ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦。どれだけキツい思いすりゃ気が済むんだよコイツw【予想・展望】

ハード路線の申し子バドゥ・ジャックが今度はマーカス・ブラウンとノンタイトル戦。どれだけキツい思いすりゃ気が済むんだよコイツw【予想・展望】

ハードイメージ
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2019年1月19日(日本時間20日)、WBC、WBA世界L・ヘビー級1位バドゥ・ジャックとWBO1位、WBA、WBC2位マーカス・ブラウンによる一戦が米・ラスベガスで行われると報道された。


記事によると、各団体で上位にランクインされる両者はすぐにでも王座に挑戦したい。
 
だが、
WBA王者ディミトリー・ビボルは先日防衛戦を終えたばかり。
WBC王者アドニス・スティーブンソンは12月1日に暫定王者アレクサンドル・グヴォジクとの統一戦。
WBO王者エレイデル・アルバレスは2018年2月にセルゲイ・コバレフとの再戦。
IBF王者アルツール・ベテルビエフも2018年2月にジョー・スミスの挑戦を受ける。
それぞれの王者のスケジュールを考えると、なかなか実現は難しい。
 
また、両者ともに試合枯れ状態を打破するために、有力な相手とのマッチメークを求めている。
その中でブラウンがSNS上で対戦を呼びかけ、それにバドゥ・ジャックが応じる形で対戦話が持ち上がったという。
 
「嗚呼、俺のバドゥ・ジャックが…。マーカス・ブラウンは相性最悪の相手だったな。額がパックリ割れる流血戦恐ろしやw」
 
上位ランカーでもなかなかチャンスが回ってこない状況のL・ヘビー級戦線で実現する(予定の)バドゥ・ジャックvsマーカス・ブラウンの一戦。今後の動向を占う上でも重要なマッチメークと言えそうである。
 
 
なお、この試合はWBA世界ウェルター級タイトルマッチ、王者マニー・パッキャオvs挑戦者エイドリアン・ブローナー戦のアンダーカードに組み込まれる予定とのこと。
 
「カライジッチが怪物ベテルビエフに挑戦。マーカス・ブラウンを苦しめた長身カウンター使いが初の世界戦。がんばれ俺のカライジッチ」
 

バドゥ・ジャックvsマーカス・ブラウン戦は実現すればすごいよね。ジャックのキャリアはハードにもほどがある

ここ数日、あれこれとボクシング情報を漁っているのだが、その中でも僕の興味を引いたのがコレ。
2019年1月19日に開催されると言われるバドゥ・ジャックvsマーカス・ブラウン戦。
 
そもそもパッキャオの初防衛戦の相手がブローナーに決まったことにも驚いたのだが、そのアンダーカードにバドゥ・ジャックが出場(予定)とは。
しかも、相手がマーカス・ブラウンだ?
 
おいおいマジか。
 
・アンソニー・ディレル
・ジョージ・グローブス
・ルシアン・ビュテ
・ジェームズ・デゲール
・ネイサン・クレバリー
・アドニス・スティーブンソン
に続いて、マーカス・ブラウンて。
 
どれだけハード路線を進めば気が済むんだよ? 俺のバドゥ・ジャックは。
 
地味だのなんだのと言われる選手だが、いや、ちょっと待てと。
むしろ、これだけのキャリアを歩んでいるヤツが他にいるんかい? という話。
決して不遇とは言わないが、実績と評価が乖離した選手の典型と言えるのではないか。
 
「バドゥ・ジャックvsスティーブンソン。いい試合過ぎて笑いが止まらんww どっちも出し切った消耗戦」
 
まあ、ファイトスタイルに突出したものがないのが要因の一つかな? とも思うのだが。
 
先日引退を表明した日本の河野公平もそうだが、バドゥ・ジャックの試合は、パッと見「あんまり強くなさそう」な印象を受ける。この先入観によって、対戦相手に選ばれやすいというのは絶対にある(と思う)。
 
「お、何か勝てそうじゃーん」と勢い込んで対戦を決めたはいいが、実際にやってみたら「やべえ、コイツ地味に強い」と。
 
井上尚弥のド派手さやワシル・ロマチェンコの圧倒的絶望感とはまったくの別物。
この「地味に強い」「強さがわかりにくい」というのは、何だかんだでキャリアを充実させる助けになるのかもしれない。
 
あとは、L・フライ級のミラン・メリンドも似たような感じかな?
 
それが人気に直結するとは言いませんが。
 
「井上尚弥WBSS出陣。パヤノ? おう、だからどうした。全局面でねじ伏せろ。一片の希望すらも残すな」
 

バドゥ・ジャック危ないと思います。マーカス・ブラウンは苦手な部類の相手じゃない?

