これが井岡一翔じゃゴルァ! って試合だったな。パリクテを10RTKOに下して4階級制覇。今回は厳しいかも? とか言ってスマソ【結果・感想】

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2019年6月19日に千葉県・幕張メッセで行われたWBO世界S・フライ級王座決定戦。同級2位井岡一翔が同級1位アストン・パリクテと対戦し、10R1分46秒TKO勝利。日本人初の4階級制覇を達成した試合である。
 
 
2018年大みそかのドニー・ニエテス戦以来の復帰戦がいきなりタイトルマッチとなった井岡一翔。
相手のアストン・パリクテは井岡が敗れたニエテスとも引き分けた強豪で、170cmを超える長身から打ち下ろすパワフルな右を得意とするファイターである。
 
 
試合は1、2Rはパリクテが鋭いジャブでけん制し、井岡が踏み込みのタイミングを測る静かな立ち上がり。
3Rに入ると両者の距離がわずかに縮まり、井岡の左がパリクテの顔面に届くシーンが目立ち始める。
 
そして4R。
パリクテが自ら距離を詰め、パワフルなスイングで井岡を攻めたてる。対する井岡もボディ、フックと得意のコンビネーションで応戦。それ以降も一進一退の攻防が繰り広げられる。
 
7Rにはパリクテが猛ラッシュで井岡を後退させるが、ラウンド後半から井岡も盛り返す。
 
ここで仕留められなかったことでパリクテは一気に失速。8、9、10Rと井岡の一方的な流れに。
最後はパリクテの大振りに井岡が鋭いカウンターを合わせ、そのままラッシュを浴びせてレフェリーストップ。見事に勝利を挙げ、日本人初の4階級制覇を果たした。
 
「井岡vsシントロン感想。たくましさ、荒々しさの増した井岡が長身サウスポーに完勝。僕はこっちの井岡の方が好きかな
 

井岡一翔4階級制覇キター!! 圧勝だったな。厳しいかも? とか言ってスマソ

井岡一翔が日本人初の4階級制覇を達成した。
 
いや、この結果はめちゃくちゃ嬉しい。
予想記事でも申し上げた通り、僕は「今回はちょっと厳しいのでは?」と思っていたので、それも含めて全力で謝罪させていただく。
 
「井岡一翔結構危ないんじゃ? アストン・パリクテのパワーと長さに屈するかも。カネロvsジェイコブスっぽくなる?」
 
スマソ井岡。
負けるかもしれないとかほざいた僕を許してくれww
 
そしてナイスファイト。
最高にいい試合だった。
 
 
というか、圧勝でしたね
アストン・パリクテもがんばったが、それ以上に井岡がお見事過ぎた。
リアルタイムでももちろんテンションが上がりまくったのだが、試合を観直して井岡のすごさを改めて思い知らされた次第である。
 
「拳四朗vsアルバラード統一戦予想。L・フライ級で唯一拳四朗に勝てる可能性がある選手?」
 

アストン・パリクテはいい選手だったが、それ以上に井岡一翔がすごかった。空間支配力がとんでもない

まず、今回のアストン・パリクテはめちゃくちゃいい選手だったと思う。
 
上背があって身体も強くパワフル。
1発1発に重さもあり、パンチも伸びる。
さらにインファイトでもそれなりに回転力と威力を両立することが可能で、なおかつカウンターも打てる。
過去の試合を観て感じた通りの好選手だった。
 
 
そして、井岡一翔はそれ以上にすごかった。
 
前回申し上げたように、この試合は井岡がいかにパリクテの剛腕をかいくぐってインファイトに持ち込むか、パリクテのパワーをどうさばくかが勝敗を分けると思っていた。
 
2018年9月のドニー・ニエテスはパリクテの牙城を最後まで崩せず、遠い位置からの1発勝負で何とか生き残った。
そのニエテスに井岡は歯が立たずに敗れている。そう考えると、井岡がパリクテを攻略するのは至難の業なのではないか?
 
などと考えていた時期が僕にもありました
 
うん。
問題なかったですね。
まったく問題なかった。
 
1、2Rこそパリクテのパワーを警戒して踏み込みを抑えていたが、3R目からはあっさりと対応。半歩ほど間合いを詰め、左リードが届く位置で向かい合う。
 
低い姿勢からの左でパリクテの顔面を軽く跳ね上げ、さらにもう一歩前に出て右ボディ。
それに合わせてパリクテも腕を振るが、スルスルッとバックステップして射程のギリギリ外へ退避する。
 
そうそう。
この空間掌握というか、間合いを支配する能力の高さが井岡の最大の持ち味。
得意な距離が近いニエテスにはインファイトでそのつど上を行かれたが、本来の井岡はこんな感じだった。
しかも、それを自分よりも一回り大きな相手に実行したのがすごい。
 
