投手大谷翔平が酷い。世界最高峰のリーグでスターターを務めていいレベルではない。MLB開幕日本人投手登板振り返り【2020.7.27感想】

投手大谷翔平が酷い。世界最高峰のリーグでスターターを務めていいレベルではない。MLB開幕日本人投手登板振り返り【2020.7.27感想】

現地時間2020年7月18日(日本時間19日)に開幕したMLB。
 
新型コロナウイルス感染拡大の影響で選手会とリーグが散々対立を繰り返した挙句、決定したのが通常よりも約4か月遅れでの開幕+66日間で60試合というクソみたいなレギュラーシーズン。
 
僕自身、ここに至るまでのやり取りにかなりうんざりしており、正直に申し上げて今シーズンのMLBにはいまいち興味がわかない。


そもそも60試合のレギュラーシーズンなどあまりに歪すぎる。
それこそ確変を起こした投手がそのままサイヤング賞まで走り切ってしまう可能性すらもあり得る試合数。長期戦を見据えた運用や終盤の優勝争いを見越したペース配分など、野球の醍醐味ともいえる部分が根こそぎ刈り取られたクソシーズンである。
 
なので、ハナから真剣に観る気も起きないのだが、一応日本人選手の動向はチェックしておくかと。
開幕から約1週間が経ち、日本人投手も一通り初登板を終えたので、今回はその感想を。
 

大谷翔平(エンゼルス)

vsアスレチックス
0回0/0、30球、被安打3、奪三振0、四死球3、失点5、自責点5
0勝1敗0S
 
 
2019年の右ひじTJ手術以来、693日ぶりに公式戦のマウンドに立ったエンゼルスの大谷翔平。
だが結果は散々なもので、3安打3四球を与える大乱調。5失点を喫して1アウトも取れずに降板という自己ワーストを記録してしまうのだが……。
 
率直に申し上げてあまりに酷すぎる
僕は大谷のことが好きで打者としても投手としても応援しているが、今回に関しては擁護する部分がまったく見当たらない。
 
ストライクが入らないとかフォークの制球が悪いとかではなく、ただただショボい
 
それこそ今回の出来なら日本でも一軍と二軍の当落線上くらい。
曲がりなりにも世界最高峰のリーグであるMLBの舞台でスターターを務めていいレベルではなかった。
 
 
先日、開幕前の投球映像をチラッと観た際に「あれ? 遅くねえか?」と思ったのだが、だいぶ遠い位置からの映像だったことやいつもとアングルが違ったこと、球速表示がなかったことなどもあっていまいち判断がつかず。
 
打者22人に対して5安打6奪三振とまずまずの結果だったので、それなりに期待していたのだが。
 
 
いや、やべえなオイ。
この状態の投手を先発させる首脳陣もアレだし、まったく状態の上がらない大谷も含めていろいろと闇が深い。
もちろんここがMAXだとは思わないが、とにかく前途多難な幕開けである。
 

菊池雄星(マリナーズ)

vsアストロズ
3回2/3、70球、被安打5、奪三振4、四死球4、失点5、自責点5
0勝0敗0S
 
 
続いてはマリナーズの菊池雄星。
本人もコメントしていたように4シームは最速98マイル(約158km)となかなかいい球がきていた。
だが、相変わらずチェンジアップが微妙で、まともに勝負できる球が4シームとスラッターしかないのがキツい。
 
4シームとスラッターの2ピッチでは2、3回り以降かわし切ることは難しく、どうしても今回のような結果になりやすい。
 
まあ、もともとが5回3失点、6回4失点を目指す投手なので、大谷翔平ほど絶望感がないのが救いではあるが。
 
夏の甲子園大会中止決定…。まあ、これは仕方ないよ。練習もできてないだろうし、無理やり開催したら批判の矛先が選手に向くし
 

山口俊(ブルージェイズ)

vsレイズ
0回0/0、11球、被安打1、奪三振0、四死球1、失点2、自責点1
0勝1敗0S
 
 
今シーズン、読売巨人軍からブルージェイズ入りした山口俊の初登板。当初は先発の一角として期待されていたが、オープン戦で思うような結果が出ずにリリーフに回されたとのこと。
 
まあヤバかったっすね。
この投手もいろいろとヤバい。
 
もともと山口俊はスプリットを持ち味とする投手なのだが、今回の登板ではほとんど投げず。
92マイル(約148km)前後の4シームとヌルいスライダーでウダウダやった末に四球とヒットでサヨナラを許す結果に。
 
2塁にランナーがいたからなのか、単純にボールが合っていないのかは不明だが、さすがにMLBのリリーバーで92マイルの4シームとぼちぼちのスライダーだけではどうにもならない。
 
正直、2019年のプレミア12の際にもかなり地雷臭がしたのだが、それがモロに表面化した感じ。この投手に関しては早急にMLBに順応する必要がある。
 
野球「プレミア12」日本vsアメリカ戦を東京ドームのバルコニー席で観戦してきた。侍ジャパンの観客動員が苦戦してるって?
 

