我が阪神タイガース(ファンではない)2020年助っ人外国人適当評価。パッと見で成績を予想してみるけど、みんな結構いいんじゃないかな

我が阪神タイガース(ファンではない)2020年助っ人外国人適当評価。パッと見で成績を予想してみるけど、みんな結構いいんじゃないかな

グローブイメージ
2020年プロ野球。2月のキャンプインから練習試合を経てオープン戦がスタートしているわけだが、今シーズンも多くの外国人が助っ人として各球団に加入している。
 
中でも我が阪神タイガース(ファンではない)は助っ人8人体制という大所帯である。
 
昨年からの残留組であるジェフリー・マルテ、オネルキ・ガルシア、呂彦青。
新加入のジャスティン・ボーア、ジェリー・サンズ、ジョー・ガンケル、ジョン・エドワーズ。
ソフトバンクから移籍してきたロベルト・スアレス。
 
外国人枠4枠の争いが激化する中、どの選手がどこまで活躍するかに注目が集まる。
 
特に阪神タイガースというチームは熱狂的なファンが多く、毎年のように助っ人外国人には大きな期待がかけられる。春先に活躍すれば「バースの再来」と騒がれ、シーズンで打てなければあっという間に評価はガタ落ち。打席に立つだけでも激しいヤジにさらされるほどの厳しい環境下に置かれる。
 
僕は別に阪神ファンというわけではないが、毎年阪神にやってくる助っ人外国人の動向、成績には大いに注目している。活躍すれば誰よりも愛される反面、思ったような成績が残せなかった際の辛辣さは目を覆いたくなるレベル。それこそ「阪神以外のチームなら……」と思ったことも何度もある。
 
 
そんな感じで、今回は「2020年助っ人外国人適当評価」と題して、阪神に新加入した助っ人外国人選手を好き勝手に評価してみたい。
 
もちろん僕の見る目などはアテにならないし、別に外してもどうってことないので気楽な感じで。


まあ、でもアレか。
「助っ人8人体制だぜ!!」などとイキってはいるが、裏を返せばそれだけ1人に与えられるチャンスが少ないことを意味する。
 
打者に関してはある程度の我慢も必要になるので、結果が出ないからといってとっかえひっかえしているとそのまま総崩れという自体すらあり得る。阪神タイガースという特殊な環境下では、なおさらその部分が懸念材料になるのではないか。
 
2019年までいたエフレン・ナバーロなんて、本来は.280 HR10タイプですからね。それを忘れてシーズン序盤から.300 HR20を目指した結果、力みまくってガッツリ調子を落としたという。
 
何となくだが、甲子園にはそういう見えない圧力があるのだと思う。
 
「新型コロナウイルスによるスポーツイベント中止、延期が相次ぐ中、野球界とサッカー界の共闘はめちゃくちゃいいよね」
 

ジャスティン・ボーア

まずは2020年阪神の助っ人の中で一番の目玉であるジャスティン・ボーアについて。
 
過去の映像や練習試合、オープン戦での打席をざっと観たが、まあブラゼルだなと。2009~2012年まで阪神に在籍し、2010年には47本塁打を放った左の大砲だが、構えからスイングの軌道までボーアはブラゼルとかなり近いものを感じる。
 
そして、それを踏まえるとボーアもそこそこやるのではないか。
パッと見の印象ではローボールヒッターで、緩いカーブやチェンジアップにはかなり強そう。ブラゼル同様、リーチもあるので外の球にクルクルさせられる危険は小さいようにも思える。
一方、この選手の弱点は恐らくインハイ。身体に近い高めのまっすぐやカッター系には苦労させられる(と思う)。
 
 
また、過去のスタッツを確認したところ、2019年は3Aで49試合.316 HR17を記録している。
・三振率20.1%
・ゴロ率39.7%
・空振り率12.3%
こうして見ると、思った以上にバランスのいい打者と言えそうである。
 
その上、対右の打率が.292なのに対し、対左は.391。左対左にめっぽう強いというデータもある。スイングの軌道的に左ピッチャーの外に逃げるスライダー、カーブ系をすくい上げるのが得意なのだと予想する。
 
なるほど。
勝手に「低打率の三振マンでもいいから1発を狙ってほしい」「.245 HR25を超えてくれれば」などと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
むしろ.300 HR35を目指しつつ、最終的に.280 HR25に収束するタイプなのかもしれない。
 
インコースのスピードボールを捨て、外側にフワッときた球をいかに逃さず捉えられるかが最終成績を大きく左右しそうである。
 

ジェリー・サンズ

続いてKBOキウム・ヒーローズからの移籍となったジェリー・サンズ。
個人的にこの選手にはちょっと期待していて、スイングを見る限り本命のジャスティン・ボーアよりもいいのでは? とも思っている。
 
アメリカ時代(2016年まで)の映像ではそれなりにリーチもあり、外に逃げていく球をなぎ払うようなスイングで打っている。あのフォームは普通に日本向きに思えるのだが、どうだろうか。
超打高投低時代が過ぎたKBOで.305 28HRを記録していることから考えても、少なくともウィリン・ロサリオよりはいい成績を残すと予想している。
 
逆に不安な部分としては、空振り率が2015年 12.2%→2016年 20.2%と大幅に悪化していること。守備指標も年々落ちているし、加齢によってアスリート力がどんどん低下しているのだと思う。
 
阪神は一塁手のほかに外野手(レフト)としても考えているらしいが、甲子園のレフトを任せられるかは甚だ疑問。
 
一塁手はボーアとバッティングするし、とにかくチャンスの少なさは一番の懸念材料になりそう。反応の鈍り等で変化球についていけない場合、守れない上にクルックルの三振マシンと化すことも十分考えられる。
 
