阪神CS進出決定(予定)!! 1stステージで当たるのはDeNAと巨人どっちがいい? 2位と3位フィニッシュどっちがいい?【2017年】

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ヒョウイメージ
2017年の日本プロ野球が大詰めを迎えている。
広島カープが2位に11ゲーム差をつける独走で2年連続セリーグ優勝を果たし、残るはCS(クライマックスシリーズ)に進出する2、3位争いのみ。
 
2017年9月20日現在、2位阪神、3位DeNA、4位巨人が熾烈な順位争いの真っ最中である。
 
 
そして我が阪神タイガース(ファンでも何でもない)は、131試合を終えたところで71勝57敗3分。3位DeNAに5.5ゲーム差の2位につけている。
 
金本監督を迎えて「超変革」を旗印に走り出したものの、2016年は64勝76敗3分の4位。
だが、2017年は若手とベテラン、FA選手と助っ人がバランスよく噛み合い、大きな飛躍を見せている。
この勢いをどこまで持続できるか。残り少ない試合をいかに勝ちきるか。猛虎軍団のラストスパートに注目である。
 
「鳥谷敬守備劣化と絶不調の原因はレーシック? 成績低迷で限界に。スタメン落ちで連続フルイニング出場ストップ!」
 

広島カープ優勝おめでとう。ほかの5球団とは1段も2段もレベルが違った。あの投手運用でもぶっちぎりなのだからどうしようもない

まず、何より広島カープは優勝おめでとうございます
2年連続でぶっちぎりのセリーグ制覇。すばらしいとしか言いようがない。
 
ただ、さすがに今シーズンは他球団との差があり過ぎた。
去年は25年ぶりということで僕もテンションが上がったが、今シーズンはちょっと……。諦めの境地というか、他の5球団との差が顕著で、正直、6月上旬にはほぼ広島の優勝を確信していたほど。
 
「祝! 広島カープ2016年優勝!! 25年ぶりの優勝おめでとうカープ!! そして巨人ジャイアンツはよくやった」
 
ただ、2015年の緒方監督就任以降、多くの方がおっしゃるようにこのチームの投手運用はイタい
野手の方は緒方監督の成長によって的確さが見られるが、投手運用についてはからっきしである。
 
特にリリーフの運用は「クソ」のひと言で、よくもまあ、あれだけの陣容をまんべんなく疲弊させられると感心してしまう。ここまで使い潰すには、もはや努力が必要なレベルである。
 
「黒田200勝(まだ)、広島カープ優勝(する?)、引退(しない?)を受けて、黒田博樹の現状を考える(球種、球速)」
 
ジャクソンや一岡、中田廉、今村など。主要メンバーの疲弊ぶりはエグい。
大量点差でも接戦でも変わらずマウンドに上がり、変な打たれ方をして摩耗する。しばらく休んでちょびっと復活→また順番に潰す。このループを去年から継続しているのだから、破たんしない方が不思議である。
 
そして、それでも余裕で優勝してしまう巨大戦力。他チームとの差は圧倒的どころの話ではない。
 
「弱者の兵法」や「虚をつく作戦」など、長期的な目で見れば涼風同然。
戦力こそが大正義。要はそういうことである。
 

阪神の戦いぶりはホントにすばらしかった。シーズン開始当初に「今年は5位だろ」とか言ってすみませんww

そして、いよいよ我が阪神タイガース(ファンでも何でもない)について。
 
とりあえずひと言言わせてもらうと、ホントに申し訳ないww
 
「今シーズンの阪神は期待できない」
「せいぜい4位か5位」
「CS争いする戦力はあるけど、首脳陣の采配がヤバ過ぎる」
「優勝したければ右の大砲を獲得しろやボケ」
などなど。
 
ボロッカスに言ってきたことを、心よりお詫び申し上げたいww
 
「2017年阪神が5位になる理由。2017年シーズンスタート!! 破綻した内野守備とリリーフ酷使の金本謎采配は解消したのか?」
 
マジな話、2017年の阪神がこんなにがんばるとは思わなかった。
9月5日〜7日の広島戦で3連敗するまで、ひょっとしたらも期待させる快進撃。
仮にあそこで3連勝していれば、冗談抜きで逆転優勝もあったのではないか。
 
