尾川堅一vsジョー・コーディナ、中谷正義vsハルモニート・デラ・トーレ、亀田和毅vsウィリアム・エンカーナシオン。日本人選手全員勝つでしょ。なぜなら僕がそう決めたから

尾川堅一vsジョー・コーディナ、中谷正義vsハルモニート・デラ・トーレ、亀田和毅vsウィリアム・エンカーナシオン。日本人選手全員勝つでしょ。なぜなら僕がそう決めたから

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井上尚弥とノニト・ドネアの再戦、WBC/IBF/WBAスーパー世界バンタム級王座統一戦が間近に迫っているわけだが、それ以外にも日本人選手の注目試合がいくつか発表されている。
 
今回はその中から僕が「お!!」と思った試合をピックアップしてあれこれ言っていこうと思う。
予想というよりも「日本人選手がんばれ~」の意味で。
 
まあ、僕の大好きなノニト・ドネアに比べれば若干の格落ち感は否めないのだが。
それでも期待度の高い試合には違いないので、ぜひともがんばっていただければ。
 
ノニト・ドネアが井上尚弥に再戦で勝つには? 中盤から後半にかけてのKOしかなさそう? 接近戦での打ち合いでフルスイングをぶち当てて倒しちゃえ
 

尾川堅一vsジョー・コーディナ

まずは2022年6月4日(日本時間5日)に英・ウェールズで行われるIBF世界S・フェザー級タイトルマッチ。同級王者尾川堅一にランキング3位ジョー・コーディナが挑戦する一戦である。
 
 
2021年11月にアジンガ・フジレとの王座決定戦を制して初戴冠を果たした尾川堅一が迎える初防衛戦。
 
何度か申し上げているように前回のアジンガ・フジレ戦での尾川堅一はキレッキレ。2015~2017年前後の動きが完全に戻っていた。
 
尾川堅一vsアジンガ・フジレ。2021年ベストバウト(僕の中で)出たか? 全盛期の動き、3度のダウンを奪っての判定勝利にクッソ感動しました
 
特に日本拳法ベースの鋭い踏み込みからの右ストレートはサウスポーとの相性がすこぶるいい。
もともとの思い切りのよさもあり、内藤律樹やテビン・ファーマー、アジンガ・フジレなどの技巧派サウスポーのクネクネした動きに惑わされずに打ち込めるのが最大の強みとなっている。
それこそ現WBC/WBO王者のシャクール・スティーブンソンにも当たるのでは? という期待感を抱かせるほどに。
 
 
だが、今回のジョー・コーディナは右構え+身体が大きく懐も深い選手。
これまで尾川堅一が遭遇したことのないタイプで、あの右ストレートがどこまで機能するかはよくわからない。
 
しかも尾川堅一は2019年2月の復帰以降、いまいちピンとこない試合が続いていたのも……。
アジンガ・フジレ戦のコンディションは文句なしに素晴らしかったが、あの動きがvsサウスポーならではのものなのか、それとも調整がうまくいったからなのかが判然としない。
 
そういう意味でも敵地開催であることを含めてなかなかの鬼門になりそうである。
 
 
まあでも、尾川堅一なら勝つだろ。
 
元トップアマのエリート出身+相手のホーム開催。
こんなもん、アウェイ大好きな尾川堅一にしてみれば一番燃えるシチュエーションだと思いますよ。


 
尾川堅一がジョー・コーディナの狙いすました右で撃沈。距離の遠さとタイミングに慣れる前にもらったな。フラグになるから勝敗予想をしなかったのに笑
 

中谷正義vsハルモニート・デラ・トーレ

続いて2022年6月13日に東京・後楽園ホールで行われる137ポンド契約10回戦、中谷正義vsハルモニート・デラ・トーレ戦について。
中谷正義にとっては2021年6月のワシル・ロマチェンコ戦以来、約1年ぶりの復帰戦となる。
 
中谷正義がロマチェンコにTKO負け…。「悔しい」しか感想が出てこない理由? 中谷正義が負けて悔しいからですよ。完全に攻略されてたな
 
まず対戦相手のハルモニート・デラ・トーレだが、この選手ははっきり言って強いと思う。
タイトルマッチ以外で日本に呼べる選手の中では最上級か? というくらい。
 
2019年10月の吉野修一郎戦では1RTKOで敗れはしたが、わずかな時間ながらもパワフルなスイングからは危険度の高さを感じさせた。
 
 
 
僕の中でのデラ・トーレの印象は“ライト級のジェネシス・セルバニア”。
 
身体が強く思い切りのよさも兼ね備える。
一方で射程が短く追い足もない。そのため鋭いジャブとフットワークを駆使する相手を大いに持て余す。
 
自分の間合いで勝負できるうちは強さを発揮するが、距離が合わない場合はあっという間にできることがなくなる。
上述の吉野修一郎戦のように顔面丸出しで強引に襲い掛かる→強烈なカウンターをもらって撃沈というパティーンも。
 
