アブドゥラスル・イスモリロフは勝てる試合だった。左構えで勝負した方がよかった気が。井上浩樹vs佐々木尽が観たいけど、ないんだろうな【結果・感想】
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2023年8月30日、東京・後楽園ホールで行われたWBOアジアパシフィック、S・ライト級王座決定戦。同級1位井上浩樹と同2位アブドゥラスル・イスモリロフが対戦、10R2分11秒TKOで井上浩樹が勝利した試合である。
2023年2月に復帰を果たした井上浩樹が迎えたWBO-APタイトル戦。勝利すれば2020年7月に永田大士に敗れて以来の返り咲きとなるわけだが。
僕はと言うと、アウェイのアブドゥラスル・イスモリロフを応援していた。
ここ最近、井上尚弥バブルに乗っかってやりたい放題の大橋ジム。
S・バンタム級、バンタム級を中心にさすがに小細工がすぎるわと思っていたところ。
8回戦に勝利しただけの井上浩樹がいきなりWBO-APランキング1位なのも含めて微妙に納得がいっていない(似たケースは他にもあるけど)。
なので、イスモリロフにはぜひともがんばってもらいたい。先日のTJ・ドヘニーのようにこいつらの計画をめちゃくちゃにしてほしい。
何の思い入れもない(そもそも知らない)アブドゥラスル・イスモリロフをなぜか全面的に支持していた笑
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ちなみにLeminoってボクシング以外に契約するメリットありますかね。井上尚弥vsフルトン戦が終わって解約したんですが。
今のところU-NEXTとAmazon、Abema TVに加入していて、映画やアニメに関しては十分事足りている。ボクシング以外に「Leminoならでは」のものがあればと思うのだが……。
イスモリロフは惜しかった。8Rのチャンスをもう少し早い段階で作れていれば
まず試合の感想だが、アブドゥラスル・イスモリロフは惜しかった。
ガチで惜しかった。
8Rにボディから顔面へのラッシュで井上をダウン寸前まで追い詰めたが、そこで力を使い果たした印象。
9Rに意を決して前に出た井上を止めることができず。再三ボディをもらった末についに力尽きた。
あそこで底力を見せた井上浩樹はすごかったが、イスモリロフはもう少し早いラウンドであのチャンスを作れていれば。ダメージが表面化する前に倒しきれたかもしれない。
この選手のキャリアを見ると、韓国を中心に中国やカンボジア等、さまざまな国で試合をしている。
なので、今回の来日も本人の中では数あるアウェイの一つだったと想像する。相手の応援一色の中であれだけのパフォーマンスを出せるなら今後も呼ばれることもあるのではないか。
ぜひともがんばってもらいたい。
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左構えで勝負した方がよかった? 右構えは若干荒々しさが足りない気が…
具体的には、イスモリロフはオーソドックス中心に勝負したのがよろしくなかった(かもしれない)。
今回の試合に向けてイスモリロフの過去の試合を眺めたところ、基本的には左構え。BoxRecにもサウスポーとあり1Rのゴングが鳴った直後に「おや?」と思った次第である。
しかも右構えのイスモリロフは過去の試合(サウスポー)に比べてやや荒々しさが足りない。
「ガードを上げて距離を詰める→相手に先に打たせる→打ち終わりに連打を浴びせる」のが基本の流れだが、相手の初弾に身体を伸ばして合わせるカウンターの迫力が若干目減りしている。
過去の試合ではカウンターの左で相手の顔面を揺らすシーンが目についたが、右構えだと射程自体が半歩ほど短くなる印象である。
もちろん井上浩樹がサウスポーなこと、アウトボクシングが得意なことを加味したのだとは思うが。
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ただ、3Rに左構えに切り替えた際の生き生きとした感じは「こっちが本来のコイツなんだろうな」と思わせるものだった。
そう考えると、もしかしたら最初から左構えで勝負していれば8Rのチャンスをもう少し早められたのかもしれない。
それこそダメージが溜まる前にあの状況に追い込む→そのまま決めるパティーンも?
井上浩樹が正面を外さず追いかけてくる相手を苦手にしているのは2020年7月の永田大士戦でも明らか。
イスモリロフ陣営は裏をかく作戦だったのかもしれないが、むしろ自分の得意なスタイルで勝負した方がよかった? かも?
ウェルター級で井上浩樹vs佐々木尽に興味がある。打倒井上筆頭だと思うけど、たぶんやらないんだろうな
今回の勝利で約3年ぶりにWBO-AP王座に返り咲いた井上浩樹だが、このままS・ライト級にとどまるのだろうか。
僕としてはウェルター級での井上浩樹vs佐々木尽に興味があるのだが。
この試合を観る限り、佐々木尽は打倒井上浩樹の筆頭と言ってもいい気がする。
被弾を気にせずガツガツ前に出る。
打ち終わりにぶん回しを当てる躊躇のなさ。
最近はジャブの鋭さが増している。
あの選手ならイスモリロフの上位互換的なファイトができそうな……。
実際、9Rまでの採点は86-85、87-84、84-87でイスモリロフがリードしていたとのこと。
1発目のジャブにカウンターを合わせる→大きく踏み込んで連打につなぐやり方は間違いではなかった。
佐々木尽にはイスモリロフほどの追い足はないが、すべてをチャラにする破壊力、当て勘がある。今回の感じであれば普通に勝てると思うのだが。
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井上尚弥バブルに乗っかってやりたい放題のコイツらを誰が止めてくれ笑
確か井上浩樹は1度目の引退前に「減量苦」「近々階級を上げる予定」と言っていた覚えがある。
あれは僕の聞き間違いだったか?
もしくは引退期間に怪我が癒えて大丈夫になったとか?
最初に申し上げた通り井上尚弥バブルに全乗りしてやりたい放題のこいつらを止めるヤツが出てきてほしい笑
それが佐々木尽なら最高である。
これ、ラミドが勝てば井上がタパレスしばいたあとに返上した王座を取らせようって魂胆が透けて見えるんだよな。
武居由樹も階級下げるよりも早くチャンスがくるまである。もうアレだ。
ドヘニーでも下町でも天心でも小國でも誰でもいいから、やりたい放題のコイツらの計画に風穴開けてくんねーかな笑 https://t.co/Ovy2ldhUB7— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) August 22, 2023
まあ、井上バブルによってLeminoと契約した佐々木尽に期待するのもどうなのよ? という話だがw
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