藤浪イップスってマジか…。復帰登板で5回途中7安打7四死球3失点KOで即2軍落ち。2017年阪神終焉? NPB史上屈指の才能がががが

NO IMAGE

懐中時計イメージ
2017年8月16日に大阪・京セラドームで行われた阪神タイガースvs広島東洋カープの19回戦。
5月26日以来の先発となった藤浪が制球難を克服できず、5回途中7安打7四死球3失点。自身4敗目を喫した。
 
 
1回先頭の田中にセーフティバントを決められ、2番菊池にセンター前ヒットを許していきなり無死一、二塁のピンチ。続く丸は打ち取ったものの、4番鈴木に四球を与えて満塁に。5番松山にはレフトオーバーのタイムリーを打たれて早くも1点を失う。
後続を断って最少失点で切り抜けたが、制球が定まらない不安定な立ち上がりを見せる。
 
そして2回。
9番大瀬良の左肩付近に死球を与えたところから制球難に拍車がかかる。
 
その後もヒットや四球で失点を許し、4回には2番菊池の肩付近に再び死球を与えしまう。
それをきっかけに両軍ベンチから選手、コーチが飛び出しホームベース上でにらみ合うなど、緊迫した空気が流れる。
 
続く5回も投球は安定せず、8番石原に四球を許して2アウト満塁としたところで無念の降板。
 
「阪神CS進出決定(予定)!! 1stステージで当たるのはDeNAと巨人どっちがいい? 2位と3位フィニッシュどっちがいい?」
 
首脳陣は「スピードは出ていたし、試合は壊さなかった」と一定の評価を与えたものの、翌日には登録を抹消されている。
 
「「リスペクト」を便利使いするお前らに言いたいことがある。「マスコミ対応もプロフェッショナルの仕事だ」ってのはお前らマスコミ側が言うことじゃないから」
 
なおこの日に7番ショートでスタメン出場していた大和も、右脇腹を痛めて途中交代。藤浪と同日に一軍登録を抹消されている。
 

藤浪イップスかなあ……。これだけの才能が現在進行形でぶっ壊れていくのはキツいね

4回2/3 107球 7安打7四死球3失点。
これが2か月半ぶりに先発マウンドに上がった藤浪の投球内容である。
 
う~~~ん……。
マジでどうなんだろうか。
 
僕は専門家ではないのでわからないのだが、経験者の話によるとイップスの症状がモロに出ているらしい。
 
たとえば4回の菊池へのデッドボール。
 
あれはあれで「うわっ」と思ったのだが、どうやらそれよりヤバいのが初球とのこと。
テイクバックで沈みこんだ瞬間、藤浪の手からポロッとボールがこぼれ落ちたシーン。よくわからないが、典型的なイップスの症状だとか。
 
 
そして、両軍選手がベンチから飛び出して場内を騒然させた3球目のデッドボール。スライダーのすっぽ抜けだとは思うが、もはや見慣れた光景過ぎてコメントしようがない。
 
まさかあの藤浪晋太郎が、まともにストライクが入らずマウンド上で泣きそうな姿を見せるとは。
ダルビッシュや大谷翔平に比肩する才能を持ち、ゆくゆくはMLBでサイヤング賞争いに加わるほどの逸材がこんな姿になってしまうとは。
 
「名将小久保覚醒ww WBC史上最高の監督小久保が藤浪を使わない理由? 絶妙継投と総力戦で打倒イスラエルを果たせ」
 
大瀬良へのデッドボールがきっかけで崩れたわけだが、初回はまあまあよかっただけにショックも大きい。
 
後半戦の救世主として一縷の望みを託したのだろうがそれもかなわず。今後は再び2軍で調整を続けるとのこと。藤浪晋太郎23歳、ガチの正念場である。
 

2017年の我が阪神タイガース(ファンじゃないけど)が終わりかけている。CS出場すらも危うい? かも?

と同時に、我が阪神タイガース(ファンでも何でもない)の2017年シーズンが終焉を迎えようとしている。
 
8月17日現在、106試合を終えたところで57勝48敗1分。
首位広島とのゲーム差は9.5と絶望的な差がついてしまったが、順位はまだまだ2位。このままの位置をキープすれば、クライマックスシリーズは本拠地甲子園で戦うことができる。
諦めるには早過ぎるのではないか? と言う方も多いと思う。
 
「片手間で成功したってええやん。楽して金稼いで何が悪い? 新庄「野球なんて、マジバイト」←ステキやんww」
 
ただ、その内実は深刻どころの話ではない。
3位のDeNAどころか、いずれ4位の巨人にも尻尾を掴まれるのではないか。
今シーズンの阪神はよくがんばってきたと思うが、現在のチーム状況はどうにもならないほどに悪い。
 

当初の予想は5位。最強投手陣がゆるゆるの守備陣とクソ運用を支えるチーム

まず、僕は今シーズン、阪神の最終順位を5位と予想している。
理由は何度も申し上げてきた通り、ベテラン頼みの打線と守備の緩さ。そして、投手起用を始めとした運用の稚拙さである。
 
「2017年阪神が5位になる理由。2017年シーズンスタート!! 破綻した内野守備とリリーフ酷使の金本謎采配は解消したのか?」
 
とりあえず言えるのは、今年の阪神は「投手のチーム」だということ。
 
福留や鳥谷、糸井などのベテラン勢と、実績が皆無の若手で構成された打線。土のグランドが本拠地ということもあってエラーも多く、しかも昨年まで主砲を務めたゴメスの穴を放置したまま。ぶっちゃけこの布陣で通年持つはずがない。
 
