」
「知ってた知ってた」
 
 
以前、僕が「ボクシング興行のチケットは高い」と言った際に「あの値段でこれだけの試合数があるのだから高くない!!(キリッ」と反論してきたヤツがいたが、バッカじゃねえの?
 
どう考えても高いだろ。
バッカじゃねえの?
 
しかも「○○試合分のチケット料金」と銘打っているのにしれっと試合数を減らされ、なおかつチケット代は満額。
 
これのどこが「高くない」の?
どこからどう見ても高い上に完全なぼったくりだろ。
 
僕はいまだにあのときのバカを許せないのだが、マジでバッカじゃねえの?
 
 
ついでに言うと、計量をバックれた方が批判が少なく済むのもおかしな話。
 
同日さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN45ではバンタム級王者のファン・アーチュレッタが体重超過で王座を剥奪されたが、少なくともあの選手は計量会場には現れた。公衆の面前で大恥をかいたうえに曲がりなりにも試合を成立させている。
 
ところがバッシングの量は木村吉光の比ではない。
 
もちろん注目度の違いもあると思うが、やらかし度合いとしては木村の方がはるかにやヴァイのに。
バックれた方がお得感があるのはマジで納得いかない。
 
ジェイソン・モロニーが2連続で苦戦。サウル・サンチェスみたいに我慢強くにじり寄るタイプは苦手なんだろうな。やっぱりモロニーvsドネアは観たかったぞ笑
 

○堤駿斗vsルイス・モンシオン・ベンチャーラ×(3R2分14秒TKO)

では試合について。
最初はOPBFフェザー級王者堤駿斗とWBA世界同級15位ルイス・ベンチャーラの一戦である。
 
開始直後に思ったのが
「あ、ベンチャーラさん強いわ」
 
腕が(見た目)長くジャブがよく伸びる。
低い姿勢で打ち出すボディストレートからも運動神経のよさが伝わってくる。
 
上体のヌルッとしたつかみどころのない感じ。これは先日亀田和毅に勝利したレラト・ドラミニを少しだけ想起させた。
 
亀田和毅がレラト・ドラミニに判定負け。でもめちゃくちゃ見ごたえがあった。ドラミニの予想以上の強さと想像と真逆の展開
 
対する堤駿斗は3戦全勝。
トップアマ出身ということで期待は大きいが、ここまでKO勝利はなくすべての試合が判定となっている。
 
なので、ベンチャーラの強さを踏まえると今回も判定かな? と漠然と思った次第である。
 

過去3戦に比べて力強さが増した堤駿斗。自ら打ち合いに踏み込んだのがよかった

ところが上述の通り結果は堤の3RTKO。
2Rから攻勢を強めた堤が3Rに2度のダウンを奪ってベンチャーラをねじ伏せた。
 
マジな話、この日の堤は過去3戦に比べてかなり出来がよかった(と思う)。
 
中でも近距離での左は素晴らしかった。
 
右のモーションが大きいベンチャーラの顔面に絶妙なタイミングで左をヒット。
上を意識させてからボディをズドン。
で、ベンチャーラが下を嫌がったのを見て再び上へ。
 
どちらが先かはわからないが、とにかくこの左でベンチャーラを精神的にも肉体的にも追い詰めていった。
勝負を決めた左カウンターもその延長線上だった印象である。
 
堤駿斗vsペテ・アポリナルは大晦日のもう一つのお目当て。でもスポーツイベントとしては…。RIZINが楽しそうで完全に選択をミスったとオモタ
 
また、自ら近距離での打ち合いを挑んでいったのもよかった。
 
これまで堤は1発いいのを当てても反撃を食らうと手を止めて下がってしまう傾向が見られた。
そのたびに相手に回復を許す→試合がズルズル長引くパターン。
 
うまさはあるが力強さが足りない、慎重すぎてやや物足りないというのが僕の堤に対するイメージである。
 
 
だが、この日はチャンスで躊躇しないという意気込みが感じられた。
攻撃の最中にベンチャーラのジャブやボディ、右ストレートも何発か入っていたが、止まる様子はまったくない。
それどころか真っ向から打ち合いを受けて立ち、精度と手数でねじ伏せてしまった。
 
この部分はこれまでの堤にはなかったもの。
前回インフルエンザで試合を飛ばしたこともあってか、相当な気合いを入れてきたと想像する。
 
なるほど。
これはかなりいいですね。
 
世界戦どうこうは何とも言えないが、常時このパフォーマンスを出せれば亀田和毅よりも上にいけるかもしれない。
 
僕の中ではメインの井岡一翔vsホスベル・ペレス戦に匹敵するインパクトだった。
 


 

