井岡一翔の尿を自宅の冷蔵庫で保管ってそんなことホントにあるの? SNSで直接罵声を浴びせるのはアウトだよな。相手が誰であれ
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2020年大晦日に行われたWBO世界S・フライ級タイトルマッチ、同級王者井岡一翔vs田中恒成戦において、試合後のドーピング検査で井岡から禁止薬物成分が検出された件について。
日本ボクシングコミッション(JBC)は2021年5月19日、井岡がJBCの規定や刑罰法規に抵触する行為におよんだとは認定できないとし、井岡側に処分を行わないことを発表している。
井岡の尿検体をJBCが“ずさんな管理” 担当者が自宅冷蔵庫で保管 結果に影響か/ファイト/デイリースポーツ online https://t.co/Zw3xRQo9sQ #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) May 19, 2021
記事によると、試合直前に採取した井岡の尿をA検体とB検体に分割し、2021年1月5日にA検体を簡易検査したところ大麻成分が検出。それを受けて1月20日にB検体を第三者機関で検査したが、その際は大麻成分は検出されず、禁止薬物に指定されるエフェドリン、フェネチルアミン、チラミンの3種が検出されたとのこと。
ところが採取したA検体、B検体はJBC職員が自宅の冷蔵庫で保管するなど保存状態に問題があり、検出された成分も検体の腐敗が影響している可能性が高いという。
またB検体検査後にJBCが警察に通報したことでB検体が押収、全量消費されたため井岡側の要望した再検査は不可能に。
これらの手続き上の不備を踏まえ、倫理委員会は井岡が各種規定違反におよんだという事実認定は困難であるとの結論を下している。
井岡一翔は100%フランシスコ・ロドリゲスに勝つよ。圧勝が至上の試合。やっぱり対人競技は隔離の影響が大きいんだろうな
不確定要素が多すぎて何も言いようがなかった。CBDオイルからTHC成分が検出されたって言い分もよーわからんし
2020年末の井岡一翔vs田中恒成戦後に行われたドーピング検査で井岡一翔から大麻成分による陽性反応および禁止薬物に指定されるエフェドリン、フェネチルアミン、チラミンの3成分が検出された件。
倫理委員会による再調査の結果、2021年5月19日に井岡側に処分を行わないことがJBCから発表されている。
これに関して僕はこれまでほとんどコメントしてこなかったのだが、理由としては「不確定要素が多すぎて何も言いようがなかった」から。
上記の発表があるまで僕が把握していた内容は、
・試合時に採取した井岡の尿(A検体)から大麻成分が検出された
・精密検査を行ったB検体からは禁止薬物3種が検出された
・JBCが警察に通報した際にB検体を押収され、すべて消費されたために再検査は不可能
といったところ。
すでにJBCの手元に検体が存在せず、井岡が禁止薬物を摂取したかどうかを判断する方法がない。
その一方、井岡側が警察から事情聴取を受けたことは間違いないとのこと。そこで不問にされていることを考えると、法に触れるような行為がなかったというのは断定してよさそう。
田中恒成の井岡戦振り返りYouTubeがおもしろかった。本人が試合を振り返るのはいいよね。でもごちゃごちゃと言い訳する選手も嫌いじゃない
僕自身、大麻に関してはCBD=合法、THC=違法程度の知識しかなく、「タトゥーを隠すために使用したCBDオイルから大麻成分が検出された可能性がある」という井岡側の主張は「よーわからんなぁ」と思っていたところ。
たとえばだが、
「知り合いのラッパーと遊んでいる際に彼らが摂取した大麻の副流煙を吸ったとかじゃないの?」
「別にマリファナ程度でガタガタ言う気はない(変な言い訳するヤツは最高にダサいと思う)けど、試合前はなるべく“そういう場所”への出入りは控えた方がええんちゃう?」
などと適当に考えていた次第である。
で、違法な大麻成分が検出されてテンパったJBC職員が隠蔽する時間を与えないために井岡側に知らせずに警察に駆け込んだところ、軽い気持ちで渡したB検体を全部使われてしまった。
流れとしてはだいたいこんな感じかなぁと想像していた。
一方、ドーピングについてはマジで謎。
「禁止薬物3種」の種類も不明(調べてない)だった上に、すでにB検体が存在しないのであれば正確な答えなど出しようがない。
とにかく不確定要素が多すぎて、何かを発言する段階ですらないと思ったことが主な理由である。
まさか検体の保存に不備があったなんて思わないじゃんか。あまりのエキセントリックさに理解が追いつかないw
それがまさか、検体の保管自体に不備があったとは。
あまりに想像の斜め上というか、井岡本人もコメントしていたようにさすがにそこには思いが至らなかった。
てか、尿を採取直後に常温で数時間放置→その後1週間近く自宅の冷蔵庫で保管って……。そんな考えが浮かぶこと自体が信じられないのだが。
僕自身、ドーピング検査を必要とする生活を送っているわけではないが、これがアカンというのは容易に理解できる。
民間の健康診断でさえ尿採取は当日の朝だというのに、仮にもプロスポーツの統括団体の人間がここまで舐め腐っている事実に開いた口がふさがらないww
しかも諸々の事実は倫理委員会によって発表されたもの。
ということは、それまでJBCはこの不備を隠蔽しようとしていたわけか……。
あまりのエキセントリックさに、僕のような素人にはいっさい理解が追いつかないのだが。