逆に投手陣は王者広島を凌ぐほどの物量を誇り、実際に前半戦は打線の弱さを補って余りあるほどの活躍を見せていた。
 
「中日ディロン・ジー獲得だっはー!! 先発不足のチームの救世主となるか。2018年の成績を予想してみる」
 
とはいえ、昨年から言われていた投手起用の稚拙さは一向に改善せず、最強投手陣を無駄に浪費するクソ運用っぷりにカリカリしていた。
 
確かに投手陣はいいけど、そのうち失速してくるかなぁ。
これだけいい布陣が揃ってるのに、もったいないなぁ。
などと思っていた次第である。
 
「2017年阪神優勝の可能性は? 阪神ってどんなチーム? どの部分を改善すればいいの? 助っ人獲得? 若手強化?」
 

劇的な成長を見せた首脳陣。香田勲男容疑者(52)とか言って、無能扱いしてホントにすまんww

だが、7月後半から若干風向きが変わり始める。
糸井が離脱し福留に疲れが見える中、金本監督が適切に野手を運用し始めるのである。
 
点差の開いた試合では早々にベテラン勢を下げ、複数ポジションを守れる大和を守備固めとして起用。
また、戦線復帰した西岡や若手の大山など、打順との兼ね合いで内外野を兼務させて全体の負担を軽減するなど、昨シーズンには見られなかった「当たり前の運用」をマスターしやがるのである。
 
さらに、一番の懸念材料(僕の中では)である投手運用にも改善が見られたのには心底驚かされた。
 
ドリス、マテオ、桑原を勝ちパターンのAチーム。
藤川、松田、石崎をビハインド時のBチーム。
そして、髙橋と岩崎を僅差で待機するオールマイティな立ち位置に。
各々の役割分担を明確にし、特定の選手に疲労が蓄積しないように配慮した「当たり前の運用」である。
 
「中日が松坂大輔さんを獲得しなくてはならない理由。日本球界の功労者に対する敬意が足らんよ敬意が」
 
繰り返しになるが、これは本当に驚いた。
シーズン序盤から香田勲男容疑者(52)などと無能扱いしていた香田コーチが、まさかここまで劇的な成長を遂げるとは。
 
「阪神香田がヤバい。香田勲男容疑者52歳。職業:2017年阪神無能投手コーチ兼投手陣崩壊担当」
 
熱望していた右の大砲ロジャースも当たりっぽいし、一時期負傷したマテオの代わりに昇格したメンデスもそこそこ使える。打線の中心を担う糸井もいずれ帰ってくる。
この運用を続けて粘っていれば、広島を逆転するのは無理でも2位には入れるかも。絶好のタイミングで藤浪が戻れば、一気にスパートする可能性すらあるぞ?
 
などなど期待感とともに、シーズン前にこき下ろした件への謝罪を準備していたところであるww
 

主力が軒並み離脱してローテーションがボロッボロ。さすがにメッセンジャーの今季絶望は堪えたね

ところが、さすがに8月に入ってからの阪神には同情を禁じ得ない。
 
ローテーションの軸である秋山が怪我離脱、岩貞が不調で二軍落ち→怪我、ルーキー小野は未勝利、前半戦活躍した能見は疲労困憊。
そして、ついに大黒柱のメッセンジャーが骨折で今季絶望である。
 
少し前に「メッセンジャーが中五日? まだそんな時期じゃないだろ」と文句を言っていたのがどれだけ贅沢だったか。
割とガチでエース岩田、二番手青柳のような状況で、イップスが深刻な藤浪でも5回3失点してくれればありがたいという。
 
「阪神補強はよせいや!! 優勝する気ないんか? さっさと金使え!! 手遅れになるぞ? ジャブジャブ金使って右の大砲獲ってこいや」
 
おまけに、後半のユーティリティとして代えの効かない存在となっていた大和までが脇腹の負傷離脱。西岡の調子は一向に上がってこないし、病み上がりの糸井を前倒しで昇格させなくてはならない。
 
とどめは頼みの桑原が広島打線につかまるという絶望。
 
運用どうこう、首脳陣どうこうの問題ではなく、単純に2017年シーズンの終焉が近いと言わざるを得ない。
 
運用上手なラミレスDeNAと、最近調子が上がっている巨人。
今の阪神が、果たしてこの2チームを相手にどこまで持ちこたえられるか。
 
「ダラス・カイケルとかいう88マイルのシンカーをひたすら投げ続けてフライボール・レボリューションに巻き込まれなかった人」
 
当初の予想とはかなりズレているが、何だかんだで4位か5位で着地しそうな気がするのだが、いかがだろうか。
 
 
ちなみにだが、2015~2016年の広島緒方監督や今シーズンの金本監督や香田コーチを見ると、新人監督や投手コーチはだいたい2年目で運用のコツを覚える印象が強い。
そして、それを過ぎても改善されない場合は、残念ながら無能認定するしかないということなのだろう。
 
そう考えると、中畑清とかいう輩は正真正銘の粗大ゴミだったんだなぁと、今さらながら実感しているところである。
 
「ベイスターズCS初進出に際して愚将中畑清を語る。まあCS進出は1年遅かったよな。三浦大輔引退は仕方ないよあの球威じゃ」
 

【個人出版支援のFrentopia オンライン書店】送料無料で絶賛営業中!!