ブチ切れバウアー6回2失点で勝敗つかず。放送禁止用語連発からの159km→1塁へ猛ダッシュでピンチを切り抜ける。MLBの一流プレイヤーの負けず嫌いっぷり【2023.7.1感想】

ブチ切れバウアー6回2失点で勝敗つかず。放送禁止用語連発からの159km→1塁へ猛ダッシュでピンチを切り抜ける。MLBの一流プレイヤーの負けず嫌いっぷり【2023.7.1感想】

2023年7月1日に神奈川県・横浜スタジアムで行われたプロ野球、横浜DeNAベイスターズvs中日ドラゴンズ10回戦は延長12回を戦って2-2の引き分け。
 
 
この試合に先発したDeNAのトレバー・バウアーは6回を投げて105球、被安打10、6奪三振、2失点(自責点1)とまずまずの内容で降板している。
 
だが6回2アウト1、2塁の場面では単なるセカンドゴロを内野陣の稚守でワンアウトも取れずに2アウト満塁に。これにバウアーが激高する。
続く高橋周平には150km後半のストレートを連発→ピッチャーゴロをキャッチすると、一塁手を制して自らファーストベースを駆け抜ける。
 
ベンチに戻る際も大声を連発するなどバウアーの怒りはなかなか収まらず。
一時、球場全体が騒然とする事態となっている。
 
熱投バウアー。キャリア最多の128球で2失点完投勝利。合理的じゃないものが心を打つ。8回裏に打席に立ったときの球場の雰囲気がすげえ
 

あまり調子はよくなさそうだった。変化球が真ん中付近に集まる。左打者には打ちやすそうな内容

先週(6月25日)横浜スタジアムで(僕が)現地観戦して以来、中5日で先発マウンドに上がったトレバー・バウアー。
 
 
なお前回の中日戦は5月27日にバンテリンドームで、その際は6回90球2失点の内容で降板している。
 
2度目の登板となったこの日は1回に4球で1点を失うなど序盤から苦戦を強いられる。その後も制球に苦しみ許した安打は10。どうにか6回2失点で切り抜けたものの、味方の稚守も絡んでフラストレーションの溜まる登板になってしまった。
 
 
僕はリアルタイムでは3回から、後日全投球を観直したのだが、確かに調子はいまいちだったっぽい。
 
ストレートの威力はあるが、変化球は軒並み真ん中付近に集まる。
 
5月27日の中日戦あたりから適度に球がバラけるようになった、ゾーンを左右に広く使えるようになったと申し上げてきたが、この日は開幕当初のバウアーに戻ってしまった印象である。
 
トレバー・バウアーが中日相手に6回90球2失点。2試合連続の炎上から一定の結果を残す。左右を広く使う投球スタイルが少し見えた気がするよ
 
高めまっすぐを意識しながら変化球に対応すれば十分打てる、コンタクト能力の高い左打者にとっては比較的やりやすいピッチングだったなぁと。
 

バウアー攻略には立ち上がりが有効? 今回の中日は左打者は早打ち、右打者は待球作戦だったかな

またバウアー攻略には立ち上がりを狙うのもアリな気がした。
 
上述の通りこの日は4球で1点を失ったのだが、中日の1~3番は初球、初球、2球目といずれも早いカウントから手を出してきている。
 
いきなり出鼻を挫かれ、神経質になったバウアーは前回登板で2本塁打を喫した細川にストレートの四球、続く石川にも2ボールとストライクが入らない。
 
ここでキャッチャー伊藤が間を取るわけだが、ストライク先行の投球が染みついているバウアーにとってコンタクト能力の高い左打者にカウント球を狙われるのが一番しんどいのかもしれない。
今回のように変化球が真ん中付近に集まる日は特に、である。
 
この日の中日打線は
・左打者は浅いカウントからゾーンにきた球をセンター返し
・右打者は極力粘って球数を投げさせる
作戦だったと想像する。
 
4番細川:2三振1四球
5番石川:2打数1安打1三振
悪いながらも6回まで粘れたのは、中軸の右打者2人にフライを打たせなかったことが大きいのではないか。
 
 
なお先日ちょろっと申し上げた「バウアー相手に盗塁は効果的ではない」説はあながち間違いではなさそう。


下記によると、ランナー1塁での被打率が.364なのに対してランナー2塁のケースでは.263。
 
「2023年度 バウアー【DeNA】状況別成績」
 
ピンチでギアを上げる、クイックの必要がないため球威が一段増すのだと思うが、それならむしろ1塁でウロチョロしてイラつかせる方がチャンスが広がる可能性は高い。
 
盗塁を意識させつつ打者にヒットを期待するやり方がベストで、ランナーを動かすなら単独スチールよりもヒットエンドランなのだろうと。
 

バウアーブチ切れの6回はガチで酷い。久しぶりに暴言を吐きまくった。画面で観てただけだけど笑

そしてバウアーがブチ切れた6回について。
 
あのシーンは僕もリアルタイムで観ていたが、まあ酷い
 
2アウトなので1人刺せばチェンジなのだが、内野陣が全員テンパりまくって収拾がつかない。
中でも三本間でボールを受け取ったキャッチャー伊藤が3塁ランナーをダラダラと追いかけたせいで帰塁を許してしまうという。
 
