松坂大輔2018年成績予想。ついにこの季節がやってきました。ほら見ろ、松坂はすげえだろが。あ?
2018年2月26日、中日ドラゴンズの松坂大輔投手が、キャンプ地の沖縄で行われた韓国・ハンファとの練習試合に登板。1イニングを投げて11球、2奪三振無失点に抑えた。
松坂が338日ぶりに実戦に復帰した。
先発ディロン・ジーのあとを受けて3回からマウンドに上がり、先頭打者をスライダーで空振り三振。続く打者にはこの日最速となる143kmのストレートで見逃し三振に切って取るなど、上々の仕上がりを見せる。
3年間で一軍登板1試合にとどまったソフトバンクを退団し、中日にテスト入団を果たした松坂。
次回登板は3月3、4日の楽天とのオープン戦が濃厚と見られている。
中日・松坂が338日ぶり実戦で好投! ハンファ戦で1回無安打無失点2K#dragons #npbhttps://t.co/ftLfcQqU8C
— Full-Count (@Fullcountc2) 2018年2月26日
恒例の成績予想、2018年版松坂大輔。喧騒の中で中日ドラゴンズ松坂が実戦登板を果たす
ついにこの季節がやってきた。
松坂大輔の成績予想2018年版。
球春到来とともに、僕が赤っ恥をかく恒例の(と勝手に思っている)企画である。
2015年の日本球界復帰以来、シーズン前に成績予想を敢行し、そのたびに大恥をかくこと早3年。
もはや痛覚がなくなるほど、僕は松坂大輔に裏切られ続けている。
→「松坂大輔さんの2017年成績予想【定例報告】オープン戦ラスト登板で広島を相手に7回無安打無失点」
→「松坂大輔の2016年。成績予想を含めた現在地を考える」
→「松坂大輔(ソフトバンク・ホークス)の2015年成績予想。日本復帰1年目シーズンの活躍度を考える」
そして、今年もいよいよその季節の到来である。
2017年末のソフトバンク退団から音沙汰がなく、「さすがに今シーズンは難しいか?」と思い始めたところに舞い込んだ中日ドラゴンズによる入団テストの一報。
ファンや関係者からは多くの反対意見が聞かれたが、森繁和監督の鶴の一声で無事合格。
晴れて中日ドラゴンズ・松坂大輔が誕生した。
あれから1か月。
スポーツニュースやインターネットで連日松坂の動向が報道され、もはや中日ドラゴンズの話題を耳にしない日はない。
報道陣は例年の1.5倍。グッズの売れ行きも好調とのことで、観客動員の低迷に悩む中日にとってはまさしく救世主と言える。
「松坂大輔の熱い123球に感動ww やっぱりすげえわコイツ。あの空気感を出せるのは選ばれた選手だけ」
当の松坂も2月21日には今キャンプ初の打撃投手に登板、2月26日には338日ぶりの実戦登板を果たすなど、順調な調整を進めている。
「今年はいける」
「いい球投げてる」
「普通にナイスピッチングだった」
練習試合を観たファンの声もおおむね好意的。
松坂自身も「徐々に状態が上がっていく感覚はある」と、復活への手ごたえを口にしている。
だから言ったろうが。松坂を獲得しない理由などないと。松坂が松坂である限り、契約し続ける義務があるのだと
まず成績予想の前に申し上げたいのだが、
「ほら見れ。やっぱり松坂はすげえだろが、あ?」
連日の報道。
集客力。
注目度の高さ。
喧騒の中心にいるのが「3年間で1試合しか投げていない30代後半のベテラン。しかも手術明け」という事実。
ここ数週間で「松坂が本音を激白!!」するインタビューをどれだけ見たか。
平昌オリンピックで金メダルを獲得した高木菜那は確かにすごい。Yahoo! のトップニュースになるなど、金メダリストの注目度はやはりとんでもない。
ただ、松坂大輔さんはブルペンでの立ち投げだけでYahoo! のトップニュースになるけどな。
日本カーリングチームの北海道弁がブームだって?
おお、ええやん。それで名前が売れるといいね。
ただ、松坂大輔さんは20年前の時点ですでに自信を確信に変えてるけどな。
「松坂大輔の西武復帰に狂喜乱舞している。来年から西武ファンになることを誓います。松坂のやることに間違いはない」
オリンピックは4年に一度、2週間限定のお祭りだが、松坂大輔さんは1年365日、休まず松坂大輔を営業中。
まさしく歩くオリンピックww
格が違うのだよ格がww
獲得に懐疑的だった評論家ども。
わかったかね?
これが松坂大輔なのだよww
松坂大輔を獲得する理由?
松坂大輔が松坂大輔だから。
そういうことなのだよ。
「別格の“引力”」とかやっかましいわww 後出しでドヤ顔されても困るんだよww てか、サンキュー中日。男気・森繁サイコーだね
なぜ人々は松坂大輔を見に行くのか。別格の“引力”には理由がある。#numberweb #プロ野球; #npb #中日 #dragons; #松坂大輔 #松坂世代 #筒香嘉智 #横浜高校 https://t.co/wsrurcu3yR
&mdash Number編集部 (@numberweb) 2018年2月16日
いや、うるせえんだよww
何を後出しでドヤ顔してんだよ。
「別格の“引力”には理由がある(キリッ)」じゃねえんだよww
てか、それを言うなら入団前だから。
今さら偉そうに松坂のすごさを語っても意味ねえから。
僕はもともと「Number」があまり好きではないのだが、一番の理由がこれ。
「こうなることは前からわかってました」的なテンションで、後出しジャンケンするところ。
「ずっと密着取材を続けてきた記者は成功を予見していた」
「万全の準備に裏付けされた自信。この結果は必然だった」
いやいや。
だったら先に言ってくれよww
俺らパンピーにはわからない部分の秘密を教えてくれよww
できるもんならな!!
