マドリモフのアップセットに期待する。でもクロフォードを攻略できますかね? クロフォードに勝つには前半3Rまでだと思うけど【予想・展望】

マドリモフのアップセットに期待する。でもクロフォードを攻略できますかね? クロフォードに勝つには前半3Rまでだと思うけど【予想・展望】

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2024年8月3日(日本時間4日)に米・カリフォルニア州で行われるWBA世界S・ウェルター級タイトルマッチ。同級王者イスラエル・マドリモフにウェルター級3団体統一王者テレンス・クロフォードが挑戦する。
 
テレンス・クロフォードvsイスラエル・マドリモフおもしろかった。横の動きといきなりの右。クロフォードの苦手なタイプだったかも。ダイレクトリマッチもありじゃない?
 
2023年7月にエロール・スペンスJr.とのウェルター級頂上決戦に勝利したテレンス・クロフォード。無敗のスペンスを終始圧倒する試合運びに度肝を抜かれたわけだが。
 
クロフォードよ、お前がNo.1だ(1年8か月ぶり2回目)。スペンスを2Rでほぼ攻略、赤子扱いする。スペンスにとっては相性最悪だったかも?
 
今回は4階級目となるS・ウェルター級での王座挑戦で、無敗のイスラエル・マドリモフとの対戦となる。
 

ひょっとしたらがある? かも? 僕はマドリモフを応援するぞ

テレンス・クロフォードvsイスラエル・マドリモフ。
 
冷静に見ると今回はクロフォードにとって未知数な部分が多い。
エロール・スペンスJr.戦から約1年ぶり、階級アップでいきなりのタイトルマッチ、相手は元トップアマのマドリモフ。
36歳という年齢も含めてひょっとしたら? と思わないでもない(どっちやねん)。
 
 
というより、たまにはアップセットが起きてほしい
前回のスペンス戦のクロフォードは確かにすごかったが、キャリアを通して不活発すぎる。
 
2020年11月vsケル・ブルック
2021年11月vsショーン・ポーター
2022年12月vsダビド・アバネシャン
2023年7月vsエロール・スペンスJr.
2024年8月vsイスラエル・マドリモフ
 
5年で5試合はいくらなんでもどうなのよ?
2019年までは年2試合ペースを維持してたのに。
 
 
そんな感じで今回は(何の思い入れもない)マドリモフを応援している。
 
ジャロン・エニスvsダビド・アバネシャン。あえて相手の土俵、接近戦で打ち勝ったエニス。クロフォードへのアピールもあったんだろうな
 

クロフォードが苦手なタイプ? 何だかんだで一番がんばったのはガンボアかな

40戦全勝31KO、2018年6月のジェフ・ホーン戦(ウェルター級進出)以降はすべてKO勝利という意味不明なキャリアを送るクロフォード。
 
数少ない苦労した試合を挙げるとすれば、
・ビクトル・ポストル戦(2016年7月)
・ユリオルキス・ガンボア戦(2014年6月)
・エギディウス・カバラウスカス戦(2019年12月)
・ショーン・ポーター戦(2021年11月)
だろうか。
 
途中からアウトボクシングに切り替えたポストル戦はともかく、ガンボア、カバラウスカス、ポーターには割とモタモタさせられている(と思う)。
 
中でもガンボアとカバラウスカスには明確に効かされた。

 

上記の試合ではいずれも右をもらってガクッときている。
また、その前にも飛び込み際にカウンターで右を合わせられるシーンが見られる。
 
毎回3~4Rで相手の動きを見切るクロフォードだが、ガンボアの右には後半まで苦労させられた。
 
 
諸々を踏まえると、クロフォードの苦手なタイプは
・踏み込みスピード
・右の1発
・近場の連打
を兼ね備えた選手だろうか。
 
ガンボアは踏み込みスピードと野性的な右、近場の連打を持ち合わせていたが適正階級を超えていた。
カバラウスカスは踏み込みスピードと右の1発があったが、チャンスで畳みかける連打がなかった。
ショーン・ポーターは踏み込みスピードと近場の連打を両立したが、1発で効かせる右がなかった。
 
何だかんだで出入りのスピードと右の1発、近場の連打をフル装備していたのがガンボア。この選手がもっとも打倒クロフォードの可能性を見せた気がする。
 
 
そういう意味では超絶ハンドスピードとダッシュ力のアミール・カーンには期待していたのだが。
2019年4月の時点でだいぶトロくなっていたのがね……。
 
アミール・カーン レペゼンイングランドがクロフォードに歯が立たず。なるほど、ダメだったか。ヤバい倒れ方したな
 

マドリモフは確かにいいですね。チャンスがあると言われている(?)のもわかる気がする

そして今回のイスラエル・マドリモフについて。
 
(クロフォードが左構えで対峙すると仮定して)2023年4月のラファエル・イグボクウェ戦を眺めてみた。

なるほど。
期待されているだけあってなかなかよさそう。
 
遠間から伸ばすボディストレート。
いきなりの右。
打ったらスルッと横に動く機動力。
などなど。
 
一つ一つのアクションから運動神経のよさが感じられる。
 
また中央アジア方面のトップアマっぽく距離の詰め方や近場でのムーブにロマチェンコ味がある。
 
ロマチェンコvsカンボソス。何も変わってなかったカンボソス。ロマチェンコとの相性最悪なまま置いてきぼりを食って11RTKO負け
 
オフェンス面はあまり強振しているようには見えないが、実際には相当痛いパンチだと想像する。
これはゲンナジー・ゴロフキンの系譜と言えるのではないか。
 
身体の強さもあり、クロフォードが相手でも期待されている(されてるの?)のもわかる気がする。
 

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クロフォード攻略は難しいかも? 序盤3Rまでに決めたいけど、それをやれる1発が…

イスラエル・マドリモフをクロフォード攻略の条件
・踏み込みスピード
・右の1発
・近場の連打
に当てはめると、踏み込みスピードと近場の連打はそこそこいけそう。
ただ、いずれもガンボア、ショーン・ポーターほどではない。
 
パンチ力もあるとは思うが、1発で終わらせるよりもどちらかと言えばダメージを蓄積させて嫌倒れさせるタイプ。
 
正直、これだとクロフォードを攻略するのはかなり難しいのではないか。
 
クロフォードvsポーター感想。クロフォードはカッコよくカウンターで倒したかったんだろな。ポーターの凄まじい方向転換に苦労
 
クロフォードに勝つにはやはり序盤。
表題の通り3R以内に強烈な1発をぶち当ててKOするのが最適だと思っている。
 
過去の試合を振り返るとクロフォードが動きを見切るまでにかかるのはだいたい3~4R。
そこを逃すとあとはひたすら蹂躙ターンが続く。
 
上述の通りマドリモフのパンチは強力だが1発で終わらせる感じではない。
過去の戦績を見ても全7KOのうち6KOが5R以降。前半でKOしたのは2019年3月のフランク・ロハス戦(2RKO)のみである。
 

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勝敗予想はクロフォロードの11RKO。マドリモフ応援だけど「やっぱりクロフォードすげえわ」で終わりそう

勝敗予想だが、今回はクロフォードの11RKOでいきたい。
 
序盤3Rまでにクロフォードがマドリモフの動きを見切って蹂躙タイムに。
だが階級アップ初戦&マドリモフのフィジカルに若干モタつく。
マドリモフも何とか粘るが、後半にダメージが噴き出して決壊。
みたいな流れで。
 
 
マドリモフにはアップセットを起こしてほしいが、最終的には「やっぱりクロフォードすげえわ」で終わると予想しておく。
 
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