鳥谷敬守備劣化と絶不調の原因はレーシック? 成績低迷で阪神ファンの堪忍袋が限界に。スタメン落ちで連続フルイニング出場ストップ!!

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猫の目イメージ
2016年プロ野球シーズンも後半戦に入り、上位チームと下位チームの区分けが明確になりつつある。
独走状態を築きつつあるのは広島カープ。レジェンドエース黒田がついに200勝を達成するなど、セリーグの中での強さは際立っている。

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そんな中、我が阪神タイガース(ファンでも何でもないが)の調子が上がらない。2016年7月26日現在、93試合を終えたところで38勝52敗3分の最下位に低迷している。

「超変革」を旗印に金本新監督を迎えてスタートした2016年新生阪神タイガース。変革初年度から思わぬ苦戦を強いられ、ファンも選手もフラストレーションが溜まる毎日を送っている状況である。

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どん底の阪神タイガース。就任1年目の金本采配、疑問点が多いぞ

阪神の調子が上がらない。

若手を積極的に起用する采配による開幕当初の勢いもどこへやら。主力選手に疲れが見え始めた途端、みるみる調子を落としたあげくの惨劇である。

特に金本監督の迷采配ぶりはなかなかである。
若手を多く起用するのはいいが、頻繁に1軍と2軍の入れ替えを行うために戦力がまったく安定しない。特に連携が重要な内野守備の崩壊は深刻で、チーム失策数57とセリーグでワーストの数字を叩き出してしまっている。

また、投手起用に関しても疑問点は多い。
先発からリリーフに転向したばかりの藤川球児をいきなり3連投させたり、シーズン序盤でいきなりマテオに3イニング61球も投げさせたり。

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直近で言うと7月8日〜10日の広島との3連戦は本当に酷かった。
10日の試合では先発岩貞が2回までに8点を失い早々に勝敗が決した中、なぜか勝ちパターンである安藤、マテオ、藤川、ドリスを総動員するという不可解さである。しかもビハインド要因の榎田を1回で降ろし、マテオに回を跨がせるという謎采配を発動しているのだ。

「藤川球児は死なず。聖地に神が舞い降りた夜。雷鳴のような猛虎の叫びを火の玉ストレートが切り裂く!!」

そして極めつけは8日。
各所で話題になった藤浪の161球である。
7回までに投じた球数は131球。得点は5-2と3点のビハインド。
続投の必要性と意味がまったく見出せない状況で、なぜか打席には藤浪の姿が。

多くの人が「?」マークを点滅させる中、当然のように8回のマウンドに上がる藤浪。肩で息をしながら力のないストレートを投げ込む姿からは悲壮感しか感じられない。
球速143kmのストレートでは強打の広島打線には通用せず。無意味な3失点に加え、肩肘を大幅に消耗させるという不可解かつ不愉快な光景が全国に放送された。

金本監督「今日は最後まで投げさせるつもりだった」
161球の晒し投げ。完全に沸いている。
時は平成、近代野球にあるまじき暴挙である。
 
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2015年の緒方監督同様、就任初年度ということで多少は大目に見るべきだとは思うが、正直ここまで余裕のない采配を披露するとは思わなかった。安藤、マテオ、藤川、ドリスというリリーフ陣、藤浪、メッセンジャー、能見に加え岩貞、青柳が台頭している先発陣を見れば、普通に運用すればもう少しやれるはずなのだが。

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深刻な鳥谷敬の不調。フルイニング出場にこだわり続けたあげく、悲惨な姿を晒し続ける

1軍と2軍の頻繁な入れ替えと無茶な投手運用を繰り返す金本監督だが、そんな中で唯一こだわり続けていたことがある。
ショート鳥谷敬の連続フルイニング出場である。

以前の記事でも申し上げたが、2015年からの鳥谷の不調ぶりは深刻である。

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打てない。
守れない。
投げられない。
走れない。

キャプテン、年俸4億。そして金本監督が今シーズンのキーマンに挙げた選手。これらの要素を抜きにしても、とてもじゃないが擁護する部分が見当たらない。

特に守備の劣化は痛々しい。
ご存知のとおり、ショートというポジションは内野においての要である。そして野球は基本、センターラインの守備が崩壊すると試合自体が成立しなくなってしまう。

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特に阪神というチームはその傾向が強い。
甲子園がイレギュラーの多い土のグラウンドであることに加え、能見や岩田など、先発投手陣にはゴロピッチャーが多い。つまり、内野守備の崩壊がチーム成績に直結する可能性は他チームに比べてはるかに大きいのである。
セリーグのチームにホームゲームで13勝20敗と大きく負け越していることもこれが原因の一つと考えて間違いないはずである。

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さらにマートンの後釜として期待されたマット・ヘイグ。
この選手が二軍生活を続けている理由も守備力にあることは明白である。あの選手は恐らくシーズン通して起用すれば.260 HR15~20くらいは打つのではないかと思う。だが、残念ながらサードの守備を犠牲にしてまで起用するほどではない。

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そんな中、鳥谷の守備力低下は致命的である。
すでにセリーグワースト2位の10失策を記録しているが、山なりの送球など記録に残らないミスも多い。かつては名手と呼ばれ、ゴールデングラブ賞常連だった男の面影は残念ながらどこにも見当たらない。

なお、7月24日の試合でついに鳥谷をスタメンから外した金本監督だが、今後も鳥谷はショートで起用することを明言している。

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フルイニング出場が途切れた鳥谷だが、どこかに不調を抱えているとしか思えない