さらに下記の記事によると、B検体から検出された禁止物質成分とはエフェドリン、フェネチルアミン、チラミンの3成分とのこと。
井岡一翔、大麻成分なし「後ろめたい気持ちでボクシングと向き合った事は一度もない」#井岡一翔 #ボクシング #大麻https://t.co/Js3WABJ7TO
— eFight(イーファイト)格闘技&フィットネス情報 (@efight_twit) May 19, 2021
エフェドリンは風邪薬などに含まれる成分で、フェネチルアミン、チラミンは一般の食品にも微量に含まれるもの。
だがエフェドリンについてはごく微量の検出で、物の数ではない濃度だったとある。
また上記の記事内にこれらの3成分は尿の腐敗によって検出された例が過去にあり、大麻成分については偽陽性の可能性も否定できない旨の記載がある。
要するに、ドーピングに関しても検体の保存状態が悪過ぎたせいで正確な判定はできない。
腐敗による検出の可能性や偽陽性がどの程度の割合で起こるのかは不明だが、井岡が禁止薬物を使用したのか、違法大麻の吸引歴があるのかを判断する材料は永遠に失われてしまった。
禁止薬物に関してはあまりに頻繁に起こるせいで「はいはい、またいつものやつね」としか思わない。でも「保管に不備があった」は想像外でしたよね
僕自身、禁止薬物については「はいはい、次はあなたね」程度の感想しかない。あまりに頻繁に起こる&どうせ有耶無耶になるせいで、その都度気にするのが邪魔くさくなったというのが本音である。
以前、元王者のティモシー・ブラッドリーが「全ボクサーの半分以上が禁止薬物を使用している」と発言していた記憶があるが、実際ボクシング界には禁止薬物の使用歴がある選手が相当数いるのだと想像する。
しかも陽性判定が出た選手も、数ヶ月後には何事もなかったように復帰できてしまうという。
こういうのを散々見せられたせいで馬鹿馬鹿しくなったというか、今ではいつどこで誰から禁止薬物陽性が出ようが大した驚きもなくなってしまった。
カネロやビリー・ジョー・サンダース、ルイス・ネリが当たり前のようにリングに立っても「ふーん」としか思わないし、仮に井岡が禁止薬物を使用していたとしても「数ヶ月謹慎してまた復帰すればいいんじゃないの?」と思っていたところである。
カネロvsサンダース感想。カネロの凄さと大観衆の熱気に目を奪われた。同時にボクシングのしょーもなさも山ほど目の当たりにしたよね
別に禁止薬物使用を肯定しているわけでもなく僕に同意してくれとも言わないが、とにかくいちいちカリカリしても仕方ない。「ボクシングはそういうもん」と受け入れていた次第である。
だが、採取した検体の扱いがクソだったというのは完全に想像を超えていた。
繰り返しになるが、ここまでのエキセントリックな所業に僕の理解はまったく追いついていないw
ついでに言うと、似たような状態で保管されていたであろう田中恒成の検体は何も出なかったの? という疑問もあったりなかったり……。
SNSで直接本人に罵声を浴びせるのはやっぱりダメだよ。相手がどんな人間であれ、それをやったらアウト
そして、今回の件で井岡本人や家族がSNS等で誹謗中傷を受け、それが原因で井岡自身「人生が終わってしまうかも」と感じたとのこと。
井岡一翔が怒りの会見 一問一答「僕の人生が終わってしまうかと思った」 https://t.co/KslmhwqyfO #スポーツ #sports #ニュース
— スポーツ報知 (@SportsHochi) May 19, 2021
以前にも申し上げたが、SNSで本人に直接罵声を浴びせた人間は一発アウトだと思っている。
もちろんJBCのグダグダな対応や真偽不明の段階で井岡を悪者扱いするような記事を出したメディアは猛省する必要があるが、それ以上にSNS等で本人やその家族を直接誹謗中傷する輩を僕は心底軽蔑している。
恋愛リアリティ番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんが亡くなった際にも似たようなことを言ったが、原因を作った番組制作側よりも匿名をいいことに本人に直接罵声を浴びせた人間の方が悪いに決まっている。
木村花選手の逝去に思うこと。いくら考えても誹謗中傷? 罵声? を浴びせた人間が最悪としか思えないんだよな。番組側の姿勢を見直すべきってのはもちろんとして
先日のルイス・ネリvsブランドン・フィゲロア戦でもそうだが、ルイス・ネリのことが嫌いなのは別に構わない。あの選手が負けたことで「飯ウマw」「ざまあw」などと歓喜するのも勝手にやればいい。
ただ、本人のSNSに直接罵声を浴びせた時点で僕の中では終わり。
相手がどんな人間だろうが、どれだけ嫌いだろうがそれをやった人間の言うことはまともに聞く必要がない、論ずるに値しないと判断している。
繰り返しになるが、相手がどんな人間であっても試合を控えた/終えた選手やその家族に直で罵声を浴びせていい理由にはならない。何かを述べる資格はないと断言させていただく。
これな。
亀田興毅がレイ・バルガス戦についてまったくノーコメントなのが不思議だったけど、立場上表立ってサポートできなかったんだろうな。亀田興毅のTwitterにクソリプ飛ばしてるのがいてクッソキモかったけど。
そもそも世界戦控えた選手やその身内に直で批判浴びせようと思う神経が謎だけど。 https://t.co/AZAQ20MqZl
— 俺に出版とかマジ無理じゃね? (@Info_Frentopia) February 3, 2020
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