○比嘉大吾vsナワポン・カイカンハ×(4R2分29秒KO)

続くセミファイナルの比嘉大吾vsナワポン・カイカンハ戦だが、こちらは4RKOで比嘉が勝利。前回のシリチャイ・タイイェン戦から2試合連続の4RKOとなっている。
 
 
この試合も堤vsベンチャーラ戦ほどではないが、なかなかよかった。
 
特に比嘉はバンタム級でのコツを掴んだ感がある。
 
 
フライ級時代に比べてバンタム級では相手が一回り大きくフィジカルも一段上がった。
ところが比嘉自身のファイトスタイルはほとんど変化が見られない。
 
その結果、相手が下がらない、倒れないどころか体格で押し込まれたりパンチが届かなかったりと苦労する場面が格段に増えた。
さらにそれを補うために肩に力が入り、雑な大振りになる悪循環。
 
 
正直、バンタム級の比嘉大吾は単なる“好選手の1人”にすぎない。
フライ級時代の傑出っぷりは完全に失われていた。
 
比嘉大吾vsソンセン・ポーヤム。比嘉は自分の間合いで勝負できればバンタム級でもやれる。陣営の相手選びがめちゃ重要。比嘉大吾vs栗原慶太とか観たいけどね
 

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バンタム級でのコツを掴みつつある比嘉大吾。比較的やりやすい相手が続いたのもあるけど

だが、申し上げたように比嘉はバンタム級でのコツを掴みつつある(気がする)。
 
適度に力が抜け、危険地帯に長居せずに出入りとスピード差で撹乱する。この階級における最適解を見つけた印象である。


もともと比嘉はジャブでペースを掴む→連打でグイグイ押し込む→左フックでとどめ!! みたいな流れを得意としていた。
 
それがバンタム級ではいまいち機能しなかったが、出入りのスピードと連打は健在。そこに注力して徐々に相手を削る方向に舵を切ったのだろうと。
 
もちろん相手がやりやすいタイプだった側面はある。
前回のシリチャイ・タイイェン、今回のナワポン・カイカンハはともに近距離の選手。機動力はそこまでではなく比嘉のスピードと連打に明確に置いてきぼりを食っていた。
 
ただ、そういう相手にKOを重ねていば新しいスタイルが馴染んでいくのかもしれない。
 
 
まあ、危険地帯に長く留まるシーンはまだまだ目立つのだが。
今回も2、3Rに効かされた場面があったしね。
 
本人も「右は効いた。自分が倒されそうだった」とコメントしているように近場の馬力勝負ではどうしても分が悪くなる。
 
「【ボクシング】比嘉大吾がカイカンハにKO勝ち「左ボディーが当たってよかった」」
 
この辺の押し引きが今後の課題になる? のかな?
知らんけど。
 


 

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バンタム級王座戦に比嘉の入る余地ってあります? 堤聖也との再戦が挑戦者決定戦になれば最高だけど…

てか、実際比嘉はどうするんでしょうね。
 
今回は「世界前哨戦」(この前も同じことを言ってた気がするけど)の位置付けだったらしいが、現実的にバンタム級の王座に絡む余地はあるのか。
 
WBCのアレハンドロ・サンティアゴは中谷潤人との防衛戦が2024年2月に決まっている。
IBFのエマヌエル・ロドリゲスは引退を撤回、比嘉を下した西田凌佑が指名挑戦権を保持している。
WBAの井上拓真は中谷vsサンティアゴ戦の同日にジェルウィン・アンカハスとの防衛戦を控える。
WBOのジェイソン・モロニーは情報が見当たらないが、少し前にレイマート・ガバリョの挑戦を受けると聞いた覚えが……。
 
どの団体を狙うにしてもだいぶ先になりそうな感じである。
 
エマヌエル・ロドリゲスは西田凌佑の持ちネタをまるっとスケールアップさせた印象。比嘉大吾戦の再現が理想? そんなことができるの? 亀田興毅は交渉がんばれ
 
この辺は大手プロモーションのサポートがない弱さですよね。
WBAの挑戦権を保持する石田匠もアンカハスに横入りされてるし。
 
もっとも現実味がありそうなのは中谷潤人vsサンティアゴ戦の勝者かな? とは思うが、仮に中谷が勝った場合は比嘉の苦手なサウスポーとの対戦になる。
 
 
たとえば堤聖也との再戦がどこかの団体の挑戦者決定戦になるとかね。
陣営はやらせたがらない気がするけど。
 
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