守備、打撃両面の深刻な不調により、667試合続いた連続フルインニング出場が途切れた鳥谷敬。これだけの惨状であれば、今回の措置はある程度は仕方ない。
 
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だが、なぜ鳥谷敬はこの数年で一気に劣化してしまったのだろうか。

確かに35歳という年齢で、約5年間休みなくショートで出場し続けることがどれだけ辛いかというのは想像に難くない。
さらに打線の軸を期待される立場であり、キャプテンでもある。これだけの重責を背負わされているのだから身体的にも精神的にも負担はかなりのものだろう。

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ただそれを加味したとしても、こんなに急激に衰えるものだろうか。
毎シーズン安定的に.280前後を記録し、2014年までは軽快で堅実な守備力を誇っていた選手がこうも突然ガタ落ちするものだろうか。
やはりどこかに不調を抱えていると考えるのが妥当ではないかと思うのだが。

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鳥谷の抱える不調は「下半身」と「目」。下半身はともかく、目の状態は深刻(たぶん)

改めて鳥谷の守備を観察してみたのだが、僕が思うに鳥谷の不調は「下半身」「目」からきているのではないかと思う。

下半身に不調を抱えているというのは何となくわかる。
打球に対する一歩目があり得ないほど遅いし、まったく膝のバネが効いていない。具体的に何がどうなっているのかは不明だが、足腰に異常をきたしていることは間違いないのだろう。

だが、実を言うとこちらにはまだ救いがある。
「フルイニング出場」という呪縛から解放されたおかげで適度に休養をとることができ、回復の芽は十分に残されている。
 
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それより問題は「目」だ。
今シーズンの鳥谷はイージーなゴロをとり損ねたり、フライを落球したりとお粗末な守備が目立つ。
また、盗塁の際にキャッチャーからのストライク送球を逸らすという信じられないプレーも飛び出している。
映像を確認したが、あれはヤバいなんてもんじゃない。単なるキャッチボールのような送球をグラブに当てて逸らすなど、プロ野球選手としてはあり得ない光景である。

金本監督も「視力の影響があるかも」とコメントしていた通り、鳥谷が「視力」に深刻な問題を抱えていることは間違いないのではないだろうか。

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2007年に受けた「レーシック手術」が影響してるんじゃないか?

ここから先は僕の妄想というか、完全なる邪推なのだが、鳥谷の視力の問題は2007年に受けたレーシック手術が影響しているのではないだろうか。

レーシック手術とはご存知のとおり、目の表面にある角膜にレーザーを照射して角膜の曲率を変え、視力の矯正を行う手術である。
1990年代にアメリカで認知されるようになり、メガネやコンタクトを使用せずに視力を向上できるということでニーズが高まった手術だ。

だが、本来ある角膜を削ることによる副作用も認められていて、合併症やドライアイ、ハロ・グレアなどの症状が出やすい側面もある。症状には個人差があり、生活に支障をきたすほどの後遺症が残るケースも報告されているという。
 
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なお、プロ野球界にもレーシック手術の後遺症に苦しんだ選手は存在する。
中日や巨人プレーし、現在は巨人でコーチを務めている井端弘和がその1人である。手術後の2009年にウイルス性上皮角膜ヘルペスという病気にかかり、一時は引退すらも考えたほどだったとのことである。

ナイトゲームでの成績の悪さとレーシックの後遺症がぴったり合っちゃうんですよ……

もちろん鳥谷がレーシックを受けたのは2007年なので、井端のケースとはまったく別物だとは思う。だが、いろいろと調べるとレーシックの後遺症には術後数年経ってから出てくることもあるようなのだ。

「5年後のレーシック手術での視力低下」
「レーシックは止めたほうが良い、と断言します」
「レーシック後遺症まとめ 短期〜数年後の発生確率」

また、短期長期に関わらずレーシック手術の後遺症リスクにはこれだけのものがあるとのことである。

「合併症・後遺症について」

別に僕はレーシック手術否定派でも何でもないのだが、現状この手術を受ける気にはならない。やっぱり目は恐いので。

そして、上記リンクページの中で僕が最も気になったのがこの部分である。

「ハロ・グレア」
「夜間視力の低下」

さらにこの記事↓
「鳥谷“七色のレンズ”で勝負 「超変革」サングラスも変化」

これを踏まえた上で、

デイゲーム:打率.256 失策数3
ナイトゲーム:打率.221 失策数7

という成績である。

夜間の逆光が極端にまぶしく見える「ハロ・グレア」と、暗所瞳孔径の大きさによる「夜間視力の低下」

夜間照明のまぶしさや土のグラウンドの黒さなどの要素がナイター成績の悪さとピッタリくるのである。

緩慢な捕球動作。
山なり送球。
突然上昇した三振数。
信じられない捕球ミス。

これらが「視力低下」の影響だと考えると、残念ながらすべてがしっくりきてしまうのだ。

そう考えると、今シーズン中の鳥谷復調に期待するのは無謀なのではないだろうか。フルイニング出場が途切れて重圧から解放されようが、休養の時間を確保しようが関係ない。再手術を含め、根本的な部分を改善しない限り野球選手としては致命的なように思える。

いや、こりゃ参りましたね。
「若手を使え」とか「育成に舵を切れ」などと言っている場合じゃない。ましてや金本監督の采配がどうこうのレベルじゃない。
1人の選手の現役生活がどうなるか、その瀬戸際の話である。
鳥谷敬という名選手の進退に関わる話である。

「大谷翔平さんが今すぐにメジャー移籍しないといけない3つの理由」

何とか調子を取り戻して、僕の妄想が間違いだったことを証明してもらいたいのだが……。

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