 
そう考えると、今回は絶妙なラインのマッチメークと言えそう。
 
申し上げたようにデラ・トーレは強い選手だが、上記の吉野修一郎のほかにはツグスソグ・ニヤンバヤル、ヤン・ヨンキャン(伊藤雅雪との対戦話があった)に敗れている。
強敵には違いないが、国内戦線から抜け出すためには苦戦は許されない。いわゆる“世界レベル”を証明するための「ちょうどいい」相手というヤツ。
 
中谷正義が復帰戦でハルモニート・デラ・トーレを1RKO。左ジャブ→右打ち下ろし→左ボディでフィニッシュ。短い時間で持ち味が全部出た完璧な勝利っすね
 
何となくだが、流れ的には2019年2月のカルロス・カストロvsジェネシス・セルバニア戦を再現できればいいのかな? という気がしている。
 
射程の短いセルバニアを長身ジャブ使いのカストロが遠間からボテくり回して判定勝ちを収めた試合。
 
絶えずサイドに動いて正面を外しつつ、打ち下ろし気味のワンツーでセルバニアの出足を止めまくる。
あの試合を踏襲すれば特に問題なく中谷正義が勝ちそうではある。
 

亀田和毅vsウィリアム・エンカーナシオン

2022年7月30日に神戸市で行われるフェザー級10回戦。元2階級制覇王者亀田和毅がロンドン五輪出場経験を持つウィリアム・エンカーナシオンと対戦する。
亀田にとっては初めてのフェザー級で、世界タイトル挑戦を見据える意味でも一階級上のハードパンチャーとの試合は意義が大きい。
 
 
この対戦はたまたまネットニュースで知ったのだが、ウィリアム・エンカーナシオンという名前をどこかで聞いたことがあるなぁと思っていたところ、「ああ、そうか。アブラハム・ノバと対戦したアイツか。」と。
 
アブラハム・ノバは現在21戦全勝15KOのプエルトリカン。
短髪に金色の髭というだまし絵を思わせる風貌+壮絶な散り様が印象的なプエルトリカンということで勝手に注目していた選手である。
 
第2のファンマを探す旅。俺たちのプエルトリコ期待の5人。彼らの散り際の美学は瞬間芸術と言っても過言ではない()
 
また直近のエンカーナシオン戦のほかにはアベリー・スパローやリチャード・プミクピックといった中堅どころにも勝利を重ねている。
アベリー・スパローはヘンリー・ランディやローランド・ロメロなどの強豪との対戦経験がある選手で、リチャード・プミクピックは2013年から何度も来日しているおなじみのフィリピン人。
 
恐らく今回のエンカーナシオンも彼らとどっこいどっこいの強さだと思われる。
要するに上述のハルモニート・デラ・トーレ同様、世界戦を見据える上でのステップアップに「ちょうどいい」相手。
 
 
対戦発表を受けてエンカーナシオンの過去の試合をいくつか漁ってみたが、うん、よくわからんっすね笑
 
主戦場がフェザー級ということで亀田和毅に比べて身体はゴツいが、スピードやパンチの精度は感じられない。
基本はガードを高く上げてのしのしプレッシャーをかけるファイター型だが、いつの間にか腕が下がって顔面が丸出しになるシーンも。
射程も長い方ではなく、直近のアブラハム・ノバ戦ではノバのジャブに阻まれ得意な距離を作れないままストップ負けを喫している。
 
ちょろっと眺めただけなので何とも言えないのだが、正直そこまでの強さは感じないのが……。
 
和毅としても、前回のヨンフレス・パレホ戦のように得意のジャブで削りつつガードの間から右を打ち込む流れを作れれば。
パレホと違って身体が大きいので射程内に留まり過ぎないことを注意すればといったところか。
 
近場での打ち合いを避けつつ、「序盤はハンドスピードと出入りで翻弄→中盤から動きに慣れられてグダる→追い上げを許すも序盤のリードを守って判定勝利」といういつものパターンに持ち込めれば何とかなるのではないか。
 
アフマダリエフが右だけでロニー・リオスを封じる。岩佐亮佑戦でも思ったけどホントに右が多彩だよねこの人。フルトンとの統一戦? その前にタパレスとの指名戦?
 
てか、ウィリアム・エンカーナシオンさん、2022年5月21日(日本時間22日)に試合が決まってるっぽいんですが。
 
ジャニベク・アリムハヌリとダニー・ディグナムによるWBO世界ミドル級暫定王座決定戦のアンダーでアダム・ロペスとのフェザー級8回戦が組まれているように見える……。


トップランクの公式もアダム・ロペスの出場を発表してらっしゃる。


Boxrecなどでもたまに2試合先まで決まっているケースもあるので、今回もそれと同じ内定扱いなのかもしれませんね。
 
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