解説の内山高志が「距離を詰める動きを何度も練習していた」と言っていたが、背が高くパワフルな相手との練習を山ほど反復してきたのだと思う。
 
「井岡完敗やな。ニエテスが凄すぎた。個人的には111-117かな。インファイトで歯が立たないのは予想外だった」
 
続く4Rにパリクテが自ら前に出てパワフルなスイングを浴びせてきたわけだが、正直僕は「勝負かけるの早くねえか?」と思っていた。
 
だが、改めて観直すとそんなことはない。
恐らくだが、パリクテ自身が3Rを終えて、このままの流れだとズルズルいってしまうと感じた上での決断だったのではないか。
 

動き出しを捉える嗅覚はとんでもない。「教科書のようなボクシング」と言われるけど、もはや才能じゃないの?

しかし、井岡一翔という選手の差し合いでの嗅覚というか、相手の動き出しを捉える能力はホントにすごい。
今回のパリクテのように、モーションの大きな相手には特に。
 
パンチを打ち出す瞬間のわずかな硬直を見逃さず、抜群のタイミングで左を当てる。これによって出鼻を挫き、パワーの違いをあっさり相殺してみせる。
 
相手は強引に前に出たいのだが、毎回動き出しを狙われるために自然と躊躇が生まれる。
はっきりとダメージがあるわけではないが、とにかくコツコツと当ててくるので邪魔くさくて仕方ない。
 
そして、無理やり前に出ればサッとバックステップして射程のわずか外へ。
 
「井岡一翔がいれば大丈夫。4階級制覇に向けて大貴ジムで日本復帰。アストン・パリクテとの決定戦か」
 
自分の手の届く範囲に相手を閉じ込め、アングルと間合いを調整しながら最小限の動きで袋小路に追い詰める。
 
よく井岡に対しては「教科書のよう」「努力の結晶」といった声が聞かれるが、実際どうなんでしょうか。
相手の射程を見切る洞察力に膨大な経験値をプラスし、自らのペースに引き込む能力。
 
これだけ空間支配能力に長けているのを見ると、もはや才能の塊にすら思えてくるのだが。
 
 
しかも、階級アップにともなうフィジカルの向上により、今回のようにパワフルな相手とも真正面から対峙することが可能になった。7Rに猛ラッシュを浴びた際もギリギリで踏みとどまったし、ラウンド後半はしっかりと反撃してみせた。
 
もともとの地力の高さにフィジカルが上乗せされ、L・フライ級時代と同じスタイルでパリクテに勝利したというのはマジでデカいと思う。
 
ちょっとほめ過ぎかな? とも思わんでもないが、何から何まで感動的なファイトだった。
 
「エストラーダvsビーモン予想。ってか、試合になるかなぁコレ。エストラーダ圧勝の予感が…。ビーモンがんがれ」
 
ついでに言うと、7Rのラッシュの最中にコーナーでこけたのもよかった。足を怪我しなかったことが幸いだが、あれでパリクテの流れが完全に止まった感がある。
 

試合後に腕のタトゥーが丸見えだった件。興味なさ過ぎて忘れてたわww


これは余談だが、試合後に井岡の腕のタトゥーが丸見えだったなと。
 
前日計量の際に当日はタトゥーを隠す隠さないでゴチャゴチャしていたようだが、あまりにも興味がなさ過ぎて忘れていた。
 
「村田諒太vsブラント再戦予想。負けたら引退覚悟? 背水の陣で挑む一戦? 勝つにはKOするしかないかなぁ」
 
まあ、これに関してはどちらでもいいとしか言いようがない。
 
キックボクサーの不可思がK-1参戦に際して背中のタトゥーを消すらしいが、同じくK-1の木村“フィリップ”ミノルはOKだとか。しかも理由が「国籍がブラジルだから」とのこと。
これを最初に聞いたときは大笑いしたのだが、井岡の件もそんな感じでいいんじゃないの? 知らんけど。
 
いつぞやの芸能人みたいに「タトゥーに偏見のある社会を変えたい」とか、ややこしいことを言い出したわけでもないしね。


ちなみに僕の知り合いで内腿に割とデカめのタトゥーを入れた女性がいるんですが、スカートをはくときはサポーターが必須だったり結構めんどくさそうですね。実は入れたことを後悔してるんじゃないの? と思うくらいには。
 
その他、脇腹にタトゥーを入れたはいいけど、年々肉付きがよくなったせいでタトゥーも横にビロ~ンと広がっちゃってる人とかね。カッコつけるために彫ったのに、ちっともクールじゃなくなってるじゃねえかw みたいな。
 
私生活が制限されるのはもちろん、入れる位置と大きさはよく考えた方がいいかもしれませんね。
二の腕とかふくらはぎにワンポイントだけ~みたいなのが一番いい? のかな?
 
でも、それって入れる意味あるの? と聞かれると何とも言えませんが。
 
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