ボーアのスペア的な位置づけなのは間違いないと思うが、何かの拍子にハネてくれることを願っている。
 
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ジョー・ガンケル

お次はジョー・ガンケル。
2019年に3Aで8勝2敗 3.80という成績を残した投手で、先発候補として阪神入りした投手である。この3.80という防御率は超打高投低のPCLではかなり優秀な数値で、それが獲得の決め手になったと思われる。
 
そして、過去の映像をざっと眺めたところ、まあまあいいように思える。
最初に観た際は「クッソ微妙」「たぶん活躍は難しい」と思ったのだが、「いや、案外そうでもないかも?」と。
 
もともとは2010~2014年まで広島カープに在籍したブライアン・バリントンの強化バージョンという認識だったが、改めて観るとちょっと違うっぽい。
 
バリントンはツーシームが基本線のゴロアウトピッチャーだったが、ガンケルが得意とするのはスライダー。若干沈む系のまっすぐに変化量の大きなスライダーを織り交ぜて芯を外し、凡打を量産するスタイルの投手である。
また球速も150km近く出る上に、通算四死球率1.19とストライクゾーンに投げる能力は飛び抜けている。
 
そう考えると、バリントンというよりむしろ西武ライオンズのザック・ニールに近い。反対側に沈む球が少ないのが不安材料ではあるが、ハマればローテーションの2、3番手くらいでやれるのではないか。
 
ただ、これ系の投手は体力面に若干不安がある印象で、球数管理が重要になる(気がする)。
それこそ2018年に中日ドラゴンズでわずか4試合に登板しただけで退団したディロン・ジーと同じコースをたどる可能性も……。あの投手も100球前後でガクッと球威が落ちていたので、ガンケルの登板時もリリーフの重要性がより増すと思われる。
 
ツーシームをあまり投げ過ぎないこと、しっかりとした球数管理を意識しつつ、155回 9勝4敗 防御率3.50くらいいけば最高かなと。
 
 
ちなみにだが、ヤクルトに新加入したガブリエル・イノーアも恐らく似たタイプ。ガンケルよりもスピードが出るのでこちらも期待したい。
 
「野球「プレミア12」日本vsアメリカ戦を東京ドームのバルコニー席で観戦してきた」
 

ジョン・エドワーズ

ラストはジョン・エドワーズについて。
2019年に58試合3勝2敗1H 防御率1.38という成績を残したピアース・ジョンソンの後釜として入団した投手。そして、2020年シーズンの阪神の助っ人で僕がもっとも期待している選手でもある。
 
練習試合やオープン戦での登板をいくつか観たが、率直に申し上げてかなりいい
196cmの長身から投げ下ろす角度のあるまっすぐは常時150kmを超え、スラッターは130km後半を計測する。そこに130km弱のパワーカーブで緩急をつけて打者を翻弄するスタイル。
ピアース・ジョンソンほどではないが、これなら普通に活躍できるのではないか。割とガチで2016~2018年まで在籍したマルコス・マテオを上回る成績を期待している。
 
 
懸念材料としては、近年まっすぐの威力が落ちていることか。
2018年に平均95.2マイル(約153km)を記録していた球速が2019年には93.9マイル(約151km)まで低下しており、その分防御率(3A)も3.60→4.22と悪化している。
まっすぐの球速低下を補うためにカーブの割合を増やしているようだが、果たしてどうなるか。
 
●各球種の割合
・ストレート:2018→57.6%、2019→50.7%
・スラッター:2018→38.1%、2019→40.9%
・カーブ:2018→4.3%、2019→8.5%
 
何だかんだでリリーフの基本線はまっすぐなのは間違いない。エドワーズもここでねじ伏せられないようだと一気に苦しくなる可能性もある。
またこの投手は制球難とも言われており、セットポジションで神経質になり過ぎると調子を崩すケースも考えられる。
 
 
新助っ人4人の中ではもっとも期待値が高いが、ダメダメになる危険性も持ち合わせた投手という印象。
2017年のマルコス・マテオの成績が63試合7勝4敗36H 防御率2.75なので、とりあえずはここを目安にしたい。
 

2020年阪神の助っ人は総じて期待感が高いよね。人数が多い分、運用が難しそうだけど

だいぶ長くなったが、以上である。
 
申し上げたように、今シーズンの阪神の助っ人は総じて悪くない。ソフトバンクから移籍したロベルト・スアレスもいけそうだし、残留組のジェフリー・マルテには安定感がある。
オネルキ・ガルシアの調子が上がらないのが気がかりだが、そこはジョー・ガンケルとジョン・エドワーズで十分カバーできる。打者陣もジャスティン・ボーアがコケてもジェリー・サンズが控える状況。
 
どの選手も能力は高く、うまくいけば2015年のマウロ・ゴメス、マット・マートン、ランディ・メッセンジャー、オ・スンファンのカルテットを超える可能性すらあると思っているのだが、どうだろうか。
 
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だが、人数が多いために各々に与えられるチャンスが少なく、調子が上がる前に見切られてしまうパティーンも十分考えられる。
 
特に野手陣(ボーア、サンズ、マルテ)は守備位置も被るために運用が難しい。全員が揃って機能せず、貧打のままシーズン終了という最悪の結末も十分あり得る。
終わってみたら、やっぱり福留がチーム内首位打者でしたみたいな。
 
などなど。
コロナウイルスの影響も心配だが、間近に迫ったシーズン開幕を楽しみにしている。
 
 
なお、繰り返しになるが僕の見る目などたかが知れているので、例え予想が外れても知ったことではないのである()
 

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