「2017年阪神優勝の可能性は? 阪神ってどんなチーム? どの部分を改善すればいいの? 助っ人獲得? 若手強化?」
 
繰り返しになるが、ホントに申し訳ない。
猛虎の名に恥じぬ、すばらしい戦いぶりだったww
 

ベンチワークの成長。金本監督と香田勲夫コーチの運用が大幅な改善を見せたのはオドレエタ

特に僕が驚いたのが、金本監督と香田勲男コーチの急成長。これには心底驚かされた次第である。
 
 
以前から何度も申し上げているが、香田勲男コーチの投手運用はマジでヤバかった。
 
マテオ、ドリス、桑原、高橋、藤川、松田、岩崎、石崎。
 
これだけの陣容がいて、まともに運用できないとは何たることぞ。
 
「阪神ディエゴ・モレノ誕生。150km右腕が日本で活躍できるかを予想してみる。田中マー君とも同僚だったんだってさ」
 
広島の運用も大概だが、それに負けず劣らずの酷さ。
以前の記事で香田コーチのことを「香田勲男容疑者」呼ばわりしてボロカス言ったのだが、冗談抜きで無能以外の何物でもなかったと思う。
 
「阪神香田がヤバい。香田勲男容疑者52歳。職業:2017年阪神無能投手コーチ兼投手陣崩壊担当」
 
ところが7月も後半に差し掛かったころ、香田コーチの投手運用が劇的な成長を見せる。
 
マテオ、ドリス、桑原の勝ちパターン。
藤川、松田のビハインドリリーフ。
岩崎や石崎の高橋のオールマイティな便利屋。
 
適材適所に役割を分担し、負け試合と勝ち試合のメリハリをつける。
大差がついた試合では勝ちパターンを温存し、勝負どころでは一気につぎ込む。
延長戦までを見据えた投手運用で毎試合を乗り切り、見事な上昇曲線を描く。
 
おいおいどうした香田勲男。
何を成長しちゃってんだよww
 
「藤浪イップスってマジか…。復帰登板で5回途中7安打7四死球3失点KOで即2軍落ち。2017年阪神終焉? NPB史上屈指の才能がががが」
 
ああ、コイツは中畑と同類だわ。古い価値観に凝り固まったイタイ奴。
そんな感じで、完全に無能認定をしたところだったのだが。
 
正直、これは僕にとっては意外過ぎる誤算だった。
 
「ベイスターズCS初進出に際して愚将中畑清を語る。まあCS進出は1年遅かったよな。三浦大輔引退は仕方ないよあの球威じゃ」
 
お、マジか阪神。
この調子なら、もしかしたらもしかするんじゃねえか?
 
 
だが、そんな淡い期待を抱いたところで、8月10日のメッセンジャー骨折
 
岩貞の不振、藤浪もイップス? で二軍調整、能見は疲労困憊。
おまけにメッセンジャーとともにローテーションを支えていた秋山も負傷。
 
これによって、僕の中での2017年阪神タイガースは終了した。
……はずだった。
 
「進化が止まらない!! ダラス・カイケルがヤンキース打線を7回無失点に抑えてアストロズ先勝。MLBのポストシーズン最高なんじゃw」
 

8月の阪神には心打たれるものがあったww メッセンジャー離脱後の快進撃はまさにチーム一丸

その阪神が、まさかここまでの追い上げを見せるとは。
 
8月の勝敗が驚きの17勝9敗。しかも、苦手な甲子園での成績が7勝2敗である。
予想外というか、僕にとってはまさかの8月反攻だった。
 
エースのメッセンジャーに続き、守備の要である大和も離脱。同じくエース格の秋山もプチ負傷。
いくらベンチの運用がよくても、これではさすがに難しい。このままズルズル負け越し、4位に転落という流れが妥当に思えたのだが。
 