「中日・森監督にズバリ聞いた 松坂大輔をなぜ獲得したのか」
うん、さすがは男気・森繁。
「松坂は特別なものを持ってる」
「あいつにはそれだけ、人を動かす可能性を持っている」
「自分のことも見てよと思うなら、自分で何とかしろよ」
「『客寄せパンダ』じゃないけど、パンダだって来ればみんな見に行く」
「ダメならもちろん責任はオレがとればいい。こんな簡単なことはない」
くそったれww
セリフがいちいちカッチョいいww
そうなのよ。
これが僕が言う「松坂大輔が松坂大輔だから」ってヤツ。
わかってやがるわこのおっさん。
采配はクッソ微妙だけど。
「中日が松坂大輔さんを獲得しなくてはならない理由。日本球界の功労者に対する敬意が足らんよ敬意が」
てか、日刊ゲンダイのくせにめちゃくちゃいい記事じゃねえか。
「中日が松坂大輔をテストするなど、生意気だ」
「むしろ頭を下げてお願いするレベル」
などとしょーもない冗談も言ったが、今となっては「サンキュー森繁」「サンキュー中日」の思いしかない。
「NPBには、日本のために命を削って腕を振り続けた松坂に報いる義務がある」。そのことをよく心得てらっしゃる。
金本監督が松坂にエール「日本のため投げてくれた」 https://t.co/Sb5nkmDyZE #hanshin #tigers #阪神タイガース #npb #金本知憲 #松坂大輔
&mdash 日刊スポーツ (@nikkansports) 2018年2月26日
2018年松坂大輔の成績予想。中10日と考えると、このくらい?
ではそろそろ、2018年松坂大輔さんの成績予想を。
11先発 2勝4敗 防御率3.86 投球回53.1
完全にあてずっぽうなのだが、こんな感じでいきたいと思う。
先日のハンファ戦のピッチングを観た印象だが、多くの方が言うようにマジで悪くない。
少なくとも2017年のオープン戦で好投したときよりは明らかにいい。
あの登板は強打の広島を無失点に抑えはしたが、決して球威でねじ伏せたわけではない。
得意のカッターを多投して、本調子でない広島打線を小手先でごまかしたに過ぎない。
だが今回の登板ではしっかり腕を振り、変化球のキレもよかった。
特に見逃し三振を奪った外角へのまっすぐはすばらしい。
あれが本人の言う「タイミングが合ったとき」の球なのだと思うが、あの球の割合が増えればマジで期待できる。
松坂大輔2020年成績予想。ついにこの季節がきましたww 2年ぶりの恒例? 企画でございます。3か月遅れの変則シーズンだけど
MAX143~144km、平均140km前後。
まっすぐの球速がNPBの平均値まで上がれば、普通に通用するように思える。
あとはスタミナ面がどこまで持ちこたえられるか。
2016年に引退した横浜DeNAの三浦大輔が、2014、2015年シーズンに登録と抹消を繰り返しながら中10日前後の間隔で先発していたのだが、イメージとしてはそれに近いか。
そのときの三浦の成績が、
2014年:15先発 5勝6敗 3.04 投球回94.2
2015年:17先発 6勝6敗 4.13 投球回98.0
1試合平均約6回。
松坂が過去3年間まともに投げていないことを考えると、
1試合平均約4、5回で2失点前後。防御率3点台後半
ハンファ戦での投球内容を含め、だいたいこのくらいが妥当な気がしている。
もちろんシーズン通して健康を維持することが大前提だが。
故障で離脱した瞬間、すべてがあぼーんするわけだが。
故障との戦い。松坂大輔さんの遍歴を振り返る
では最後に、松坂大輔さんの遍歴を軽く振り返ってみたい。
MLBでのデビュー戦。
日本時代の躍動感をそのまま持ち込んだ感じ。
その年のワールドシリーズ第3戦。
シーズンの疲れか、下半身が使えずボールに体重が乗っていない。
2008年。MLBキャリアハイの18勝を挙げたシーズン。
躍動感はあるが、若干手投げ気味か?
トミージョン手術から復帰した2013年。
あまり体調がよくなさそう。
MLB最終年となった2014年。
このシーズンは結構いい球を投げてた。フォームはバラバラだけど。
日本復帰3年目。2017年のオープン戦。
肩の痛みからか、恐々投げているのがわかる。
そして、最後は先日のハンファ戦でのピッチング。
スポナビライブが終了するので、リンク先がいつまで生きているかは不明ですが。
「2/26 中日松坂、11か月ぶり実戦登板で1回2奪三振無失点の好投!」
こうして見ると、本当に故障との戦いだなと。
身体はボロボロだとは思うが、マジでがんがれ。