バウアーのブチ切れは確かにインパクトがあったが、正直アレは仕方ない。
画面で観ていただけの僕ですら「バッカじゃねえの。何やってんだお前ら」となったほどである。
 
暗黒時代のベイスターズのクソ守備を“ベイスボール”呼ばわりする風潮があったが、今回もまさにそれ。かつてのお笑い球団の残り香を色濃く感じた次第である。
 
 
いやもう、ひっさしぶりに吐き気がしましたからね。
とてもじゃないが、あんなもんはトッププロが金をとって見せていいプレーではない。
 
あの直後はここには書けないような暴言を吐きまくったし、「お前らごときがプロを名乗るな」と何度言ったかわからない笑
 
「全員今すぐ二軍に行け」
「お前らみたいなプロもどきのチームに二軍なんて上等なものがあるのかは知らんが」
 
表に出せるとしたらギリギリこのくらいだろうか笑
 
 
どなたかもおっしゃっていたが、「『素人がプロに対して偉そうに語るな』とほざくのであれば、素人でも一目でクソだとわかるようなプレーをするんじゃねえよ」と。
プロを名乗るなら最低限“ちゃんと”しろと申し上げている。
 
トレバー・バウアーの2024年所属チームは? バウアーはパリーグが合ってると思う。DeNAが山川穂高を獲得すれば残留もある?
 

バウアーの爆発にも伏線はあった。調子の上がらない中で守備に足を引っ張られて味方の攻撃は瞬殺

まあ、バウアーもその前からだいぶキテましたけどね。
 
凡フライを一塁手と二塁手のお見合いでヒットにされ、龍空のセーフティバントは自身の送球ミスでこれまたヒットに。続くメヒア、大島は打ち取ったものの、岡林には高めのスライダーをボールと言われて明らかに不満そうな表情を見せる。
 
満塁でのクソプレーが直接の原因なのは間違いないが、回の初めから伏線はあった。
 
もっと言うと、2回にはショート大和の送球ミスから2点目を献上している。
調子が上がらない中で守備に足を引っ張られる上に味方の攻撃は瞬殺。で、5回の三者凡退(2奪三振)でせっかく乗ってきたところでの(自身の送球ミスを含む)クソ守備連発でついに“ブチッ”と。
 
怒りの159kmからの1塁への猛ダッシュはめちゃくちゃ理解できるし、観る側としても最高だった笑
 

バウアー「誰かに対して腹が立っていた訳ではありません。強いて言えば自分に腹が立っていました」

いや、絶対嘘だろww
どこからどう見ても味方の守備にブチ切れてたじゃねえか笑
 
 
それでも自棄にならずにキャッチャーのサインに首を振った上でストレートを投げ込んだのはさすがだが。
本人もギリギリのところで理性を保っていたのだと想像する。
 
瞬間的に頭に血がのぼって抑えが利かなくなるが、冷静になれば自分を客観視できる。
こういう部分がMLBで誤解を生んだところなのかなぁと思った次第である。
 

バウアーの負けず嫌いっぷり、勝負に対する強いこだわりが見られたのはよかった。試合としてはクソ以外の何ものでもないけど笑

「Fワードで憤慨したバウアーの行動の是非 元NPB最強助っ人は「日本の文化を学ぶのは最も難しい」と持論」

アレックス・ラミレス「MLBではこのようなリアクションは気迫を表現するための普通の方法だ」

どうなんでしょうね。
MLBでも“普通”と断言できるほどでもない気はするけど。
 
 
どちらにしろ今回はバウアーの負けず嫌いっぷりが山ほど伝わる試合だった。
 
「山本由伸とスピード勝負をしたい」
「オリックス打線は日本一」
「阪神との首位攻防戦を楽しみにしていた」
などなど。
 
これまでにも強い相手との対戦を欲する言動が目立っていことを考えると、根っこの部分がそういうタチなのだろうと。
MLBの一流プレイヤーの勝負に対するこだわりを感じられたことはなかなかよかった。
 
 
試合としてはクソだけど。
 

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