「阪神補強はよせいや!! 優勝する気ないんか? さっさと金使え!! 手遅れになるぞ? ジャブジャブ金使って右の大砲獲ってこいや」
 
 
中谷やルーキー大山、2年目の坂本誠志郎などの台頭、大和や西岡の復帰。
それによって鳥谷や糸井、福留に適度な休養を確保する。
 
青柳や岩田、小野の先発陣がどうにか試合を作り、リリーフ陣は4、5月ほどの無茶な使い方はされず。
日ハムからウェーバー公示されたメンドーサを獲得してローテーション投手の不足を補い、メッセンジャーの穴を全員でカバー。
 
ベテランと若手、FA加入の選手と助っ人。
それを適材適所に配置するベンチワーク。
 
まさしくチーム一丸と言うか、この阪神の戦いっぷりにはちょっと心打たれるものがあったww
 
「鳥谷敬がヤバい? 守備、打撃調子が上がらず批判の的に? 阪神の根幹を支えるキープレイヤーの動向を考える」
 
4番のロジャースを突然干したり、キャンベルをあっさり見切ったり。外国人打者の起用にはあいかわらず首をかしげる部分は多い。
 
だが、それでも昨シーズンの精神論運用に比べれば雲泥の差。育成と勝利を両立させる「超変革」が見事に実現されたと言えるのではないか。
 

DeNAと巨人、CS1stステージで当たるならどっちがいい? 実は3位でフィニッシュしてハマスタでvsDeNAっていうのが一番アリなんじゃ?

恐らく、阪神のCS進出はほぼ間違いない。
このままいけば、相当なことが起きない限り4位転落はないはず。
 
つまり1stステージでDeNAと巨人、どちらかと当たるわけだが、果たしてどちらのチームがやりやすいか。
 
「有能or無能? 阪神タイガース和田監督の采配がいかに有能だったかを考えるの巻」
 
これは正直、DeNAがきてくれた方が問答無用でありがたい
 
ここまでの対戦成績で見ると、vs巨人が8勝12敗なのに対し、vsDeNAは13勝7敗。DeNAとの相性のよさは一目瞭然である。
 
内訳を見てもvs巨人戦の打率が.239、防御率が4.00、vsDeNA戦の打率が.250、防御率が2.87。すべての面で、阪神は巨人よりもDeNAを得意にしていることがわかる。
 
「「リスペクト」を便利使いするお前らに言いたいことがある。「マスコミ対応もプロフェッショナル」ってのはお前らが言うことじゃない」
 
また、DeNA戦のホーム(主に甲子園)とビジター(主に横浜スタジアム)の成績を比較すると、ホームでは6勝5敗、打率.223、防御率2.74。ビジターでは7勝2敗、打率.281、防御率3.04。阪神がいかに甲子園を苦手としているかが顕著に表れている。
 
これらを鑑みると、実は阪神はシーズンを3位で終えた方がいい
3位でフィニッシュ→横浜スタジアムでDeNAと一騎打ちという流れが、1stステージを勝ち抜くにはもっとも効率的ということになる。
ホームの応援やCSの雰囲気など、外的要素をいっさい省いた場合の話だが。
 
「敗因は実力? 采配? 侍ジャパン敗退。アメリカに準決勝で2-1で敗れて世界一奪還ならず。小久保監督は退任の意向」
 
逆に相手が巨人になった場合、速いストレートが苦手な阪神打線が菅野とマイコラスに蹂躙される未来がはっきり見える。
どこまで最少失点で食らいつけるかだが、菅野、マイコラス、田口、畠の4本柱を阪神打線が打ち崩すのは相当厳しいと言わざるを得ない。
 
また、仮に1stステージを突破しても、そこで疲弊している可能性は高い。その阪神が、マツダスタジアムで広島に勝つのはさらに難しい。
 
どちらにしても、今回は1stステージを勝ち抜ければ万々歳ではないだろうか。
 
「大谷165kmキター!! 大谷のストレートの質が悪い? ファールされる160kmより空振りが取れる140kmの方が上?」
 
まあ、個人的に日本シリーズに進むのはシーズン1位のチームであるべきだと思っているので、結論としてはそれでOKなのだが。
 

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