前田健太(ツインズ)

vsホワイトソックス
5回0/0、84球、被安打1、奪三振6、四死球1、失点2、自責点2
1勝0敗0S
 
 
ドジャースからツインズに移籍した前田健太が迎えた新天地での初先発試合。
と同時に、今回の日本人投手の中では唯一素晴らしいと言えるピッチングでもあった。
 
93マイル(約150km)の4シームに88、89マイル(約141~143km)のカッター、82、83マイル(約132~134km)のチェンジアップ、同球速帯のスライダーを駆使し、4回まではほぼ完ぺきなピッチング。
 
中でも左打者の内側に食い込む80マイル後半のカッターが効果的で、これは去年まではあまり投げていなかった球(だと思う)。
年々投手としての幅を広げているマエケンだが、この球を有効に使うことでMLB型のピッチングにさらに磨きがかかった感じがする。
 
ただまあ、やっぱり60、70球前後で息切れしてくるのはこれまで通り。
根本的なスペック不足を補うために初回から全力で飛ばし、5、6回を80~90球で走りきる。スーパーエースにはなれないが、優秀な先発3、4番手+プレーオフでの使い勝手のいいリリーバーとしての役割を今後も全うしていくのだろうと。
 

ダルビッシュ有(カブス)

vsブリュワーズ
4回0/0、73球、被安打6、奪三振5、四死球1、失点3、自責点3
0勝1敗0S
 
 
ラストはカブスのダルビッシュ有。上記4人とは1日違いでブリュワーズ戦に先発登板し、4回73球を投げて3失点で負け投手となっている。
 
この投手は毎回似たようなことを言われているが、投げている球は間違いなくすごい。
 
4シームは97マイル(約156km)がポンポン出るし、スライダーもカッターもチェンジアップもどれもクオリティが高い。才能はどこからどう見ても日本人屈指のもので、ピッチングのパターンや完成度も大谷翔平とは比べ物にならない。
 
それこそ日本人投手の中ではもっともサイヤング賞に近いと言われるだけのことはある。
 
 
そして、毎年ポテンシャルお化けのまま終わる感じが尋常じゃない。
 
投げている球はとんでもなくすごいし、調子のいいときは手がつけられないピッチングを披露する。
ただ、それがなかなか結果として表れないのがこの投手の特徴でもある。
 
恐らく一番の要因は再現性の低さ
援護が少ない試合も目立つが、それ以上に好不調の波が激しく“淡々とアウトを重ねる”作業ゲーに持ち込むパターンが確立されていない。
試合ごとだけでなく、一流どころと比べるとイニングごとの浮き沈みも大きく突然制球を乱してガタガタ崩れることも。
 
それこそ外側の4シーム2球でサラッと追い込みたいところを、2球目がすっぽ抜けて右打者の身体付近に飛んでいったり。結果として球数がかさむ上に投球間隔も長く、観ていて非常にフラストレーションが溜まる。
 
ダルビッシュの登板試合で援護点が少ないのも、この部分が多少なりとも影響しているように思える。
 
マエケンと比べると明らかにテンポが悪く、序盤3回くらいで必ず睡魔が襲ってくるのがキツいんですよねww
 
我が阪神タイガース(ファンではない)2020年助っ人外国人適当評価。パッと見で成績を予想してみるけど、みんな結構いいんじゃないかな
 

どの投手も調整段階に毛が生えた程度の出来だったかな。レギュラーシーズン120試合を確保したNPBは優秀だったよね

以上でございます。
 
率直に申し上げてどの投手も調整段階から一歩抜け出した程度の出来で、初登板であれこれ判断を下すのは時期尚早である。
 
ただ、ご存じの通り今シーズンは66日で60試合をこなす超変則日程。
確変を起こした投手がサイヤング賞まで駆け抜けてしまう恐れがある一方、油断していると調整段階のままシーズンが終わってしまう可能性も。
 
中でも明らかにMLBの環境? ボール? に対応できていない山口俊は上記5人の中でもっともヤバい(気がする)。ヤバさ的には大谷翔平も同等なのだが、山口の場合は実績ゼロのMLB1年目。必然的に危機感は大きくなる。
 
 
そして、何だかんだで120試合という最低限レギュラーシーズンの体裁を確保したNPBの優秀さが光るよねという話でもある。
 

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