前置きが長くなったが、具体的な試合について。
 
マジな話、今回ばかりはバドゥ・ジャックもかなりヤバいと思っている。
 
あくまで試合が正式決定すると仮定しての話だが、さすがのバドゥ・ジャックもマーカス・ブラウンが相手では6:4くらいで不利ではないかと。
 
いや、決してブラウンがスペシャルだとは思わないのだが、両者の相性的に。
 
「グヴォジクがスティーブンソンをKO! うわぁ…、とんでもないもん観たわ。世代交代の大激戦だったな」
 
見た目からもわかるように、マーカス・ブラウンという選手はリーチの長いサウスポー。
 
身長187cmに対し、リーチは192cm。
このリーチを活かした右リードと、鞭のような左を持ち味とする技巧派である。
 
鋭い右でガードの間を通し、相手の出足を鈍らせる。
しなりを利かせた右リードの連打でたっぷりと相手を怯ませ、十分なスペースを確保したところで左ストレート。
間合いの外から右足を大きく踏み込み、打ち下ろし気味の左を側頭部にヒットする。
 
「カネロ降臨。ロッキー・フィールディングそこそこいいんでない? でもDAZN大型契約後の一発目だから負けられない」
 
ロープを背負わせ、さらにもう一歩接近。左右ボディとフックを織り交ぜて畳み掛ける。
 
同じ技巧派サウスポーでも、あまり右リードを打たないジェームズ・デゲールとはちょっと違う。
鋭い右が攻撃の起点となる分、ジャックにとっては相当やっかいな相手である。
 
「ワイルダーvsフューリードローww ワイルダーのパンチって何で当たんの? フューリーは2度のダウンから立ち上がる」
 

マーカス・ブラウンはカウンター使いに弱く、プレスをかけるファイタータイプに強い。やっぱりバドゥ・ジャックにとっては厳しい気がするよ

逆にマーカス・ブラウンが苦手とするのが、カウンター狙いの「待ち」のタイプ。
 
直近の試合では、身長188cm、リーチ193cmのレーニン・カスティロに得意の右がほとんど機能せず。
前に出した両腕に侵入を阻まれ、なかなか踏み込めない状況がフルラウンド続いた。

 
そして、L字気味の構えとバックステップを駆使してカウンターを狙うラディオイェ・カライジッチには大苦戦。上半身の柔軟性を活かしたクネクネディフェンスをまったく攻略できず。
何とか2-1の僅差判定で勝利したが、キャリアでもっとも危なかった試合だと思う。

 
逆にガードを固めてプレスをかける相手にはめっぽう強い。
 
2017年のショーン・モナハン戦では、パンチスピードと足でモナハンを翻弄しつつ、遠い位置から右リードを山ほど浴びせての勝利。

ほぼ何もさせずに2RTKOで無敗対決を制している。
 
こうして振り返ると、やはりバドゥ・ジャックにとっては厳しい試合になりそうだなと。
 
「エロール・スペンスvsマイキー・ガルシア本当に決まっちゃった。勇敢なのか無謀なのか」
 
アングルと距離の調整が得意なバドゥ・ジャックだが、恐らくマーカス・ブラウンの踏み込みからは逃げ切れない。
ジャックがサイドに動くより先に、ブラウンのパンチがガードの間をすり抜ける可能性が高い(と思う)。
 
また、ジェームズ・デゲール戦で見せたようなプレスもブラウンには通用しない。
あの右の連打を抑えるには、ガードを上げてにじり寄るだけでは難しい(と思う)。
 
「俺たちの井岡一翔(SANKYO)が大みそかに戻ってくる。日本人初の4階級制覇を刮目せよw」
 
ちなみにだが、2016年4月にブラウンに敗れたラディオイェ・カライジッチ。
個人的にこの選手にはぼちぼち期待している。
 
チャンピオンは難しいかもしれないけど、スリバン・バレラのポジションくらいまでならいけるんちゃうの? みたいな。
 
2016年9月以降音沙汰がなく心配していたのだが、今年に入って再始動したようでちょっと安心した。
 
「井上拓真vs ペッチ・CPフレッシュマート予想。セミファイナル出陣で「井上の弟」から卒業だぜ。って、拳四朗w」
 

勝敗予想はマーカス・ブラウンの僅差判定勝利。後半からジャックが持ち直すものの、ブラウンが序盤の貯金を守りきると考えて


今回の勝敗予想だが、マーカス・ブラウンの僅差判定勝利でいきたいと思う。
 
バドゥ・ジャックが勝つにはどれだけ近場での打ち合いに巻き込むかだとは思うが、正直かなり難しいのではないか。
 
特に前半はブラウンの右に面食らい、圧倒される展開になるような……。
 
中盤以降徐々に持ち直すものの、なかなか攻めきれず。
前半の貯金を守りきったブラウンが最終的には僅差の判定勝利。
 
何となくだが、うっすらとそんな結末を予想している。
 
でも、僕が応援するのは断然バドゥ・ジャックだけどねww
 
「ハイメ・ムンギアに勝つ方法を誰か教えてください。井上岳志が米国で挑戦。世界王者は化け物だらけ? そんなの当たり前ですよ」
 
しかしアレだな。
この日の出場メンバーはいろいろややこしくておもしろいな。
 
フロイド・メイウェザー傘下のバドゥ・ジャックがマニー・パッキャオのアンダーカードに出るのもそうだし、相手のブローナーはメイウェザーとの仲が微妙だし。しかも、メイウェザー本人はパッキャオとの再戦を目論んでいるらしいし。
 
「ウォーリントンvsフランプトンは大接戦になりそうだよな。もっと注目されていい試合。勝者がオスカル・バルデスと統一戦?」
 
で、バドゥ・ジャックと戦うマーカス・ブラウンさんはDVの常習犯とかいう社会不適合っぷりを発揮しつつ、しれっと戻ってくるし。
 
モンキービジネスの駆け引きがクソほど渋滞しとるww
 
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